催行年月日:2023年11月4日(土)、無風快晴
参加者:36人
アクセス:(往路)犬山駅9:00→(犬山市バス)→美濃太田9:56→(長良川鉄道)→10:27美濃市駅
(復路)観光ふれあい広場(バス駐車場)15:40→(犬山市バス)→犬山駅
沿面距離≒6.3 km/所要時間≒4:00 (昼食、見学を含む)
歩行コース:美濃市駅10:50→10:55旧名鉄美濃駅→11:25道の駅、にわか茶屋、昼食12:30→12:40美濃橋→
12:50川湊灯台→13:00観光案内所→13:15あかりアート館→14:00旧今井家住宅→クスの巨木→
14:15小坂酒造→山田家ギャラリー→14:30円通寺→14:35今廣酒販店→15:50観光ふれあい広場
■ノルディックウォーキング旅の概要:
犬山駅から美濃太田駅までバス(犬山市の福祉バス)にて美濃太田駅まで移動。
長良川鉄道に乗車し、美濃市駅まで田園風景の中を30分程、昔懐かしい列車旅を楽しむ。
美濃市駅からノルディックウォーキングを開始する。
約4時間(昼食時間を含む)、市内の名所旧跡を見学し、観光ふれあい広場(バス駐車場)に戻る。
ここで往路と同じバスに乗車し一路、犬山駅に戻り、無事に解散した。
■ノルディックウォーキンの詳細:道順(時系列)に見学各所の概要を紹介します。
(1)出発:快晴の中、犬山駅東口を2台のバスに分乗して美濃太田駅に向かう。
(2)長良川鉄道:
昔懐かしい雰囲気のディーゼルカーに乗車し、レールの継ぎ目の心地よい
振動でまったりした気分になり、田園風景の中を走り美濃市駅で下車。
(3)美濃市駅舎:
開業当時の面影が残っていて、国指定の文化財になっています。
(4)旧名鉄美濃駅:
廃線になった美濃町線の駅舎と車両が良く保存・展示されています。
これらも国指定文化財です。
因みに敷地の一画に美濃市出身の歌手、野口五郎の歌碑が建っています(笑い)。
(5)道の駅 美濃にわか茶屋:
ここで昼食です。道の駅ですから地元の農作物が豊富に並んでいました。
因みに昼食に鮎を食したいと思っていましたが、残念ながら売り切れでした。
土産に昔懐かしい「栃の実せんべい」「瓦せんべい」「野菜」などを購入。
(6)美濃橋:
大正5年に竣工の日本最古の近代吊橋で、国の文化財に指定にされています。
皆で橋を往復しました。
(7)上有知川の川湊:
長良川の川湊で、明治末に鉄道が開通するまで水運の要点として使用されていました。
湊の灯台は住吉灯台と呼ばれ江戸時代に建設されました。
上有知川湊跡として県の史跡に指定されています。
(8)美濃市の繁華街(その1)
観光繫華街の一つで、見どころとして、美濃和紙あかりアート館、旧今井家・
美濃資料館などがあります。中心に銀行があり、往時の銀行の重要性が偲ばれます。
(9)美濃和紙あかりアート館:
和紙で作った様々なランタンが展示されています。
エントランスにはかわいい猫ちゃんがお出迎えです。
毎年秋の夜に「美濃和紙あかりアート展」が開催されるそうです。
(10)旧今井家住宅・美濃市資料館(市指定文化財):
江戸中期に建設された美濃和紙問屋の大邸宅で、中庭の水琴窟、美濃資料館、
うだつ蔵、にわか蔵など見どころが一杯です。
特に興味深かったのは「にわか蔵」で、江戸時代後期に始まった「にわか」とは
各町内の若い者が演じた「社会風刺」的な内容の寸劇で、その内容が人形などを
使って解説されています。
(11)美濃市の繁華街(その2):
もう一つの観光繁華街で、こちらも銀行が中心に位置しています。
こちらでは、クスの巨木、小坂酒造、今廣酒販店、山田家ギャラリー、
円通寺に立ち寄りました。
(12)クスの巨木:
観光地図「美濃マップ」では巨大なクスの木と紹介されていますが、
楠の木としては巨木と言うほど巨大ではありませんでした。
(13)小坂酒造(国指定重要文化財):
うだつ造り、むくり屋根(かまぼこ型の屋根)が特徴の堂々とした
建物の蔵元で、ブランドは「百春」と言います。
(14)今廣酒販店:
全国の特徴ある地酒を取り扱っている酒屋さん。帳場にある明り取りの構造が興味深い。
ここで、土産に製造ロットナンバーの札が付いた珍しい原酒を一本買いました。
(15)山田家ギャラリー:
見越しの松が洒落ている古民家を市民用のギャラリーとして使用していました。
(16)円通寺:
江戸時代初期に創建された妙心寺派寺院。境内には上有知出身で江戸時代後期の
儒学者(頼山陽の高弟であった)村瀬藤城の墓があり市指定の文化財になっています。
(17)購入した土産物:
昔懐かしい「栃の実せんべい」「瓦せんべい」「赤カブ漬」、ロットナンバーが付いた
「幻とは天に入らぬこと」(原酒)、野菜等
■ 雑 感:
(1) 列車旅がとってもノスタルジックで暫しタイムスリップしました。
(2)見どころ多数、適度な歩行距離、フレンドリーな人々、落ち着いた街並みなど、
好印象の観光地でした。
(3)今回は団体行動であり、グルメを楽しむ余裕はありませんでしたので、
折があったら再訪し食も楽しみたいものです。
(4)後日談です。日本酒と赤カブ漬は相性が良く毎日楽しんでます