誰も知らない南の島

いつか南の島にいきたい

A River Runs Through It/ミミポ川を渡る  その1

2009年06月19日 | 名犬ミミポ
6月の早朝、ミミボと旭川中流の川原を散歩した。
最初のうち、ミミポは川を怖がっていた。
しかし、だんだん川に慣れてくると、少しづつ川に近づいていった。
そして、とうとう、前足を水の中に漬けた。




リバー・ランズ・スルー・イット [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る



川を舞台とした映画といえば、ロバート・レッドホード監督、ブラッド・ピット主演のリバーランズ・スルーイットが、あまりにも有名だ。
しかし、私にはイットの意味がわからないまま映画を見終えた記憶がある。
ところが、以下のアマゾンのレビューで、その、長年の疑問が解けた。


6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
”it ”が放つ不思議な違和感。, 2007/10/13
By カディス (広島市) - レビューをすべて見る
 舞台は二十世紀初頭まだ豊かでなかったころのアメリカ、ある田舎に暮らす牧師一家を巡る物語である。
原作者のノーマン・マクリーンはかって大学で教鞭をとっていた英文学者、彼の若き日の自伝的小説「マクリーンの川」は、エマーソンからソローらに継承た自然描写を基軸とする伝統的アメリカ・ルネッサンス文学の形態で複数の家族内の人間模様を描いている。
 ロバート・レッドフォートによって映画化された「マクリーンの川」は撮影に10年を費やし、名手フィリップ・ルースロの秀麗なカメラワークは1992年度のアカデミー賞最優秀撮影賞に輝いた。
マーク・アイシャムの手になるアイルランド調の牧歌的なテーマ曲も、饒舌すぎず静かに作品を彩る。
 ゆったりとした時間の流れの中で、淡々としかも暖かく語られていく人々の出会い、その背景で煌く光に満ちた自然、そして残酷な別れ、、、。
 
 ところで、映画のタイトルの中で”it”が放っている不思議な違和感は何だろう。
someplace;「どこかの場所」ではない「それ」とは一体何を示すのだろう。
映画の最終盤、年老いた主人公の独白により、私達はやっと「それ」が彼の内なる存在であるらしいことに気付く。
そして「River」も実在する川ではなく、彼の精神世界に注ぐ川なのだと気づいたとき、"it"の謎は解ける。
 その時、あなたの心の中には澄んだ水を豊かに湛えた淵が現れ、モンタナの自然と渾然一体となった老人の深い瞳を見ることだろう。
その深遠を覗き込んだあなたは、自分にとっての”it”を探す旅にいそいそと出発するのである。

[蛇足]若き日のレッドフォートを彷彿とさせるブラッド・ピットの笑顔、彼のパフォーマンスは、以後この映画をこえることが出来たのだろうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。