たわいもない話

かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂

雲雀のさえずり 1-3

2008年09月30日 17時13分51秒 | 朝の散歩
【 ふるさとは 時代の波に 乗り遅れ 若者みえぬ 古き町並 】

海人との会話

沖合いに小舟が一隻、舟のまわりに3・4個の桶が浮かんでいるのが見えた。
「あの舟のとこ~まで、どれくらいあ~だかな!」
「う~ん!1キロくらいあ~へんだ~か?」
そう言うと海人さんは、4~5種類の薬を口に入れた。
「なに獲っちょう~な~だかな?」
「サザエかアワビを獲っちょうへんだ~か?」
「あの辺にな~と、だーぶ深いだら~なぁ~」
「15ひろくらいは、あ~とも~ぜ!」
「15ひろ言うと、20mから25mくら~いかな?」
「それくら~は、あ~だらな!」
沖を見ながら海人は、少し寂しそうな表情を見せた。

(次に続く)
コメント
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