G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

紅葉狩り~下呂温泉

2015-11-15 | 旅行・紀行

 11月12日、13日の両日、秋晴れに誘われて、下呂方面へ紅葉見物がてら下呂温泉に浸かってきたので概要をレポートする。
 12日は下呂市金山町の「もみじ寺」として親しまれている、飛騨の国主、金森長近ゆかりの古刹、玉龍寺を訪れてみた。時期的に、少し遅いかと思ったが意外と綺麗で期待に背かなかった。

 
  
  また、山門の外にある銀杏が真っ黄で、丁度散り始め、落ち葉が石段を覆っていて秋の風情を濃厚に漂わせていた。


   玉龍寺を後に41号線を飛騨川沿いに下呂に向かって少し走ると、中切の下原ダム付近の駐車場脇の紅葉が、飛騨川のコバルトブルーの水面に映え誠に見事であった。

 
 下呂温泉では温泉寺の紅葉が夜間にライトアップ(7日~22日)されるので、その見物もお目当てである。そのため、昼間に駐車場の下調べと温泉寺の拝観を済ませておくとにした。もみじの木は期待したほど多くはないが幸い見頃であった。

 
   寺の裏手に登り、下から枝を見上げると、青空をバックにした紅葉した葉の透明感が素晴らしい。

 
  紅葉前の青葉が黒瓦をバックに輝いているのも綺麗であった。

   日が暮れてから出掛けると、野点傘が置かれ、景色は昼間とは全く異なり幻想的になっていた。
三脚を持参しなかったため、手振れと、レンズは開放であり酷いピンぼけ写真しか撮れなかったのが誠にお恥ずかしく、残念であった。


 なお、お寺の裏手に登って行くと車道に出るが付近にも紅葉したもみじの木が沢山あり、何れもライトアップされとてもロマンチックなプロブナードになっていた。
   風景写真はピンぼけでお見せするようなものは無かったが、思わぬ収穫があった。野点傘の小骨が5色の糸でかがられて装飾され、大変に綺麗なのを発見した。和風の美の代表的な細工である。

 
  余談であるが、下呂温泉は各務原市からは70km位の近場で、誰でも何度か訪れているが、もみじの紅葉に一見の価値があることを寡聞にして知らなかった。「灯台下暗し」ということであろうか。
  12日は終日、紅葉見物で歩き回って、疲れたのであろう、何時もなら何回も入る温泉に一回だけ入っただけで、バッタンキューと寝入ってしまった。
  13日は特段の目当てもなかったが、ホテルをチェックアウトしそのまま家に帰るのは勿体無い気がしたので、飛騨小坂からR441で鈴蘭高原へドライブしてみた。R441の途中で左折し鈴蘭峠を目指す。落石注意の看板にヒヤヒヤしながら登って行くと鈴蘭高原のケルンがあり、更に進んで行くと展望が開けた峠に着く。生憎の曇天で、通過する車も全くなく、荒涼たる晩秋の景色が広がっているのみであった。
  北東方面が開け、正面に大きく乗鞍岳、左に小さく笠ヶ岳、黒部五郎岳などが小ピークを覗かせていた。
  
  展望後はひたすら走り、暗くなる前に無事、帰宅した。2日間の走行距離は270kmであった。


「せせらぎ街道」へ紅葉探勝ドライブ

2015-10-30 | 旅行・紀行

  10/22の中日新聞で、今が見頃との記事を見たので25日に家内と二人、いそいそと出掛けた。25日は日曜日であり、清見では“紅葉まつり”も開催されるとあって、街道は混雑が予想されたので、早めの朝7時に家を出発し、東海北陸自動車道を経由し、8時半には道の駅「磨墨の里」に着き一息いれた。
  既に、道の駅には多数の先着車があったが、そこから先の街道は空いていて快適なドライブであった。今が見頃との先入観があったので、色鮮やかな紅葉、黄葉のオンパレードを期待して、「こもれび広場」、「西ウレ峠」などに立ち寄ったが、例年程ではなく残念であった。
  このドライブのもう一つのお目当ては茶店「助さ」の五平餅である。11時頃に立ち寄った所、今や知名度が上がり、既に30人位の行列ができていたが、今更パスするのも心残りなので、1時間も待って漸くありつけた次第であった。待った甲斐があってか、エゴマが入ったタレが塗られた五平餅の味は格別であった。

  五平餅の待ち時間があったので、茶店の近くを歩いて紅葉を探勝した所、色鮮やかな赤い実が一杯の木や、真っ黄色に色付いた高木などがあり、目を楽しませくれた。

  腹ごしらえ後、更に足を伸ばして、「おおくら滝遊歩道」へ行き、沢沿いの山道を少しだけ遡ってみた。
こちらは今が丁度見頃のようで、所々で美しい紅葉が堪能でき大満足であった。

 

  帰路はR257で馬瀬村を通り、「美輝の湯」に立ち寄り足湯に浸かってから、東仙峡金山湖畔を走り金山に抜けたが、この間、ドライブ自体は快適であったが、特段、目を引くような紅葉には遭遇しなかった。
 全般的に言って、今年の紅葉は余り鮮やかでなかったような印象であった。 

 


残雪の山々 ~甲斐駒ヶ岳、北岳、浅間山、富士山~

2015-04-05 | 旅行・紀行

3月25日に山梨の清里から長野の佐久地方をドライブ旅行した。山々は残雪を纏って、美しいを姿を楽しませてくれていた。
 甲斐大泉のホテルからの鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、鋸岳の姿は絶景である。何しろ山裾の標高が700mで、甲斐駒ヶ岳が約3,000mであるから標高差は2,300mもあり、圧倒的の山容を見せてくれる。北東方向か眺める甲斐駒ヶ岳は百名山中の名山の趣がある。
 
甲斐駒と鳳凰三山の間の奥には、日本第2の高峰の北岳が白銀を纏った、近寄り難い姿を見せていた。数年前の真夏に喘ぎながら登った山行が思い出された。
 
長野県の佐久市へ行く途中、八千穂高原を訪れてみた。八千穂高原の白樺林は日本一の規模だそうである。八千穂レーク周辺のドライブウエイ沿いの白樺林は、この時期、静寂に包まれ、青空、白樺林、雪原が美しいコントラストを奏でていた。

 佐久市立近代美術館を訪れるため、千曲川沿いに北上し佐久市へ向かった。真正面に行く手を阻むが如くに、浅間山の巨体が聳え立っていた。山容は独立峰で、従って頂は好展望台で、日本アルプス、八ヶ岳、秩父、日光、上信越の山々が指呼できるようである。
どのような景色が見られるか何時か登って確かめたい山のひとつである。
 
東京で遊んだ帰路、3月27日に田子の浦と三保の松原に立ち寄り富士山を眺めてきた。
 田子の浦漁港からの眺めは、万葉集で山部赤人が「田子の浦ゆ うち出て見れば・・・・」と歌った時代の面影は無いかもしれないが、これはこれで現代風の絵になっている。
 
三保の松原も世界遺産になったので、訪れてみた。富士山は見事であるが、浚渫船らしき船舶が2隻も停泊しており、折角の羽衣伝説を秘めた絶景も台無しであった。
 


東京スカイツリーに登る

2014-03-30 | 旅行・紀行

2014.3.25
スカイツリーに登る
■兼ねてから出来るだけ早い時期に、日本の技術の粋を集め完成した世界最高のタワー(634m)に登頂したいものと思っていたが、東京見物の折に簡単に望みが叶えられた。
■2012年5月に展望台が開業してから間もなく2年になるが、予約なしで登るには何時間も待たなければならず、又、上がった展望台も混雑し、落ち着いて展望を楽しめないのではないかと心配していたが杞憂であった。
平日の早い時間に行けば長い時間待たずに登れるとの情報をWeb.で見たので当日、8:30にチッケット売り場に行くと簡単に入手でき直ぐに350mの展望台(展望デッキと呼ばれる)へ上がることができた。

■高さが世界一であり、その分、鉄塔の基礎部分の建築面積は巨大で、鉄骨も相当にゴツイだろと思っていたが予想とは大いに異なっていた。
基礎部分の建築面積は東京タワーよりも小さいそうであり、鉄骨もH鋼をリベット打ちした無粋な鉄骨構造でなく、鋼管を溶接接合したスマートな円柱構造であった。

■350mからの展望デッキからの眺望であるが、当初、未体験、異次元の展望が展開するかと胸を膨らませていたが、意外に平凡で期待外れあった。航空機搭乗時、着陸体勢に入った時、窓から地上を眺めるのと同じ感じであった。更に1000円払えば、上方100mにある標高450mの展望台(展望回廊と呼ばれる)へ登れるが同じような展望であろうと考え登るのを止めた。下の写真は南西方向の眺望である。

■当日の天気は晴れでいたものの、遠方が霞んでいたのは多少残念であったが、世界一高いタワーに登ったと言う事実で十分に満足できた。

 


鳳凰三山の眺望

2014-03-30 | 旅行・紀行

2014.3.21
鳳凰三山の眺望
旅の途中で滞在した八ヶ岳高原中腹にあるホテル(標高約1200m)で朝、窓のカーテンを開くと正面に残雪を戴いた鳳凰三山の雄姿が目に飛び込んできた。今夏、登ろうと計画中であるので、じっくりと山容を観察し脳裏に刻み付けた。
左から薬師岳、観音岳、オリベスクと呼ばれる岩塊が聳える地蔵岳のピークがはっきりと同定できた。可也、登り甲斐がありそうで山行の日が待ち遠しい。

 
又、鳳凰三山の左手には逆光の富士山が美しいシルエットを見せていた。世界遺産に登録されたこともあり、何処から、何時見ても富士山は素晴らしい事を改めて実感した。