そして、餅を搗く直前に卸した、大根おろしに少し醤油をたらしたどんぶりの中に丸餅を入れると、冷たい霙卸の大根が熱いお餅を冷やして、ちょうどいい塩梅の食べごろになる。
餅だけ食べていては胸焼けをおこしてしまうが、大根おろしと一緒だから、いくらでもたべられる。
これがうまいのは、搗きたての餅に限る。
それから、大根は畑から引き抜いたばかりのみずみずしい大根を使うこと。
大根おろしの水気が多いほど旨いのだ。
もっとも、これは年末の餅の食べ方で、正月の餅の食べ方ではないかもしれない。
飽食の現代日本と無縁の、日本の食の原風景が、この本に描かれています。
餅だけ食べていては胸焼けをおこしてしまうが、大根おろしと一緒だから、いくらでもたべられる。
これがうまいのは、搗きたての餅に限る。
それから、大根は畑から引き抜いたばかりのみずみずしい大根を使うこと。
大根おろしの水気が多いほど旨いのだ。
もっとも、これは年末の餅の食べ方で、正月の餅の食べ方ではないかもしれない。
飽食の現代日本と無縁の、日本の食の原風景が、この本に描かれています。
栃と餅 食の民俗構造をさぐる野本 寛一岩波書店このアイテムの詳細を見る |