砂 電 車 の 冒 険 ( 2-5)
砂千子さんはバスケットから、おにぎり、サンドイッチ、バナナ、お茶などを出してシートの上に並べました。
「みんな、お弁当が遅くなってゴメンネ!」
大海さん一家の遅い昼食がようやく始まりました。
「お腹へったでしょう、たくさん食べてね!」
砂千子さんが弁当のふたを開けると、海人君と渚君は待ちかねていたように、おにぎりを口に運びました。
奈美ちゃんは弁当を眺めているだけで、手を伸ばそうとしません。
「奈美ちゃんもお腹へったでしょう?」
砂千子さんは玉子入りのサンドイッチを奈美ちゃんに渡しますが、口に入れようとはしません。
海人君と渚君は、おにぎりを美味しそうに“パクパク”食べています。
「海人、いなばの白うさぎの歌を聴いたことある?」
突然、砂千子さんが海人君にたずねました。
「僕、聴いたことないよ!」
海人君は答えました。
「パパは知てるよね!一緒に歌わない?」
砂千子さんが陽朗さんに目で合図をすると、二人は声を合わせて歌いだしました。
「♪大きな袋を肩にかけ、大黒さまがきかかると、そぉ~こにいなばの白うさぎ・・・」
陽朗さんの低音の温かい声、そして砂千子さんの透きとおるような澄みきった歌声が砂浜に響いていきました。
「パパ、ママ、すてき!」
海人君も奈美ちゃんも歌に合わせ手拍子をはじめました。
歌い終えた砂千子さんは、奈美ちゃんに優しいまなざしを注ぎながら
「奈美ちゃんもお弁当を食べてネ!」
ようやく奈美ちゃんは、手にしていたサンドイッチを口に入れました。
「おにぎり、バナナ、チョコもあるわよ!」
砂千子さんは奈美ちゃんを元気づけようと一生懸命です。
「お腹いっぱい!」
海人君は両手のこぶしを天に突き上げ、満足そうに大きく深呼吸をしました。
「みんな、少し休みましょう」
砂千子さんが弁当の片づけをしながら言いました。
陽朗さんはすでにシートに寝転んでいます。
海人君、奈美ちゃん、渚君が頭を並べて、仰向けにシートに横になると、青く澄んだ空に、白い雲が“ぽっかり、ぽっかり”浮かび静かに流れていきます。
砂千子さんはバスケットから、おにぎり、サンドイッチ、バナナ、お茶などを出してシートの上に並べました。
「みんな、お弁当が遅くなってゴメンネ!」
大海さん一家の遅い昼食がようやく始まりました。
「お腹へったでしょう、たくさん食べてね!」
砂千子さんが弁当のふたを開けると、海人君と渚君は待ちかねていたように、おにぎりを口に運びました。
奈美ちゃんは弁当を眺めているだけで、手を伸ばそうとしません。
「奈美ちゃんもお腹へったでしょう?」
砂千子さんは玉子入りのサンドイッチを奈美ちゃんに渡しますが、口に入れようとはしません。
海人君と渚君は、おにぎりを美味しそうに“パクパク”食べています。
「海人、いなばの白うさぎの歌を聴いたことある?」
突然、砂千子さんが海人君にたずねました。
「僕、聴いたことないよ!」
海人君は答えました。
「パパは知てるよね!一緒に歌わない?」
砂千子さんが陽朗さんに目で合図をすると、二人は声を合わせて歌いだしました。
「♪大きな袋を肩にかけ、大黒さまがきかかると、そぉ~こにいなばの白うさぎ・・・」
陽朗さんの低音の温かい声、そして砂千子さんの透きとおるような澄みきった歌声が砂浜に響いていきました。
「パパ、ママ、すてき!」
海人君も奈美ちゃんも歌に合わせ手拍子をはじめました。
歌い終えた砂千子さんは、奈美ちゃんに優しいまなざしを注ぎながら
「奈美ちゃんもお弁当を食べてネ!」
ようやく奈美ちゃんは、手にしていたサンドイッチを口に入れました。
「おにぎり、バナナ、チョコもあるわよ!」
砂千子さんは奈美ちゃんを元気づけようと一生懸命です。
「お腹いっぱい!」
海人君は両手のこぶしを天に突き上げ、満足そうに大きく深呼吸をしました。
「みんな、少し休みましょう」
砂千子さんが弁当の片づけをしながら言いました。
陽朗さんはすでにシートに寝転んでいます。
海人君、奈美ちゃん、渚君が頭を並べて、仰向けにシートに横になると、青く澄んだ空に、白い雲が“ぽっかり、ぽっかり”浮かび静かに流れていきます。