【 荒畑に 鍬打いれし 雑草の 太き根がいで 立ち往生 】
海人との会話
太陽の光が海に映り眩しく光る朝。
いつものように浜辺を散歩していると、顔見知りの海人さんに出会った。
「今朝は、えらいおそいだ~ないかな」
「うん、この頃はアワビもサザエも獲れんけん商売にならん! 道楽で潜ちょうやなもんだ!」
「あの先に桶が浮かんじょうが、あすこまでどのくらいあ~だ!」
「ん~ おおかた300mくらいはあ~ぜ」
「深さはどれくらいあ~かな?」
「十ひろはあ~わな」
「十ひろ言うと15mくらいかな?」
「うん、それくらいだな」
「あんな沖は、若いもんだないと潜れんわな!」
「わしも若いころは、もっと沖まで潜ったもんだぁ~もん、今は四五ひろがやっとだわ!」
「昔すはサザエでもアワビでも、何でもよけい獲れたもんだ~もん、今はいけーへんわ!」
(次に続く)
海人との会話
太陽の光が海に映り眩しく光る朝。
いつものように浜辺を散歩していると、顔見知りの海人さんに出会った。
「今朝は、えらいおそいだ~ないかな」
「うん、この頃はアワビもサザエも獲れんけん商売にならん! 道楽で潜ちょうやなもんだ!」
「あの先に桶が浮かんじょうが、あすこまでどのくらいあ~だ!」
「ん~ おおかた300mくらいはあ~ぜ」
「深さはどれくらいあ~かな?」
「十ひろはあ~わな」
「十ひろ言うと15mくらいかな?」
「うん、それくらいだな」
「あんな沖は、若いもんだないと潜れんわな!」
「わしも若いころは、もっと沖まで潜ったもんだぁ~もん、今は四五ひろがやっとだわ!」
「昔すはサザエでもアワビでも、何でもよけい獲れたもんだ~もん、今はいけーへんわ!」
(次に続く)