食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【ほ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.45

2023年05月10日 | 気になる言葉|一括
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気になる言葉の辞書 P.45/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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ポー = Edgar Allan Poe、アメリカの詩人・小説家。怪奇的・幻想的な短編小説、世界の推理小説界に大きな影響を与えた。1809-1849年没、黄金虫(こがねむし)・黒猫・モルグ街の殺人など。投/若い頃読んだ、しかしストーリーはもう全忘れ。小説家・江戸川乱歩(らんぽ)は、エドガー・アラン・ポーを崇拝し作家名とした。俳優・益田喜頓(きいとん)は喜劇王バスター・キートン、クレージーキャッツの谷啓はダニー・ケイ、呉田軽穂(松任谷由実の作曲家名)はハリウッド映画女優グレタ・ガルボから取った。数多(あまた)いる日本のなおみさん、あなたの名前は、元来、外国人女性由来の名です。
(ほう) = ①国。国家。国土。「連邦・異邦人」 ②わが国(の)。日本(の)。邦楽・邦題。
 = 「去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの」(高浜虚子)。去年と言い今年と言って、人は時間に区切りをつける。しかしそれは棒で貫かれたように、断とうと思っても断つことのできないものであるの意。
判官贔屓(ほうがん・-、または、はんがん・びいき) = ①源義経を薄命な英雄として愛惜し同情すること。②転じて弱者に対する第三者の同情や贔屓。投/広辞苑第七版を始め多くの辞書が、「ほうがん・-」を第一語としている。
焙じ茶(ほうじちゃ) = 番茶を焙じてつくった茶。笑い言葉 < 「法事」の場に出される茶?ではありません。
放送席 = 投/ヒーローインタビューで、アナが過剰に「放送席!放送席!」と叫ぶスタイルに、以前から不自然と思っていた。調べたら、「マイクの音量調節のため」に行っているとのこと。インタビューは球場以外にも、TV中継や複数のラジオにも流される。各局のボリュームレベルが違うため、復唱する間に調整すると言う。しかし専門家は、半世紀前と異なり機材やマイクの質が上がり復唱の必要性なしの意見も。投稿者の疑問は、向かう先が“なぜ放送席”なのか?熱狂の最中なので、開口一番「ファンの皆様!ファンの皆様!」ではないのか?何も考えずに昔から続く習慣を続ける、また取り仕切るのは放送局だと言う奢りではないか。
忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり) = どんなに忙しくても、わずかな時間の余裕はあるものだということ。投/「閑」を「間」と書く間違いが多い、時間があるには違いないが。
泡沫候補(ほうまつ・-) = 全く当選の見込みがない無名の候補。泡沫は、あわ・あぶくなど、はかない物のたとえ。投/泡沫候補なのに全国的に有名人?は、昔、東京では赤尾敏(びん)氏が国政選挙・首長選挙などに立て続けに出てきた。少し前は羽柴秀吉候補、17連敗のまま2015年没。一定の票を取らないと供託金を没収される。参議院選挙区は300万円、比例代表1名に対し600万円。泡沫候補と侮るが、お金がないと立てない。国家の予算に貢献した。
蓬莱山(ほうらいさん) = 史記の三神山の一つ。中国の伝説で、東海中にあって仙人が住み、不老不死の地とされる霊山。②富士・熊野・熱田など霊山・仙境の称。
牧師 = プロテスタント教会の聖職者は牧師、カトリックの場合は神父。投/日本の結婚式で多いのは、牧師さん? 神父さん? 答えは”ガイジン”の「アルバイトさん」です。
木鐸(ぼくたく) = ①昔、中国で法令などを人民に触れて歩くときに鳴らしたもの。舌が木製の大きな鈴。②転じて、世人に警告を発し教え導く人。「社会の-」。新聞は「社会の木鐸(ぼくたく)」と呼ばれていたが、それは過去の話。読売や日経は政府賛美の記事ばかり、朝日・毎日新聞も腰が引けている。長年、新聞を読んでいるが、全く面白くなくなった。新聞を読まない国民が増え、昔に比べたら各新聞社の批判が弱く政権は喜んでいる。新聞を読んでいる皆様は世の中の出鱈目さに、各自の「木鐸」を鳴らそう。
803bokutaku1 803bokutaku2 一例
母子家庭 = 投/データが古く2016年、父親・母親を問わず「一人親世帯」は、140万世帯超。理由の8割が離婚、2割が死別・未婚と言われる。軍事費(防衛費)には気前よくポンと4兆円を増やすが、母子・父子家庭や生活保護者には、「わずかな給付金」も容赦なく削減など切り刻む。子供7人のうち1人が、「貧困」と言われる。これが日本の現実なのだ。右翼思想を持つ自民党政権が、金持ち優先で弱者や困っている国民を助けないことが原因。
ボス = ①親分・親玉 ②組織・部署の長。ドンは首領・ボス。投/ボスとドンの使い方は人それぞれでニュアンスが違うが、最近はボスは良い意味の使い方、ドンは政界のドンなどイメージが悪い。
ポストドクター = 博士研究員(はくし・-)、Postdoctoral Researcher:Postdoc)。博士号(ドクター)取得後に任期制の職に就いている研究者や、そのポスト自体を指す語である。「ポスドク」と称されたり、博士後研究員とも呼ばれる。人数は増加した一方、行き先として考えられる大学・研究所の定員は増えていない。将来の展望を確立できないまま、年を重ねた博士号取得者が毎年大量に溢れる事態になっている。
母川回帰(ぼせんかいき) = サケ類に見られる行動で、産卵のために海から自分の生まれた川へ遡ること。投/ウクライナ侵攻以前から、日ロさけ・ます漁業交渉(協定)で日本の漁船がこの海域で鮭を獲るのに、ロシアに3億円/年を払っている。払う必要がないとの意見は誤解で、「母川回帰する魚は母川(アムール川など)とされる国に漁業権利があるため。
ぼた = (主に九州地方で)炭坑で選炭した後に残る岩石や粗悪な石炭。ぼた山。投/ぼた山から連想されるのは、五木寛之作の「青春の門」。それとCO2削減が叫ばれる中で、日本政府の石炭火力発電所の増設、アジアなどの諸外国に売り込みする無神経さ、地球破壊行為。環境NGOから、「化石賞」を授賞される。地球温暖化対策に対する姿勢が積極的でない国などに対して、非難と皮肉を込めて授与される賞。
蛍の光 = 投/別れを惜しむ曲だが、元となったスコットランド民謡「Auld Lang Syne」(オールド・ラング・サイン)の歌詞は、旧友と再会し思い出話をしつつ酒を酌み交わす内容だ。欧米はカウントダウンなど新年を迎える時や、人々が輪になって手を繋ぎ喜び明るくこの歌を歌う。日本と欧米との典型的な曲の好対照例。
北極星 = 天球(地球)の北極に近く輝く星で、小熊座の首星・ポラリス。ポールスター (pole star)、ポーラスター (polar star)。投/「北極星」と呼ぶ星があると思っていませんか? 北極星の定義は固有の星を定めている訳ではない。「地球の自転軸を北極側に延長した、天球面上の「天の北極」近くにある星を北極星と呼ぶ」。現在はポラリスを指すが、地球は過去から自転軸が少しずつずれ動いており、5000年前はりゅう座のツバンが北極星だった。12000~13000年後には、こと座のベガが新・北極星になると観測されている。
没交渉(ぼつこうしょう) = かかわりあいのないこと。無関係。
ぼっち(bo) = 投/独りぼっち(bo)・独りぽっち(po)・どっち? 広辞苑第七版・明鏡国語辞典第三版・学研国語大辞典・NHK日本語発音アクセント辞典のいずれも「ぼっち」(bo)と書かれ、「ぽっち」(po)は掲載されていない。でも歌の世界は「上を向いて歩こう」など、「ぽっち」(po)が多い。
ボッチャン(ダジャレ)= 投/団栗(どんぐり)がお池にはまって、「ボッチャン」(水の音)」。♪童謡「どんぐりころころ」の歌詞。小池都知事のあくどき素性が表われ、投票した都民は「小池にはまって、さあ大変」。
ホットドッグ = チコ情報/ドイツから米国に伝わった熱したフランクフルター・ソーセージは、見た目と形状が犬のダックスフントに似ているところから、「ホット・ダックスフント・ソーセージ」と呼ばれていた。ある新聞漫画家が画中にパンで包んだソーセージを描く際に、「Dachshund(ダックスフント)」のスペルを思い出すことができず、単に「Hot dog」と書いたことにより広まる。他説あり。投/ブルドックソースは、濁音ではない「ク」。明治の頃の日本人には、言いにくかったこともあり「ク」に変えたそうだ。
ポップ(POP) = 「Point of purchase advertising」(購買時点広告)の頭文字から取った略語で、主に小売店の店頭プロモーションとして展開される広告媒体である。紙や布、これに準ずる素材を利用し、その上に商品名、キャッチコピー、説明文、価格、イラストなどを機械印刷ないし手描きした店舗用品であり、数ある広告媒体の中でも単純で利用機会の多いツールの一つである。
ボディービル = body-buildingの略。バーベルなどのトレーニング器具を使って、たくましい筋肉を作ること。投/女性ボディービルの話題と言えば、カーリングの藤沢五月さんでしょう。ムキムキ変貌賛成派と、失望した派に。皆様はどちら? 投稿者は後者、そだねー。
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ほの字 = 惚れること。ほれるの語頭の一字を表したもの。
ボランティア = volunteer、奉仕者。自ら進んで社会事業などに無償で参加する人。またその無償の社会活動。「-・を募る」。林修先生のことば検定/1995年の阪神淡路大震災がきっかけで、1月17日を「防災とボランティアの日」に制定。大震災時、全国からボランティアが一挙集まり“ボランティア元年”と言われる。元々の言葉はラテン語の「自由意志」を指し、17世紀以降、義勇兵の「志願者」のことを言う。その後、「自発的な行動」を言うようになった。
蒲柳の質(ほりゅう・-) = 虚弱な体質。蒲柳(ねこやなぎ)が弱々しいことからきている。
ホロコースト = holocaust・大惨害。大虐殺。一般的にはジェノサイドと呼ぶが、特にナチスによるユダヤ人大虐殺を指すことを「ホロコースト」と言う。言葉の元は、古代ユダヤ教祭事で獣を丸焼きにし神前に供える犠牲、「丸焼きの供物」。ユダヤ教の、焼き尽くした献げ物。投/自分達が戦前ナチスに酷い目に遭ったのに、イスラエル(ネタニヤフ)はなぜあそこまでパレスチナ人を虐殺するのか?ある解説者は、自分達がトコトンやられた経験があるだけに、完膚なきまでにやらねばまた報復される観念が強いからと言っていた。これだから戦争は終わらない。
盆供養(-・くよう) = 池上彰情報/東京のお盆は7月、地方は8月の違いがあることの理由は? 新暦を進める明治政府に対し、お膝元の東京や周辺地域は新暦に従わざるを得なく7月に盆を行なうようになった。一方、政府の目の行き届かなかった遠方地域は、昔からの慣習は切り替えないまま、旧暦7月15日に近い新暦8月15日をお盆とすることが今も続いている。なお現在のお盆休みとなると、関東でも8月盆の時期に行われる。
本卦還り(ほんけがえり) = 数え年で61歳になること。生まれ年の干支(えと)が61年目に回って来ること。投/池上・林修情報、干支は本来「十十二(じっかん・じゅうにし)」と言う。十二支は、子(ね)丑(うし)寅(とら)~12の動物名が付く昔の中国のカレンダー。十干は、甲(こう・きのえ)・乙(おつ・きのと)・丙・丁~10ある。2つを組み合わせると60通りの暦になる。暦がひと回わりして最初に戻るので、「還暦」。赤ちゃんに戻るので、赤いちゃんちゃんこを着る。十干十二支の組み合わせで有名なのは「戊辰(ぼしん)戦争」~辰年(たつどし)の戊(つちのえ)1868年。「甲子園球場」~子年(ねどし)の甲(きのえ)・甲子(きのえね)、つまり1924(T13)年に竣工したことから命名された。
ポン酢 = オランダ語のpons(ポンス)が転訛しポンズに、それに「酢」を当てたもの。橙(だいだい)など柑橘類を絞った汁。投/投稿者が知っているのは、ポン酢・ライム・橙、レモン・かぼす・すだち・ゆず・シークワーサーぐらい。ゆずはゆずでも、羽生結弦は「ゆ(る)」の字だ。
本田路津子(-・るつこ) = 「秋でもないのに」、NHK朝ドラ曲「耳をすましてごらん」の元フォークシンガー・現ゴスペルシンガーの本田路津子氏(本名)。両親がキリスト教徒で、旧約聖書「ルツ記」に出てくる誠実な嫁ルツから取った名。キリスト表記は「路律」の字を当てるが、読みにくいので「路津」子にしたそうだ。さて「路」は普通“ろ”と読み、“る”の場合は当て字では?自宅の辞書で年に1回も開かない学習研究社「漢和大字典」を見たら、“る”は呉音・“ろ”は漢音だった。呉音は中国・南京市など南方系の音(おん)で、7~8世紀に漢音が入って来る前に日本で使われており、意外や呉音のほうが日本では先輩格。仏教用語や歴史が古い言葉に使われている。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
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索引【ま】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.46

2022年05月27日 | 気になる言葉|一括
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毎朝新聞(まいちょう) = 投/テレビドラマなどに登場する架空の新聞。刑事ドラマは「まいちょう」、のどかなホームドラマは「まいあさ」と読むことが多い。実際に、毎朝新聞は19世紀にごく短期間、徳島市で実在した。
マイナンバーカード = 投/あまりにも酷いトラブルの続出、他人のデータが紐づいていたことも。そんなことから、アイ・マイナ(曖昧な)カード、ユアナンバーカードと酷評される。デジタル・簡略化をうたいながら、あまり報道されないことが、10年に1度と5年に1度の項目による「カード更新」の手続きが必要だ。つまり多忙な中、必ず5年スパンで役所へ行って面倒な手続きをしなくてはならない。地方の高齢者に限らず、休暇を取りにくい方には負担が大きい。このことを、どれだけの方がご存じだろうか? 面倒極まりないので、投稿者は2万ポイントには釣られずカード未申請。
舞浜 = 投/「舞浜」は、神楽舞「浦安の舞」にちなんで名付けられた~と書けば、99%の方が「違う」と言う。それもそのはずで、これまで浦安市は東京ディズニーランドがある地域なので、米国ディズニーワールドの近くにある「マイアミビーチ」にちなんで命名されたと公表していた。ところが2019年、突如、1975年当時に浦安町議会が「浦安の舞」から「舞浜」と名付けることを可決したことを引っ張り出してきて、名付け理由を180度転換した。地元意識を高める政治的意図を感じる。この際、東京ディズニーランドも正しく「千葉ディズニーランド」に改名したら?
米原発(まいばら・はつ、べい・げんぱつ) = 投/1979年のスリーマイル島原発事故の際、2通りの読み方があることを知った(笑)。
マイヨ = maillot(仏)・身体にぴったりと密着した服。海水着・レオタード・タンクトップ・タイツなど。投/レオタード・leotard(仏)の語源は、フランスの軽業師レオタールが体に密着した服を着ていたことによる。
マイル = コロナ禍で墓参りもままならず、あるお寺はインターネットで墓参りできるようにした。会員は、接続したらポイント(マイル)が貯まり<墓マイル(参る)>と称していた。
マイルストーン = 道のり、里程標。本来、1マイルごとに置かれている標石を指す。ビジネスにおけるマイルストーンは、プロジェクトにおける中間目標・節目を指す言葉。投/昨今は経営者や管理職が、マイルストーンやらロードマップ作成に躍起。本来の意味と掛け離れ、外出もせずオフィス内であれやこれや「参る参る」とこぼしながら作っている(皮肉)。
摩訶(まか) = 大きいさま、多いさま、すぐれたさま。「-不思議」。
真逆(まぎゃく) = 投/ついに真逆が、辞書に掲載されるようになった。三省堂国語辞典・第八版には、「2000年以降、広まった言葉」と書かれている。驚いたのは、広辞苑・第七版にも載ったこと。今や知識人も多用し、「正反対」の言葉は久しく聞かない。投稿者が大嫌いな言葉で、第一、音韻(語音)が汚い。年配の方に留まらず若い方も使いたくない人が多く、賛否が激しい言葉のようだ。そうは言っても、いずれ正反対は死語に。
マクロコスモス =  macrocosmos。大宇宙(マクロコスモス)と小宇宙(ミクロコスモス)の対概念で、大きな世界(大宇宙)に対応する小さな世界(小宇宙)は、通常は人間を指す。このふたつのコスモスが、互いに照応するという思想である。kosmos・ギリシア語。Cosmosは、ギリシア語から波及した英語。①秩序ある世界。万物を秩序立って統一している世界、宇宙をコスモスと名付けた。反対語⇔カオス。②キク科の一年草、秋桜。投/舌状花が規則正しく8枚ずつ並んでいる様子を見て、ギリシャ語の秩序を表すコスモスと名づけられた。古代ギリシャ時代、哲学者ピタゴラスが宇宙は秩序ある調和のとれたシステムであると考え、これをコスモスとした。
(まご) = 笑い言葉 < 可愛い孫でも2人いると、うろたえそう。孫+孫=「まごまご」する。
実しやか(まことし・やか) = いかにも本当らしく言う様。「-な嘘」。投/真実味が高いことを指すものではないので、使い方に気を付けること。まことし+やかに分ける。「まことし」とは、「本当」の意。「やか」は接尾語で、「いかにもそのような様子である」といった意味を表す。華やか・穏やか、など。
正岡子規(まさおか・しき) = 俳人・歌人。投/「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は、どなたもご存じの句。また野球好きは明治の当時から有名で、幼名の「升(のぼる)」にちなんで、「野球(のぼーる)」という雅号を用いたこともある。因みにTBS「プレバト」では、”永世名人” 梅沢富美男氏が子規と並び?番組で名俳句をと努力(苦戦)している。
まじ = 投/若者言葉と思いがちだが、江戸時代にも使われていた。
魔手(ましゅ) = 悪魔の手、人に害悪を与えようとする手段、「―にかかる」。
魔女狩 = ①witch hunt・中世から近世初期のヨーロッパで、諸国家と教会とが異端撲滅と関連して特定の人物を魔女とし、これを糾問する魔女裁判を行い焚刑に処したこと。②比喩的に、異端分子と見なす人物に対して権力者が不法の制裁を加えること。投/だから対象者は女性に限らない(笑)。
魔女の宅急便 = 笑い言葉 < 空を飛び小荷物を配達するキキは?の出題。キキはドローンや空飛ぶクルマの機器ではなく、映画「魔女の宅急便」主人公である魔女(少女)の名がキキ。投/地上を走る宅急便の機器は、クロネコ親子2匹が乗る?トラック。
マジョリティ(サイレント・マジョリティ) = 多数派。反対語は、マイノリティー(majority)。サイレント・マジョリティは、声なき多数者。静かな大衆、あるいは物言わぬ多数派という意味で、積極的な発言行為をしない一般大衆のこと。
マスクメロン = 英語のMASK(面)ではなく、フランス語のMUSK(香:じゃこう)から来ている。麝香は、香水の原料になる高級な香料。高貴な香りが発するメロンということで名付けられた。投/「プリンスメロン」は1960年代、真桑瓜(まくわうり)の一種「ニューメロン」と「シャランテ」の交配により開発した品種。名の由来は、横浜の青果商グループ「プリンス会」が試食したことから。皇室には由来していない。林修情報/「アンデスメロン」は、南米・アンデス山脈とは全く関係がない。栽培しやすいことから、「作って安心」「売って安心」「買って安心」~「安心ですメロン」という名で売り出す予定だった。しかしセンスがないとのことから、略されることになった。
(まち) = ①衣服の布幅の足りない所に補い添える布。②厚みを作り、脱ぎ着や出し入れを容易にする。
マチネ = matinée・フランス語。①午前中の意。②演劇・音楽会などの昼間興行。投/因みに「ソワレ」soiréeが、夜会、演劇・音楽会など夜の興行。
末法思想(まっぽう・-) = 末法(仏の教えがすたれ、修行するものも悟りを得るものもなくなる)に入ると、仏教が衰えるとする予言的思想。日本では平安後期から鎌倉時代にかけて流行し、人々を不安に陥らせる一方、仏教者の真剣な求道を生み出した。
摩天楼(まてんろう) = skyscraper・空をこするものの意。超高層ビルディング、摩天楼。摩天楼はスカイスクレバーの訳語で、天を摩(ま)する→天を擦(こす)る意。「天に接するほど高い建物」という意味。楼は、高い建物・料理屋などの名前に添える語。投/誰が訳したか分かりませんが、天を擦るなら「天摩楼」と言ったほうが自然では。最近、この字以外の使い古された言葉でも、漢字の「語順」が気に掛かる。漢字の順番を入れ替えたほうが適切な言葉が多数ある。
麻取(麻薬取締官)(まとり) = 麻薬取締や薬物の不正ルートの解明などの薬物犯罪の捜査や正規麻薬(医療用などの目的で許可を受けて合法的に使用される麻薬)の不正使用・横流し・盗難等の監視・捜査を行う厚
生労働省の職員である。俗に麻薬Gメン、マトリと呼ばれる。厚労省の職員ながら、犯罪捜査、被疑者逮捕、検察庁の検察官へ送致するなどの権限を持っている。投/薬物犯罪が起こる度にTV情報番組で元・麻取の方が説明するので、犯罪手口や役割など投稿者は詳しくなっていく。でも、ヤクはやっていない。
的を射(い)る = 物事の肝心な点を確実にとらえる。「的を射た発言」。投/的を“得る”と言う人が多く、当然、間違い。的を得てしまったら、的を射ることができない(苦)。的外れな例だった。
真名(まな) = ひらがな・カタカナに対して、元になる正式な漢字。漢字の称。真名に対し、ふりがなは「仮名(かな)」。投/中国から文字が伝わったが音(おん)を書き記すことはできないため、漢字の一部を用いた「ひらがな・カタカナ」が誕生した。安以宇衣於・加幾久介己→あいうえお・カキクケコ。マナカナこと、三倉茉奈(みくら・まな)と佳奈(かな)の双子。名前の由来は、ここからきているのか?と思ったが、そんな訳はない・・・
間中(まなか) = 西日本などで、畳やむしろの半分。投/関東と関西では、1畳の寸法(広さ)が異なる。江戸間(えどま)は1.76m×0.878m・6畳間の広さは9.27㎡。京間(きょうま)・関西間は1.91m×0.955m、同10.94㎡。江戸間は京間に対して約85%、団地間はさらに小さく約79%。関東⇔関西転勤者・引っ越しされた方は、“間”違いに気づくかな?
(まなじり)を決する = 目を見開く、決意をする。
愛娘(まなむすめ) = 最愛の娘。マナは親愛の意を表す接頭語。投/愛娘でも目の中に入れたら、そりゃ痛いだろう(笑)。なぜか、愛息子とは言わない。
マフィア = イタリア語・mafia。①イタリアのシチリア島を起源として、法秩序に従わない不逞(ふてい)の徒の仲間。19世紀から恐喝や暴力により勢力を拡大。②アメリカで、イタリア系移民を中心に組織された犯罪組織。③一般に、暴力的犯罪組織。投/麻生副総理のマフィア・スタイルに辟易する。室内でも帽子を取らず、マナーも言葉も品格も最低。こんな男が自民党NO.2でいる自民党の劣化度は凄い。
マホガニー = mahogany・北アメリカ南東部・西インド諸島原産の木で、熱帯各地で栽植。材は紅褐色で、木目が美しく緻密で堅い。家具材や建築の内装仕上げ材とされる。投/投稿者がマホガニーと聞けば、木材ではなく「♪Do You Know~」で始まるネスカフェ・当時名のCM。曲名は「マホガニーのテーマ」で、1975(S50)年、映画「マホガニー物語」のダイアナ・ロス主演、挿入歌(CM曲は別人)。映画は、貧しい生い立ちのマホガニーという女性が、カリスマモデルになっていくストーリー。“違いが分からない男”からの説明でした(♪ダバダ~)。
飯事(ままごと) = 子供が、炊事・食事など家庭生活のまねをする遊び。主に女の子の遊び。ままごと遊び。投/子供がママの真似をするから、オ“ママ”ゴトと思っている人がいるようだ。
マルハラ/絵文字 = 投/最近、「マルハラ」と言うハラスメントを知った。上司がラインなどで普通に文章末に「。」で終えると、若い世代は“叱られている” “怒っている”~ハラスメントだと受け取るようだ。確かに若い方からのラインには、句読点がない。「長文」も、ハラスメントと捉える傾向にある。若い世代が始めた「絵文字」は既に卒業し、今や絵文字を使っているのは中高年と分かってしまうのでご注意を。ラインとは、そういうツールであると割り切らねばならぬ(苦)。でも投稿者としては、昨今の一般文章は滅茶苦茶、アナウンサーのイントネーションも出鱈目な現象は「文字文化・言葉文化の崩壊」と思える。
(まんじ) = 卍は古くインドで、仏の胸に描いて円満な功徳(くどく)を表した吉祥の記号。中国で「万」と同じに発音し、仏書で「万」の代りに用いるようになった。「まんじ」は「万字」の意。投/卍の引き合いに出されるのが、似ているドイツ・ナチのシンボル「ハーケンクロイツ」。逆まんじ、右まんじとも呼ばれる。かつて沢田研二や女性アイドルグループが服に着け顰蹙(ひんしゅく)を買った。ドイツでは、戦争の反省から絶対厳禁。ドイツ旅行者が日本に来て、地図(沢山ある寺のマーク)を見てビックリこいた話あり。
満身創(まんしんそうい) = ①全身傷だらけであること。②転じて、手ひどく痛めつけられていること。
万葉集(まんようしゅう) = 万世に伝わるべき集、また万(よろず)の葉すなわち歌の集の意とも、現存最古の歌集。20巻。仁徳天皇皇后作といわれる歌から淳仁天皇時代の歌(759年)まで、約350年間の長歌・短歌など合わせて約4500首。豊かな人間性にもとづき、現実に即した感動を率直に表す調子の高い歌が多い。

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索引【み】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.47

2022年05月24日 | 気になる言葉|一括
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ミーイズム = meism。自分の幸福や満足を求めるだけ、他には関心を払わない考え方。自己中心主義。
木乃伊(ミイラ) = mirra・ポルトガル語。「木乃伊」は、オランダ語・mummieの漢訳語。人間または動物の死体が、永く原形に近い形を保存しているもの。「ミイラ取りがミイラになる」とは、人を連れ戻しに出かけた者が、そのまま帰って来なくなる。転じて、相手を説得するはずが逆に相手に説得されてしまう。
三浦しをん = 小説家・随筆家(本名)。投/ネットでは「しおん」と書かれていることが多い。作品「舟を編む」は、辞書編纂(へんさん)の大変さを描いた小説で感心させられた。映画も見た。辞書は10年程度を掛け編纂するので、大赤字。投稿者はこの小説・映画で刺激を受けて、いくつか辞書を買い足した。家には一般の辞書の他に、新語辞典・発音アクセント辞典・故事辞典など、10冊以上ゴロゴロしている。枕替わりにはしていない。
・水脈(みお) = ①河・海の中で、船の通行に適する底深い水路、みよ。②船の通った跡、航跡。投/1985年のNHK朝ドラ「澪つくし」、沢口靖子・川野太郎が出演した。こちらは良かったが、杉田「水脈」総務政務官は酷い。結婚しない・できない女性や同性愛者は、「生産性」がないと罵った。さらには性被害を受けた伊藤詩織さんを「枕営業の失敗」と書いたSNSに、執拗に「いいね」を押して、裁判所から賠償判決が出された。こうした人物を政務官に着けた、岸田首相の神経を疑う。
見返り美人図 = 17世紀(江戸時代前期)の美人画。浮世絵を確立した画家・菱川師宣(もろのぶ)の代表作にして彼の代名詞的一図である。緋色の衣裳を身につけた美人の女性が、ふと振り向く(見返る)様子を描いたもので、世界的にも非常に著名な肉筆浮世絵である。投/40年以上前の切手ブーム絶頂期に、親から借りて切手商から2万円近くの価格で見返り美人切手を買った。その後、3千種弱集めたがブームも去り、ここにも高齢化の波が押し寄せ手放す方が続出している。そのため業者が買い取る金額は切手額面にも遥か及ばず、端金(はしたがね)しかならないほど買い叩かれる。そんな足下を見透かした宣伝激しい買取会社バイセル社に出さず、死ぬまで塩漬けを決めた(孫が興味持つかを待つ)。
782mikaeri2782mikaeri1 左/縦63・横31cm、右/1948(S23)年発行の切手
帝揚羽(みかど・あげは) = 笑い言葉 < 投/止事無き(やんごとなき)名前が付いた昆虫=蝶の帝(みかど)? 止事無いは、①捨てて置かれない、よんどころない。②ひと通りでない、特別である。③身分・地位などが極めて尊い、重々しい、高貴である。
766mikado
三行半(みくだりはん) = 離縁の趣旨と再婚許容とを記して相手に渡す書状。多く、江戸時代、妻を離縁する時に渡した。「三下半」とは、書状を3行半程度で書いたことによる。投/庶民は字を書けない人がいたため、3本の線とその半分の長さの線を1本書くことにより離縁状と同等の取扱いがされた。それが、三行半という呼称として広まった。
輿(みこし) = 投/正しくは「御輿」だが、巷では「神輿」と書くほうが多い。「御輿を担ぐ」とは、他人をおだて上げる。投/「御輿は軽いほうがいい」の名言?は、小沢自民党幹事長(当時)が、時の海部俊樹首相を指した言葉と言われる。実力や経験が伴わない上司や幹部は、扱いやすいと言う意。大企業でも“差し障りがない”社長が選ばれることが多く、こんなことをしているから日本経済は伸びない。
道草を食う = 途中で暇を費やす。横道にそれて手間どる。語源は、馬が路傍の草を食って進行が遅くなる意から。
御堂筋(みどうすじ) = 大阪駅前の梅田から、中之島・船場を経て難波に至る目抜き通り。大阪を代表するビジネス街・繁華街。大阪では南北に走る道路は「筋(すじ)」、東西に走る道路には「通(とおり)」と呼ぶ。豊臣秀吉が大阪城を築城し、先に東西の道路網が整備され「通り」とした。現在では御堂筋は大動脈だが、歴史的に見れば「通」の方がメインで、「筋」はランクが落ちる扱いで「通」を補完する副次的な役割を担っていた。投/東西・南北の道路を呼び分けるのは便利。でも東京の道路は碁盤の目になっていなので不可。
緑の黒髪 = 女性の髪をほめていう語。つやつやとした美しい黒髪。語源は、①みどり児(ご)、生まれたばかりの新生児のように無垢な美しさ。②新緑、若葉などが若々しく芽吹く様子。③中国故事から。投/そんな美しい日本女性の黒髪なのに、早くは小学生から・中学生段階でもかなり茶髪化している。”黒髪(神)様”を見たいものだ。ヘアカラーなどをあまりにも早い時期に使うと、アレルギーやガンの恐れもある。
水俣病(みなまた・-) = 熊本県水俣湾周辺の化学工場・現チッソ社から海にメチル水銀化合物(有機水銀)を垂れ流し、汚染された魚を住民が長期に渡り食べたことで水銀中毒が集団発生した公害病。死者1500人以上、被害者は7万人弱。訴えができない方も多数存在する、大変な公害災害。投/5月、環境省は、懇談会出席の被害者団体が「妻が痛いよ!痛いよ!と言って死んでいった」訴えを、「3分」で終わらないとして強制的にマイクの音を切る暴挙に出た。親世代から70年続く苦しみをたった3分で話せる訳がなく、途中で打ち切ることは言語道断。投稿者も、この憤りを別途ブログに書く。公害や環境破壊で苦しむ方々を助けるのが、環境省の役目ではないのか!
未必の故意(みひつのこい) = 行為者が、罪となる事実の発生を積極的に意図・希望したわけではないが、自己の行為から発生するかもしれないと思い、発生しても仕方がないと認めて行為する心理状態。故意の一種。投/育児放棄など親が小さな我が子に水・食料も与えず何泊も外出していたのは未必の故意(死んでしまってもいいかもしれない心理)、いや殺人と言える。虐待死など、可哀想で堪らない。投稿者が常々思っていることは、当然、法律では許されないが、虐待や育児放棄などに限り親に「目には目を」の同じ処罰をすべき。子供が、どんな思いで死んでいったかを分からせるために。
身二つ(みふたつ)になる = 子供を生む。出産する。投/そう言えば、昔、聞いた。後年、お一人様、“身一人様” (造語)になるのは辛いだろうな。最近、アルバム「見てね」のアプリで、毎日のように孫の写真がアップされてくる。このアプリは便利。
耳障り(みみざわり) = 聞いて不愉快に感じること。投/障りとは、害になること。明鏡国語辞典第三版によると、耳に心地よい場合に「耳障りが良い」という言い方は、根本的に間違い。「耳触り(が良い)」の字を書くのも、間違い。「耳当たりが良い」が、せいぜい許容範囲。
ミャンマー軍事政権 = 投/ウクライナ侵攻によって、すっかりミャンマーの凶悪な軍事政権の実態が隠れてしまった。アウンサンスーチー氏の長期拘束、側近が次々と死刑。久保田徹氏が現地のデモを撮影していただけで7年の実刑に処されたが、恩赦で解放された。久保田氏と荻上チキ氏との対談で明らかになったのが、デモや抗議した現地人1万人以上が不当な服役をしている。こんなミャンマー軍事政権を安倍首相の国葬に招いた日本国政府は、世界から批判されている。
三世(みよ) = 過去・現在・未来の三世(さんぜ)。または前世(ぜんせ)・現世(げんせ)・後世(こうせい)=来世(らいせ)。
ミルフィーユ = mille-feuille・フランス語。層になるように作ったパイ生地を薄く伸ばして焼き、カスタードクリームや果物などを挟んで重ねたもの。mille は「千」、feuille は「葉」を意味し「千枚の葉」と言われる。笑い言葉 < 投/ミルフィーユは千葉県の銘菓?(笑)。
弥勒菩薩(みろくぼさつ) = 釈迦の入滅後56億7000万年後に仏となって、この世に現れ衆生を救うという菩薩。弥勒仏。投/像として有名なのは、京都市・広隆寺の国宝「弥勒菩薩半跏思惟像」(-・はんかしゆいぞう)。弥勒そのものは、兜率天(とそつてん)という仏教世界観における天界の1つに待機中だと言う。“約57億年後”は、地球どころか太陽系の存在も怪しい。そんな悠長なことを言ってないで、今すぐ世界に広がる戦争・暴力・貧困・飢餓からお救い賜りたく、一刻も早く現世へお出まし願いたい。補足<“約57億年後”とは、長い未来を指す言葉だそうだ。
776miroku
(みん) = 昆虫、特に蚕が脱皮を行うために静止して桑を食わない状態。またその時期、眠期。
民主R・民主K(藤子不二雄) = 立憲民主党と国民民主党は、投票時の略称を「民主党」にした。そのため、民主党と書かれた票はどちらの党に投票したのか分からず。21年の衆院選挙では、「民主党」記入票が両党得票の2割に達し362万票もあった。その票は、両党が取った総票数によって案分(割合比)される。つまり立憲に295万票、国民に66万票に割り振られた。投/どちらの党が得をしたのだろうか。出題者・西尾徹也氏は、藤子不二雄氏の例にならってRやKを加えた略称にすべきだったと仰っているのでしょう。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
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索引【む】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.48

2022年05月23日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.48/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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文字が見にくい場合は、右サイドバーの「文字サイズ変更」の『大』をクリック。

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ムー大陸 = 1.2万年前まで、太平洋に存在したとされる空想上の大陸。ハワイ・タヒチからイースター島まで、太平洋の巨大な南中央部が天変地異により水没したとされる。現在では、複数の海底探査結果によってその存在は学術的に否定されている。
無縁仏(むえん・ぼとけ) = 弔う縁者のない死者。投/墓参りの際、周辺には墓が倒れていたり、明らかにほったらかしの墓があった。かたや都心では、巨額の金銭を用意しても墓が持てないアンバランス。死の世界でも格差ありでは、ハカ・ナイこと。
無冠の帝王 = ①地位はないが強い力のある者、また権力に屈しない者の意。新聞記者。ジャーナリスト。②スポーツなどのある分野で、第一人者の実力を有しながら大きなタイトルを獲得できないでいる人。 類似語「シルバーコレクター」(いつも銀メダル)、「万年2位」。投/真っ先に浮かぶのは、西武・巨人・オリックスの清原和博選手。華々しい成績も無冠、引退後も薬物依存・離婚。大の巨人ファンだった清原だが、1985年、巨人は桑田投手をドラフト指名・入団した。よく言われるように、もし巨人が清原を獲得していれば彼の人生も大きく変わっていただろう。見掛けと違い、心臓が”ヤワ”だったのかな~
剥き身(むきみ) = 蛤(はまぐり)・浅蜊(あさり)などの貝殻を取り去り、中の肉だけにしたもの。
無垢(むく) = ①心身の汚れていないこと。うぶなこと。「純真-」。②まじりもののないこと。「-の一枚板」、「金-」。
向う傷(むこうきず) = 敵に立ち向かって戦って、体の前面(特に額や顔面)に受けた傷。投/向う傷と言えば時代劇ファンならずとも三日月形の天下御免の向う傷、人呼んで「旗本退屈男」。直参旗本・早乙女主水之介(さおとめ・もんどのすけ)を主人公とする、時代小説や映画。「退屈じゃ退屈じゃと退屈まぎれに罷(まか)り越せばこの始末」「ええい、この眉間の傷が目に入らぬか」が決め台詞。時代劇は、実に楽しい。ナンセンスでも、時代劇文化(娯楽)の永続を。
虫の息 = 今にも絶えそうな呼吸。弱り果てた息づかい。
無心(むしん) = ①心ないこと、何の考えもないこと、思慮・分別のないこと。②情趣を解する心のないこと。③遠慮なく物をねだること。「金を-する」 。④邪念のないこと。「-の境地」、「-に遊ぶ」。
無双(むそう) = 比較するものがないほどすぐれていること。並ぶものがないこと。二つとないこと。また、そのさま。無比、無二、無類。投/国政選挙開票時、選挙番組で池上彰氏が党首や当選者を厳しく問う姿が“池上無双”と言われる。毎度、自民圧勝だが、せめて“池上無双”を聴いて、次回の野党の頑張りに期待する。「ゆ党」(よ党とや党の中間)の、自民党への擦り寄りが許せん。
無知(むち・もうまい) = 学問がなく、物事の道理にくらいこと。笑い言葉 < 出題者・西尾徹也氏のシャレが効いている。飴と鞭(アメとムチ)を引っ掛け、ムチ・モウマイ → ムチモ・ウマイ → (飴は美味だが)鞭も美味い?へ。
ムック = mook。magazine(雑誌)とbook(書籍)との合成語。編集の仕方や体裁が雑誌と書籍との中間であるような出版物のこと。投/「ひらけ!ポンキッキ」の本のことではない。
鯥五郎(むつごろう) = ハゼ科の海産の硬骨魚。有明海・八代海などの沿岸の泥海にすむ。全長約20cm。両眼は接近して頭上に突出、胸びれで干潟を這(は)って歩く。
無定見(むていけん) = 一定の見識をもたないこと。決まった意見や考えがなく、事あるごとに変わること。また、そのさま。「-な施策」。投/マイナンバー制度や少子化対策、敵国ミサイル攻撃など、今回の「無定見」を含めて岸田首相を”装飾”する言葉が沢山あるな~。
無抵抗主義 = 社会的不正・圧政などに対して暴力的に抵抗することを排し、非暴力抵抗を主張する主義。ガンディー(ガンジー)などが主唱。非暴力主義。ガンディーは、インドの首相。シク教徒過激派に暗殺された。(1917~84年)。ネルー(昔はネール表記)・インド独立後の初代大統領の娘。
無鉄砲(むてっぽう) = 無手っ法、無点法(むてんぽう)の転。理非や前後を顧みず、むやみに事をすること。向こう見ず。米国銃規制に賛成する人を「無鉄砲」と呼ぶ、出題者・西尾徹也氏の冴えたシャレ。米国に蔓延る銃社会、歴史の推移から憲法で保持が認められていると言われるが、日本は150年前の明治政府が刀を禁止したのは賢い判断。米国に“無鉄砲な社会”が根付くのはいつのことやら。
胸三寸(むねさんずん) = 胸三寸に納める。胸中に納めて顔色にあらわさない。心にかくしておく。投/近頃は、胸先三寸(むなさき・-)も辞書に載り出した。鳩尾(みぞおち)などを指す場合はよいが、舌先三寸(口先だけで心のこもらない言葉)との混同も見られる。
村雨(むらさめ) = ひとしきり強く降ってやむ雨。強くなったり弱くなったりを繰り返して降る雨。にわか雨。
村社会 = 閉鎖的で因習にとらわれた社会を村にたとえて言った語。「派閥という-から抜け出せない」。投/実際の村と区別、誤解を避けるため、メディアでは「ムラ社会」と書くことが多い。
無理筋(むりすじ) = 囲碁・将棋などで、相手が正しく応じたら成功しない手。投/完成ワードの無理筋、これも囲碁・将棋用語だと初めて知った。
無理難題 = 無理な言いがかり。実現がとうてい不可能な要求。「-をふっかける」。
室戸<岬>(むろとざき) = 「室戸台風」 1934(S9)年9月21日、室戸岬の西に上陸、当時の地上最低気圧911.9ヘクトパスカルを記録し、大阪を通り、日本海を北上、三陸沖に抜けた超大型の台風。暴風雨・高潮のため全国の死者・行方不明者約3000人。1961(S36)年には第二室戸台風、人的被害は小さかった。投/台風情報は、昔ほど「室戸岬の南西100kmの海上を~」など、室戸岬を拠点とした言い方をしなくなった。昔は室戸“ざき”ではなく、室戸“みさき”と呼んでいたように思う。投稿者は、今のヘクトパスカルより当時の単位ミリバールのほうが台風の恐怖を感じる。ペギー葉山「南国土佐を後にして」の歌詞に、♪国の父さん室戸の沖で 鯨釣ったと言う便り~。
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索引【め・も】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.49

2022年05月22日 | 気になる言葉|一括
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め・も気になる言葉の辞書 P.49/54



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冥王星(めいおうせい) = 1930年に発見、太陽系の9番目の惑星とされた。その後2006年、惑星の定義が決められ、従来の惑星から「準惑星」の分類になった。投/巷では、仲間外れや降格の例えとして使われる。
迷宮入り(めいきゅう・-) = 犯罪事件で、犯人不明のまま捜査打ち切りとなること。お宮入り。「迷宮」とは、中に入ると容易に出口がわからず迷うようにつくってある建物。投/殺人や重大事件には時効が無くなったが、事実上の迷宮入りになった事件も多く捜査は行われなくなり虚しい思いをする遺族や被害者は多数いる。DNAや科学捜査は日々進化しており、何度も最新捜査を重ねるべき。
名月や池をめぐりて夜もすがら = 松尾芭蕉。中秋の名月の夜、池の水面に映る月に感動し池の周りをそぞろ歩いて趣を楽しんでいたところ、いつのまにか夜が明けてしまった。
冥府(めいふ) = ①冥土(めいど)と同じ。②冥土の役所。閻魔(えんま)の庁。
冥福(めいふく) = ①死後の幸福、「-を祈る」。②人の死後の幸福を祈るために仏事を修すること、追善。投/一般的な弔辞では問題ないが、仏教用語なので神道(しんとう)やキリスト教では避けるべき。NHKアナは「お悔やみ申し上げます」と言っており、公式な場合は使わないほうがよい。
眸皓(めいぼうこうし) = 澄んだ瞳と白い歯、美人の形容。
名誉挽回(めいよばんかい) = 一度失った、良い評判や信頼を取り戻すこと。「汚名返上」=以前の失敗などで受けた不名誉な評判を、殊勲を挙げて打ち消すこと。投/汚名挽回?と誤用される。喧々諤々(けんけん・がくがく)も、”ミックス誤用”だ。喧々囂々(けんけん・ごうごう)と侃々諤々(かんかん・がくがく)が、ごっちゃになった言葉。
女男・妻夫(めお) = 女と男。または妻と夫。投/辞書・大辞泉によると、「めおと」(夫婦)の発音は、「めおとこ」(女男)」の音変化ではないか?と記されている。
目からが落ちる(-・うろこ・-) = 新約聖書から、あることをきっかけとして、急に物の真相や本質が分かるようになること。投/龍や魚だって目には鱗がないし、昔からこの言葉が“不自然”と感じていたが、やはり外国由来の言葉だった。目からコンタクトが落ちれば、物が見えず。
馬手・右手(めて) = 馬の手綱を持つ手(右手)の意。
目の保養 = よいものを見て楽しく感ずること。「目の正月」。投/俗に風俗嬢を見た時にも使う。
目は口ほどに物を言う = 情をこめた目つきは、口で話す以上に強く相手の心を捉える。投/便利なリモートがあっても人間にはこの機能があるので、対面での会話や時には直談判や膝詰談判も必要。
メビウスの帯 = 帯を1回ひねって、両端を張り合わせて得られる図形。表裏がない曲面の例。ドイツの天文学者・数学者メービウスの名に因む。投/いろいろなデザインに使われており、身近なところではリサイクルマークもそうかな?
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メリヤス = 綿糸・毛糸などをループ状の編み目の集合により、よく伸縮するように編んだもの。莫大小・目利安とも書く。スペイン語・medias。
免許皆伝(めんきょかいでん) = 師から弟子に芸道などの奥義(おうぎ)を、ことごとく伝授すること。
面通し(めんとおし) = 容疑者を確認するために、関係者が実際にその人の顔を見ること、面割り。投/面通しと言えば、刑事ドラマに付き物の「マジックミラー」。元刑事で・TVでお馴染みの小川泰平氏の著書によると、実際に存在し「透視鏡」と言うそうだ。ドラマの電気スタンド・湯呑は、暴行や自殺に結び付くので実際は置いてない。かつ丼も裁判で警察が容疑者を買収したと思われるので、これもウソだ。
面壁九年(めんぺきくねん) = 達磨大師が中国の少林寺で、壁面に向かって9年間座禅をして悟りを開いた。

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(もい) = 水を盛る椀(わん)。転じて、飲み水。
申し子 = ①神仏に祈ったおかげで授かった子。②神仏など霊力を持つものから生まれた子。③その分野で特にすぐれた能力を持つ人。投/メディアは、スポーツや専門分野で活躍している人を、やたら安易に「申し子」と言い過ぎる。投稿者も“天狗”なった気持ちで言うなら、全国広しと言えども、毎日クロス解答投稿者として数人しかいないクロスの申し子の1人。自分で言うか?
孟母三遷(もうぼさんせん) = 子供は周囲の影響を受けやすいので、子供の教育には環境を選ぶことが大切であるという教え。「孟母」は孟子の母。「遷」は移る、転居すること。孟子は、最初、墓の近くに住み葬式の真似ばかりするので、母親は教育上好ましくないと思い、市場の近くに引っ越した。今度は商人の真似ばかりして遊んでしまい、最後は学校の近くに引っ越した。母親は、こここそ息子の教育にふさわしい場所だといって安心して住まいを構えたという。投/これだと孟子の子供の頃は凡人で、母親は単なる“教育ママ”だったのか?(笑) 投稿者の経験では、学校近くの生徒ばかりが出来が良かったとは思えない(苦)。
虎落(もがり) = 竹を縄で編んだ垣根。投/出題者の西尾徹也氏や、タイガースファンの前では使いにくい言葉(苦)。「虎」はこれ以上「落」ちない位置(最下位)から、虎視眈々(こしたんたん)と優勝を狙う。
(もこし) = 建物の軒下に差し掛けて作った屋根。庇(ひさし)状の構造物で、法隆寺金堂に見られる。
藻塩(もしお) = 海草に潮水を注ぎかけて塩分を多く含ませ、これを焼いて水に溶かし、その上澄みを釜で煮つめて製した塩。
もしトラ = 「もしトラ」が~「ほぼトラ」「確トラ」に!出題者・西尾徹也先生がこよなく愛する「虎=タイガース」のことではありません。「もしかしたら or もしもトランプ再選だったら?」から「ほぼトランプ」、トランプ大統領の復活が「確実」「確定」を表す「カクトラ」か? そうなれば、さらなるカオス(混沌・こんとん)かコンヒューズ(困惑・混乱)に・・・ ところで関西では「アレンパ」が流行っているそうだ。タイガースの「アレ」(優勝)の「連覇」だそうだ。「アレレ・・・」にならぬように。
もしもし = ①人に呼びかける時にいう語。「-、物を落としましたよ」。②電話で、相手に呼びかけ、また、答える語。語源は、江戸時代から、声掛けに「申し」が使われていた。「もしもし」の言葉が決定付けられたのは、1890(M23)年の電話開通。交換台へ「申し申し」、あるいは「申す申す」と呼び掛けた。当時は電話の感度が悪く、複数回繰り返した。その後、「もしもし」に転化した。投/バブリー芸人・平野ノラさんファンのマイ妻は、影響を受けたせいか今でも「シモシモ」と電話してくる。
裳裾(もすそ) = 裳のすそ、衣のすそ。投/女性らしさや色気を表し、演歌に出てくる言葉。
餅の黴(-・かび) = 笑い言葉 < 笑点・林家木久扇(元・木久蔵)は、師匠の故・林家彦六(八代目林家正蔵)の物まねギャグを多用した。餅はどうして黴びるのかの答えに、「早く食わねーからだよ」。
餅屋は餅屋(もち・-) = 笑い言葉 < 専門家に任すとよい食品。物事にはそれぞれの専門があるの意。
以ての外(もってのほか) = とんでもないこと。常軌をはずれたこと。思ってもみないこと。「-のお腹立ち」「無断外泊など-」。
モットー = motto。①西洋の封建貴族が楯・紋章などに記した題銘。②行動の目標や指針とする標語、格言。座右の銘。
元の木阿弥(-・もくあみ) = ①苦心や努力も水泡に帰して、もとの状態に戻ってしまうこと。②いったん良い状態になったものが、再び元のつまらない様に帰ること。「木阿弥」は諸説あり・大名身代わり説では、後継ぎが成長するまで戦国大名の死を伏して、僧侶の木阿弥を寝室に寝かせた。後継ぎの成人後に大名の死が公表され、木阿弥はお役御免になり元の僧侶に戻ったことが由来とされる。
最中(もなか) = 笑い言葉 < 最中(もなか)を食べている最中(さいちゅう)。
蛻の殻(もぬけのから) = ①蛻(「裳抜け」の意)、脱皮すること。また、その皮。ぬけがら。②人が逃れ去った跡の家、または寝床などのたとえ。
モヒカン = 米国先住民・mohicanの一部族の名。
と霧の違い(もや・きり) = 気象用語では、視程1km未満の状態を霧、1km以上10km未満を靄と呼ぶ。近くのものしか識別できない状態か、遠くまで識別できる状態かによる。投/昔の歌謡曲にはムードある霧が付き物だったが、最近の歌では聞かない。投稿者は東京在住で、霧は子供の頃に見たキリ(ダジャレ)。これも温暖化・異常気象の影響か?
モラトリアム = moratorium。①債務者の破綻が経済界に大打撃を与えることが予想される場合、法令により一定期間、債務の履行を延期する措置。支払猶予、支払延期。②人間が成長して、なお社会的義務の遂行を猶予される期間。
盛り土(もりつち・もりど) = 本来の読み方は、訓訓読みで「もりつち」。「もりど」は建築・土木などの業界用語で、メディアも追随している。投/家にある辞書5冊とも前者で、広辞苑第7版で「もりど」が載った。しかし説明の主体は、「もりつち」の項。投稿者は豊洲市場移転・有害物質騒動の際に、前述のことを知った。
諸手(もろて) = 左右の手、両手、双手。「―を挙げて」 心から喜んで。すっかり納得して無条件に。
諸味(もろみ) = 酒・醤油などの醸造で、発酵が済んだ後、まだ粕(かす)をこしてないもの。
モンゴロイド = Mongoloid・三大人種区分の一つ。黄色ないし黄褐色の皮膚と、黒ないし黒褐色の直毛状の頭髪とを主な特徴として分類され、眼瞼の皮下脂肪の厚いこと、蒙古襞(ひだ)、乳児に蒙古斑の頻度がきわめて高いことなども特徴。日本人・朝鮮人・中国人を含むアジア‐モンゴロイドのほか、インドネシア‐マレー人・ポリネシア人・アメリカ先住民が含まれる。
文殊(もんじゅ) = 文殊菩薩。智慧を象徴する菩薩。文殊菩薩のようなすぐれた知恵。「三人寄れば文殊の知恵」。投/安倍派幹部五人衆が寄れば、悪知恵。
門前町(もんぜんまち) = 中世末期以来、社寺の門前に形成された町。善光寺における長野のような例。
モンブランケーキ = mont-blanc・フランス語。 ケーキの一種。細いひも状に絞り出した栗のピューレと泡立てた生クリームで作る。正式名称は、フランス語で「Mont Blanc aux marrons(モン・ブラン・オー・マロン)」。「Mont=山」「Blanc=白い」という意味なので、「白い山」。当然、フランス国境・アルプス山脈の「モンブラン山」が由来。フランス・イタリアとも、山の形や岩肌を模したとされる。投/19世紀半ばに販売され、その時から「栗のペースト」が使われていた。その理由は分からず~能書きはいいから、美味しいモンブランケーキを食べましょう。

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索引【や】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.50

2022年05月20日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.50/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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家移り(やうつり) = 引っ越すこと。林修情報/引っ越しの「引っ」は当て字で、引くことの意味はない。「ひっぱたく・ひっとらえる・ひっくるめる」など、勢いを強める強調言葉の1つ。引っ越し蕎麦は、引っ越し先で食べることではなく、引っ越し先で近づきのしるしに近隣に配る蕎麦が本来の意味。
八重咲き(やえざき) = 花弁が幾枚も重なって咲くこと、重弁であること。八重咲きの花を、「重弁花」(じゅうべんか)と言う。投/「八重咲き」の言葉に情緒あり、八重山吹(やまぶき)・八重の椿など。大河ドラマ「八重の桜」(主演:綾瀬はるか)、こちらは新島(にいじま)八重のこと。八重山は、幾重にも重なっている山。八重歯(やえば)は、歯のわきに重なったように生える歯。
八重洲<ヤン・ヨーステン>(やえす) = 八重洲は東京駅東側の商業地区、屈指の地下街。ヤン・ヨーステンは、オランダの船員・貿易家。1600年、乗っていた帆船が豊後に漂着。徳川家康に用いられ、江戸に居住。その場所がヤン・ヨーステンの名に因み、現在の八重洲と名付けられた。投/船が漂着しなければ、家康が重用しなければ、あるいは外国人名が異なっていれば、今の八重洲の地名も違っていただろう。
八百万の神(やおよろずのかみ) = 八百(やお)は数が極めて多いこと、万(よろず)は様々であること。八百万の神とは、多種多様な数多くの神。毎年、旧暦10月には全国の八百万の神が出雲の国に集まり 縁結びや来年の収穫・諸事の会議をするいわれ。
焼きが回る = ①刀の刃などを焼く時、火が行きわたり過ぎて却って切れ味が悪くなる。 ②転じて、年を取ったりして能力が落ちることを言う。
矢切の渡し = 江戸川の渡し場。東京都葛飾区柴又と対岸の千葉県松戸市下矢切(しもやぎり)とを結ぶ。1632(寛永9)年創設。松戸側は、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の舞台でもある。歌は、細川たかし・ちあきなおみ・瀬川瑛子などの競作。1983(S58)年、細川たかしが第25回日本レコード大賞を受賞した。投/元々は、作曲の船村徹がちあきなおみに提供。投稿者も、ちあきの歌のほうが情感が溢れ好き。生前、船村氏は、ちあきなおみの歌はまさしく渡し船だが、細川たかしの歌はモーターボートで渡った感じがするとの逸話が残る。
疫病神(やくびょうがみ) = ①病気をはやらせる神。疫神。②転じて、人から忌み嫌われる人。奈良「古事記」疫病(えやみ)、平安「続日本紀」に疫そう等の文字あり。現在まで、天然痘・赤痢・コレラなど、数々の感染症との闘いだった。投/約100年前のスペイン風邪(実はウイルス)は、世界で5000万人、日本では45万人が死亡。当時、日本はマスクの徹底と人混みには行かない対策で終息させた。こんな貴重な経験があるのに、自民党政権はエビデンスがないと言い張り、何の効果もなく却って感染を広げたアベマスクの配布とGoToトラベルの強行など、科学に基づかない政策で感染爆発させた。
役不足 = ①俳優などが、自分に割り当てられた役に対して不満を抱くこと。 ②その人の力量に比べて、役目が軽すぎること。投/「力不足」との混同誤用に注意。「力不足」は、与えられた職務・役割を果たす力が足りないこと。課長や部長が昇格の挨拶で、謙遜のつもりで「甚だ、役不足ながら~」と言ったら、何て不遜な奴だと思われてしまいますよ! ところで岸田首相は、「役不足」「力不足」?
約物(やくもの) = 印刷で、文字・数字以外の記号活字の総称。句読点・括弧(かっこ)・数学記号など。投/大袈裟に言えば、文字以外のマークはほぼ約物と言える。「約物」の語源に明確に記したものはなく、不確かながら「約」の「まとめる」意からか? ハートマークや絵文字は現在のところ約物の定義に含まないが、多用されており“約物的”と言われる。思えばSNSやTV番組は、強調することが多く約物だらけ。少ない文字や短い時間にアピールするには打って付け。
769yakubutu(ほんの一例)。
焼け石に水 = 焼け石に少しの水を掛けても冷えないように、援助や努力がわずかで効果が上がらない喩え。投/夏の「打ち水」は、夕方や日陰には効果的。でも暑い日中に道路やコンクリートに撒いても一時しのぎで、まさしく言葉通り“焼け石に水”。
やさ = 刀の鞘(さや)が転じて刀の収まる先、自宅・家。投/倒語、種とネタのような使い方。だから、何冊も辞書を調べても載っていなかった。言葉は知っていたが、初めて意味を知った。
野趣(やしゅ) = ひなびた味わい、自然のままの素朴なおもむき。田野の風趣。「-に富む」。
八千代(やちよ) = 8000年。また、極めて多くの年代。千代は1000年。「千代に八千代に」非常に長い年月に渡って。幾千年も永久にお栄えなさいと祈る句。投/君が代は、10世紀初頭における古今和歌集を元にしている。君が(の)代の「君」は、国民の繁栄を願う説と天皇の永遠を指す説がある。昨今は前者を強調する流れになっているが、政府の詭弁。歴史的には1000年近くが天皇を意味し、天皇のための君が代・日の丸の下に、明治以降、理不尽な戦禍に散った大勢の方々の悲惨さ無念を忘れてはならない。だから投稿者は、君が代を歌わないことにしている。国籍は日本だが、非国民と言われる(苦)。
(やっこ) = 中間(ちゅうげん)は、江戸時代の武家の下僕・中間。足軽と小者との中間(ちゅうかん)の身分とされた。鎌髭(かまひげ)~口ひげをピンと跳ね上げた姿で、大名行列の先頭で槍や挟み箱などを持って主人の供をした。槍持奴(やりもちやっこ)に由来する。槍持奴は大きな四角形を染めた半纏(はんてん)を着ており、その柄は「釘抜紋」(くぎぬきもん)と呼ばれる。奴がなぜ凧になったか諸説あり、虐げられていた町民が、蔑まされていた奴の絵凧を武家屋敷の上に飛ばし、低い身分の奴が偉い武士を見下ろすことで、町民は意気を挙げたとも言われる。なお奴豆腐、冷奴(ひややっこ)は、豆腐が四角い釘抜紋と似ていることから。
749yakko
八つ時(やつどき) = 午前2時、午後2時頃。投/御八つ(おやつ)の語源は、八つ時にお菓子などを食べることから。
弥の明後日(やのあさって) = ①(東日本で)あさっての次の日。明明後日。②(東京で)あさっての翌々日。明明後日の次の日。投/4~5日目、日本の東地域で使われる。
入り(やぶいり) = 奉公人が正月および盆の16日前後に、主家から休暇をもらって親元などに帰ること。
山鯨(やまくじら) = ①猪の肉、獣肉。獣肉を食べることは禁忌であったことから、言い換えたもの。「牡丹(ぼたん)鍋」=猪肉・野菜・豆腐などを具材とした味噌味の鍋料理、猪鍋、ししなべ。牡丹鍋の謂われは、①猪肉を薄切りにし牡丹の花に似せて皿の上に盛りつける。②花札の6月の役札には牡丹の花に猪の絵柄から、他説あり。投/投稿者の地元に近い墨田区・両国橋のたもとに、300年の歴史を持つ猪料理で有名な「もゝ(も)んじや」がある。猪のオブジェ?(立体看板・画像参照)があり、投稿者が子供の頃から存在を知っていた店だが、まだ行ったことはない。時代か、現在では「ジビエ料理の老舗」と銘打っている。
778momonjiya
山路来て~(やまじ・-) = 「山路来て何やらゆかしすみれ草」。江戸時代の俳人・松尾芭蕉の紀行文のひとつ、「野ざらし紀行」に所収。山路を辿って歩いてきたら、すみれの花を見つけた。なんともいえず、そのすみれの花を慕わしいものに思ったの意。
大和仮名(やまとがな) = 漢字に対して、片仮名・平仮名。チコ情報/4~5世紀頃、中国から漢字が入ってきた。漢字を本来の意味を離れ仮名的に用いた文字が、万葉仮名(まんようがな)。貴族の私的の場合や女性文学者が漢字を簡略化したのが「ひらがな」、安→あ、以→い、宇→う、など。一方、僧侶がお経を読むために略したのがカタカナ。江→エ、於→オ、加→カ、など。
山懐(やまふところ) = 山間がくぼまって懐のように入りこんでいる所。投/山懐・山裾(やますそ)・山肌など、山を人に例えた言葉は余韻があっていい。武田信玄が用いた軍旗に記された「風林火山」は、動かざること「山のごとし」。我が家は、動かざること「妻のごとし」。
闇夜(やみよ)の錦 = 夜(よる)の錦とも言い、夜に美しい錦の着物を着ても甲斐がないように、せっかくの功労や美事などが空しく埋もれてしまうこと。転じて、甲斐のないこと。
弥生土器(やよいどき) = ①陰暦3月の異称。草木が盛んに生える意味の「いやおい」に由来する。②弥生時代と言う名称は、東京文京区・本郷弥生町の貝塚で発見され名づけられた土器による。縄文土器は形状、弥生土器は地名が元。投/ご年配の方は、昔は縄文式土器・弥生式土器と習ったはず。調べたら変更があったのは学術部門は1975年、教科書は90年代から「弥生土器」に変更された。理由は、弥生式土器を細分化すると、遠賀川式土器や○○式、□□式などと表記されて紛らわしいため、弥生式土器表記が改められ→以降、「弥生土器」、「縄文土器」とされるようになった。
遣らずぶっ手繰り(やらず・ぶったくり) = 与えることをせず、人からとりあげるだけであること。
柔肌の熱き血潮に触れもみで悲しからずや道を説く君 = 与謝野晶子の「みだれ髪」。投/何とも艶っぽい。野暮な投稿者が説明するまでもない。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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索引【ゆ・よ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.51

2022年05月19日 | 気になる言葉|一括
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ゆ・よ気になる言葉の辞書 P.51/54



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USA = 投/合衆国?合州国? 間違い当てクイズにもなっている。前者の字を使っているが、本来は合州国では?の説もあり。トランプ大統領の横暴から、自国民も各州も分断へ。
ユークリッド幾何学(-・きかがく) = ユークリッドが大成した幾何学。非ユークリッド幾何学との違いは、公理の選び方にある。公理は結合・順序・合同・平行・連続の5群に整理される。
結い(ゆい) = 田植えや屋根替えなど多くの労働力が必要な時は、人手や力を貸し合うこと。
遊撃手 = アメリカ野球黎明期、今とは異なり投手の両隣に2人の守備者がおり、すぐ近くで守ることから「shortstop」(短く遮る)の名称で呼ばれていた。その後、現在の守備位置と同じになる。明治時代の教師・中馬庚が、戦争・戦列で時期を見て待機し動き回ってあちこちを固める「遊軍」のようだと「遊撃手」という名称が広まった。「遊撃」=主力から独立して行動する部隊が、戦況に応じて敵を攻撃したり味方を助けたりすること。「遊軍」=戦列外にあって、時期を見て活動する軍隊。遊撃隊。投/遊んでいるどころか、ショートは「守備の華」と言われ守備範囲が広く、最も身体能力・体力が要求されるポジションである。
有限会社 = 2006年の会社法施行によって有限会社制度が廃止され、新たに有限会社を設立することができなくなった。背景に株式会社でも1円の資本金で設立が可能、取締役員も1名でよいことに。株式会社の設立条件が下がったため、有限会社と株式会社との差がなくなったことによる。投/当時、「1円玉企業」出現かと騒がれたことを思い出した。
故実(ゆうそくこじつ) = 朝廷や武家の礼式・官職・法令などに関する古来のきまり。
有名税 = ①有名であるために、ある程度は我慢しなければならない不快な出来事。②名前をよく知られた人が被る迷惑の喩え。有名人だけが払う実際の税ではない。多少の迷惑は仕方ない意。投/欧米の大金持ちや著名人に比べ、日本人の億万長者は寄付や社会貢献が極端に少ない。資産が数兆円ある方でも、寄付額はお粗末。寄付文化が芽生えていない背景もあるが、いかにも「ケチ」だ。それこそ皆様から稼いだのだから、“有名税”代わりに生活弱者や環境保全のために“ポン!”と還元して欲しいものだ。
雪掻き(ゆきかき) = 投/毎年、冬になると北海道から日本海側の地域に大雪が降り、高齢者が屋根から落下、屋根の雪が滑り落ちて巻き込まれた方が大勢亡くなっている。過疎、高齢化で雪掻き・雪下ろしは地元の方には重い負担。彼らには、もう無理。いっそ国が予算化し「国営雪中軍」(愛称)を作り、自衛隊、警察・消防署員、地方自治体職員、民間代行業者、有償ボランティアを募り、お年寄りは部屋に居たままで、公助による雪下ろし、雪掻きを大々的に代行する投稿者の案。全国民につまらぬ“節電ポイント”(2000億円)を配るより、高齢者の命を守ることができて地域の安全にも繋がる。
雪灯籠(ゆきどうろう) = 雪を固めて穴をうがち、その中に灯心などを入れて点火するもの。投/東北地方の山形・米沢などの雪国の灯篭まつりが有名。ぼんやりと幻想的。
雪平鍋(ゆきひらなべ) = ①厚手で薄褐色の陶製の鍋。把手(とって)・注口(つぎぐち)・蓋のあるもの。主に粥用。②日本料理で用いる片手鍋。金属製で注口があり、木製の柄がつく。
776zyukihiranabe 一例
雪見灯籠(-・どうろう) = 丈が低く笠が大きく外方に広がった3~6本脚の石灯籠。水辺に多く使う。庭園専用につくられたもの。投/名前の由来は所説あるが、滋賀県大津市の琵琶湖屈指の景勝地「浮御堂(うきみどう)」が雪見に変化した語であるのが有力。けっして、「雪を見るため」だけにある灯籠ではないそうだ(笑)。
815yukimi 雪見灯籠  815ukimi2 琵琶湖・浮御堂
ゆ党= 与党・野党どっちつかずの政党を「ゆ党」と言う。ふりがなのや行の、「や」と「よ」の間だから「ゆ」。投/公明党は昔「ゆ党」だったが、政権にのぼせてしまい「”湯”党」に、今では超与党!に。自民党とは是々非々で対処すると言ってたのが、是々是々に。コロナ拡大や日本を駄目にしたのは、公明党にも責任がある。
湯桶(ゆとう) = 注口(つぎぐち)と柄のついた、湯・酒をつぐのに用いる木製の器。多くは漆塗り。ゆつぎ。
776zyutou 一例
湯桶(ゆとう)読み = 二字の漢字で最初の字が訓、下の字が音で読む読み方。手本(てほん)、消印(けしいん)なども。↔重箱読み。投/毎日新聞連載の「毎日ことば」に、風呂桶とは風呂場で使われる小型の桶と回答した人が過半数に達し、本来の「浴槽」は3割だった。のんびり?と、風呂桶に入っていられない時代になったからか。
ユトリロ = フランスの画家。堅実な筆致と落ち着いた色彩で、パリの市街風景を好んで描いた。1883-1955年。ユトリロなど「エコール・ド・パリ」は「パリ派」の意味で、20世紀前半、各地からパリのモンマルトルやモンパルナスに集まった画家たちを指す。ユトリロ、モディリアーニ、レオナ-ル・フジタ(藤田嗣治・つぐはる)、シャガールなど作風は各々違う。投/パリの建物など、しっとり感があるユトリロは好きな画家。モディリアーニは、本物の作品を見たことがある。
 = 投/童謡「おはなしゆびさん」作詞:香山(こうやま)美子・作曲:湯山昭作、「♪このゆびパパ、ふとっちょパパ~」=親指。医療用語の親指は、「母指」(ぼし)。親指はパパになったり母になったり、文字のフィンガーマジックというところか。投稿者は、後ろ指ばかり指される(苦)。海援隊「母に捧げるバラード」の台詞、「人ば指差して笑う奴は(省略)あとの3本は自分ば指しとる」~指の教訓話。昔の指の歌・伊東ゆかり「小指の想い出」、故・ポール牧が一世風靡した「指パッチン」。
夢現(ゆめうつつ) = ①夢か現実か区別し難いこと。②意識がぼんやりしている状態。
夢浮橋(ゆめのうきはし) = 源氏物語の最後の巻名。第五四帖。薫28歳の夏の、出家した浮舟に対する遂げられない愛、彼女をあきらめきれない薫の悲哀を描く。

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(よい) = 日が暮れて暗くなりかけた頃。「宵の口・宵のうち」。宵祭・宵宮は、祭日の前夜に行う小祭。投/2007年から、気象用語の「宵のうち(18-21時)」は「夜のはじめの頃」に改正された。投稿者は、「宵のうち」は情緒があり好きな言葉だった。ウェザーニュースによると、「宵のうち」には2つの齟齬があったとされる。①宵のうちは季節や地域によるが、~18:30から19:30頃までとされる。②一方、現代人の感覚では夜10時を過ぎているのに、「まだ宵のうちだ。もう1軒付き合え」と言う例。どちらも18-21時の枠とは異なるため。井上陽水の「少年時代」の『宵かがり』『風あざみ』は、氏の造語と言われる。
ヨイトマケ = 重い物を滑車で上げ下ろししたり、綱で引いたりする動作を、大勢で一斉にするときの掛け声。転じて、そのような労働、主に地固めなどの仕事を日雇いでする人。投/「ヨイトマケの唄」は、美輪明宏氏が作詞作曲したヒット曲(発売時は丸山名)。厳しい労働、悔しさの中でもくじけずに生き抜いた歌。しかし歌詞の土方(どかた)が差別用語とされ、放送できなくなった。その後2012年の紅白歌合戦で熱唱、若い方にも感動を呼んだ。凛々しい美輪さんは、素敵だ。
拗音(ようおん) = 日本語の音節のうち、キャ・シュ・チョのように、他の仮名の右下にャ・ュ・ョなどの仮名を小さく書いて表す音。投/因みに「促音(そくおん)」は、詰まるような感じを与える音。小文字のッで表す。買った・あっさり・楽器(がっき)など。正しいかどうか分からないが、「キャッシュ」は拗音・促音の塊?「貯金は」?どちらもマネーだけに、生活で詰まらせないように(苦)。銀行などの口座名義も、拗音・促音が使えればよいと思うが。
用か・八日(ようか) = 笑い言葉 < 何か用か?七日(なのか)・八日、九日・十日~昔からあるギャグ。
養生訓(ようじょう・くん) = 貝原益軒(かいばら・えきけん)著の江戸時代の代表的な養生書。1713年(正徳3)成る。貝原益軒は、江戸前期の儒学者・教育家・本草学者。
羊頭狗肉(ようとう・くにく) = 羊の頭を看板に出しながら実際には狗(いぬ)の肉を売ることから、見かけが立派で実質が伴わないこと。
として行方が知れない(よう・-) = 杳は暗いさま、深く広いさま、はるかなさま、はっきりわからないさま。
横車(よこぐるま) = 横に車を押すように、道理に合わないことを無理にすること。理不尽なこと。投/江戸時代初期にはあった言葉だから、現在のクルマとは違う。でも道理は同じ。
横槍(よこやり) = ①両軍が合戦中に、別に敵軍の側面から槍で突きかかること。 ②転じて横合いから第三者が口を出して文句を言うこと。「-を入れる」。投/「横」が付く言葉は、悪い意味が多い。横暴・横行・横領・横柄・横着・横転、横取り・横流し・横槍・横車・邪ま(ヨコシマ?)・横恋慕・横紙破り、横道にそれる・下手の横好きなど。全国の横山さんには申し訳ない。
汚れつちまつた悲しみに・・・・・ = 中原中也(ちゅうや)の詩集「山羊の歌」に収録された代表する詩。「汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる ・・・」。悲しみは恋愛に敗れた、恋人に去られた悲しみとされる。中原中也は、1907(M40)-1937(S12)年、日本の詩人・歌人。30歳の若さで死去したが、生涯で350篇以上の詩を残した。
予算委員会 = 国会の中心的な委員会。投/政治をご存じない方は、予算委員会なのに予算の検討もせずに政府や議員への追求ばかりするな!は誤解だ。実務的には分科会があり、また衆議院・参議院の常設の各委員会で様々な問題が討議されている。ただ国会中継やTVニュースでは、主に予算委員会の模様しか流さないのでそう思われる。
世捨て人(-・びと) = 世の中を見捨てて隠遁(いんとん)または出家した人。僧侶・隠者など。投/投稿者は人と会うのが苦手なので、ほとんど家に籠り気味。多くの方は外出してイヤな気分を発散するが、私は逆にストレスが極端に溜まる。だから人と会わずに済む、しがない(とるに足りない)ブログ投稿を書く。だからコメントもフォロワー設定もしないでいる。
夜鳴き蕎麦(よなきそば) = 夜間、深夜まで路上で蕎麦・うどん・ラーメンを売り歩く人。その蕎麦・うどんを言う。
ヨナ抜き = 五音音階の一つ。 明治時代には、階名をヒ・フ・ミ・「ヨ」・イ・ム・「ナ」と称したが、そのうちのヨとナ、つまり西洋音階の第4音(ファ)と第7音(シ)を抜いたド・レ・ミ・ソ・ラの音階のこと。日本風(ノスタルジー)の音階。投/代表的なヨナ抜き曲は、君が代・蛍の光。TV番組「題名のない音楽会」で、スコットランド民謡が哀愁を帯び日本人にウケるのは、ヨナ抜き調が多いからと言っていた。調べたところ、細川たかし「北酒場」・谷村新司「昴」・松任谷由実「春よ、来い」・星野源「恋」・米津玄師「パプリカ」など。演歌はもちろんポップスでも、絶妙に使われている。ヨナ抜き調は日本人に刷り込まれていて、ヒットさせる1つのテクニック。
夜鍋仕事(よなべ・-) = 夜、鍋をかけ夜食をとりながら仕事をすることによる。夜に仕事をすること。またその仕事、夜仕事。「内職で夜鍋する」。投/辞書では「夜鍋」だけで、夜に仕事をすることを指す。過日、TV番組で同問題が出され、若い方の答えは“夜に鍋を食べること”の答えが一番多かった。時代は変わった。「かあさんの歌」(作詞・作曲者の窪田聡)♪かあさんが夜なべをして 手ぶくろあんでくれた~そんなお母さんはもういないんだろうな。(あかぎれ)に、生みそをすりこんじゃいけませんよ。
世の習い = 世間一般の慣習。普通に行われていること。世の例(ためし)。
呼出し = 投/四股名(しこな)もキラキラネームが増えて、呼出しにくいようだ。投稿者が遺憾に思っているのは、力士の絞込み(まわし)、審判、行司とも正式な装束を身に着けているのに、呼出しだけが派手な色と広告入りであること。呼出しの仕事だけではなく裏方的な多岐に渡っており、けっして軽くはない。やはり呼出しの立場や業務、格式を考え、CMは外すべきだ。そう思いませんか?永谷園さん!(なとり・紀文も)
黄泉(よみ) = 死後、魂が行くという場所。死者の行く所。冥土。
 = 投/お笑い芸人や関西の方は、自分の妻を「嫁」と呼ぶ。間違った使い方で、嫁と呼べるのは結婚した息子の両親。
嫁いびり = 姑 (しゅうとめ) などが嫁をいじめて苦しめること。投/人生100年時代と言われ、誰もが認知症や介護のお世話になる時代。できの良い息子なら介護をするが、概ね嫁が面倒をさせられる。嫁いびりしている場合ではない。鬼嫁の復讐劇にならないよう、将来を考え若い頃から「嫁」を大事にしたほうがいいですよ。
夜目遠目笠の内(よめ・とおめ・かさのうち) = 夜見たのと、遠方から見たのと、笠をかぶっているのをのぞき見たのとは、女の容貌が実際よりも美しく見えるものである。投/しかしマイ妻は、夜見ると怖い。
齢・弱い(よわい) = 笑い言葉 < 頑強な人も虚弱な人も、年齢は齢(弱い)のダジャレ。
寄らば大樹の陰 = ①身を寄せるならば、大木の下が安全である。②頼る相手を選ぶならば、力のある者がよい。投/「寄らば大樹」で言葉を切る人が多いが、正確には~の陰。「寄らば大樹」と「寄らば大樹の陰」では、若干、ニュアンスが違うと思うが。「寄らば大樹の陰」の典型は、安倍派メンバー。「虎の威を借りる狐」(議員)も、大樹がなくなれば他派閥への移動を画策、今や分裂・雲散霧消・枯死の危機に。枯死問題は、ビッグモーター社前の樹木だけではない。

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索引【ら・り】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.52

2022年05月17日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
ら・り気になる言葉の辞書 P.52/54



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頼信紙(らいしんし) = 電報を依頼する時、電文を書く所定の用紙。電報発信紙の旧称。
ライドシェア = 自家用車に有料でお客を乗せるシステム。タクシー運転手不足の対策として、導入が検討されている。毎日新聞の世論調査では、「利用したくない」が62%、「利用したい」が23%。「利用したい」は男性30%、女性14%と安全性の心配がある。投/半世紀昔は、悪名高い「白タク」と言った。白ナンバー車の無届タクシーのことで、事故・料金ぼったくり・脅迫が多発した。海外では特に女性が性的暴行される事実が多くある。今さら、なぜこんなシステムをやるのか。そもそもタクシーやバス運転手が不足するなら、そこに手当・改善するのが政治だ。半世紀に渡る不毛な交通行政が続き、対処しなかったツケ払いをいきなり“白タク”の復活ですか?と言いたい。
磊落(らいらく) = 気が大きく朗らかで、小事にこだわらないさま。「豪放―」。
ラガー = 笑い言葉 < ラグビー選手が好きなビールは、ラガービール。lager beer・貯蔵タンクで熟成させたビール。日本では、醸造後に加熱殺菌して貯蔵に適するようにしたものを指す。一方、ラグビー・rugby、ラグビー選手の俗称がrugger。ラグビーは1820~30年の頃にイギリスで始まった。イギリスのラグビー校(ラグビーとは街の名称)の少年が、フットボールの試合中にボールを手に持って走ったことがラグビーの発祥と言われる。投/カタカナでは同じラガーだが、スペルも意味も異なる。投稿者は、lagerのスペルが書かれている飲み物が好き。
落選運動 = 特定の候補者の落選を促す政治活動(社会運動)。投/多くの国では行われていないが、この制度はあってもよいと考える。不適切な議員を辞めさせることができる利点がある。最高裁判所裁判官国民審査は、不適切な裁判官への落選運動かも。
楽天 = 自分の境遇を天の与えたものとして受け入れ、くよくよしないで人生を楽観すること。楽天家、楽天的。投/なお楽天グループは、安土桃山時代の楽市・楽座のような人々で賑わう市場をインターネット上に作りたい、明るく前向きに楽天的に行きたいという思いが込められている。
楽焼(らくやき) = ①手捏(てづくね)で作る茶の湯の陶器。②一般に、素人などが作る低い火度で焼いた陶器。③観光客などに素焼きの陶器に絵を描かせて短時間で焼き上げるもの。
ラジオ体操 = チコ情報/1928(S3)年、昭和天皇即位を記念して「国民保健体操」として出発。その後、逓(てい)信省・簡易保険部署が所管する。ラジオ体操第1・第2にはそれぞれの目標があり、第1は子供からお年寄りまでが対象・簡単にできる。第2は大人用でテンポが速く力強く。幻の第3も存在し、筋肉強化が目標だったがハード過ぎて廃れる。簡易保険部署が担当したのは、体操で国民が健康になれば簡易保険の支払いが少なる大いなる目的から。投/投稿者は、「ラジオ体操の歌」が好き。♪新しい朝が来た、希望の朝だ~作詞:藤浦洸、作曲:藤山一郎。往年の錚々(そうそう)たるメンバー。
ラジコ = radiko。ラジオ放送を、インターネットで同時に配信するインターネットラジオの一種。パソコンやスマホで聴ける。背景に①都市部の雑音増加で受信環境が悪化。②地形・離島など難聴エリアの解消。③聴取率が低い若年層への強化。投/投稿者は、NHKネットラジオ「らじる★らじる」と地域コミュニティラジオ「FMえどがわ」を聴いている。前者は“聴き逃しサービス”があり、1週間以内なら24時間いつでも何回でも聴ける。後者は隣の区でも、コミュニティラジオのため。
羅刹天(らせつてん) = 仏教守護の十二天の一つ。 西南を守護し、破壊・滅亡をつかさどる神。 白獅子に乗り、身に甲冑をつけ、右手に刀を立てて持ち、左手は二指を立てる。
(らち) = ①馬場のかこいの低い垣(かき)。②転じて、物事のくぎり。限界。「埒が明かない」、(物事のきまりがつかない)「不埒」。
落花狼藉(らっか・ろうぜき) = ①花を散らすような乱暴をすること。②女性や子供に乱暴を働くこと。③物が入り乱れて取り散らかっているさま。
落款(らっかん) = 書画が完成した時、作者が署名・押印すること。またその署名・押印。
ラッキーセブン = 野球の第7回の攻撃。投手の疲れが出はじめ、逆に打者が投球に慣れてきて、得点のチャンスが大きくなることから。
ラップ = 笑い言葉 < 出題設定が、ラップを歌いながら料理の皿にラップを巻くシチュエーション。「rap」は、1970年代にニューヨークで生まれた黒人音楽のスタイル。ビートに合わせた語り(歌詞)に、社会的な主張を盛り込んだもの。もう1つの「wrap」は、①包むこと、巻くこと。②「ラップフィルム」の略。投/池上彰氏情報・元々「wrap・ラップ」は、銃や弾丸を湿気から守るためにアメリカ軍が開発した。第二次世界大戦が終わると、使い道がなくなり困った。開発者達がピクニックへ行った際に、奥さんがレタスを巻いて持ってきたことをヒントに食品用(民生品)として販売したのが「サランラップ」。因みに名称は、開発者2人のそれぞれの奥さんの名前「サラさん」と「アンさん」から取ったもの。クレラップは分かりますよね。
螺鈿(らでん) = 夜光貝・鮑貝(あわびがい)などの貝殻を板状に成形し、文様に切って木地・漆地の面にはめ込み、または貼り付け、漆を塗り研ぎ出す技法。
799raden一例
ラピスラズリ = 青色の宝石の名。青金石、群青。lapislazuli。投/瑠璃色(るりいろ)=「瑠璃色の地球」(松田聖子)、歌謡曲から環境や地球の大事さを学べる歌。
ラフランス = (和製語)西洋梨の一品種。フランス原産。果実はやや小形で緑色の果皮に褐色の斑点があり、軟らかい肉質と芳香を賞味する。投/堕落した政治家や人間を「ラ・フランス」と言う、「用無し」(洋梨)。
ラフレシア = 発見者・ラッフルズの名に因む属名。無葉緑、地上部は花だけ。花全体で直径1.5mに達し、世界最大。悪臭を放つ。スマトラ島など、熱帯アジアの林下に生ずる。
765rafflesia
ラ・メール = la mer・仏語で「海」のこと。一方、la mère(ラ・メール)は 「母」という意味。「la(ラ)」は、女性名詞に付く仏語特有の定冠詞。投/出題者・西尾徹也氏の仕掛けは、フランス語は「母」の中に「海」があり、日本語には「海」の中に「母」の字がある。ところで日本語の表現に「母なる海」もあるが、「母なる大地」「母なる地球」「母なる自然」のほうがよく使う。また、「必要は発明の母」も。大きく包み込むことが、母の表現なのかな。一方「父なる~」は、「父なる神」「神父」など宗教的。
ララ物資 = LARA; Licensed Agencies for Relief in Asia:アジア救援公認団体またはアジア救済連盟が提供していた日本向けの援助物資のこと。投/戦後、日本国民とりわけ子供は食料不足・栄養失調に陥ったため、大量の食料などが米国から送られてきた。米国国家の慈悲とされているが、実際は日系人を主体に、多くの民間人、民間団体からの資金や物資の提供であった。またララ物資の援助食料は、戦後の学校給食の開始に寄与した。投/不味い脱脂粉乳もあったが、ララに助けられた世代は今や80代以上の高齢者だ。
乱縞(らんじま) = 縞模様の1つで、線の間隔が不規則な縞。矢鱈縞(やたらじま)。縞模様そのものには、縦縞・横縞・格子縞に大別され、斜め方向のものは斜め縞と呼ばれる。色の数や配色、線の間隔等によって、様々な特定の名称を持つ縞模様がある。江戸時代に縞模様が流行し、多くの名称の縞が生みだされた。投/阪神タイガースのユニフォームは縦縞だが、「虎縞」と言ったほうがいいのか。
765ranjima 一例
乱数表 = 乱数の列を順次並べた表。0から9までの数の集合上に定義された一様分布の無作為抽出標本が実現されたもの。

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リーマン(会社員) = 派遣や契約社員など「非正規雇用」が増加の昨今、正規雇用のサラリーマンに対する嫉妬を込め「リーマン」と呼ぶことがある。投/ひらリーマン(平社員)、さぼリーマン、だらリーマン、ぶらリーマンがいる。ヒラメ社員もいる~上(上司)ばかり見ている。「リーマンショック」は、2008年・有力投資銀行リーマンブラザーズが経営破綻した別の意味。
梨園(りえん) = 唐の玄宗が、梨(なし)の木の植えてある庭園で自ら音楽を教えたという故事から。俳優の社会、劇壇、演劇界、特に歌舞伎役者の社会。投/2022年、市川海老蔵改め十三代目市川十郎を襲名。なお市川團十郎家が、「成田屋」の屋号の始まり。「成田屋!」の掛け声は、初代團十郎が成田山を信仰したことからと言われる。
離縁状 = 離縁の趣旨と再婚許容とを記して相手に渡す書状。多く、江戸時代、妻を離縁する時に渡した「三下半」をいう。「三下半」とは、書状を3行半程度で書いたことによる。投/庶民は字を書けない人がいたため、3本の線とその半分の長さの線を1本書くことにより離縁状と同等の取扱いがされた。それが、三行半という呼称として広まった。
李下(りか)に冠(かんむり)を正さず = 李(すもも)の木の下で冠の曲がっているのを直すと、李の実を盗むのかと疑われるということから、他人の嫌疑を受けやすい行為は避けるようにの意。[類語]瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず。
鯉魚(りぎょ) = 鯉(こい)のこと。
陸封(りくふう) = ①海または海と陸水の両方で生活していた水生動物が、地形の変化などにより陸水に封じ込められ、そこで世代を繰り返すようになること。②魚が環境の変化などのために湖沼・河川に閉じこめられ、そこで繁殖するようになる現象をも指す。ヒメマス・ヤマメなど。
理研(りけん)・理化学研究所 = 物理・化学の研究およびその産業への応用を目的とする研究機関。1917(T6)年に財団法人として設立、2003年独立行政法人。投/理研は元々ビタミン研究をしており、研究の一環として現・理研ビタミン(株)「ふえるわかめ」が生み出された。ノンオイル青じそドレッシングも有名。STAP細胞騒動の小保方晴子さんは、お元気でしょうか?
離魂病(りこんびょう) = 魂が肉体から抜け出し、もう一人同じ人間が現れると考えられていた病気。夢中遊行症(むちゅうゆうこうしょう)=眠っているうちに起き出し、何らかの行為をして再び眠ってしまい、あとでその行為について全く記憶していないこと。神経症的な葛藤があって、それに対する反応として起こることが多い。夢遊症。夢遊病。投/夫婦別れしたくなる病気じゃないですよ。
李氏朝鮮(りし・-) = 朝鮮の最後の王朝。1392年、李成桂(り・せいけい)が高麗に代わって建て、対外的には朝鮮国と称す。1897年に国号を大韓帝国と改め、1910(M43)年、日本に併合されて27代519年で滅んだ。都は漢城(現ソウル)。朝鮮王朝。
律令制(りつりょうせい) = 中国唐朝の律令に基づき、古代日本において国家の法体系・制度を指す。律は刑法、令はそれ以外の主に行政法、その他訴訟法や民事法に相当する。律令国家の基本となる法典。
里程標(りてい・-) = ①道端などに立てる、里程を記した標識。里程→みちのり。里数、道程。②日本国道路元標(どうろげんぴょう)。投/日本橋の橋の中央の道路部分に、マンホールの蓋のように埋め込まれている約50cm角の金属板。お江戸日本橋の言葉の通り、東京のこの地点から全国の県庁などの距離が示される。因みに鉄道は「ゼロキロポスト」と呼び、東京駅が起点となっている。中央線、新幹線など各線路脇に「0(ゼロ)」がデザインされた標識・オブジェが建つ、あるいはホームに大理石が施されたデザインが埋め込まれている。
776zgenpyou 日本国道路元標(日本橋)  776z0kmp ゼロキロポスト(東京駅・中央線)
リノリウム = linoleum 亜麻仁油(あまにゆ)の酸化物リノキシンに樹脂・コルク粉・顔料などを混合し、麻布などに塗って薄板状に成形したもの。床敷・壁張材料に用いる。高い抗菌力がある。
理髪(利発) = 笑い言葉 < 髪を切る床屋さんは、頭が切れる(利発)。投/投稿者はナニが少ないのに理髪料金が同じでは不合理と、床屋と”不毛の争い”をしている。床屋の言い分は少ないほうが却って手間が掛かると言うので、危機一髪の争いに。
リフ = riff。ジャズやギター曲などポピュラー音楽で、ソロ楽器やボーカルのバックとして使われる短い反復フレーズ。
リベンジ = revenge 復讐、仕返し、報復。投/日本では再挑戦、借りを返す意味で使われているが、本来の言葉の意味と異なるので注意。当時、西武ライオンズの松坂投手が使い始めたとされるが、投稿者は絶対使わないようにしている。
リボ払い = リボルビング方式による支払い。revolving・回転の意。クレジット‐カード等による分割払いの一つ。総借入れ限度額を設定し、予め定めた一定額ずつ毎月返済していく方式。投/ある若い女性が3万円のリボ払いから、サラ金(借金)地獄に陥った例がある。銀行・サラ金・クレジット会社が「リボ払い」を勧めるのは、儲かるから。少額返済していると、いつまで経っても借金が減らないどころか逆に増えてしまうカラクリがある。安易に借りないように!
流言(飛)語(りゅうげん・ひご) = 根拠のないのに言いふらされる、無責任なうわさ。デマ。投/現代版の流言蜚(飛)語と言えば、AIを使った合成画像。SNSに災害地にライオンが逃げ出した合成画像を載せ、恐怖を煽る。災害で困った人にさらなる仕打ちをする、悲しい人間の性(さが)。
留置場(りゅうちじょう) = 逮捕・勾留された被疑者・被告人は、警察の留置場に留置されること。投/警察署の管理下(大体は警察署内)にあるため精神的に自白を強要することに繫がり、批判されている。法務省の管理下の拘置所(こうちしょ)にするのが妥当。どちらにしても、不当なことが行われてはならない。
柳眉(りゅうび) = 美人が眉をつりあげて怒る形容。「柳眉を逆立てる」。投/マイ妻のように、そうでない人が怒った時は何と言うのだろう。鬼眉か?
理路整然(りろせいぜん) = 物事や話のすじみちが、きちんと通っているさま。「-と話す」。投/TVニュースで、イベント会場の警備員が「お客様が理路整然と並んでくれたので助かる」コメントに笑った。言いたいことは分かるが・・・
リング = ボクシングやプロレスの試合を行う方形の台。投/元々の言われは、円形(リング)の意味だったが、いつしか四角になった。
▽吝(りんしょくか) = 過度にものおしみすること。けち。
鱗翅(りんしるい) = 蝶や蛾の種類こと。投/夜蛾(やが)という言葉があるようだが、“夜の蝶”や人の弱みに付け込む「蛾」は、鱗翅類や夜蛾の分類に入っていない。林修情報/「蛾眉(がび)」は中国・唐の時代において最高の美しい女性への褒め言葉。蛾の触覚が美しい弧を描くように、三日月形の眉が美しいとされた。眉目秀麗は女性への褒め言葉と思われるが、本来は男性向けだった。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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索引【る-ろ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.53

2022年05月15日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
る-ろ気になる言葉の辞書 P.53/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
画像アイコンをクリックすると拡大します。
文字が見にくい場合は、右サイドバーの「文字サイズ変更」の『大』をクリック。

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(るい) = 他から受ける災い。巻き添え、迷惑。「わが一族に-が及ぶ」「将来に-を及ぼす」。
ルイベ = アイヌ語で、溶ける食物の意。鮭などを凍ったまま薄切りにして、山葵醤油などで、溶けかけを食べるもの。投/数十年前、北海道へ行った際に初めて食べた。印象深く、今でも覚えている。今では妻の解凍が不十分な刺身は、ルイベだと思って食べる(苦)。
ルカ = 新約聖書の「ルカによる福音書」および「使徒言行録」の著者とされる人物。聖人の概念を持つ教派で、崇敬されている。聖ルカは「親愛なる医者のルカ」と呼ばれていることから、キリスト教圏ではしばしば病院の名前に使われる。東京中央区の「聖路加国際病院」の屋根に十字架が掲げられている。前身は、宣教師チャニング・ウイリアムズによって、1896(M29)年、キリスト教系の築地病院(英語名St. Luke's Hospital)が作られ「ルカ」名が付けられた。投/日本人の9割以上が<せいろか>と思っているが、正式名は<せいるか>である。
留守(るす) = ①外出しないで家に留まっていること。②主人や家人の不在中、その家の番をすること。また、その役。留守番。投/留守は、家にいることなのか?いないことなのか?元々は、家人(主人)が外出中に、他者が残(留)って家を守ることだった。留守が不在という意味で使われたのは、鎌倉時代以降。一方で、現在でも「留守を頼む」「留守を預かる」といった言い方も残っている。
ルッキズム = 外見による優遇や差別のことで、身体的な特長で利益を得る、あるいは差別や不利益を被る。投/東京五輪開会式で、渡辺直美氏を豚の衣装で出演させる予定だった。女性蔑視とともに、ルッキズムも改善されればよい。親しみやすさから、職場の女性を「ちゃん」呼びするのは20世紀の頃からアウト。結構、今でも、そう呼ぶ高齢者がいる。
ルネサンス = Renaissance。14~16世紀、イタリアから西ヨーロッパに拡大した人間性解放をめざす文化革新運動。個性・合理性・現世的欲求を求める近代的価値の創造が、古代ギリシャ・ローマ文化の復興という形式をとったので、「ルネサンス(再生)」の語で表現された。西欧近代化の思想的源流となる。文芸復興。「ルネッサンス」とも言う。投/絵画で言えば大きく変わり、宗教画や裸婦が印象的。「ルネッサ~ンス!」髭男爵・山田ルイ53世さんは、今でもワイン(実際はファンタグレープ)を飲みながら頑張っているようです。ルイは友を呼ぶ?でも、”エッフェル塔騒動”(自民党団のフランス研修会と名乗りながら、ほとんどがパリ観光や飲食だった)を起こした自民党の松川るい議員とはお知り合いではないですよね?
ルビ = ruby・文字にふりがなや説明などを、本文の横に付属される文字。明治期・19世紀後半のイギリスでは、活字の大きさを宝石の名前をつけて呼んでいた。例えば7号活字(2mm)が「ruby」(ルビー)。大きさにより、エメラルド・パール・ダイヤなどがある。日本では転化し「ルビ」に、また一般的に大きさに関わらず振り仮名を付けることを「ルビを振る」と言う。投/どうでもいい話だが、1981年に大ヒットした寺尾聰(あきら)「ルビーの指環」のEPレコードジャケット、タイトルにルビは振ってなかった。寺尾氏は、所属していた石原プロモーション社長の石原裕次郎や専務(実務者)に聴かせたところ、専務は「こんなお経みたいな曲が売れるわけがない」と反対したが、石原が好感触を示しレコード化が決定した逸話がある。
778ruby
ルポ = ルポルタージュの略。reportage・仏語。①報道、現地報告、探訪。②第一次大戦後に唱えられた文学様式で、社会の出来事を報告者の作為を加えずにありのままに叙述するもの。日本には第二次大戦後、文学の1ジャンルとして登場。投/ルポライターとも言ったが、多くの方が肩書を「ノンフィクション作家」に変えたので今や死語か?
瑠璃懸(るりかけす) = スズメ目カラス科の鳥。カケスに似るが極めて美しく、翼・尾は瑠璃色。他は栗赤色で、風切羽・尾羽の先端と嘴(くちばし)は白い。世界で奄美大島と徳之島とにだけ産する珍鳥で、天然記念物。
縷々(るる) = ①細く絶えずに長く続く様。②細々と述べる様。「-・申し述べる」。

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レームダック = lame duck。「正常に歩けないアヒル」の意味の米国発祥言葉。①「役立たず」「死に体」の政治家を指す政治用語。②任期中に、政治的影響力を失った首相や大統領を揶揄的に指す。投/ここへ来て安倍派を中心に政治資金パーティーのチョロマカシが発覚、岸田首相の行き当たりばったり・出鱈目な内閣運営、国民を蔑ろにする政策ばかりで、誰も岸田氏を信用しなくなり遂にレームダックに陥った。首相になったらこんな政策・あんな政策をやりたい構想はなく、ただただ「首相になりたかっただけ」の人物。だから、もうお辞めになっても悔いはないのでは?
霊感商法(れいかん・しょうほう) = 商品に超自然的な霊力があるかのように思いこませて、高い値段で販売する方法。投/1987(S62)年以降、旧統一教会から印鑑・壺などを超高額で買わされた被害総額は1200億円以上。実際の被害は、1桁多いと言われる。大きな社会問題となり、国会で厳しく問われた。当時、あれほど国会紛糾、社会が大騒ぎになったことを知らない訳がなく、一国の首相だった安倍氏がロクでもないカルト集団、かつ反社会的団体の現・世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)へ称賛・エールのビデオメッセージを送ったことは、日本国・政府・首相として根本的かつ重大な誤り。大失態の極み、軽率にも程がある。自業自得とは言わないが、「口は禍の元」。当然、生命倫理を尊重するが、生前の政治の悪行は許されない。
隷書(れいしょ) = 書体の1つで、印鑑や実印に使われることが多い。
冷泉家(れいぜいけ) = 和歌の模範家の1つ。藤原定家(1162~1241年)の流れを伝え、孫の為相(ためすけ)を祖とする。比較的、自由な歌風を主唱。投/800年に渡り王朝の和歌文化を継承してきた冷泉家(京都市)。2024年4月、定家の自筆原本とされる古今和歌集の注釈書「顕注密勘」(けんちゅうみっかん)が発見された。国宝級とも言われている。投稿者は素養がないから、和紙と墨の保存性がすごい程度しか言えない(苦)。
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暦象(れきしょう) = ①暦によって天体の運行を推算すること。 ②天体現象。
レ点(れてん) = 漢文の返り点の一つ。「レ」。
レトリック = rhetoric ①修辞法。修辞学。修辞。②巧みな言い回し、美辞麗句。投/良い使い方は「物事を伝える際言い回しを工夫することによっての相手の感情に訴えかける。悪い使い方は「実質を伴わない表現上だけの言葉」に。後者は著名人・芸能人に多くいて、実質が伴わないのに強調が強いので辟易したりオツムが軽いと思えてしまう。
レ・ミゼラブル = フランスの歴史小説。ヴィクトル・ユゴーによって1862年に出版された。1斤のパンを盗んで窃盗と脱獄未遂の罪によって、理不尽にも19年間の監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャン。ミリエル司教の無償の愛にふれたことをきっかけに改心して、「正しい人」になるために生涯をささげようとする物語である。原題の「Les Misérables」は、仏語で「悲惨」「哀れ」~な人々を意味する。レ(les)は、仏語の複数形に付ける定冠詞。昔は、「ああ無情」と言っていた。
れもん = 梶井基次郎「檸檬」、落合恵子「レモンちゃん」、米津玄師「Lemon」。投/様々な表現ができる言葉の1つ。
連合 = 日本労働組合総連合会の略称、日本の労働組合におけるナショナルセンター(全国中央組織)である。投/大手企業・正社員主体の労組集合体であり、この組織は非正規社員や中小企業の労働者には関心を持ってない。今や本音は自民党支援。こうした組織は、もはやナショナルセンターや労働組合とは言えぬ。
レントゲン = Röntgen・ドイツの物理学者。1845~1923年。真空放電の研究中に不透明体を通過する未知の放射線を発見し、X線と名づけた。1901年、第1回ノーベル物理学賞受賞。投/ラジオの子供相談室で「レントゲンはどうして白黒写真なの?」の問いに、ハッ!とさせられた。さすが子供の視線は鋭い!これだけ科学技術は発達しているのに、未だに白黒とは。カラー化すれば、詳細な患部が分かるのでは?チコちゃんに聞こうとしたが、時間が掛かりそうなので調べた。1)カラー化が実現できた情報。他方、2)X線自体がそもそもカラー化できない、3)カラー化できたとしても体内は赤一色だから白黒と同じことだの3論に分かれた。素人の投稿者には判断できず、身体内の疾患は死に至るので何とか改良願いたいとしか言いようがない(苦)。

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ローマ字 = 古代ローマ人が、ラテン語を表記するのに用いた表音文字。ラテン文字。その後も、ヨーロッパを中心に多くの国語を表記するのに用いられているA~Zまでの文字。
労多くして功少なし = 苦労が多い割には報われない意。
労音 = 勤労者音楽協議会の略称。勤労者の音楽鑑賞組織で、1949(S24)年に設立された大阪労音に始まり、55年に全国組織となった。投/安価で一流歌手のコンサートが聴けることから、投稿者が若かりし頃に月例会など毎月の公演に行くなど随分と利用した。歌謡曲・ポップスに留まらず、クラシック・ミュージカルにも行った。しかし昨今は、振るわないと聞く。
老荘(ろうそう) = 中国古代の思想家の老子と荘子。
(ろうばい) = 花弁は黄色、蝋細工のような光沢を有す梅。笑い言葉 < うろたえているような梅の例えは「狼狽」。投/江戸時代以前は、桜より「梅」のほうが人気があり高貴とされていた。
漏聞(ろうぶん) = 漏れ聞くこと。漏れ聞こえてくること。
六歌仙(ろっかせん) = 古今集序に論評された平安初期の6人の和歌の名人。在原業平・僧正遍昭・喜撰法師・大友黒主・文屋康秀・小野小町。
(ロハ) = 笑い言葉 < “ただ”という字は、「只」と書く。カタカナのロとハのような字で成り立っているので、年配者や商売人はただのことを「ロハ」と言った。
ロハス = LOHAS(ロハス) [lifestyles of health and sustainability]の略。健康と環境の持続可能性とを重視するライフスタイル。投/広辞苑第六版に載っていて第七版では削除されており、逆の現象に驚く。
ロマン = roman・仏語。①長編小説。②夢や冒険への憧れを満たす事柄。
ロマンスシート = romance seat・和製語。S30年代当時、劇場・映画館などで男女二人が並んで腰かけるように作った座席。投/「ロマンスシート」から名づけられたのが、小田急の「ロマンスカー」。神奈川県・海老名駅の隣接地に、歴代のロマンスカーを展示する博物館(ロマンスカーミュージアム)がある。引退した名車・5編成が展示されている。
ロンド = rondo・イタリア語。①回旋曲、輪舞曲。②器楽形式の一種。主題が同じ調で繰り返される間に異なる楽想の副主題が挿入される。ソナタや協奏曲・交響曲などの最終楽章に多い。
論白(ろんぱく) = 論じ言うこと。論駁(ろんぱく)= 相手の論や説の誤りを論じて攻撃すること。投/使い方に注意。
論を俟たない(-・またない) = 議論するまでもなく、明白である。言うまでもない。「彼の主張が正しいことは-」。投/「俟つ」は待つと同じ意だが、この場合は前者を使うことが多い。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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索引【わ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.54

2022年05月10日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.54/54





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ワードローブ = wardrobe・洋服ダンスなど収納スペース、個人の持ち衣装、組み合わせ方などの衣装計画。
Yシャツ = ホワイトシャツの転、「Yシャツ」は当て字。投/明治時代か・それ以前? White shirtの発音を、日本人が「ワイシャツ」と聞き間違えて使われる。チコ情報/Yシャツの裾が長いのは、下着のパンツに使用した名残と言う。19世紀頃の習慣で、男性貴族がフォーマルウエアの時はノーパンで、今よりさらに長かったシャツのお尻側の裾を前に回してとめたそうだ。”安心して下さい” 。その後ブリーフが出現し、裾はだいぶ短くなったがシャツ製造の習慣は続いている。因みにフランス語はシャツをシュミーズと呼び、日本語は女性用の下着・シミーズに変化。
Y字路 = Y字形に交わった道路。三叉路。投/Y字路より三叉路(さんさろ)のほうが、情緒があって好きだが。一方、若い世代は「T字路」(アルファベットのT)と言うが、元々は「丁(てい)字路」(甲乙丙丁の丁)と呼んだ。「丁」と「T」が字も音も似ていることから始まった誤用だが、「T字路」が多数派に。広辞苑には、何と「T字路」「Y字路」も掲載されている(苦)。「十字路」は英語ではcrossroadsで、そのうちクロス字路、プラス字路と呼ぶかも・・・ 補足=四叉路(しさろ)は、十字路はもちろんX型の交差も含む。
若気の至り(わかげ・-) = 若さの余り、血気にはやって思慮分別を失うこと。「-・の過ち」。「若気」とは、年若い頃のはやり気。投/昔のオヤジギャグに、「若気の行ったり来たり」と言った。若さ故、気持ちや成り行きが行ったり来たりして、ギャグどころか”行ったり来たり”の表現も的を射ている。
和歌山のいわれ = 1585(天正13)年、豊臣秀吉がこの地に築城した際、古来、名勝地で南に位置する「和歌浦」に対する名として命名したといわれる。和歌浦の元々の字は若の浦で、和歌の題材に使われたことから変化した。投/和歌の優美さに反して、地元の方には失礼だが「和歌山№のクルマ」は荒いので怖い。
早生・早稲(わせ) = 植物の中で早く成熟するもので、特に稲に使う。早稲を作る田を、早稲田(わせだ・わさだ)と言う。
わや = 関西方言「わやく」から。①道理に合わないこと。乱暴なこと。無茶。「-を言う」 ②もろいこと。よわいこと。 ③だめなこと。めちゃくちゃ。
半紙(わらばんし) = ①藁の繊維に小量のミツマタやコウゾの繊維を混ぜて漉(す)いた半紙。②化学パルプ・砕木パルプで作った安価な紙をもいう、ざら紙。投/投稿者は、生徒会や労組活動の折にガリ版・藁半紙を使い、インクで手を真っ黒に染めながら広報活動を行った在りし日の姿を思い出す。当時の学校のテストでは自筆が汚く読みにくい先生がいたので、点が悪かったと言い訳したものだ。今では懐かしい思い出。
(わらびもち) = 蕨粉にもち米の粉を加えて作った餅。蜜と黄な粉をつけて食べる。投/話題の”飲むわらびもち”の「とろり天使のわらびもち」(クリック!)の店が近くにできたので、さっそく物珍しさで食べた。でもパフェみたいで、投稿者には昔ながらの”じじばばの蕨餅”のほうが美味しい。
ワルツ = waltz・4分の3拍子の旋回舞曲。円舞曲。投/世界三大ワルツは、一般的に皇帝円舞曲(カイザーワルツ)・美しく青きドナウ・ウィーンの森の物語とされる。しかし庶民の三大ワルツは、ウィンナーワルツ・テネシーワルツ・芸者ワルツ(お笑いネタ)。
われは海の子 = 文部省唱歌。1910(M43)年に発表された。敗戦後、7番の歌詞は国防思想や軍艦が登場するという理由でGHQの指示により教科書から削られた。1947(S22)年以降、小学校では3番まで教えられている。投/恥ずかしいことに、7番まであることを知った。確かに3番までは唱歌だが、4番以降はガラリ「海の重要性」「海の怖さ」を歌っている。「海の歌」としては、断然、後半のほうが重みが深くて感激した。中国船が領海に現れたら、海上保安庁は中国語でこの曲を流したら理解が深まるのでは?無理か・・・

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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