2月11日(建国記念日)から12日にかけて、鳥取では30数年振りの豪雪で、列車が20時間も立ち往生する大荒れの有様。当地は天気予報は雪であったが大外れの快晴で、春を探して各務原市民公園(岐阜大学跡地)に出かけてみた。
園内では親子連れが散歩し、噴水近くでは一群の若者が集い楽しげに歌い、木々も新芽を膨らませ、春間近を感じさせる平穏で心癒されるひと時を楽しんできた。 (紅梅の蕾は膨らみ、春間近を告げている)
(木蓮の蕾は毛皮のコートを脱ごうとしているようである)
閑話休題。この両日、世界各国は鳴りを潜めて、トランプ米大統領がどんな過激な発言をツイートするのか、如何なる意表を突く行動をするのか固唾を飲んで静かに見守り、その結果、今のところ、奇妙な静寂が世界中に漂っている。
一方、日本の安倍首相はトランプ大統領と首脳会談をし、その後は、大統領専用機でフロリダへ飛び、トランプ大統領の別荘に2泊し、12日には1.5ランドもゴルフをエンジョイし、世界中はその厚遇、親密振りに呆気にとられたようであった。
当初、日本は首脳会談で無理難題を吹っ掛けられはしないかと戦々恐々としていたが、それどころか前代未聞の歓待を受け、日本の政財界は安堵の胸を撫で下ろしたようである。
いま世界は、英国のEU離脱、ヨーロッパ諸国でのポピュリズムの台頭、アメリカでは国を2分するようなアメリカ第一主義を振りかざしたトランプ政権の誕生などで、民主主義、資本主義、グローバリゼーションといった20世紀のシステムが根底から問い直されている大変革の渦中である。
世界中の先生方はこれらに対する処方箋を持っていず、この先、世界は、特に日本は何処に向かうのか大変に不安である。
高齢者としては、変革の必要性は理解できるが、それが世界的な大騒乱や大不況などを惹起するような激動で無いことを願って止まない。