食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【た(さ-わ行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.30

2023年07月01日 | 気になる言葉|一括
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た(さ-わ行)気になる言葉の辞書 P.30/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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た(さーわ行)
他山の石 = 他人の誤った言動でも、自分の才能や人格を磨く反省の材料とすることができるという例え。
多神教(たしんきょう) = 複数の神々を同時に崇拝する宗教。自然現象を人格化したものや、人間生活の様々な局面を投影した独自の性格と形姿をもつ神々に対する信仰。原始的諸宗教や古代の宗教の多くはこれに属する。
(ただ) = 投/只の字をカタカタに置き換えると「ロハ」。昔の方や商売人はよく使っていた。
辰巳・巽(たつみ) = 十二支で表した方位で、辰(たつ)と巳(み)の間が南東の方角。辰巳芸者=江戸深川の遊里の芸者。きっぷがよく、張りがあるとされている。投/子・丑・寅~と続く十二支は方角でも使われ、江戸城から見て深川(現・江東区)は南東に当たるため、辰巳芸者と言われた。
立て看板(タテカン) = 京都大学・吉田キャンパス周辺に立て看板(タテカン)が多数設置されていた。投/景観保護か表現の自由か、現在も法廷闘争が続いている。学生運動が盛んな1960年代から続いてきた。投稿者も、学生運動をリアルに見て来た時代があった。時が移り、学生運動も労働組合活動も風前の灯火。大手労組が、自民党を支持する時代に・・・
立役者 = ①一座の中心となる重要な役者。②転じて、重要な役割をする中心的人物。投/「大(おお)舞台に立つ」「~の舞台裏」とメディアでは使う。どちらも舞台や寄席用語から転じた言葉とされているが、オリンピックやWBCなどスポーツの世界に使うことに投稿者は以前から違和感を持つ。それに代わる言葉がないか?ステージも同じ意だろうし。
(たで) = ①タデ科タデ属の植物の総称。②特に葉を和風香辛料とするヤナギタデなどを指す。「蓼食う虫も好き好き」、辛い蓼を食う虫もあるように人の好みはさまざまである意。
伊達政宗(だてまさむね) = 安土桃山・江戸初期の武将。独眼竜と称される。投/「だて」とは、人目をひく派手な行動や派手な服装、好みが粋、洒落ているさま(伊達男など)。語源は、「忠義立て」などの「だて(立て)」である。一方、伊達政宗や家臣が華美な服装で人目をひいた説がある。しかし「だて」に「伊達」の漢字が使われるのは、当て字と考えられる。
774date 仙台の政宗像
堕天使(だてんし) = キリスト教で、悪魔のこと。もとは天使であったが神とその座の高さを競い驕慢の故に天上を追われた。ルシフェル。投/歌謡曲の世界は堕天使や天使のタイトルや歌詞が多い。最近の曲は分からないので、堕天使は中森明菜の「DESIRE」。天使は「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子)、「天使のウインク」(松田聖子)、「天使の誘惑」(黛ジュン)、「天使のささやき」(スリーディグリーズ)他、多数。天使のブラ(トリンプ)は着けたことはないが、とろり天使のわらびもちは食べた。様々な用途に使われる。
畳紙(たとうがみ) = ①折り畳んで懐に入れておく紙、懐紙。畳紙(たたみがみ)の転。②厚い和紙に渋や漆を塗り、4つに畳むようにして折目を付けた包む紙。和紙、結髪(ゆいがみ・ゆがみ)の道具などをしまう。投/タトゥシールとは違うよ!
827tatou 着物用
棚浚え(たなざらえ) = 整理のため、商品棚にある商品を全部取り出して廉価に売ること。在庫一掃のクリアランスセール。投/安倍派解散どころか、金に汚い自民党議員一掃の”棚浚え総選挙”を願いたい。議員もダメ、頼りの特捜部もダメでは話にならん。最後は、国民の投票(選挙)で決着を付けるしかない。最近は、岸田首相のことを「キシダメ」と言うらしい。
頼みの綱(たのみのつな) = 苦境の中で頼りにしてよりすがっている人や物。投/当ブログでは枯渇する「鮪」を説明する投稿カテゴリがあり、マグロだけにサブタイトルを“頼みのツナ”と銘打っている(笑)。
旅立ちの日に = 投/卒業ソングの定番になったこの曲は、1991年に埼玉県の秩父市立影森中学校の教員によって作られた合唱曲。作詞は当時の校長だった小嶋登氏、作曲は音楽教諭の坂本浩美氏による。投稿者が思い出深いのは、テレ朝「題名のない音楽会」の卒業ソング特集で、小嶋氏が出演して初めて知った。しかしその放送1~2週間後の、2011年1月20日に死去(80歳)。収録は1か月以上前?と思われるが、元気だったのにとショックを受けた。
だふ屋 = 「だふ」は「札」の倒語。入場券や乗車券を買いこんで、高く売り付ける商売の人。投/過去、暴力団はダフ屋を牛耳り恰好の収入源だった。そのため歌手・アーティストの人気急増、人気の翳りを一番把握していたと言われる。しかし昨今は電子チケットに替わられ、収入源を閉ざされ解散に追い込まれている。ダフ屋は死語か? でも思いっ切り”地球を叩く”、「ダフる」のゴルフ用語は残っている(語源は別)。
卵(玉子) = 投/卵と玉子の字の使い方は、決まった定義がないので難しい。一般的には生物(なまもの)を指す場合や生の食品は「卵」、加工度が高い場合は「玉子」としているがバラバラ。たまごやきは加工されていても、卵焼きが一般的。さて、卵やもやしは「価格(物価)の優等生」と言われる。それにはカラクリがある。スーパーは、卵やもやしを”目玉商品”として異常なほど低価格を売り物にしている。そのため、とばっちりを受けた両業界が泣いている。スーパーの安値PR戦略とは言え、自分達だけが低価格に押さえ込まれるのは不当と嘆く。時代が変わったなと思うのが、高級あるいは貴重な卵を使った卵掛けご飯だけをメインにした外食店や持ち帰り弁当店がある。なお妻の料理で最高に美味しいと思えるメニューは、卵掛けご飯と納豆ご飯。トホホ・・・
玉磨かざれば光なし = 「玉琢かざれば器を成さず」(たまみがかざれば・きをなさず)。すぐれた才能を有していても、修養を積まなければ立派な人物になることはできない。投/男性諸氏の下ネタにも使える例え。
回し(たらいまわし) = 一つの物事を、責任をもって処理せずに次々と送りまわすこと。「政権の-」、「あちこちの病院を-にされる」。金盥(かなだらい)は、金属製の盥。投/政治的盥回しは、日本の首相を指す。無能・右翼思想の持主による盥回し。
だらりの帯 = だらりと結び下げる帯の結び方。江戸時代の女性に流行し、現在は京都の舞妓などに残る。
777darari 祇園の舞妓さん
ダリ = スペイン、カタルニア生れの画家。緻密な写実的手法で夢や空想の世界を描く。1904-1989年没、宝飾などの装飾美術にも活躍。投/ダリって“ダリ(誰)”?と思えるような異様さだ。ダリの絵画で印象的だったのは、時計が溶けていくような「記憶の固執」(柔らかい時計)でしょうか。ピカソと同様に、作品の意図はさっぱり分かりません(苦)。
771dali
垂木(たるき) = 屋根の裏板を支えるために、棟から軒に渡す木材。
達磨(だるま) = 菩提達摩、禅宗の始祖。南インドのバラモンに生まれ、中国に渡って少林寺に入り、9年間の面壁坐禅し、悟りを開いたという。それには伝説的要素が多い。
団塊の世代(だんかい・-) = 他世代に比し人数が特に多いところから、日本で1947(S22)~49年のベビーブーム時代に生まれた世代。投/作家で経済企画庁長官も務めた堺屋太一氏(故人)の小説『団塊の世代』の題名から、のちに名付けられた。世代人口が多いため、選挙や国政で大きな影響力を持つとされる。彼等が、昭和中期・後期のひと時代を作った。頑張ったが今やTVの健康食品の過剰CMに眼が行き、健康・病気を始め、物価値上がり・年金下落を気にする大構成員となってしまった。
啖呵売(たんかばい) = 大声で口上を述べ立てて物品を売ること。ごく当たり前の品物を、巧みな話術で客を楽しませ、いい気分にさせて売りさばく商売手法、またはそれを用いる人。辞書では、たんか・うりで載っている。
断魚渓(だんぎょけい) = 島根県中央部,江の川(ごうのがわ)支流の濁川(にごりがわ)にある渓谷。急崖・急流が続き、魚類が遡上できないのでこの名がある。3.6kmにも渡る奇岩・怪岩、鮎の遡上を遮る神楽淵にちなみ断魚渓と言う。
タンクトップ = tank top。首・腕を大きく露出したランニングシャツに似た上衣。タンクは水泳プールの意で、水着の上半身部分を取り入れたことからの称。投/女性の胸を強調したデザインなので、タンクとトップは乳房を表す意味かと良からぬ解釈をしていた(苦)。
男爵芋(だんしゃくいも) = チコ情報/1856(安政3)年生まれ。川田龍吉(りょうきち)男爵が、北海道の農場で品質改良を繰り返して作られたじゃがいも。川田家の家業が海運業で、渋沢栄一から函館ドックの立て直しを依頼され北海道へ。男爵の身でありながら、仕事の傍ら財産を注ぎ込み熱心にじゃがいも栽培を行なった。地元の農業者から慕われ、「男爵芋」と名付けられる。投/じゃがいもへの熱意の根底には、異国(英国)の女性との“叶わぬ恋”があった、詳しくはネット検索で。
ダンチョネ節 = 大正から昭和にかけて酒席で流行した唄。神奈川県三浦市三崎を中心に広まり、今では神奈川県民謡の扱いをされている。漁師の掛け声とも「断腸の思い」(何が、非常に苦しく悲しい気持ちなのか不明)など諸説、後付け説があってはっきりしない。
断トツ(だんとつ) = 「断然トップ」の略。他を大きく引き離して首位にある意の俗語。「-の優勝」。投/スポーツアナがTV中継で「断トツのトップ」と叫ぶが、重ね言葉。故・石原慎太郎氏が言い始めた説がある。
段ボール = 名の由来は、原紙にボール紙を用いていたことと、断面の波型が階段状に見えることによる。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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索引【ち】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.31

2023年06月29日 | 気になる言葉|一括
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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
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治安維持法(ちあんいじほう) = 国体の変革、私有財産制度の否認を目的とする結社活動・個人的行為に対する罰則を定めた法律。1925(T14)年公布。41(S16)年全面改正。主として共産主義運動の抑圧策として違反者には極刑主義を採り、言論・思想の自由を蹂躙。45年廃止。投/故・安倍首相は右翼政治確立願望から、治安維持法に近い法律作りを目指したのはご承知の通り。民主主義を壊し、戦争に突入していった悪法だったことを全く理解していなかった。
地下・B1~  = B=basement(地階)、R=roof(屋上)、L=lobby(ロビー)。投/毎日のように仕事やプライベートでエレベーターの英記号を見ていても、言葉本来の意味を知らない代表ではないでしょうか。
(ちかい) = 笑い言葉 < 毎日新聞に掲載されている「万能川柳」のある月の月間大賞は、「神前で誓わせるほど脆いもの」(柳名:鹿せんべい氏)だった。「会うは別れの始め」どころか、依然、離婚率は高く、「結婚は離婚の始まり」にもなっている。我夫婦は「脆い」どころか、もつれた繫がりがややこしく、“離れたくてもなかなか離れられない” 情けないトホホ夫婦。クロスワード解答の時間は、用事を頼まれたり口を利かないでも済むので極楽時間。
ちぐはぐ = 対応すべきものが不調和だったり不揃いだったりするさま。投/「日本国語大辞典」は「ちぐ」は一揃いの意のイチグ(一具)の略、「はぐ」は、はぐれること。一方、他では「ちぐ」は金槌を意味する「鎮具」、「はぐ」は釘抜きを意味する「破具」など、諸説あり。投稿者の説明は一貫性がなく、ちぐはぐでした。
(ちしつ) = 知り尽くすこと。詳しく知ること。「お互いに手の内は-している」。
智者も千慮の一失(ちしゃも・せんりょのいっしつ) = 知恵のある者でも、多く考えているうちには、一つぐらいの思い違いや失策がある。投/「弘法も筆の誤り」。弘法大師(こうぼう・だいし)=空海。
痴人の愛(ちじん・-) = 谷崎潤一郎の長編小説。カフェーの女給・混血児のように美しい女性ナオミが変貌を遂げていく作品。投/日本中の「なおみ」さん、ナオミ・キャンベルなどあなたの名前は英語圏由来なんです。欧米ではポピュラーな女性名(英国発音 n é ɪ ə m i:ネオーミ)で、日本の女性名にも使われるようになったのはこの小説の影響。谷崎は、ナオミなら日本人でもしっくりするとして名付けたとされる。この作品が大ヒットしたことから、徐々に日本の女性名として広がっていった。
遅々(ちち)= 笑い言葉 < チチとして進まず、ハハとして遅れる。
地中海 = 地中海を指すMediterranean という言葉は、ラテン語の真ん中+土や大地に由来する。チコ情報/海に関し、大西洋はAtlantic Ocean、直訳すると「アトラスの海」で、アトラスとはギリシア神話に登場する巨人の神(由縁は省略)。中国語に訳される際にアトラス伝説は排除され、中国から見て西にある大きな海と表した。一方、太平洋のPacific Oceanは、航海王のマゼランが「穏やかな海」という意味の「マーレ(海)・パシフィクム(穏やかな)」と呼んだことから、ゆったり落ち着いた様・安定の意の「太」の字が選ばれた。どちらも中国の言葉を、そのまま日本語として使っている。
ちちんぷいぷい = ①幼児が体を痛くした時、なでさすって、すかしなだめるのに言う語。まじない用語である。主に母親、もしくは保母など保護的立場にある者が「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んでけ!」といったように使用する。②また手品などを子供に見せる時に、呪文のように唱える語。
チック・コリア = 米国ジャズピアニスト・キーボーディスト・作曲家・ミュージシャン。ジャズを基本に、ボサノヴァ、ロック、クラシックなどの要素を織り交ぜたプレイを見せた。投/我々には懐かしいが、21年2月9日に亡くなった(79歳)。
魑魅魍魎(ちみ・もうりょう) = 山の怪物や川の怪物。様々の化け物。また、私欲のために悪だくみをする者のたとえ。投/字を見ただけで、怪しい奴と思える。合わせて、何画になるのか。薔薇、鬱、檸檬などの字が簡単に覚えられる方法があるそうだが、それを覚えるのにも苦労する。
チャールストン = charleston。1920年代、米国南部・チャールストン市から起こったダンスの一種。リズムに合わせて両膝をつけたまま、足を交互に跳ね上げるのが特徴。投/投稿者が「五匹のこぶたとチャールストン」の曲を初めて聴いたのは、半世紀前かな?調べたら1962(S37)年で、その年の第13回NHK紅白歌合戦で歌われ、その後、「みんなのうた」にも採用された。試しに半世紀ぶりに、♪五匹のこぶたが~五匹のこぶたが~と歌いながら踊ったら、すぐ息が切れふらついた・・・苦。
楪子(ちゃつ) = 菓子などを盛る漆器。多くは朱塗りで円形、底に糸尻のあるもの。
チャルメラ = ポルトガル語・元々はチャラメラ、オーボエ風の管楽器。16世紀後半、ポルトガルから伝来。歌舞伎囃子やラーメンの屋台を引く人が吹いて、客を呼ぶ。投/チャルメラと言えば、明星食品のチャルメラシリーズ、チャルメラおじさんを思い出す。
(ちゃん) = 近世の庶民社会で父の呼び方。投/歌「子連れ狼」~「ちゃんの仕事は 刺客(しかく)ぞな~」。これも現在で言うなら、「スナイパー」か?
ちゃんこ鍋 = 「ちゃんこ」は「おっさん」などの意で相撲部屋の料理人。力士社会独特の手料理。多くは魚・肉・野菜などをごった煮にし、ちり鍋風にして食べる。栄養価が高い。
ちゃんちゃんこ = 袖なしの羽織。多くは綿を入れたもの。投/一説には、「チャンチャン」と鉦(かね)を撞(つ)いて飴を売り歩いた清国人の服装に由来するとしているが定かではない。「還暦」に赤いちゃんちゃんこを着るのは、60年で十干と十二支を組み合わせた干支が一巡し、「暦(こよみ)が還(かえ)る」こと。生まれ直し、「赤ちゃんに戻る」こと。あるいは赤には魔除けの意味があり、昔は産着に赤色が使われていたことなど。
ちゃんぽん = あれとこれと混同すること。まぜこぜ。有力な説は中国語で混ぜること「 (chān)」と、食物を油で炒めて煮る料理法を意味する「烹 (pēng) 」を合わせた「攙烹」とするもの。
忠臣蔵(ちゅうしんぐら) = 元禄15年(1703)12月14日(旧暦)夜、赤穂浪士四十七士が吉良邸に仇を討つ。江戸中期、赤穂藩浅野家の家老・大石良雄は、正しくはよしたかと読み、赤穂義士の頭領。通称、内蔵助(くらのすけ)。投/「昼行燈」と渾名され平時は凡庸な人物だったが、いざと言う時には今でいう管理能力・部下統率力を発揮した。主君が“刃傷(にんじょう)”を起こさなければ、歴史に名を残す人物ではなかった。事件から300年余り、泉岳寺に大石内蔵助をはじめとする四十七士が眠っている。墓は小さく、思った以上にこじんまりした所だった。
虫様突起(ちゅうようとっき) = 盲腸の後内側壁から突出する指状部。長さ6~8cm、径6~8mm。虫垂(ちゅうすい)の古い名称。投/俗に「盲腸を切った」と言うが、盲腸自体は切っておらず、正しくは急性虫垂炎で「虫垂切除手術」を指す。
懲戒権(ちょうかいけん) = 民法には、子供の監護や教育に関し親の「懲戒権」が認められている。手出しができるため、虐待があっても公的機関は中々踏み込めなかった。100年以上前の法律の見直しが進められ、22年12月に民法改正によって削除された。
朝三暮四(ちょうさんぼし) = ①目前の違いにばかりこだわって、同じ結果となるのに気がつかないこと。②口先でうまく人をだますこと。春秋時代、宋(そう)の狙公(そこう)が、手飼の猿にトチの実を与えるのに、朝に3つ暮に4つとしたところ猿たちは少ないと怒り、朝に4つ暮に3つとしたら大いに喜んだという故事。
超新星(ちょうしんせい) = 星の進化の最終段階における大規模な爆発現象。夜空に明るい星が突如輝き出し、まるで星が新しく生まれたように見えるため。1つの銀河に匹敵するほど明るくなることもある。あとに中性子星かブラックホールが残される。新星・ノヴァ(ラテン語の nova の訳語)に由来する。
蝶々夫人(ちょうちょう・-) = お蝶夫人、マダムバタフライ。プッチーニ作曲のオペラ。日本の旋律を取り入れ、長崎の芸者蝶々さんとアメリカ海軍士官ピンカートンとの愛の破綻を主題とする。1905年、ミラノで初演、15年、ロンドンで三浦環(たまき)が日本人初のプリマドンナを演じた。投/22年8月に亡くなった森英恵さんは「蝶」をモチーフにした作品が多かったので、出題者の西尾徹也氏が仰る通り「マダムバタフライ」。投稿者はTVで見る限りだったが、明るく上品な方だった。森氏は数回、日本航空の客室乗務員の制服を手掛けたことがある。
提灯記事(ちょうちん・-) = 他人のために、その長所や業績を誇張して宣伝する記事。投/右寄り大手新聞・TV局・ネットサイトは、「長所や業績」宣伝を通り越して政権の失敗のフォローに堕し、政治を悪化、コロナ対策でも過った政策を持ち上げ何度も感染爆発に至らせた。提灯ジャーナリストと言えば、田崎史郎氏らがすぐ浮かぶ。彼らはミエミエのウソを付き歴代政権を“よいしょ!”、心が痛まないのか!田崎氏や御用提灯コメンテーターが言うことの反対面を捉えれば、正しい理解に行きつく!
提灯に釣鐘(ちょうちんにつりがね) = 形は似ているが、軽重の差がはなはだしく、比べ物にならないこと。物事のつり合いがとれないこと。縁談などにいう。
猪口才(ちょこざい) = 小生意気なこと、小賢(こざか)しいこと、小利口。「-な小僧め」。「猪口」は当て字。
一寸見(ちょっとみ) = ちょっと見たところ。「―では本物と区別がつかない」。ちらりと見ること。投/広辞苑第七版には、「ぱっと見」も載っていた。①初めて、②ほんの一瞬見ること。投稿者の感じでは、“初めて”の意味が強いか?かつて、芸能人や若い世代が使っていた。「ぱっと見」はあまり好きな言葉ではないので、一度も使ったことがない。
ちょんぼ = 失敗、間違い、ミス。投/麻雀用語で、役が揃ってない牌の状態で間違ってあがってしまうこと。中国語で錯和(ツァホウ:間違ったあがり)、または冲和(チョンフォウ:虚しいあがり)といい、いずれかが変化したとされる。チョンがつくから差別用語と思っている人が多いが、辞書やネット検索の限りでは見受けられない。
縮緬(ちりめん) = 表面に細かいしぼ(でこぼこ)を出した絹織物。
▽銚(ちろり) = 酒を温めるのに用いる銅・真鍮(しんちゅう)、または錫(すず)製の容器。囲炉裏に埋めて日本酒を温めていたことから「地炉裏(ちろり)」説、「ちろり」と短時間でお燗できることからの説がある。投/投稿者は酒場で茶や銀色の容器を嫌と言うほど見ていたが、初めて名を知った。早く知っていれば、酒場自慢ができたのに。これからは日本酒好きのオヤジは、「チロリアン」と呼ぼう。
781zchirori 一例
沈思黙考(ちんし・もっこう) = 黙って深くじっくりと考えること。

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索引【つ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.32

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ツー・バイ・フォー = two-by-four method・枠組壁構法の一種。建材の基本として2×4インチの断面の部材を用いる。北アメリカから導入。住宅などの小規模の建物に用いる。
追叙(ついじょ) = 人の死後、叙位・叙勲をすること。
追(つい)体験 = 他人の体験をあとからなぞり、自分の体験のようにとらえること。
朔日・一日(ついたち) = 月立ちの音便(おんびん・音の変化や脱落)。
追儺(ついな) = 宮中の年中行事の一つ。大晦日の夜、悪鬼を払い疫病を除く儀式。近世、民間では、節分の行事となる。
つうかあ = 「つうと言えばかあと答える」、互いに気心が通じ合って、ちょっと言っただけで相手の言おうとしていることがわかること。「彼とは-だ」「-の仲」。投/つうかあの語源は諸説あり、ここでは説明せず。
築地(つきじ) = 築地というと東京・中央区の地名と思われるが、元々の語源は「埋め立てた土地」のこと。
月と六ペンス = モームの長編小説。1919年刊。画家になるために妻子を捨て、タヒチ島に渡って大作に没頭する男の物語。フランスの画家ゴーギャンがモデルとされる。タイトルの「月」は夢を、「六ペンス」は現実を意味するとされる。
月夜の提灯(-・ちょうちん) = 不必要なこと、役に立たないもの、無駄なことのたとえ。投/他にも、猫に小判・豚に真珠・馬の耳に念仏・蛙の面に水・夏炉冬扇(かろ・とうせん)・骨折り損のくたびれ儲け。
佃島(つくだじま) =東京都中央区、隅田川河口の島。古くシラウオの産地、佃煮が名高い。投/江戸時代初期に、摂津国(現在の大阪府北中部・兵庫県南部)へ佃村(現・大阪市西淀川区)の漁師達が移り住んだ。慶長年間、徳川家康が参詣の折りの漁師の恩を忘れず、江戸に移住させ今に言う漁業権を与えた。正保元年(1644年)に佃島と命名された。彼等が売り出したのが佃煮で、このエピソードがなければ、島の名も佃煮の名称も違っていただろう。大河ドラマの”どうしようもない家康”と違い、本物の家康は大したものだ。投稿者は以前、佃島にある有名な佃煮店で買ったことがある。
付け馬(つけうま)・付馬(つきうま) = 不足または不払いの遊興費などを受け取るために、遊客に付いてゆく人。投/投稿者は品行方正?なので、経験がなく言葉を知らなかった(苦)。
付け文(つけぶみ) = 恋文を送ること。また、その恋文。投/情緒がある言葉。美空ひばり「車屋さん」、由紀さおり「恋文」の曲が雰囲気を醸し出す。♪拙(つたな)き文(ふみ)を読まれし後(のち)は焼いて欲しく候(そうろう)~
辻立ち(つじだち) = ①町角に立つこと。特に物売りなどのために路傍に立つこと。②遊女の道中などの見物のために路傍に立つこと。投/今や「辻立ち」と言えば、政治家(特に落選組が多い)ぐらいだろうか。駅前などでいかに名前を売るか、政策を提示できるかが腕の見せ所。野田佳彦元総理(立憲)は、1980年代後半から30年以上も、平日は辻立ち(駅立ち=駅前)して政策を訴えている。だから話が分かりやすく上手い、国民の不満をも把握している。
辻(つじ)待ち自動車 = タクシーの旧称。始まりは、1912(M45)年、上野駅と新橋駅を拠点に営業。1924(T13)年、円タクと呼ばれる1円均一制度が始まった。投/投稿者はバブル期、なかなかタクシーが拾えず、せっかく乗れても運転手の態度が悪く辛い思いをした。世の中それ以前も、神風タクシー(粗暴運転)、白タク(無許可)、雲助(不当請求)など「悪の業界」だった。現在、東京は画期的に改善され、90代の母親の病院通いに数百mでも運転手は嫌な顔をせず乗せてくれる。介護タクシー、陣痛タクシー(出産直前に指定病院まで運行)などが用意され、接客が改善した。ただ関西圏は、まだ旧態が続く。
津田梅子 = 教育家。江戸の生まれ、1864~1929(S4)年。日本最初の女子留学生として、満7歳で岩倉具視遣外使節に同行して渡米。帰国後、華族女学校・女子高等師範学校教授。1900(M33)年、女子英学塾(のちの津田塾大学)を創設し、女子高等教育に尽力。
津田梅子の新5000円札 = 投/存在する津田の肖像(原版)はこちから見てやや右側を向いたものだが、24年度発行の5000円札は左側を向く(下記)。事実上、反転させた理由に財務省は答えておらず、専門家は次のように言う。そもそも日本のお札の肖像位置が右側にあるのは、彫刻官が描きやすいため。右側の位置にある故・肖像の視線をこちから見て右側に向けると、よそ見しているようになってしまう。だから津田の肖像を反転させ、左向きにした?のではないかと言う。なお新1万円札は渋沢栄一、1000円札は北里柴三郎。自民党保守派(アベラー)は、銃撃死後に「安倍10万円札」と安倍氏の肖像にデザインを変更した硬貨(500~1円の全て)を発行せよと息巻いていたが・・・
763tsuda
槌音(つちおと) = 材木を槌で叩く音。建築・普請が行われている意を表す。「復興のー」。
土気色(つちけいろ) = 土色を帯びた色。つちいろ。憔悴(しょうすい)した顔色。
槌の子(つちのこ) = 蛇の一種という想像上の動物。投/まさか広辞苑に載っているとは。日本全国で目撃例があるとされるほど、昔からTV番組などを騒がせてきたからか。河童、ネッシーなど「UMA=未確認生物」の1つ。 ユーマ=造語、 Unidentified Mysterious Animal。
筒井筒(つついづつ) = 伊勢物語の歌から、幼馴染(おさななじみ)の男女のこと。伊勢物語は、平安時代の歌物語。作者未詳。在原業平(ありわらのなりひら)らしき男性の一代記風の形で、色好みすなわち男女の情事を中心に風流な生活を叙した約125の説話から成る。
津々浦々(つつうらうら) = 至るところの津や浦。あまねく全国。「ーに知れ渡る」。投/昔は紅白歌合戦やのど自慢大会のアナウンサーや歌手がこの言葉を使ったが、最近は聞かない。
続柄(つづきがら) = 親族のつづきあい。親族としての関係。ぞくがら。投/ぞくがらと言う人が多いが、本来はつづきがら。
角隠し(つのかくし) = 浄土真宗門徒の女性が寺参りの時に用いたかぶりもの。幅およそ12cm、長さ72cmの白絹を前髪にかぶせ、後で二つ折にして回し、髷(まげ)の後上で留めておくもの。現在では、婚礼の時に花嫁がかぶる頭飾り。投/お色直しの言葉は、室町時代の武家は婚礼が長く3・4日後に、花嫁が白無垢(しろむく)から色打掛(いろうちかけ)に着替えたことによる。色打掛に衣裳替えするのは、「相手の家に染まる」意がある。今日のジェンダーの観点からは、問題があるが(苦)。時代が変わり仕方ないが、現在のような色物のドレスから色物のドレスに着替えるのは本来の意味から離れる。
(つのだる) = 柄樽(えだる)の一種。角のような大きな柄をつけ、胴を朱または黒の漆で塗り、祝儀のときの進物として酒を贈るのに用いた。
769tsunodaru(一例)
角(つの)を矯(た)めて牛を殺す = 少しの欠点を直そうとして、その手段が度を過ぎ、かえって物事全体をだめにしてしまう。曲がっている牛の角をまっすぐにしようとして、牛を殺してしまうことから。
燕返し(つばめ・-) = ツバメの素早く身を翻して飛ぶ様子から、①剣術の手の一つ。ある方向に振った刀の刃先を急激に反転させて斬る方法。②急激に身を反転させること。投/時代劇好きな方には、説明不要。ヤクルトスワローズの猛反撃ではない。
妻・夫(つま) = ①配偶者の一方である異性。結婚している男女間で、互いに相手を呼ぶ称。元々は男女どちらにも「つま」と言った。②刺身や汁などのあしらいとして添える野菜・海藻などの称。③主要なものを引き立てるために軽く添えるもの。投/総じて「刺身の妻」と言うが、正確には大葉や・花穂じそ・菊の花を指し、大根や人参の細切りは「剣」(けん)と呼ぶ。
爪弾き(つまはじき) =  ①心にかなわぬことのある時、または嫌悪・排斥する時などに、爪先を親指の腹にかけて弾(はじ)くこと。②転じて、嫌悪・排斥し非難すること。指弾。「世間のーにあう」「仲間にーされる」。 笑い言葉 < 投/我が家の辞書には、①「妻」に弾かれる。②「妻」から無視されることと書いてある(苦)。
(つむぎ) = 紬糸で織った平織りの絹織物。大島紬・結城(ゆうき)紬など。投/紬と言えば、「♪女ひとり」がぴったりの歌。曲の1番は♩京都・大原・三千院/結城に塩瀬の帯~。2番♫京都・栂野・高山寺/大島つむぎにつづれの帯~。3番♬京都・嵐山・大覚寺/塩沢かすりに名古屋帯~。茨城県・結城市、鹿児島県・奄美大島や鹿児島市で作られる大島紬。新潟県・南魚沼市塩沢あたりの塩沢紬。これらは日本三大紬と呼ばれ、高級品とされている。歌の世界では、京都には愁いを秘め“恋に疲れた女性”が随分いろいろな所にいるようだ。疲れている割りに、着物・帯など和装へのこだわりがすごい(笑)。
艶場(つやば) = 歌舞伎で艶物(つやもの)を演ずる場面。濡れ場。
釣忍(つりしのぶ) = シノブグサを輪形などに束ねて、涼味を添えるため軒端につるすもの。投/情緒のない人間が増え、風鈴を夕方どころか1日中・1年中吊り下げている野暮天がいる。風鈴も、“騒音公害”化しつつある。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
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索引【て】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.33

2023年06月22日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.33/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
画像アイコンをクリックすると拡大します。
文字が見にくい場合は、右サイドバーの「文字サイズ変更」の『大』をクリック。

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定型詩 = 伝統的に、詩句の数や配列順序に一定の形式をもっている詩。漢詩の五言・七言の絶句や律詩、西洋のソネット、日本の短歌・俳句など。
丁字路(ていじろ) = 投/元々は「丁」字形に交わった道路を言うが、普段、丁の字を使わないため、アナウンサーもアルファベットの「T(ティ)字路」と誤った読み方をする。
ティナ・ターナー = Tina Turner・1939~2023年、83歳没、米国・女性歌手。「愛の魔力」など「ロックンロールの女王」と呼ばれ、多くの受賞歴を持つ。投/コンサートに行く機会はなく、残念ながらTV番組で聴く程度に留まった。
デカ = 刑事(でか)は、刑事の隠語。由来は、明治時代の刑事は「角袖」(かくそで)という大きな袖の着物を着ていた。角袖の字を短く2文字にし、倒語(逆読み)・略されたのが警察及び犯人側の隠語となった。笑い言葉で < 小さな刑事でも、呼び名は「デカ!」。投/TVや映画で数々の俳優がデカを演じたが、皆様は誰がはまり役だと思いますか?
適応症(てきおうしょう) = 薬剤・手術その他の治療法について、それが適用されて効果をあらわす疾患または症候。
テキスタイル = textile design。織物の模様のデザイン・意匠。
敵も然るもの引っ掻くもの(-・さるもの・-) = 笑い言葉 < 勝負事の強敵に、なかなかやるものだと感心して言う言葉。「然(さ)る」に「猿」を掛けて「引っ掻く」としゃれた。
凸凹(でこぼこ・おうとつ) = 投/比較的最近まで、マークだと思っていた(笑)。立派な漢字です。どちらも5画で、どう書いていますか?失礼ながら、大方の方の書き順が間違っています。皆様も思い浮かべてから、画像をクリックしてみて下さい。
768dekoboko
デスク = 新聞社やテレビ局などで、記事の取材・編集を指揮する者。笑い言葉 < デスクが使っている家具がデスク。テレビ番組のキャスターが座っているのは、キャスター付きの椅子。
手遊び(てすさび) = てあそび。てなぐさみ。退屈を紛らすためにする、手先の仕事。「ほんの-程度の油絵」。
テストパターン = test pattern。テレビ受像機で、画像の質を検査・調整するため、番組に先立って放送される幾何学的図形。現在の放送局の機器はほぼ全てデジタル映像信号を扱うため、アナログ映像信号を用いた場合のように細かな監視調整は不要となっている。投/現在、見なくなったのがこのテストパターンとNHKなどのTVの「時報」。テストパターンの初期は円形だったが、カラー化とともに各色のカラーバーに変わった。年配者はご存じだが、大昔は昼間の3時~5時頃は放送がなく、テストパターンがずっと映し出されていた。もう1つの時報がなくなったのは、デジタル放送になり電波信号の遅れが生じ、正確な時刻を刻めなくなったため。「正午をお知らせします」~ラジオは流れている。
800test テストパターンの代表格NHKの画像が入手できず
デタント = 緩和の意、Détente・フランス語。1960年代末から70年代末、米ソ両国の関係を冷戦状況から緊張緩和の方向へ転換しようとした政策。
鉄火 = 鉄を熱して真赤にしたもの。やきがね。「鉄火場」=ばくち場、賭場。賭博場は、火花を散らせて熱くなる場所であることから呼ばれた。「鉄火巻」は鮨(すし)の1つで、マグロの生身を芯にして海苔で巻いたもの。博打(ばくち)打ちが手を汚さずに簡単に食べられる、鮪(まぐろ)の赤が鉄火を連想させるなどの説がある。投/博打打ちは鉄火巻を食べただろうが、鉄火丼は食べなかったと思うよ。その理屈で言えば、鉄火丼ではなく「鮪丼」が正しい言い方か?
捏ち上げ(でっち・-) = ①ないことをあるように作りあげる。捏造(ねつぞう)する。「証拠をー・る」 ②間に合せに形だけを整えてまとめあげる。「報告書をー・る」。投/2014~15年頃、安倍首相とグルになって高市総務相(当時)は、気に入らない放送局は「停波させる」(放送を止める)と権限を高圧的にちらつかせて、政権批判を封じさせた。これで各TV局はビビりだし、政治ニュースをあまり取り上げなくなったり、メディアの役割である政権批判を弱めてしまった。今になって、明らかになった内部文書に「捏ち上げ」だ「捏造」だとわめく高市氏は見苦しい。投稿者は到底許すことはできず。
鉄ちり(てっちり) = 河豚(ふぐ)を「鉄砲」と呼ぶのは、河豚の毒と鉄砲の弾とを掛けて<中(当)たると死ぬ>のシャレ。てっさは、鉄砲の刺身の略。てっちりは、鉄砲のちり鍋の略。
天辺(てっぺん) = ①兜(かぶと)の鉢の頂上。転じて、頭の頂上。②頂き、頂上。「山の-」「ビルの-」 。③最高、最上。G7(ジーセブン)はGroup of Sevenの略、「先進7カ国首脳会議」のこと。サミット・summitは、山頂の意。投/重要な会議にも関わらず、単純な名称のG7やサミット、そしてCOP(コップ)も「Conference of the Parties」の略。G7の会議内容は”単純”で薄っぺら・パフォーマンスに近く、ロシアに対し戦争をやめさせる声明はなく、真摯に平和と核廃絶に向かう宣言もなかった。
鉄砲[河豚(ふぐ)] = 河豚を鉄砲と呼ぶのは、河豚の毒と鉄砲の弾とを掛けて<中(当)たると死ぬ>シャレ。てっさは、鉄砲(ふぐ)の刺身の略。てっちりは、鉄砲(ふぐ)のちり鍋の略。
テニス= 笑い言葉 < 寿司職人が好きな球技はテニス(手に酢)。投/寿司職人が嫌いな言葉は、ラッシュアワーを表す「鮨詰め」。ビリヤード店が嫌う言葉は、玉突き事故。やり投げの選手が嫌う言葉は、投げやり。テニスにはこういう句もある「ハイソな球技、名は低級(庭球)」。
手許不如意(てもと・ふにょい) = ①生計が困難、金の工面がつかないこと、貧乏。②金を持ち合わせていないこと。
テラコッタ = terracotta・イタリア語。①粘土で造形した、素焼きの器物・塑像・瓦などの総称。美術史上価値ある胸像・建築装飾などの遺品が多い。②建築物の外装に用いる粗陶器板。
テラス = テラス・ベランダ・バルコニーの違いは、よくクイズに出る。テラスは家の庭にタイルなどを敷き詰めたもの。2階以上になると屋根があるのがベランダ、ないのがバルコニー。投/海の側にあるのが、「渚のバルコニー」(松田聖子)。
デリ = ①デリカテッセン(英語: Delicatessen、ドイツ語: Delikatessen)は、サンドイッチや持ち帰り用の西洋風惣菜を売る飲食店。 ドイツ語は、「美味しいもの」を意味する。そこから、デリカテッセンを売る商店という意味が派生した。デリやデリカと略されることもある。②デリバリー(英: delivery)・宅配は、主に食事や商品の配送形態を指し、調理加工品の配達は「出前」と言う場合がある。
典雅(てんが) = 正しく上品なこと。整っていて雅やかなこと。
天下五剣(日本刀)(てんがごけん) = 日本刀の最高傑作5振のこと。「童子切安綱」(どうじぎりやすつな)、「三日月宗近」(みかづきむねちか)、「鬼丸国綱」(おにまるくにつな)、「大典太光世」(おおでんたみつよ)、「数珠丸恒次」(じゅずまるつねつぐ)。投/投稿者には、全く価値が“剣刀(検討)”も付かない。
点鬼簿(てんきぼ) = 死者の姓名を書いた帳面。過去帳。「点」は記す、「鬼」は死者の意。
天狗連(てんぐれん) = 自らその道の達人とうぬぼれている連中。「天狗」とは、高慢なこと。自負すること。また、その人。「-になる」。
てんご = 関西地方の方言で、いたずら・悪ふざけ。広辞苑には載ってなかった。
篆刻(てんこく) = 木・石・金などに印を彫ること。その文字に、多く篆書(てんしょ)を用いるからいう。篆書とは、パスポートの表紙文字や地方自治体・企業社印などに使われている、柄のような独特の分かりにくい文字。
778ztenkoku 一例
天上天下唯我独尊(-・てんげ(が)・ゆいがどくそん) = 釈迦が生まれた直後に放ったとされる言葉。この世で一番偉いことは、人は生きているだけで尊いということを意味する表現。釈迦が傲慢であるように捉えるのは誤解で、人として生まれた者はひとりひとりが尊いこと。投/現在では「唯我独尊」の言葉だけ独り歩きして、この場合は「自分は誰よりも優れている」「自分だけが尊い存在である」という意味。
テンション = tension・精神的な緊張。気持ちが高揚して張りつめていること。投/わくわく感や、やる気満々の人・ノリノリの人に「テンション高いね」とか「ハイテンションだね」と言っているが、英語本来の意味から乖離している。
天地神明(-・しんめい) = 天地のすべての神々。「-・に誓って」と用いる。投/犯罪が疑われた著名人が記者会見でこの言葉「天地神明に誓って~」を発すると、国民の多くは、経験上、今までの説明は“嘘である”(事実は罪を犯した)と分かるほど安易に使われる。全ての神々に嘘が付けるなんて、普通の神経ではない。
てんてこ舞い = ①テンテコは神楽(かぐら)などの太鼓の擬音語。②ひどく忙しくて落ち着かないこと、うろたえて騒ぐこと。「ーの忙しさ」。「天手古舞い」は当て字。
天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず = 福澤諭吉の言葉で、人間とは生まれながらには平等であって、貴賎や上下などの差別はあってはならないということを意味する。現在では、福澤諭吉の言葉ではなく、アメリカ合衆国の独立宣言からの翻案であるとするのが最も有力な説である。投/現実は、福澤諭吉の理想とはますます乖離する。貧乏な投稿者は諭吉さんとは普段から疎遠な上に、もうお別れで24年からは渋沢さんが新1万円札に。
天路歴程(てんろれきてい) = バニヤンの小説。滅亡の市に住む男クリスチャンとその妻クリスティアーナが試練をくぐり抜けて神都に着く、キリスト教的な寓意の旅物語。

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索引【と(あ-な行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.34

2023年06月18日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
と(あ-な行)気になる言葉の辞書 P.34/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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と(あ-な行)
トイチ = 借入金利が「十日で一割」の利率であることの略。高金利や闇金融の俗語。
頭韻(とういん) = ①語頭と同一の韻を繰り返すもの。②また詩歌で句頭または語頭に同一の韻を繰り返したもの。投/例は今回の完成ワードの「ラガネ・ゴケバ・ソガ・マレル」。頭韻は、ややラップ調にも聞こえる(苦)。
同音異義語 = 嗜好、思考、施行など同じ音を持つ別の語。語源的・意味論的に関連がないのが普通。投/フジテレビ「ネプリーグ」は、林修先生の独壇場で「言葉」が主体のゲーム。まま見ており、同音異義語がよく出題される。
灯火親しむべし(とうか・-) = 秋になると涼しくなり夜も長くなって、灯火の下で読書するのに適している。
東京ドームの回転ドア = 投/東京ドームの屋根は、固定形状化されていると勘違いされている方が多い。風船のように、常に空気圧を上げて膨らませている。加圧ファンが36台あり、試合がない日も2台が動いている。できるだけ空気が漏れないように回転ドアにしており、ドア通過の際は“強風”が吹く。出入りの際は、“空気を読んで”下さいね。投稿者は20年以上前に巨人ファンどころか野球ファンをやめた。見ていて、面白くなくなった。期待(気体)に胸を膨らませていた昔が懐かしい。
遠くの親戚より近くの他人 = 血の繋がっている親類であっても、遠く離れて暮らしていれば行き来も少なくなり、情も通わなくなるもの。万が一、急を要する出来事があった場合に助けられることはない。赤の他人であっても自分の近くにいる人のほうが、却って力になってくれるということ。投/親戚と対比させるために「他人」と言っている。実際は、友人・知人、酒友・ママ友か。
搭乗員 = 投/林修情報によると、飛行機に使われる名称や左ドアから搭乗するのは船の名残で、また船の言葉が多用されている。パイロット(機長)の元々の名称は→「水先案内人」のこと。キャプテン(機長)→船長、キャビン(機内)→船室、ギャレー(機内食を運ぶ箱・台)→厨房、エアポート→英語も日本語も空の「港」。機長ら乗務員は、機体をシップと呼ぶ。機体の左側から乗り込むのは、昔の船は舵(かじ)が右側に付いており、船体の左側を接岸させていた習慣を引き継いだ。機体の右ドアは機内食の搬入や緊急脱出のため開くが、通常、左ドアを搭乗口としている。
藤四郎(とうしろう) = 素人(しろうと)を逆さ読みして、擬人名化した隠語。
同心円(どうしんえん) = 中心を共有する二つ以上の円。投/気象庁の天気マーク、◎二重丸なので快晴と思いきや曇り。快晴は〇。小学校の夏休みの宿題に天気を記録することがあり、マークを一通り覚えた。しかし今やTVや新聞ではイラスト になり、気象庁のマークは馴染みが薄くなった。
同性婚訴訟(-・そしょう) = 24年3月、札幌高裁は、同性婚を認めない現行法は「婚姻の自由」を定めた憲法24条1項、14条1項に対し、高裁レベルで初の『憲法違反』の判決を出した。24条1項は、「同性間の婚姻も異性間と同じ程度に保障している」と画期的な判断。「婚姻は両性の合意のみに基いて成立し~」の条文解釈は、当時は同性婚を想定しておらず、戦前から続く“親が決めた相手と結婚せざるを得ず”~「両性」とは『本人同士の自由な意思』を尊重・強調する」ためのものとした。投/この問題や選択的夫婦別姓問題も裁判所は違憲・違憲状態の判決が続き、岸田内閣・自民党にとって追い詰められ、国会で法制化など極めて厳しい対応が求められる。もう日本は変わらなければ!
当選の発表は発送を以って代えます = 投/TVやラジオ番組の賞品プレゼントの応募方法や発表のフレーズ。言っている趣旨は分かるが、投稿者は、半世紀以上前に誰が作ったのか日本語として腑に落ちない。賞品を出す放送局や企業が変われど、この半世紀全く同じフレーズ。言葉としての問題点を挙げると長くなるので、1点のみ指摘。世の中が変わって消費者・顧客本位の時代に「発送~」の文章は、組織側の”上から目線”ではないか。「発送したから届かなかったらハズレだよ」ではなく、『~お客様に賞品が到着したかどうかをも以って代えます」のほうが、丁寧な言い方と思うが。
投票用紙 = 投票用紙とは言え、素材はプラスチック製なのをご存じですか? 折って畳んで投票しても箱の中で自然に開き、開票作業が早くできるように工夫されている。
唐変木(とうへんぼく) = 気が利かない人物、偏屈な人物などを罵り嘲笑う語。分からず屋、まぬけ。語源は、遣唐使が持ち帰った変な木、中国の唐の時代にあった変わった木彫り人形など諸説ある。投/既に死語で、古い映画やドラマを見ていると、おかみさんが旦那を叱るシーンによく出てくる。
東方の博士(-・はかせ) = 新約聖書に登場し、イエスの誕生時にやってきて拝んだとされる人物。東方の三賢者(さんけんじゃ)、または東方の三賢人という呼称も多い。
蜀黍(とうもろこし) = 農畜産業振興機構のHPによると、『玉蜀黍と標記されるのは、穀粒が「玉」のような蜀黍(もろこしきび)の意。蜀黍は日本古来の黍(きび)に対して、中国(三国時代の蜀)の黍と名付けたもの。この「もろこしきび」が後になって略され、「もろこし」と一般に呼ばれた。その後、新しく中国から入ってきた唐のもろこしという意味で「とうもろこし」と呼ぶようになった』。投/出題者が仰るように、結果的に「中国・中国」の意に(笑)。嫌中派の人も知らずに食べている、玉蜀黍。
当用漢字 = 現代国語を書き表すために、日常使用する漢字の範囲を定めたもので、1946(S21)年発表、政府が訓令・告示をもって公布した1850字の漢字。現在は「常用漢字」で、当用漢字に代わるものとして1981年に告示された漢字。2010年には、2136字に。投/池上彰情報|戦前は、漢字だけでも4000字以上を覚えさせられた。戦後、GHQ(進駐軍)は、日本人は漢字習得ばかりに時間を要し平和教育を怠ったから戦争を始めた。だから国の言葉は漢字をやめて、英語にしろと難癖をつけた。日本政府は字数を半減し当面用いる意の「当用漢字」を定め、米国に「使う期間は暫定的ですよ」とのらりくらりとかわし、”英語化”されずに事なきを得た。その結果が、今日、使える漢字の基本になっている。
蟷螂の斧(とうろうのおの) = ①蟷螂(かまきり)の前脚を指す。②カマキリが前脚を振り上げて大きな車に向かっていくことから、自分の力をわきまえず強敵に向かうこと。
(とが) = 咎めなければならない行為。非難されるような欠点・短所。罪となる行為。過失。
都会+田舎(とかいなか) = 投/一番住みやすいと言われるのが、都会と田舎の中間的な土地や生活風習の場所。都会の人間関係に疲れて、定年後に長閑(のどか)な田舎に住み始めて失敗することがある。田舎は人の数は少ないが人間関係が濃厚なので、都会とは比べ物にならないほど“人付き合い”に苦労することを移り住んでから知るはめに。ところで2つの言葉がしりとり風にくっ付くのは、「テレビデオ」(昔、テレビとビデオが一体の機器があった)。「たぬきつね蕎麦」(揚げ玉と油揚げの具が乗っている=関東風の名称)。詳細は割愛するが、関東と関西や京都とは、たぬき・きつねの定義が違う。
ト書き = 戯曲・脚本に、登場人物の動き、場面の情況、照明・音楽効果などの指定をせりふの間に書き入れたもの。「人に歩み寄り~」などと脚本に書いたから。
咎め立て(とがめだて) = 必要以上に強くとがめること。「失敗をことさらに、咎める」。
時の氏神(ときのうじがみ) = 調度良い時機に出て来て仲裁などをしてくれる、ありがたい人。
篤志(とくし) = 社会事業などに熱意をもっていること。慈善心。
得度(とくど) = 剃髪して仏門に入ること、出家。
ドクトリン = doctrine ①教義、教理。②主義、学説。③政治、外交上の原則。
土佐日記 = 日本で最初の仮名文日記。1巻。紀貫之作。935年頃成立。任国土佐から京都まで55日間の旅を記したもの。作者を、女性に仮託(かこつける)する。
どじ =まぬけ、へま、失敗。投/新明解国語辞書には、動詞「とちる」の語幹を濁音化したものと書かれている。「とちる」は、①舞台で、せりふ・しぐさをまちがえる。②転じて、やりそこなう。しくじる。
都市国家 = polis・ギリシア語、civitas・ラテン語、都市それ自体が政治的に独立し、一個の国家を形成しているもの。古代のエジプト・メソポタミア・インド・中国に存在した。古代ギリシアの諸都市いわゆるポリスも、中世末期の自由都市もその一種。
年増(としま) = 娘盛りをすぎて、やや年をとった女性。江戸時代には20歳過ぎを言った。中年増は、23、4歳から28、9歳ごろの女。大年増は、年増の中でも年かさの女。投/現在の感覚と随分違う。ジェンダー社会では、死語・禁止用語。なお「妙齢」を、大年増と理解している人は間違い。「女」+「少」なので、女性のうら若い年頃を言う。そういえば、としまえんも若い方が主流になる生まれ変わりの工事。23年に、ハリー・ポッターの屋内型テーマ施設ができる。
都塵(とじん) = 都会のごみ。また、都会の雑踏。
短刀(どす) = ①短刀・匕首(あいくち)など懐中にかくして持つ短い刀。 ②すごみ。「-を利かす」。脅(おど)すの略か。
トタン板 = ①亜鉛で鍍金(めっき)した薄い鉄板。屋根葺き・樋・塀などに用いブリキよりも化学的耐性が優る。もとはペルシャ語で、日本へはポルトガル語が転訛した。投/投稿者の子供の頃はトタン屋根で、雨が降ると大きな音がして貧しさの象徴のような気がして辛い気持ちになる。
土地鑑(勘)(とちかん) = その土地の地理・地形などについての知識。「-のある犯人」、「-を働かせる」。投/「-・鑑か勘を使うが、「感」を使う間違いが多い。まさしく“感”違い。
都々逸(どどいつ) = 主に男女相愛の情を口語をもって作り、普通は七・七・七・五の4句からなる。三味線の伴奏で謡われる。投/出題例は、「ぬしと私は玉子の仲よ、わたしゃ白身で、君(黄身)を抱く」。
徒党を組む(ととう・-) = ある事をたくらんで集まった仲間・団体。笑い言葉 < 公党の立憲・共産党が選挙協力で「徒党を組む」~シャレが利いている。選挙では、大阪府民・大阪市民を守らない維新、ニセ野党の国民民主党には十分注意を!
トトカルチョ = totocalcio・イタリア語。プロサッカー競技で、その勝敗を予想して行う賭博。投/日本のプロ競技へのくじ「スポーツ振興くじ」は、サッカーはtoto(トト)、トトカルチョから来た名称、バスケットボールは「WINNER」。これから選手を目指す若者、観戦は健全なる青少年が多いのに、純粋なスポーツにギャンブルや賭けを持ち込むのは大反対だ。
とどのつまり = ①途中にいろいろあったが、つまるところ。結局。多く、結果が思わしくない場合に使う。②鯔(ぼら)は幼魚から成魚になるに従ってその名称を替え、最後に「とど」になることから。投/この場合の”とどのつまり”は魚種のトドで、アシカ科のトドではない。
(とどろき) = 大きな音が鳴り響くこと。「砲声の・-」「心の・-」。笑い言葉 < 投/出題者のジョーク・車の字が3つ折り合わされ「車3台の音」、車の爆音かクラクション? 昔、上司の家が世田谷区等々力(とどろき)渓谷の近くにあり、そこは夏でも涼しく別天地。地名の由来も、今の渓谷の深さになるまでに滝ができたり崩壊を繰り返し、崩壊の音が轟くことで地名になったと言われる。<世田谷区のHPより>
トニー・ベネット = Tony Bennett、1926~2023年、96歳没。米国ポピュラー歌手・ジャズ歌手、エンターテイナー。
殿方(とのがた) = 古い旅館の風呂やトイレに使われる。投/これも男女不平等の表現と考える。女性は姫方・御婦人か? 硬い話をすれば、「婦」自体がやや蔑んだ言葉だ。

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索引【と(は-わ行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.35

2023年06月15日 | 気になる言葉|一括
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と(は-わ行)気になる言葉の辞書 P.35/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
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と(は-わ行)
怒髪天を衝く(どはつ・てんをつく) = 史記・怒髪上って冠を衝く。頭髪の逆立った、ものすごい怒りの形相。
(とばり) = 垂れ衣、物を覆い隠す物。投/転じて「夜の帳」に包まれる(夜になる)表現は、情緒がある。
(とび)が鷹(たか)を生む = 平凡な親がすぐれた子供を生むことのたとえ。投/出題者が言うように、確かにDNA的にはおかしい。
鳶職(とびしょく) = 土木・建築工事の人夫に出る仕事師。特に、高い足場の上で仕事をする人。鳶の者。
(とます) = ①1斗(約18リットル)を量る枡。昔も今も、1斗缶という容器がある。②柄杓(ひしゃく)の意、ひしゃくの形をしていることから北斗七星。③昔は労働争議の際、当て字で「斗争」(闘争・とうそう)と書いた。投/ストライキは、今や絶滅用語(死語)か。投稿者は労働組合の雄姿?も消え果て、今やブログやクロスワードに興じている(トホホ)。
苫屋(とまや) = 苫で屋根を葺(ふ)いた粗末な小屋。「苫」は、菅(すげ)茅(かや)を菰(こも)のように編んだもの。「♪われは海の子」の歌詞に出てくる。
止り木(とまりぎ) =  ①鳥が止まれるように、鳥籠などの中に取り付けた横木。②バーなどで、カウンターの前に置く脚の高い腰掛。「-・で飲む」。投/投稿者は鳥でもないのに、止り木でさえずった(飲んだ)回数と時間は計り知れない。ツイッター(つぶやき・さえずり)は「X」になってしまい、鳥離れも。
トライ = チコ情報/昔のラグビーのルールは、コンバージョンキック(H型のゴールポストに蹴り入れる)による得点しかなかった。相手方のゴールラインに押し込んでも0点、そうしてから初めて得点に結びつくキックが許されるので、「得点への挑戦権を得る」意味のトライ(試み)という意。その後、トライでも得点されることになったが、トライの言葉だけ残った。
寅・午(とら・うま) = 笑い言葉 < 十二支の子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・・・・投/卯・辰・巳は「寅と午」に挟まれている。卯辰巳年生まれの方は、トラウマになりやすいのかな?
虎の子 = 苦しい生計をやりくりするたとえ。大切にして手放さないもの・金品。投/子供の阪神ファンではない。
息子(どらむすこ) = 怠け者で放蕩(ほうとう)をする息子、道楽息子。放蕩と書いて、「どら」と読む。現在では、多く「どら息子」「どら猫」など、接頭語的に用いる。
トランジット = transit。航空機で目的地へ行く途中、直行便がない場合など別の空港に一時立ち寄ること。また、別の航空機に乗り継ぐこと。空港の形態で言えば、「ハブ空港」。hubは車輪(一例・自転車)の中心部の意。拠点空港。定期航空路を、幹線の発着する少数の拠点(ハブ)とそこに集中する支線(スポーク)とによって構成し、乗り継ぎの便の効率的運営を図る。投/日本の空港の欠陥は、韓国・仁川(インチョン)のような本格的なハブ空港がないこと。一方、羽田・成田・大阪空港など周辺住民は、現状でも騒音や墜落・落下物の危険にさらされている。
取り(とり) = ①寄席で最後に出演する者。真打(しんうち)、「-をとる」。②最後に上映または演ずる呼び物の映画や番組。また、演ずる人、オオトリ。投/昔の寄席の出演料は、最後に出る演者に支払うものだった。最後を務める真打ちが出演料の全額を一旦全部受け取り、そこから出演者に分配をした。そのことから、出演料を受け「取る」、出演料を一番多く「取る」という意味で、最後に出演する人を「取り」(トリ)と呼ぶようになった。
鳥インフルエンザ = 23年に入って鶏全体の1割、1500万羽が殺処分された。影響で、卵の価格が2倍に高騰。ある居酒屋では卵を乗せたユッケは販売中止、数個を使うオムライスはそのまま販売のニュースに笑った。価格アップ、品不足なのに不思議に思いませんか?食品のカラクリで、卵不足ではなく「黄身」不足なのだ。大手飲食チェーン店は、業者から“大量の卵をドロドロに混ぜた”健康的ではない「冷凍液卵」を仕入れている。ドラム缶・一斗缶単位、小さな店は牛乳パックサイズの「液卵パック」。液卵は少々前に作られたものなので安定供給され、一方、苦慮している店があれば1個1個本物の卵を割っている善良店だ。
鳥兜(とりかぶと) = トリカブトはキンポウゲ科の多年草。高さ約1m、秋、美しい紫碧色の花を多数開く。塊根を乾したものを烏頭(うず)といい猛毒であるが、漢方で生薬とする。鎮痛・鎮痙・新陳代謝賦活薬。種によって薬効・毒性は異なる。投/投稿者の世代はトリカブトと聞くと、1995年の埼玉「本庄保険金殺人事件」など保険金詐欺を働くニュースしか思い出さない。トリカブトを食品や飲料に混ぜて服用させ、男は妻や愛人・ホステスを、女は高齢男性を病死したように見せ掛けて殺害する。
取り付く島もない = ①頼りとしてすがる手がかりもない。②つっけんどんで相手をかえりみる態度が見られない。投/取り付く“暇”の誤用が多い。
トリップ = 笑い言葉 < 投/今回も、出題者・西尾徹也氏のしゃれが効いている。良いトリップは旅行、悪いトリップは麻薬などの「幻覚状態」を指す(バッドトリップ)。旅のほうのトリップを調べたら、Tripはプライベート・出張や修学旅行など「短い旅」のこと。Travelは 「一般的な旅行」で、Tripよりは長期間だけれど明確な期間の定めなし。Journeyは、長期間の旅行・長い道のりになることを指す。Voyageは、長い航海や船旅。Flightは“空の旅”。日本語は、みな「旅」や「Travel」で一括り。でも日本人の旅行形態は、トラベルよりトリップではないのか。SNSには、「漂泊の旅」を「漂白の旅」と書かれた誤字を見つける。旅に出れば心洗われるから、漂白でもいいのかもしれない(笑)。
鳥肌が立つ = ①寒さや恐怖・興奮などの強い刺激によって、鳥肌が生ずる。総毛立つ。②近年、感動した場合にも用いる、「名演奏に鳥肌が立った」。投/昔は②は誤用とされたが、使われる頻度が高まったせいか、各辞書に「本来の使い方ではない」と一文を入れて掲載されるようになった。そのうち、正規の意味に加わるんだろう。
(ドル) = ドルの記号$に形が似ているところから、この漢字が充てられた。投/ドル(ダラー)は、ドイツで使われた歴史的通貨のターラー (Thaler) から来ている。ターラーは品質の高さで知られ、米国でターラーが訛って「ダラー(Dollar)」と呼ぶようになった。なお日本では、江戸時代末期にオランダからDollarが伝わり、オランダ語の「ドルラル」と読んでいたものが、明治時代に入り「ドル」と省略された。ドル建て、ドル買い、ドル箱などの言葉があるが、時代とともに外国語は現地語に近い発音に置き換えられていく流れから、将来、ダラー建て~と呼ぶのでしょうか。ダラーっとして、何か締まらないな~。
トレモロ = tremolo・イタリア語。(震える意)弦楽器・ピアノなどで、1音または高さの違う2音をできるだけ速く反復する奏法。投/子供の頃、三浦洸一の「東京の人」(古い!)~♪並木の雨のトレモロを テラスの椅子でききながら 銀座むすめよなに想う~その後、トレモロの意味を知った。ギターのトレモロの名曲が素晴らしい。
トレンチコート = 第一次大戦時、イギリス兵が塹壕(ざんごう)で着たダブルでベルト付きの軍服コート。トレンチとは塹壕のことで、野戦で溝を掘り土を前に積み上げ敵の攻撃から身を隠す。戦闘機具や水筒・双眼鏡などを吊るすことができ、その後、ファッション性もよいことから一般でも流行。やたらボタンが多いのは機具を吊す機能の他に、戦場の寒風を防ぐため風向きによって左前・右前の着方ができる。
泥仕合 = 泥にまみれて争うこと。転じて、互いに相手の秘密や弱点や失敗を暴露し合う、醜い争い。投/“泥試合”と書く誤りが多い。
どろん = ①芝居で、幽霊の出入りなどで太鼓をどろどろと打つこと。②転じて急に消える様。逐電(ちくでん)、出奔(しゅっぽん)。投/急に姿を消すことを「ドロン」、急に姿を現すのが「ドローン(drone)」。どろんする~高齢者しか使わないのでは。
トワ・エ・モワ = toi et moi・フランス語で「君と僕」という意味。投/よくトワエモアやトアエモアと言ったり、書かれたりしている。冬の季節、特に冬季五輪が開催される年はトワ・エ・モワの「虹と雪のバラード」や、フランシス・レイの「白い恋人たち」が流れる。名曲は廃れない。
どん/空砲 = 正午を知らせるために空砲を発したもの。東京では1871(M4)年に始まり1929年廃止。午砲。通称、「どん」と言う。投/明治の頃は、まだ時計を持てない人が多かったため。土曜午前中だけの勤務を「半ドン」と呼ぶのは、由来を①この空砲からきたものとする説。②半ドンタク~zondag・ドンタクはオランダ語の日曜日、転じて休日。半分の休日とする説があるが、辞書は後者としている。
頓死(とんし) = にわかに死ぬこと。あっけなく死ぬこと、急死。「旅行中に―する」。
頓知(とんち) = とっさの場合にすばやく働く知恵。機知。ウイット。「―のある人」「―で人を笑わせる」。投/機転を利かすことから、転じてウイット・エスプリ・ユーモアの意味にも広がる。
緞帳(どんちょう) = ①厚地織物で製したとばり。②芝居・劇場などで使う、上に竿があって巻きあげ巻きおろす幕。投/劇場で一幕終わって次の幕が開くまでの間、幕を引いてある間、芝居の休憩時間などを「幕間」(まくあい)と言う。でも3割程度の方が、“まくま”と発音している。
どんでん返し = ①さかさまにひっくり返すこと。②転じて、物事がすっかり逆転すること。「最後にーを食う」。投/いわれは歌舞伎の舞台で大道具を90度後ろへ倒し、底面を立てて次の場面に転換すること。「どんでんどんでん」と鳴る大太鼓の音から、どんでん返しの名で呼ばれる。他説あり。
どんど焼 = ①正月15日に行う火祭りの行事。正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを持ち寄って焼き、その火で餅を焼いて食べ健康と幸福を祈る。②元々は、正月飾りや書初めなどを焼いた煙で体を清めることで、1年の無病息災を願う意味があった。「どんど」の意味は、火を燃やす時「尊と(とうと)尊と」とはやし立てていたのがなまった説、どんどん燃える様子からつけられた説がある。東北は「どんと」、関西は「とんど」と呼ぶ。投/最近はプラ素材が混じり、ダイオキシンや有害物質を発生させることからやめる傾向にある。
丼勘定(どんぶりかんじょう) = ①職人が付ける腹掛け(前隠し)を「どんぶり」と呼ぶ。②記帳せずそこから金を出し入れし、大雑把な金の扱いを言う。投/丼鉢を連想させるが、それは誤り。
蜻蛉返り(とんぼ・がえり) = トンボが勢いよく飛びながら、急に向きをうしろにかえることから~目的地に着いて、すぐ引き返すこと。「東京と大阪をーで往復する」。蜻蛉帰りは誤り。投/リニア中央新幹線ができると、東京ー名古屋40分、大阪67分、大幅に短縮される。そうなったらビジネスマンは、JRとスピードを強調した?”燕返し”と言うのだろうか。
ドンマイ = don’t mind、スポーツなどで失敗した人を励ます語。気に掛けるな。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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索引【な】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.36

2023年06月11日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.36/51



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内閣法制局 = 内閣に置かれ、閣議に付される法令の立案・審査や法制調査を行う機関。1885(明治18)年設置。別に、国会の両議院にもそれぞれ法制局がある。投/昔は権威ある組織・中立的な位置づけに存在感があったが、安倍首相が“人事介入”し意のままに動く長官に差し替えた。日銀黒田総裁、かつてのNHK籾井(もみい)会長なども、安倍氏が送り込んだロボット。安倍氏は奢り高ぶり、「日銀は政府の子会社」とまで言わせた。政治の私物化と言われて久しい。こんな人物を祀り、神格化してはならない。
内証(ないしょう) = ①内々の都合、内々の様子。②奥向き、勝手向き。③一家の財政、暮し向き。「-は苦しい」。
内親王(ないしんのう) = ①律令制で、天皇の姉妹・皇女。②現在の皇室典範では、天皇の嫡出の皇女および天皇の嫡男系の嫡出の皇孫で女子であるもの(6条)、また天皇の姉妹(7条)を言う。投/敬宮愛子内親王(としのみや・あいこないしんのう)、佳子内親王(かこないしんのう)。
内部留保金 = 企業が税・配当金などの社外流出額を差し引いて、残余を企業内に留保すること。社内留保。投/大企業が貯めた内部留保金が何と500兆円あり、国家予算の5倍に至る。企業は景気悪化のための貯蓄と言うが、儲かっても労働者に分配しない悪の権化。だから景気が一向に良くならず、大企業の経営者は自らの首を絞めていることに気付かない。こんなことをやっていては、日本はますます世界から立ち遅れる。
直木賞(なおき・-) = 直木三十五の大衆文学における先駆的功績を記念して、1935(S10)年、文芸春秋社が創設した賞。春秋2期、新進・中堅の作家に授与。一方「芥川賞」は、芥川竜之介を記念し、同年・同社の文学賞。年2回、すぐれた純文学の作品を発表した新人作家に贈られる。どちらの賞も、文藝春秋社を立ち上げた作家・菊池寛が創設に携わった。注/辞書は、龍之介ではなく常用漢字の之介を採用している。
鳴かず飛ばず = ①(史記)将来の活躍にそなえて、何もしないでじっと機会を待っているさま。②現在では、長いこと何も活躍しないでいることを軽蔑または自虐していうことが多い。投/歌手・芸人はもちろん、出世有望視されていたサラリーマンも、人生「鳴かず飛ばず」と言われてもくよくよせず、前者の意味と捉え頑張ろう。
中山道(なかせんどう) = 五街道の一つ。江戸日本橋から板橋へ出て、上野(こうずけ)・信濃・美濃などを経て、草津で東海道に合流し、京都に至る。69宿。投/故・有賀さつきが新人アナの頃、生放送中に「旧中山道」を“1日中山道“(いちにちじゅう・やまみち )の誤読のエピソードがある。
長町場・長丁場(ながちょうば) = ①宿場と宿場との距離が長いこと。長い旅程。②仕事などが長く続くこと。長時間かかる仕事。
中原中也(なかはらちゅうや) = 1907(M40)-1937(S12)年、日本の詩人・歌人。30歳の若さで死去したが、生涯で350篇以上の詩を残した。「汚れつちまつた悲しみに・・・・・」は、詩集「山羊の歌」に収録された代表する詩。「汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる ・・・」。悲しみは恋愛に敗れた、恋人に去られた悲しみとされる。「サーカス」~「幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました」。投/中原中也には、独特の世界がありますね・・・
流れに棹(竿)さす(-・さお・-) = 棹(竿)を使って舟を推進させ、流れに乗せること。投/いわゆる人力の舟は、船頭が川底や土手に長い竿を差して前に進めた。本当の意味を間違えている人が多い。例・上司の意見に棹さす部下→逆らうことではなく、勢いづけたり“よいしょ”すること。元は、夏目漱石の小説「草枕」の有名な書き出し「~智に働けば角が立つ。情に棹させば流される」。前段は、理性や知恵だけで割り切って振る舞っていると他人と摩擦を起こす。後段が、他人の感情を気遣ってばかりいると足をすくわれる意。
無くて七癖有って四十八癖(-・はっくせ) = 人は誰でも多かれ少なかれ何らかの癖をもっているものだということ。「-というが自分の癖にはなかなか気づかないものだ」と言う使い方をする。投/政治家、特に自民党議員は48癖の全部が「金」に絡み、日頃から「金癖(かねぐせ)が悪い」のだろう。
ナゲット = nugget・①鶏肉・魚などを一口大に切って衣をつけ、油で揚げた料理。「チキン・-」。②金塊。金属塊。投/何の肉が入っているか分からない食品の代表格がチキンナゲット。投稿者はマック(マクド)の如何わしい中国肉事件以前から、加工食品の食肉・挽き肉は警戒している。
納言(なごん) = 大納言・中納言・少納言がある。大納言は太政官の次官、右大臣に次ぐ高官。投/枕草子作者の「清少納言」は固有名詞と間違えられるが、「清」は本姓の清原の略で役職が「少納言」。
梨の礫(なしのつぶて) = 「梨」を「無し」にかけて、便りを出しても先方からはさっぱり音沙汰のないこと。投/「無しの礫」と書く誤りが多い。
茄子紺(なすこん) = 夏野菜として親しまれている茄子の実のような、赤みを帯びた紫みの濃い紺色のこと。箱根駅伝・馴染の順天堂大学のユニフォーム色(スクールカラー)が、茄子紺。投/因みに、今年24年は17位だった。
夏木立(なつこだち) = 夏の頃の繁った木立、季語。投/季語・夏木立となれば、芸能人の俳句披露番組・TBS「プレバト」を思い出す。夏井いつき先生と“永世名人”梅沢富美男氏や出演者との、「プレッシャーが掛かるバトル」が見物。
撫子(なでしこ) = 秋の七草の一つ。日当りのよい草地・川原などに自生。高さ数十センチメートル。葉は線形。8〜9月頃、淡紅色の花を開く。「大和撫子」(やまと・-)は、①ナデシコの異称。 ②日本女性の美称。
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ナトー = North Atlantic Treaty Organization・北大西洋条約機構。北大西洋条約に基づき、1949年結成された西欧諸国とアメリカ・カナダの加盟する集団安全保障機構。冷戦後は、東欧諸国も加盟。
ナポリタン = napolitain・仏語。スパゲッティナポリタン、ナポリ風の意。ウィキ情報/18世紀頃、イタリア・ナポリやその周辺地区だけ、貧しい庶民の間でトマトソースのパスタが食べられていた。フランスに伝わり、「スパゲッティ・ナポリテーヌ」と呼ばれる。さらに明治に日本に伝えられ、名称も短縮された。投/だからナポリタンは、イタリア語ではなくフランス語。当時のイタリア貧困層と同じく、投稿者も貧困なのでナポリタンの美味しさが分かる(苦)。こまっしゃくれた名称や能書きを付けて食べるスパゲッティより、ナポリタンのほうがよっぽど美味しい。「パスタ」pasta・イタリア語。正確にはイタリア料理に使う小麦粉を水や卵で練った食品の総称で、スパゲッティ・マカロニなどを含んで言う。明らかにスパゲッティなのに、気取ってパスタと呼ぶ日本人やメディアに違和感を持つ。
生兵法は大怪我の基(なまびょうほう・-) = 少しばかりその道を心得た者は、これを頼って軽々しく事を行うから、却って大失敗をする。
奈落(ならく) = ①地獄。②どん底。行きつく果て。③劇場の舞台と花道の床下。回り舞台・せりなどの仕掛けがある。「奈落の底」=転じて、抜け出すことのできない困難な立場や身の上。「―から再起する」。投/歌手・芸能人がステージに迫り上がる奈落の穴は危険が伴い、八代英太(国会議員・タレント)が落下・半身不随の車椅子生活を余儀なくされた。歌舞伎・10代目松本幸四郎(当時:染五郎)、歌手・河合奈保子も落下して大怪我を負った。その他の芸能人・スタッフが落ちる危険なスポットだ。皆様も一歩間違えれば”人生の奈落の底”が待ち構えているので、気を抜かずに真面目な生活を。
難詰(なんきつ) = 欠点を挙げ非難して問い詰めること。「責任者を―する」。
南高梅(なんこううめ) = 和歌山特産の梅。投/名称は県立南部(みなべ)高校(南高・なんこう)の先生や生徒が、優良品種を選ぶ調査に尽力されたからと思っている方が多い。それだけでは説明不足で、明治30年代に後に南高梅となる母樹を発見し育てたのが高田貞楠(さだくす)氏の「高田梅」。昭和40年にブランド梅として名称登録する際、「南」部「高」校+「高」田梅を合わせて「南高梅」としたのが正しい。
なんちゃって = ①発言の後で、「今のは嘘」「格好付け過ぎた」などと誤魔化す言葉。②ほんの冗談、見せ掛け、それらしい意。投/政治資金規正法改正の国会質疑中、立憲・蓮舫議員が岸田首相へ“なんちゃって連座(制)”や“なんちゃって改革”をやめませんか!と厳しく追及したことが印象的。いつ頃から使われ出した言葉かを調べたら、1977(S52)年、東京の電車内で「なーんちゃって」と乗客たちの笑いを誘った“なんちゃっておじさん”がラジオ番組などでブームになった。岸田首相はやること成すことに、やる気なし・見せ掛けばかりで、政界の“なんちゃっておじさん”と言われている。
ナンバーエイト = ラグビーで、その名称の通り背番号8番をつけている選手。世界では、エイトマンとも呼ばれる。全ポジションの中で最もフィジカルに優れた選手(強い選手)がなることが多く、フォワードの中心選手とされている。
難民 = ①天災・戦禍などによって生活が困窮し、住んでいた土地を離れ安全な場所へのがれて来た人。②人種・宗教・政治的意見などを理由に、迫害を受けるおそれがあるために国を出た人。投/21年にスリランカ女性のウィシュマ・サンダマリさんが、名古屋出入国在留管理局に収容中、過酷な環境下、治療されずに亡くなった。収容者は虫螻(けら)同然の出鱈目な入管制度、難民を受け入れしようとしない無責任な政府の姿勢が大問題になっている。日本は難民条約を結んでいる。それでも独裁政権の国からやっとの思いで逃れてきた難民を、母国へ返せば死刑や殺されることが分かっていても日本は平気で強制送還を行っている。入管法が改正されても、「人権侵害」と言われるほど劣悪な状態が続く。非人道的な日本は、また1つ世界から批判される立場に。なお戦前、6000人の難民の命を救った杉原千畝(ちうね)、緒方貞子国連難民高等弁務官を輩出した国とは思えぬ。

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索引【に】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.37

2023年06月10日 | 気になる言葉|一括
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気になる言葉の辞書 P.37/54



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ニイタカヤマ = 「ニイタカヤマノボレ」は、真珠湾攻撃を命じた暗号電文。ニイタカヤマノボレの電文によって、旧日本軍は無茶な戦争に突入していった。新高山は、台湾に実在する3952mの山。
仁王像(におうぞう) = 笑い言葉 < 寺院の門には、金剛力士(こんごうりきし)・仁王像の阿吽(あ・うん)が左右に2体並んでいる。阿吽のどちらかがオナラをすると、他の仁王が「臭うぞ~」と言った小噺(だじゃれ)。
荷為替手形(にがわせ・-) = 隔地者間の売買取引において、売主が代金債権を取り立てまたは代金債権により金融を受けるために、輸送貨物を担保にし買主を支払人として振り出した為替手形。第三者である取引銀行を通じて支払われる。投/広辞苑の説明は分かりにくいが、例えば船便で送る場合、先方に商品が到着するまで代金を支払ってもらうことはできない。代金を早く受け取る方法として、荷為替手形を銀行で割り引くことで、売主は商品の到着を待たずに代金を現金化することができる。
肉月(にくづき) = 漢字の偏の1つ。「肌」「肺」などの「月」の部分。からだに関する文字を作る。月偏とは異なる。「月偏」(つきへん)は、有・朗・朝・朋・服など。しかし現在は、同じ字形となっている(大辞林)。
西半球 = 地球の西半分。旧グリニッジ天文台跡を通る子午線より西回りに西経180度にわたる地域。南北アメリカ大陸が含まれる。東半球は、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・オーストラリアの各大陸を含む。投/北半球、南半球はよく言うが、陸地・人口・文化で見れば東半球が圧倒的。
西向く士(-・さむらい) = 小の月の語呂。二四六九士。2月・4月・6月・9月・11月。11月は漢字の十と一の組み合わせが、士(さむらい)の字になる。
り口(にじりぐち) = 風情を取り入れた茶室特有の低く狭い出入口。千利休(せんのりきゅう)が、形式を完成させたと言われる。豊臣秀吉などの時代劇で見られる。
「冫」(冷・凍など)(にすい) = 部首の二水は、氷の結晶の象形文字だと言われる。「冷」は氷の冷たさ、「凍」は水が氷になることを表す。「」(りん)も、もともとは寒さが厳しいことを表す字で氷との関係がある。
二世(にせい) = 投/旧統一教会二世が、子供の頃から親の過剰献金や恋愛禁止・ムチ打ちなど誤った家庭内指導で苦しんでいる。それに対する自公両党のやる気のなさ、作る法律もザル法化している。宗教への相談センターでは、統一教会二世を始め、輸血拒否のエホバ、元オウム信者からも寄せられている。あるボランティアの相談所では、一番多かった人は創価学会信者だったと聞く。知り合いに学会員がいるが、やっていることは大なり小なり同じ。だから政府・自民党は公明党に配慮、当の公明党も対策に後ろ向きなのだ。
偽旗作戦(にせはた・-) = 自国の軍が他国からの武力攻撃を受けたかのように偽装して、被害者であると主張したり・思わせて戦争を誘発させる行為。投/戦争の常とう手段で、過去の戦争やウクライナ侵攻にしても、ロシアがウクライナのせいにして攻撃を仕掛けた。代表的な偽旗作戦は、1928(S3)年、中国・張作霖爆殺事件、1931年柳条湖事件(満州事変)は旧日本軍の仕業。1964(S39)年・ベトナム戦争トンキン湾事件は、米国の仕業。
二足の草鞋(-・わらじ) = ①同一人が、両立しないような2種の業を兼ねること。②転じて、単に二つの職業を兼ねること。本来は、博徒が十手(じって)=捕吏(ほり・罪人をめしとる役人)を預かるような、良くない意味での仕事が相矛盾する場合を言った。投/本来の意味で言うなら、泥棒兼務のお巡りさん?お巡りさん兼務の泥棒?スポーツ紙には早くから、投手大谷が投げた球を、打者大谷は打てるのかの疑問が載せられた。二刀流開祖の剣豪、宮本武蔵もお忘れなく。なおコロナ化で副業を認める企業が増えたが、積極的副業の場合は「複業」の字を充てる。
日々是好日(にちにち、または、ひび・これ・こうじつ) = 元々は、唐の禅僧・雲門文偃(うんもん・ぶんえん)の言葉とされ、毎日毎日が平和なよい日であること。2018年には、大森立嗣(たつし)監督の同名映画(にちにち・-)があった。投/この言葉を聞くと、武者小路実篤(むしゃのこうじ・さねあつ)の紙本(しほん)=書・画・文書(もんじょ)の紙に書かれたもの=を思い出す。投稿者が子供の頃に実篤ブームが起き、そこら中の家に実篤の色紙が飾ってあり、本業は「色紙屋」だと思った(苦)。
767saneatsu
二進も三進も(にっちもさっちも) = ①そろばんの用語から、金銭の融通のきかないさま。②また一般に、物事が行き詰まって身動きのとれないさまにいう。どう勘定しても、どうにもこうにも。「-・行かない」。出題はニッチ・nichi market、すきま産業(市場)とルイ・アームストロングの愛称「サッチモ」の対比。ルイ・アームストロングは口が大きいのでSatchel Mouth(小型カバン口・大口)、略してSatchmo(サッチマ)、日本ではサッチモと呼ばれる。投/投稿者の記憶では、唯一、二進も三進もが歌謡曲に出てくるのはフォーリーブスの「ブルドッグ」、♪にっちもさっちもどうにもブルドッグ~
二の舞 = ①人の後に出てそのまねをすること。②また、前の人の失敗をくりかえすこと。投/似た言葉に「二の足を踏む」は、進むのをためらうこと。しりごみすることで、意味は違う。
二宮金治郎または二宮金次郎(にのみや・きんじろう) = 二宮尊徳(たかのり、またはそんとく)・1787-1856年。江戸後期の農政家、相模国の人。豊富な農業知識をもって、小田原藩・相馬藩などの復興にもあたる。勤倹を説く思想・行動は死後も影響を与え、明治以降、国定教科書や唱歌などにも登場。投/背中に薪(まき)を背負っての読書像が有名。しかし戦前の軍国化の象徴にされた反省から、戦後は多くの銅像が撤去された。チコ情報/歩きながらスマホならぬ、“ながら読書”の手本は宜しくない考え方から、本を持っていない立像または座って読んでいる像に替えられた例がある。
日本銀行 = 一時、株価が3万円を超えたが、日本銀行やGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)などが買い支えているのが実態。コロナ禍、富裕層だけがますます富を得ている。投/本店建物を上から見ると、屋根が「円」の文字状になっている。円をデザインしたとの説があるが、たまたまの偶然。なぜなら完成した明治半ばの頃は、まだ「円」の字は使われず「圓」だったから。
二枚目半 = ①二枚目の風貌でありながら、三枚目の性格をもつ役柄。②比喩的に、一般にも用いる。林修情報/二枚目・三枚目とは、江戸時代、歌舞伎の看板は通常8枚から成り、一枚目の看板は主役、二枚目の看板には若い色男の役者の名が書かれた。三枚目は、道化役だ。なお七枚目は巨悪・ラスボス・全ての悪事の黒幕、八枚目が座長、元締め。投/皆様のキャラは何枚目?
ニューカマー = newcomer・新しく来た人。新参者。大都市周辺の新規入居者も言う。
入学式 = 春の入学は、日本など極めて少数派。投/コロナ禍で、秋への移行も検討されたが立ち消え。世界のスタンダードに合わせ、日本も9月が望ましい。
(にら) = ニラレバかレバニラか?迂闊に言うと、歳がばれる。チコ情報/理由は、「天才バカボンのパパのせいなのだ~」。正規の中国語は、最初に野菜・副材料、うしろに肉・主材料が来るので「ニラレバ炒め」。青椒肉絲(チンジャオロースー)も、ピーマンに肉。転機は、1971年放送の「天才バカボン」。パパは、番組で「レバニラ」を連発。当時の10歳前後の子供が影響を受け、現在の50代以下はレバニラ、60代以上は正しい呼び方のニラレバが多いそうだ。投/安倍国葬は国論を二分したが、ニラレバも国論が分かれるが「これでいいのだ!」。
二律背反(にりつはいはん) = 相互に矛盾し対立する二つの命題が、同じ権利をもって主張されること。ドイツ語は、アンチノミー・Antinomie。
人間万事塞翁が馬(にんげん・ばんじ・さいおう・-) = ①故事・塞翁の馬が逃げたが、北方の駿馬を率いて戻って来た。喜んでその馬に乗った息子は落馬して足を折ってしまった。ために戦士とならず命長らえたという。②人生は吉凶と禍福が予測できないことのたとえ。③不幸に思えたことが思わぬ幸運につながる。
認諾(にんだく) = 民事訴訟において、原告の請求を正当だとする被告の陳述。請求の認諾。投/近畿財務局職員・赤木俊夫氏が自殺した件で、妻の雅子さんが事実を知りたいための訴訟。国が安易に認諾しないために賠償請求額を敢えて高額1億700万円にしたが、国はその金額でも裁判を終了・決着させる悪質なもの。岸田首相、官邸、財務省官僚の卑怯な手口が見える。賠償金は、飽くまでも我々の税金。国がここまですることは、当時の安倍首相・妻昭恵氏が強く関与したことの裏返し。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
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索引【ぬ-の】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.38

2023年06月08日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
ぬ-の気になる言葉の辞書 P.38/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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温(ぬく)もり= 笑い言葉 < 投/ 「二輪草」、歌手:川中美幸。「背中あわせのぬくもりが かようふたりは ふたりは二輪草」 → 歌詞を少し変えると、[ふたりは不倫しそう]。

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ネグレクト = neglect・ ①無視、否定。②児童虐待の一形態。子供の食事や衣服の世話を怠ったり、長時間放置したりするなど養育を放棄すること。育児放棄。周囲の環境に原因がある場合が大半だが、子育てのできない明確な理由がないのに一定数が育児放棄することも指す。投/子供への虐待も含め、残虐な事例は可哀想で書けない。ニュースでは、近所の人が「いつも叩く音がして泣いていた」「ベランダに置かれていた」など平気でコメントする。犯罪や火事同様に、池上彰情報によると児童虐待を見つけた場合(推定でも可)は、法律で「市民は通報する義務」があることを知らない人が多いと言う。また政府や自治体機関に、真剣さが見受けられない。
猫に木天(-・またたび) = ①大好物のたとえ。②効果の著しいたとえ。反対語→猫に小判、豚に真珠。通説では、木天蓼は猫の好物で、その実を食べたり香りを嗅ぐと恍惚となる言う。蔓性落葉低木。山地に自生し、葉は円形。初夏、白色5弁の花を開き、液果を黄熟する。熱湯に浸して乾燥した果実は、中風・リウマチ・強壮に効がある。
猫も杓子(しゃくし)も = どんな人も、誰も彼も。どいつもこいつも。「昨今は・-・海外旅行に行く」。「杓子」は、飯または汁などの食物をすくいとる具。杓文字(しゃもじ)。
(ねずみざん) = 物が複利的に急速に増加する場合のたとえ。投/世界的な鼠はミッキーマウスだが、日本の鼠は、ねずみポケモン以外は「ネズミ講」や「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」など明るいイメージでは使われない。唯一、昔話の「ねずみの嫁入り」も教訓話。
寝惚け眼(ねぼけまなこ) = 寝惚けた眼つき。投/転(うた)た寝と居眠りの違いは? 転た寝=寝るつもりでなく横になっているうちに眠ること。居眠り=すわったり腰かけたりしたまま眠ること。居眠りは、「うっかりする」要素が強く悪い場面に使われることが多い。居眠り運転、授業中に居眠りする。アグネスチャンの「草原の輝き」、♪居眠りしたのねいつか~レンゲの花を枕に~本当の使い方は転た寝だと思う。昔からこの曲(作詞)が気になっている。
(ねや) = ①女子の部屋、婦人の寝室 ②寝室(寝屋)。百人一首「夜もすがら もの思ふ頃は~」。現代語訳:(いとしい人を想って)夜通しもの思いに沈むこの頃、夜がなかなか明けないので、(いつまでも明け方の光が射し込まない)寝室の隙間さえも、つれなく冷たいものに思えるのだよ。投/大阪・寝屋川市の由来は、古代生駒山麓の牧人の寝屋が起こりと言われる。
ネル = 柔らかい織物フランネル(flannel)の略称。
年賀状 = 投/年賀状と年賀はがきを混同している方が多い。買う時は「年賀はがき」、書いて出す時には「年賀状を出す」と使い分けする。郵便局や日本郵便のホームページには、「年賀はがき発売中」 「年賀状はお早めに投函を」と表記している。
年季奉公(ねんきぼうこう) = 武家・商人など主人と従属する奉公人の間で、時限的に主として労働を提供する身分形態。多くは住み込みで食糧や日用品は支給されたが、給与は支払われない。投/現在は、人権侵害で禁止されている。明治に入っても、徒弟制度・滅私奉公・女工哀史などが浮かぶ。平成・令和では、雇用止めなど「非正規雇用」も形を変えた一種の時限的な労働提供、弱い立場の=年季奉公ではないか。プロ野球・MLBも、単年・複数年契約にせよ時限的な労働提供(笑)。

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ノーコンテスト = no contest・ボクシングで、無効試合。不測の事故で競技ができない場合など。
ノアの方舟(-・はこぶね) = 神が悪に満ちた世界を絶滅しようとして洪水を起こした時、ノアが神の恩恵を得て製作し、家族や各動物種一つがいと共に乗って難を避け、アララト山に漂着したという方形の船(旧約聖書創世記)。方舟と言っても大きさは、長さ133.5m、全幅22.2m、高さ13.3mと言われる。投/中学の映画鑑賞で、ノアの方舟がテーマの「天地創造」を観た。音楽は、故・黛敏郎氏が受け持った。現在の世界・日本はワルやクソ野郎に満ちている。飽くまで頭の中で思うだけだが、大洪水が起きて連中を一掃させたい。
能事(のうじ) = なすべき事柄。
能書と能書 = 笑い言葉 < 能書(のうしょ)と能書(のうがき)は大違い。前者は、文字を巧みに書くこと。後者は、①薬などの効能を書きしるしたもの。また、効能書き。「-を読む」。②自分のすぐれた点などを述べたてること。自己宣伝の文句。「-を並べたてる」。
軒先(のきさき) = 軒の先端。軒に近い所。家の前。「―を借りる」。投/軒端(のきば)とも言うが、最近は聞かなくなった。童謡「たなばたさま」の歌詞、♪ささの葉さらさら のきばにゆれる お星さまきらきら きんぎんすなご。今とは異なり、純真だった?投稿者の幼少を思い出す。
納沙布岬(のさっぷみさき) = 北海道東部、根室半島先端の岬。北海道最東端の地。付近は昆布の好漁場。アイヌ語「ノッ・サム」(岬のほとり)という集落の名から。8月の最高気温の平均が20.4℃。投/稚内市には野寒布(のしゃっぷ)岬があり、紛らわしい。間違えて行く人はいないだろうが。関東圏の話でタクシーの運転手泣かせは、酔客が「綾瀬へ行ってくれ」と指示した時。足立区の綾瀬か神奈川県の綾瀬市か。~泣かせと言ったが、多くの運転手はどちらの綾瀬か確認するそうだ。皆様の地域でも、間違って連れて行かれた場所(地名)はありますか?
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斗袋(のしぶくろ) = 熨斗・水引(みずひき)をつけ、または印刷してある紙袋。金銭を贈る時、入れるのに用いる。投/熨斗は、熨斗鮑(あわび)の略、「伸し」と同源。江戸時代以前は祝意をあらわすために、進物(しんもつ)に鮑を添えた。後に方形の色紙を細長く、上が広く下の狭い六角形に折り畳み、その中に本物の熨斗鮑を小さく切って進物に添えた。現在の「熨斗袋」の鮑は、印刷されている(笑)。普段、図柄の“紙の鮑”までじっくり見ませんが、今度、目出度い時に確認してみよう。
の市(のみ・-) = フランスの「蚤の市」(marché aux puces(マルシェ・オ・ピュス)。ガラクタを、蚤に譬えたことによる。仏語の蚤(puces・ピュス)を、英語にしたのがflea(フリー)。投/フリーマーケットは自由に出品・購入できることから、フリー(Free)なマーケットと思っている方が多い。正しくは、英語のFlea Marketからきている。
野村胡堂(-・こどう) = 小説家・音楽評論家。「銭形平次捕物控」で大衆文学の新生面を開き、また「あらえびす」の筆名で「ロマン派の音楽」なども執筆、1882~1963年。投/銭形平次は、TV時代劇の大川橋蔵、歌は舟木一夫と、当時、随分と観たり聴いたりした。銭形平次捕物控以外にも、”胡堂ワールド“と呼ばれた独特の小説も数々読んだ。久しぶりに聞き、心臓が大きく”鼓動“した。
伸るか反るか(のるか・そるか) = 「のる」は長くのびる、「そる」は反対側にそりかえることで、成功するか、失敗するかの意。投/誤用あるいは意図的に、計画や勝負事に「乗るか反るか」と書かれることが多い。
に腕押し(のれん・-) = 相手に対する時、力を入れても手ごたえがなく、張合いのないことのたとえ。類似語:「糠(ぬか)に釘」「馬の耳に念仏」「馬耳東風(ばじとうふう)」も。投/政治の世界、会社、世の中にこういう人物がいるのは困りもの。

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索引【は(あ-た行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.39

2023年06月04日 | 気になる言葉|一括
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は(あ-た行)気になる言葉の辞書 P.39/54



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は(あ-た行)
ハーブ = herb・薬草、香味料とする草の総称。投/サイモン&ガーファンクルの「スカボロフェア」の歌は奥深く、日本人の概念では分からないと言われる。♪Parsley, sage, rosemary and thyme(パセリ・セージ・ローズマリー・タイム)、4つの香草・ハーブの歌詞が並ぶ。悪い霊から身を守るためのおまじないの説。
バイアス = bias ①一般にある動作の動作基準点に何らかの作用を加えて偏らせること。②考え方などが他の影響を受けて偏ること。「発言に-がかかる」。投/昨今、問題になっているのが災害時、緊急時の正常性バイアス。正常性バイアスとは、異常なことが起こった時に落ち着こうとする心の安定機能のようなもので、日常生活では不安や心配を減らす役割がある。しかしそれが災いして、集団の中にいるとついつい他人と同じ行動をとってしまう心理。非常ベルが鳴っていても、様子見して動かない。緊急事態では、逃げ遅れなど危険に巻き込まれる原因にもなる。
ハイジャック = 乗物、特に飛行機を運行中に乗っ取ること。投/元々はアメリカで、知り合いのようなふりをして車に近寄り、「Hi,Jack!」(ハ~イ、ジャック=人の名称)」と呼びかけ、運転手を引きずりおろして車を奪う犯罪が多発していたため、乗っ取りを「ハイジャック」と呼ぶようになった。他説もあり。半世紀前の日本のメディアが「hi」と「high(高い)」を混同したことから、飛行機はハイジャック、船はシージャック、バスはバスジャックと言った時期がある。現在は日本でも、飛行機以外の乗り物が乗っ取られた場合にも「ハイジャック」と呼ぶ。
バウ = bow ①舳(へさき)・船首。②ボート競技で最も船首に近い位置の漕ぎ手。
(はおう) = 諸侯を統御し天下を治める者。武力によって天下を治める王。
ハカ = ラグビーワールドカップでお馴染みになった、ニュージーランドチームよる試合前に舞う民族舞踊。ウォー・クライ、鬨(とき)の声とも言う。
(はかま) = 酒の徳利を据えて置く円形など木製の器。黒塗りや木彫りなど、深さが数cmある受け皿。
掃き溜め(はきだめ)に鶴 = つまらぬ所に、際立って優れたものが現れたたとえ。「ごみ溜めに鶴」とも。
白紙運動 = 投/中国では、習近平体制のゼロコロナ政策に抗議する「白紙運動」が起こっている。若者を主体に、何も書かれていないA4判用紙を掲げる。無言・白紙であることで、言論統制への抵抗を指す。ここからはギャグで、習近平がここまでゼロコロナに拘るのは自分の名前にある。3密(もはや死語?)の基である、「集・近・閉」、ナンチャッテ・・・
白杖(はくじょう) = 障害者用の杖を指す。投/鉄道会社のホームドア設置の意欲が乏しく、毎年、落下事故や電車にひかれて亡くなる方が絶えない。若い方などがスマホに夢中になり道路や交差点で障害者とぶつかるケースもあり、障害者が怒鳴られたり白杖を折られる悪質な行為は悲しい。
白頭鷲(はくとうわし) = 全長約80cm、成鳥は頭部と尾が白色。北アメリカに分布。アメリカ合衆国のシンボル。1782年にアメリカ合衆国の国鳥に登録され、アメリカ合衆国の国章以外にも多くの連邦政府や法執行機関の記章に取り入れられている。投/因みに、日本の国鳥は「雉」(きじ)。朱鷺(とき)や鶴(つる)ではないのが不思議。520種類の野鳥の中で、日本国有の鳥はヤマドリと雉だけだったこと、雉は渡り鳥ではなく本州、四国、九州の全国に分布していること、雉のオスは勇敢でメスは母性愛の象徴であることなどから、1947(S22)年に日本鳥学会が選んだ。
800washib800washia 右が米国の国章
刷毛(はけ)= 笑い言葉 < 投/昔のギャグで「世の中は澄むと濁るで大違い、刷毛に毛があり、禿げに毛がなし」。濁点の有無によって、全く意味が変わってしまう笑い。「バカは死ななきゃ治らない。ハカ(墓)は死ななきゃ入れない」なども。
橋懸り(はしがかり) = 能舞台で、鏡の間から本舞台に向かって斜めにかけた勾欄(こうらん)のある通路。役者の登場・退場のほか、舞台の一部としても用いる。勾欄とは、回廊・廊下などにつけた欄干(らんかん)。
端書(はしがき) = ①手紙などの初頭や末尾に書き添えた文章。②論文や書籍の初めに、その取り扱う範囲や内容の要約などを記した文。序文、前書き。
梯子段(はしごだん) = 勾配が急な階段。投/梯子は、人生や出世・没落?の例えに使われる。悪い意味の「梯子を外される」が、代表的な言葉。「神の神庫(ほくら)も梯(はしだて)のままに」~困難に思えることでも、適切な手段をすれば実現可能だということ。意外な言葉が「雲梯(うんてい)」。小学校の校庭にある、ぶら下がりながら進む器具、まさしく雲の梯子。投稿者は他に梯子が付く言葉がないか酒でも飲みながら考えようと、「梯子酒」する今宵だった。
端金(はしたがね) = わずかの金銭。中途半端の小銭、はしたぜに。端(はした)とは、数のそろわないこと、不足なこと。また、余っていること、半端。
恥の上塗り = 恥の上に重ねて恥をかくこと。不名誉を重ねること。恥の恥。投/ジャニー喜多川が犯した性加害に対し、ジャニーズ事務所の弁明、対処案はまさしく恥の上塗り。無責任な事務所は解体し、搾取をやめて自由に拘束なしでジュニア達が頑張れる仕組みを。
蓮葉(はすっぱ) = 蓮葉女(はすは・おんな)の俗称。①江戸時代、京坂の問屋で客の接待のために雇った女。後には旅人宿の下女なども称した。②浮気で軽薄な女。はすはな女。
パズル = 投/老いも若きも楽しめるパズルだが、定義が広範でクイズ形式もキットを使うものもパズル。投稿者の90代の母親は介護のデイケアでジグソーパズルをやるので、家でも練習用にと購入した。介護用は50ピースだった。同じく介護や健康維持に、「昼ディスコ」が良いそうだ。若き頃の思い出再来とばかりに、高齢者はまさしくその時代・華やかな頃。ディスコの伝道師・DJ OSSHY(オッシー)こと、押坂雅彦氏(元アナウンサーの押坂忍さんの息子さん)は、高齢者こそ昼ディスコだと勧める。そちらの方面にも、活躍している。
ハツ = heartの転訛、牛・豚・鶏などの心臓。もつ焼きにする。
ばった屋 = バッタ屋。正規のルートを通さず手に入れた品を極端に安い値段で売る人。投/語源は諸説あり、①バタバタと倒産した商店の物品を、一括で大量に安く買う ②バナナ売りなどが、商板(棚)を「バシバシ」と叩く擬音など。なお兜虫(かぶとむし)や鍬形(くわがた)虫を売る昆虫ショップは、バッタ屋とは言いません。
バッチグー = 「ばっちりグッド」「万事良好で完璧な様」「とても良い」の略。投/名だたる昭和言葉と思ったが、調べたところ出題ヒントのように1990年代前半。一説には、歌手の森口博子さんが元祖とも言われる。エド・はるみさんの「グ~!」(2008年頃)も思い出した。
破天荒(はてんこう) = 「天荒」は天地未開の時の混沌たるさまで、これを破りひらく意、今まで誰もしなかったことをすること。未曾有、前代未聞。「-の大事業」。投/本来はパイオニア的な意味で、豪快で大胆、掟(おきて)破りの使い方は誤りとされる。
ハトロン紙 = 片面に光沢をもった褐色の薄紙。軽包装・封筒などに使う西洋紙、クラフト紙。薬莢(やっきょう)を包む紙のPatronen-papierからきた言葉か?(不明)。

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索引【は(な-わ行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.40

2023年06月01日 | 気になる言葉|一括
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は(な-わ行)気になる言葉の辞書 P.40/54



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は(な-わ行)
花嵐(はなあらし) = 花時に吹く嵐。花が激しく散ること。投/花筏(はないかだ)とともに、情緒がある言葉ですね。アナウンサーなどが“花散らしの雨”と言うことが多いが、適切ではない。“花散らし”は九州北部の習わしに使う言葉として存在し、天候状態とは関係ない。
花鰹(はながつお) = 鰹節をこまかく薄く削ったもの。投/花鰹と呼ばれる削り節は、今やカビ付けなしが80%にも及ぶ。カビ付けしてあるから、かつお節ではと思われる方が多数と思われるが、国民のほとんどがかつお節の“フェイク品”を食べている。このままでは、カビ付けかつお節の美味しさを知らないまま一生を過ごす人が出ると言われる。本物品は完成まで4~6か月間掛かり、値段も2~3倍するので市場も縮小。できれば本物のかつお節を食べて、「♪かつお節だよ、人生は!」に。ポンポンポンポン。
花輪(はなわ) = 投/地方によっても異なるが、最近は葬式の花輪は少なくなった。場所を取る、静かに見送りたいなどの理由。
跳ねっ返り(は・-) = 軽はずみなこと、おきゃんな娘、おてんば。投/於転婆(おてんば)=少女や若い娘が、慎みなく活発に行動すること。おきゃん(御侠)=「侠(きょう)」を女の名のように用いたもの、若い女の行動や態度が活発で軽はずみなところがあること。昔は(今も?)、女性・特に若い女性の行動を蔑視(べっし)する言葉が多かったようだ。今は於転婆・男勝(まさ)りも死語に近く、使えばジェンダー発言とされる。
帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい) = 小説家、精神科医。本名は森山成彬(もりやま・ なりあきら)。ペンネームの帚木蓬生は、「源氏物語」の第2帖「帚木(ははきぎ)」と第15帖「蓬生(よもぎう)」から取ったもの。
パビリオン = pavilion。①博覧会の展示用に一時的に設けた建物。②別棟。③建物より突き出して作られた装飾的な部分。投/2025年開催の大阪・関西万博は、花形の海外大型パビリオンの建設が低調だ。果たして間に合うのか。”EXPO70(1970年開催)の夢よ再び”と言った安易な考え方。IT・AI・ネット社会へ大きく変貌しているのに、昔ながらの「ハコモノ」展示主義。既に「時代遅れ」のイベントであり、魅力はない。維新の会が政府自民党と結託したものが、この万博と大阪カジノ構想。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だそうだが、莫大な赤字が予想されますます大阪・関西が地盤沈下する。巨額の税が使われ社会保障が切り捨てられ、“庶民のいのち”が縮む。これが身を切る改革なのか!
パピルス = papyrus・ラテン語。古代エジプトで、パピルス(カミガヤツリ)という草の茎から製した一種の紙。紀元前30世紀頃から使用され、紀元後7~8世紀、製紙法の発達するまでヨーロッパでも用いた。パピルス文書とは、この紙に記したギリシア語などの文書。投/紙を意味する英語の「paper」は、パピルスに由来する。
パブリシティー = publicity。①一般に広く知らせること、周知。②政府・企業・団体が、マスメディアを通じて望ましい情報の伝達をめざす活動。
(はま) = 囲碁で、囲んで盤面から取り上げた相手の石。揚げ浜。上石(あげいし)。
浜辺の歌 = ♪あした~明日のことではなく「朝」のこと。朝なら歌詞の意味が通る。
ハム = アマチュア無線家のことをハム (HAM)と呼ぶ。アマチュア (amateur)の最初の2文字に「h」をつけて発音しやすくした、“大根役者”(アマチュア)のことを英語で「ham」と言う等、諸説あり。
早生まれ = その年の1月1日から4月1日までの間に生まれること。昔は“数え年”制で、正月に一斉に年齢加算をしていたため1~3月生まれは、4~12月生まれより早く入学や世の中に出ることから早生まれとされた。なお小学校入学の年が4月1日以前と2日以降で区切られることから、現在の早生まれの区分けは4月1日生まれも含む。投/どうして中途半端な日付なのかは、「民法」と「年齢計算に関する法律」「学校教育法」の3つの法律が関連し、微妙に捉え方が異なっているから。
腹が減っては戦はできぬ(-・いくさ・-) = 空腹では何をするにも力が入らず、よい結果を得ることはできない。 何事もまず腹ごしらえをしてから、仕事にかかることが肝要。投/戦と食べ物で浮かんだことは、岸田首相がウクライナを訪問した際のお土産が広島名物の「必勝しゃもじ」(杓文字と書く)。相手を召し捕る(飯取る)の意味で、平時はスポーツ勝利・受験合格・成就などに使われる。しかしウクライナはまさに有事で、「戦争に勝つ(必勝)」ことではなく戦争を終わらせることだ。センスのなさとノー天気ぶりに与野党とも批判沸騰、しゃもじならぬ匙(さじ)を投げる。
パラドックス = paradox、逆説。一般に真理と認められるものに反する説。外見上、同時に真でありかつ偽である命題。正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉である。飛躍して、ジレンマ・矛盾・意図に反した結果・理論と現実のギャップなどの意味に用いられる。
ばり = 関西から九州までの若者言葉で、「とても」「すごく」を表す。
春雨(はるさめ) = 新国劇の名シーンで、芸子のひな菊が月形半平太(つきがた・はんぺいた)にそっと傘を差し出すと、月形が「春雨じゃ~濡れて参ろう~」の名台詞でミエを切る場面。長谷川一夫や大川橋三などの、往年の二枚目役者が務めた。投/好きな地口(じぐち)に置き換えるなら、「春雨じゃ~食べて参ろう~ひな菊はん」~春にしとしと降る春雨と、食べる春雨を掛けた句。
春告げ鳥(はるつげどり) = ウグイスの異称。投/気象庁は2020年で、鶯の初鳴き・燕の初飛来や植物の開花調査のほとんどを廃止した(その後、一部復活)。桜の開花や満開日などの調査は継続する。地球温暖化・自然破壊などで対象物が見つけられないこと、気象庁の人員削減が理由。なお春告げ魚(うお)は、メバルなど。
春の夜の夢(-・よ・-) = 春の夜に見る夢。短くはかないことのたとえ。
バレーボール = 投/バレーボールもテニスも同じ「volley」(打ち返す)のスペルだが、訳による読み方がバレー(ボール)とテニスは「ボレー」とに異なる。たまたま(球・球)なのか?バレーボールの世界選手権級の大会が毎年日本で開かれるのは、不思議だと思いませんか?国際バレーボール連盟が儲けるため、ワールドカップとグラチャンは日本での恒久開催を決めている。バレーは日本は大盛り上がりだが、海外では人気がないからだ。そう言えば、投稿者は9人制バレーをやったことがある。歳がバレる。
バン[晩] = 笑い言葉 < 夜間の運転に向いた自動車は? 車のバンと夜の晩を掛けたもの。
蛮夷(ばんい) = ①未開な異民族。②野蛮人。蛮は南方、夷は北方の未開人の意。
蛮カラ(ばんから)= 風采・言動の粗野なこと。ハイカラをもじって対応させた語。
パンクロック = punk rock。1970年代中期、体制化・複雑化したロックに反発してニューヨークやロンドンの若者が始めた、攻撃的で破壊的な音楽。元来、パンクとは与太者、不良などの意味だが、反社会・反通念がパンクの共有概念となった。
パンケーキ = 投/パンケーキはオシャレな場所で食べるもの、ホットケーキはレトロな喫茶店や家で作るイメージがある。料理家に言わせると、同じもの。「パン」は食べるパンからきていると思っている方が多いが、練った小麦粉を「フライパン」(pan)で焼いた食べ物を指す。クレープ・どら焼き・お好み焼き・チヂミも、パンケーキだそうだ(笑)。
半地下の家族(はんちか・-) = 韓国映画史上初めて、米アカデミー作品賞を受賞した作品。日本では馴染みのない、「半地下」の家での生き方・葛藤がテーマ。「半地下」は、韓国では誰もが知る貧困層を指す言葉で、わずかしか太陽の光が入り込まない半地下の狭い空間で家族が身を寄せ合って暮らす。投/この映画は見ていないが、話題になり韓国の半地下の実態を知った。
パンツ破れた・またかい? = 笑い言葉 < 投/また(再び)と股を掛けた小噺のネタ。若い方は、スラックス・ズボンが破けたと解釈するのでしょうね。「トイレでお尻を拭く(副)会長」~森組織委会長・バッハIOC会長、竹中平蔵パソナ元会長、連合芳野友子会長など世の中の会長は不祥事が多い。部下に尻拭いさせる。理事長もワルがいる。
半ドン = 土曜午前中だけの勤務を「半ドン」と呼ぶのは、由来を①正午を知らせるために空砲を発したものとする説。②ドンタク~zondag・オランダ語の日曜日、転じて休日。半分の休日とする説があり、辞書は後者としている。なお前者の空砲は、東京では1871(M4)年に始まり1929年廃止。午砲。通称、「どん」と言う。投/明治の頃は、まだ時計を持てない人が多かったため。
万能の天才 = レオナルド・ダ・ヴィンチ、Leonardo da Vinci・1452-1519年。イタリア・ルネサンスの代表的芸術家・科学者。絵画や彫刻、また近代科学の先駆者として実証的な諸研究など、多面的な創造力を発揮したルネサンスの巨匠。代表作に「最後の晩餐」「モナ=リザ」など。芸術論・自然科学・解剖学・機械工学その他に関する厖大な量の手稿を残した。
万博 = 大阪・関西万博のことを指す。投/出題者は時代錯誤、時代遅れと思う。当初予算の1200億円から1850億円へ、さらには2300億円に増額。プラス、セキュリティー200億円は、別途、国が出す。それでも不足するのは、目に見えている。日本維新の会の政治利用として、強引に始めた万博。最初のネーミングは「大阪万博」、大阪の企業だけでは無理になったら「大阪・関西万博」。参加国出展・工期の遅れが目立つようになったら、今度はHPや至る所の看板は「日本万国博覧会」名に変わる。都合が悪くなり、国の責任になすりつけた。当初から時代錯誤、時代遅れだと言われても進める。カジノも始めようとしている。何でこれが<身を切る改革>の一環なのだろうか!どちらも、やめましょうよ。大阪の方→大阪・関西の方→全国の方、気が付いて!
万物は流転する(ばんぶつ・-・るてん) = ギリシアの哲学者ヘラクレイトスの言葉。この世にある全てのものは、絶え間なく変化して留まることがないということ。「万物」はこの世の中、天地間に存在するものの全て。「流転」は、絶えず変化し続けること。
半村良(はんむらりょう) = 投/怪しい?小説を何冊か読んだ記憶がある。映画「戦国自衛隊」のむちゃくちゃな設定に呆れた。当時、誰が言い出したのか、半村良とイーデス・ハンソンは同じ意味?を久しぶりに聞いた。イーデス(良いです)=「良」、ハンソン=半村。イーデス・ハンソンさんは1939年生まれで、もちろん元気だそうだ。ハンソンさんの名前を知っているのは、ガチ昭和生まれです~。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
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索引【ひ(あ-た行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.41

2023年05月28日 | 気になる言葉|一括
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ひ(あ-た行)気になる言葉の辞書 P.41/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
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生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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ひ(あ-た行)
PCR検査 = Polymerase Chain  Reaction、ポリメラーゼ(酵素)・連鎖・反応の略。「遺伝子増幅技術」と呼ばれ、ウイルスなどの病原体を、DNAを増幅させることによって検出する検査方法。特別な機器によって加熱・冷却を20回ほど繰り返し、遺伝子を100万倍に増やす。
ビーガン = vegan・ヴィーガン、完全菜食主義者。投/ベジタリアン(vegetarian)は野菜(植物性食品)の他に、乳製品・卵・魚介類のそれぞれ、あるいは3つとも食してよいこと。どちらもアレルギー・体質・宗教・環境保護・動物愛護等の理由から、野菜主体の食事スタイルを維持する。ジャパニーズ?ヴィーガンとして、日本も古くから「精進(しょうじん)料理」があった。なお長い一生、肉・魚・野菜・穀物などをバランス良く摂ることが必須で、近年、高齢者ほど肉を食べる必要性が言われる。過去の出題(笑い言葉)は、草食男子はヴィーガンか?
贔屓の引き倒し(ひいき・-) = 贔屓することによって、却ってその人を不利に導くこと。投/芸術・芸能・スポーツ界に限らず、政治や様々な分野で過剰な応援・引き立てが行われる結果、歪な社会が形成されている。タニマチ(谷町)とは、相撲界で力士の後援者、贔屓筋のこと。明治末年に、大阪谷町筋の相撲好きの外科医が力士から治療代をとらなかったことからという。
彼我(ひが) = あちらとこちら、彼と我、相手と自分など。
彼岸(ひがん) = ①春分・秋分の日を中日として、その前後7日間。②梵語「波羅蜜多」の訳語「到彼岸」に由来。仏語、生死の迷いを河・海にたとえた、その向こう岸。悟りの境地をいう。③この期間に行う仏事を「彼岸絵」(ひがんえ)と言い、平安初期から朝廷で行われ江戸時代には庶民の間に年中行事化した。
彼岸過迄(ひがんすぎまで) = 夏目漱石には、「前期三部作」と「後期三部作」と呼ばれる作品群がある。前期三部作は、「三四郎」「それから」「門」。後期三部作が、「彼岸過迄」「行人」「こころ」。投/若かりし頃の投稿者は“読書青年”で、行人(こうじん)を除き読んだと思うが、ストーリーはすっかり忘れて抜けてしまった。
引揚げ者(ひきあげしゃ) = 第二次大戦後、国外から引き揚げて内地へ帰って来た者。敗戦時点で海外に在住した日本人は、軍人・民間人の総計で660万人以上。投/なかでも樺太(からふと)、満州、沖縄などは、戦況が怪しくなると軍部が真っ先に逃げ出し、現地の民間人を置き去りにした。そのためソ連・中国・朝鮮人の軍隊が報復も含めて、200万人以上の日本人女性を強姦した。また中国大陸で親子生き別れ・死に別れとなった中国残留日本人孤児の問題は、今でも禍根を残している。古今東西、“年寄り”(国や軍隊トップ)が戦争を起こし、青年が戦死し、女性が被害を受ける。
弾き語り = ①同一人が浄瑠璃などを三味線を弾きながら語ること。②ピアノ・ギターなどを弾きながら歌うこと。投/元は①から始まった言葉だが、昨今の②状態では、若干の違和感を持つ方もいる。現代なら、「弾き歌い」が好ましいのでは。ラジオファンの投稿者は、NHK-FM、平日午前の「弾き語りフォーユー」を欠かさず聴いている。”生ラジオ”の他に、PCやスマホで聴ける「らじるらじる」の“聞き逃しサービス”も活用。ピアニスト小原孝(おばらたかし)氏が、クラシック・ポップス・歌謡曲・叙情歌などをピアノアレンジ演奏する。皆様も試しに。
悲喜交々に至る(ひきこもごも・-) = 一人の人に悲しみと喜びとが、代わる代わるに起こること。「交々」は、互いに入れかわって。かわるがわる。また、入り混じる。投/本来の使い方は、1人の人間の長い人生にはいくつもの悲しみも喜びもあることを言う。しかし最近の災害報道などから、誤用の②同じ場所などに喜ぶ(安堵する)人と悲しむ人が混在する使い方が多くなった。一部の辞書に掲載されている。「-・の合格発表風景」。同じく災害報道で、「着の身着のまま」も誤用が“辞書入り”した。同項を参照。
挽(ひ)き割り納豆 = 種類の異なる大きめな大豆段階で細かくして、蒸し・発酵させたもの。語源は、昔、石臼(いしうす)で大豆を挽いて細かく割ったことから。投/元々は、今のような納豆を刻んだものではない。
びけ = 順位の最後。びり。
(ひざ) = 投/BSを見ていると、「膝」の健康食品のCMばかり。皆様もご存じの通り健康食品を摂ったから元気に歩けるのではなく、元々、元気なタレントや素人の高齢者が出演しているから。辞書には、膝が付く言葉が多い。抜ける・笑う・打つ・崩す・組む・屈める・枕・進める・正す・詰める・膝詰談判・乗り出す・突き合わせる・交える・(跪(ひざまず)く)など、人の意思や態度を表す意味が含まれている。膝の字が多いと言うことは、昔から膝が大切なことの証し。十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」(通称:弥次喜多)、「栗毛」は栗色の馬、「膝栗毛」とは自分の膝を馬の代わりに使う徒歩旅行のこと。昔、ピザピザピザピザ・・・という引っ掛け遊びが流行った。
美丈夫(びじょうふ) = 美貌の若者。立派な男。
美人薄命(-・はくめい) = 美人には、不幸な者や短命な者が多いと言うこと。「佳人薄命」=「佳人」は美人。投/ところで投稿者は昔、“美人はパンツ(下着)を穿(は)いていない”笑い言葉で、“美人穿くめ~”と言った。
(びた) = 質の悪い銭。江戸時代の一文銭の略称。「-・一文出さぬ」。
筆禍(ひっか) = 発表した論説・記事が官府や社会の忌諱(きき=人のいみきらう言動)に触れて、災難または制裁を受けること。類語=舌禍。投/ツイッターなどは、筆禍・舌禍のタレント・著名人・政治家が群雄割拠?
引っ越し蕎麦(-・そば) = 「おそばに参りました」の意にかけて、転居した際、その近隣に近づきのしるしに配る蕎麦。江戸中期の町人文化が始まりとされる。投/ある調査で意味を尋ねると、「引っ越し先で食べる」が49%、「近隣に配る」が27%だった。現代人は側(そば)付き合い~近隣との付き合いが希薄になったのでこのような結果か? オヤジが定年になると、趣味で蕎麦を打つ「蕎麦(側)用人」になる人が多いと聞く。
必要は発明の母 = 発明は必要があってこそ生まれる。必要に迫られると、おのずから発明や工夫がなされる。投/ノーベル賞を取るには、数十年の歳月を要する。日本政府は基礎研究や学問への予算を大幅に削っているので、今後10年・20年後以降は日本人のノーベル賞受賞者は万年ゼロになると言われている。
ビデオ判定 = 投/今や名称は異なれど野球・サッカー・バレーボールなど、かなりビデオによる判定が使われている。意外にも世界で一番古くは、何と大相撲(中継)だった。正確にはビデオではないが「分解写真」と言い、ビデオがない1950年代から”コマ落とし”のような連続写真でつなぎ、動きが分かるようにした。連続シャッター写真、パラパラ漫画のようなもの。画期的だったのは”物言い”の有無に関わらず、現在のリプレーのように取り組み直後に画像を視聴者にも見せたこと(判定より取組の再現が目的)。この描写は、分解写真をご覧になった年配者しか分からず。
人熱れ(ひといきれ) = 人が多く集まっていて、体の熱気や臭いが立ちこめること。熱れは、熱気や臭い。「草・-」。
一重(ひとえまぶた) = 投/一重の方は二重にしたいと思っている方が多いが、実は一重瞼のほうが「進化人」なのだ。人類がアフリカで誕生、その後、ヨーロッパと中央アジア・ロシア方面へ枝分かれしていく。後者の人類は極寒を体験し、熱が奪われないように顔を平べったく・瞼も一重に進化した。後付けではなく、専門家が報告している。なお肩こりの人は、ほとんどが一重の方。一重の方が瞼を上げ下げするには、かなり力を要すため肩こりになる。これも、専門家が報告している
人事(ひとごと) = 元々の字は人事と書いたが、分かりにくいので他人事になった。しかし「たにんごと」と読む人が多くなり、現在、新聞などでは「人ごと」と書くようになった。
一つ覚え = 一つの事だけをよく覚えていること。また、その人を罵っていう語。「馬鹿の-」。笑い言葉 < 出題者の西尾徹也先生が冴える。一点豪華主義ではなく、一点記憶主義。

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索引【ひ(な-わ行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.42

2023年05月25日 | 気になる言葉|一括
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ひ(な-わ行)気になる言葉の辞書 P.42/54



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ひ(な-わ行)
火の車 = ①火が燃えている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという、火車(かしゃ)。②生計の極めて苦しいこと。投/火の車と日野のクルマ、1字違いで大違い。日野のクルマより、「日野の2トン」のほうが有名なフレーズ。火車(かしゃ)と言えば、宮部みゆき著・大ベストセラー。知らないまま、サラ金地獄に墜ちる哀しい女性の姿を描いた作品。主人公の境遇は気の毒だったが、ストーリー的には面白かった。TVドラマも、緊張感があった。サラ金やサラ金まがいの銀行カードローンには、呉々もご注意を。あなたも主人公のように、あっという間にサラ金地獄へ墜ちていく。
微妙(びみょう) = ①美しさや味わいが何ともいえずすぐれているさま。「―な調べ」。 ②細かい所に複雑な意味や味が含まれていて、何とも言い表しようのないさま。こうと断定できないさま。「―な関係」「彼の出場は―だ」。林修情報/元々の使い方は褒め言葉の①と、②の曖昧言葉だった。しかし昨今は、やや否定する意味合いも含まれ次々と変わってきている。
ひめゆりの塔 = 第2次大戦末期、沖縄で看護要員として動員され悲劇的最期をとげた県立第一高女・沖縄師範女子部の職員・生徒(ひめゆり部隊)を合祀した塔。その最期の地、沖縄県糸満市に建つ。職員を含むひめゆり学徒隊240名中、死亡者は生徒123名、職員13名。投/日本軍が、陸軍病院や負傷兵・学徒を置き去りにして逃走したことは戦争中であっても許されない。そもそも日本の開戦自体が、無謀・出鱈目であった。戦争願望自民党議員には、こうしたことを知って欲しい。
817himeyuri 最初の塔
百鬼夜行(ひゃっきやこう) = さまざまの妖怪が列をなして夜行すること。多くの人が、怪しく醜い行いをすること。
表具(ひょうぐ) = 布または紙を貼って、巻物・掛物・書画帖・屏風・襖などに作り上げること。表具屋、表具師。
瓢箪から駒が出る(ひょうたん・-) = ①意外な所から意外なものの現れることのたとえ。②ふざけ半分の事柄が事実として実現してしまうことなどにいう。③道理の上から、あるはずのないことのたとえ。謂れは、中国の仙人・張果老の伝説。休憩する時には、乗っていたロバを畳んで瓢箪の中に入れていたとされる。ロバ=馬(駒)。他説あり。
日和見主義(ひよりみ・-) = 形勢をうかがって、自分の都合のよい方につこうと二股をかけること。政治運動や労働運動で用いられることが多い。「日和」は当て字。①海上の天気。②空模様。天候。③事のなりゆき、くもゆき、形勢。投/風見鶏(かざみどり)も同じ意味で、それが理由で中曽根首相は国葬にならなかったと巷間笑い話なった。“二股不倫”も、日和見主義者と言い直そう。
ひらがなとカタカナの成り立ち = チコ情報/4~5世紀頃、中国から漢字が入ってきた。漢字を本来の意味を離れ仮名的に用いた文字が、万葉仮名(まんようがな)。貴族の私的の場合や女性文学者が漢字を簡略化したのが「ひらがな」、安→あ、以→い、宇→う。一方、僧侶がお経を読むために略したのがカタカナ。江→エ、於→オ、加→カ。日本は、漢字・ひらがな・カタカナの3種類の文字を使い分ける世界的に珍しい国という。戦前は、漢字だけでも4000字以上を覚えさせられた。戦後、GHQ(進駐軍)は、日本人は漢字習得に時間を要し平和教育を怠ったから戦争を始めた、だから国の言葉は英語にしろと難癖をつけた。日本政府はのらりくらりとかわし、字数を半減し当面用いるの略「当用漢字」を定めた。現在は、「常用漢字」。そう言えば、小学校から英語も教えるので文字4種の使い分けへ。
ひらがなの自治体名 = 投/投稿者が数えた限り、全国のひらがな・カタカナ表記の地方自治体は50ある。本来の理由は①漢字が難読地名であることだが、しかし②他の市名と重複する ③合併によって「柔らかなイメージを持たせる」という理由も多い。投稿者が憤るのは、さほど難しい漢字でもないのにひらがなにする自治体(さいたま市・つくば市など)。逆に、難しい地名ほど変えない(笑)。地名には長い歴史があるので、安易にひらがなにして欲しくない。北海道・襟裳町が「えりも町」とひらがなになってしまい情緒が失せた。故・島倉千代子、森進一氏はどう思っているのかな?(曲名は襟裳岬)。「襟裳の春は何もない春です」~何もないのは、漢字のことだったか。カタカナは、北海道・ニセコ町と山梨県・南アルプス市。※大分・宇佐市(USA)、鳥取・羽合町(ハワイ・2004年に消滅)は含まず(再笑)。余談だが、山梨県の長崎県知事(幸太郎)など首長が他都市の名だと紛らわしい(笑)。
ピラフ = pilaf。元々はペルシア語で、米と玉葱たまねぎのみじん切りを油脂で炒め、出し汁と肉・野菜などを加えて炊いた中近東起源の米料理。投/出題者は、トルコ発祥の西洋チャーハンという表現だった(笑)。炒飯好きなチコちゃんに教えたいが、たぶん知っていると思う。
ヒラメ社員 = 魚介類の「鮃」のように、上司の言動など「上」ばかりを見ておべっかを使う消極的な社員を言う。
昼行灯(ひるあんどん) = 日中に火をともしている行灯の意で、ぼんやりしている人や役に立たない人をあざけっていう語。投/赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助は、「松の廊下」の出来事が起きなければ昼行灯の一生だったと言われる。いやいや討ち入りに至る陣頭指揮ぶりを見れば、実は普段から優秀な人物だったと分かる。菅首相(当時)は、コロナ収束の「明かりが見え始めた」と記者会見で述べた。全く医療状況・コロナ爆発の惨状を理解していなかった。菅氏の眼に見え始めたのは、己の『昼行灯』の明かりではないでしょうか。
(毘)舎那仏(びるしゃなぶつ) = 信仰対象である如来の一尊。略して盧遮那仏(るしゃなぶつ)、遮那仏(しゃなぶつ)とも表される。一般に奈良の大仏の本当の名前は、東大寺盧舎那仏と言い、仏像の正式名称。
793daibutu
紅型(びんがた) = 沖縄で発達した型染め。型紙は一枚で、多彩な色挿しとぼかしの技法によって複雑な色調を表す。花鳥山水などの絵画風の文様が多い。
764bingata 一例
ピンからキリ = ①始めから終りまで。②最上等のものから最下等のものまで。ピン=pinta・ポルトガル語の点の意。カルタ・采(さい)の目などの1の数。はじめ。第1。キリ=cruz・ポルトガル語・クルスの訛。十字架の意から転じて、十の意。投/ピン芸人のピンは1人、ピン撥(はね)のピンは1割、あるいは一部分をかすめ取るという意味。今やピンもキリも、日本語のようなもの。
顰蹙(ひんしゅく)を買う = 不快感を与えるようなことをして嫌われ軽蔑されること。投/名古屋の河村市長が、東京五輪選手の金メダルをかじって顰蹙を買った。実は初めてではなく、名古屋城の金の鯱(しゃちほこ)が地上に下ろされ「金シャチ展」が開かれた際にも、噛みついたかキスをした。
貧すれば鈍する = 貧乏になると頭のはたらきがにぶくなる、また、品性がさもしくなる。
ビンテージ(ヴィンテージ) = vintage、①ワインの醸造年、特定の地域・年に醸造した高級ワイン。②転じて、年代物の名品。投/チコ情報による「アンティークとヴィンテージの違い?」。ヴィンテージは、元々、ワイン業界の専門用語で、それ以外の品目に定義はない。業界・品目などにより、対象年数は大きく異なる(一例・ヴィンテージ・ジーンズは1978年以前の物を指す)。一方、antiqueは米国の関税法によって100年以上の昔の物という定義がある。日本ではそもそもアンティークとヴィンテージの違いと年代は曖昧、だが概ね戦後以降の古い品と解釈するのが主流。

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索引【ふ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.43

2023年05月21日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.43/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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フィギュア = 形、図形。投/数十年前のフィギュアスケートは、規定と自由の演技種目になっていた。規定は直径10m前後の円の上を、図形を描くようにいかに正確に滑れるかで採点された。それがフィギュアスケートの語源。実に単調で観客受けしないことから、現在のようになったが名称はそのまま。
VTR = 投/昔のビデオデッキ(Video Tape Recorder)の他に、Video Tape Recording、つまり録画収録したものや録画画像(資料)を示す言葉でもある。従ってMCが「VTRをご覧下さい!」は、「録画画像をご覧下さい!」と言っているので間違いではない。
風致地区(ふうちちく) = 自然の風致の維持を目的として都市計画区域内に特に指定された地区。1926(T15)年、東京の明治神宮周辺地区が、初の風致地区に指定された。投/専門家によると、建築設計家・ザハ氏による近未来デザインの新国立競技場は、風致地区として不適切の意見があった。
風媒花(ふうばいか) = 風によって受粉する花。マツ・スギ・クワ・イネなどの花の類。 対象語→虫媒花。
夫婦別姓1 = 投/配偶者のどちらかに名字を統一することを法律で義務づけているのは、世界で日本だけだ。自民党保守派は、夫婦の名字が別々だと家庭が壊れてしまうとの根拠なき理由で反対している。家庭が壊れるのは夫婦別姓のせいではなく、夫婦が“別性”格だからだ(笑)。世界は、うまくやっている。「選択的」と前置きしているのは、別姓にしたい人は選び、同姓のままでも自由ですよ!の趣旨。誰にも迷惑を掛けないにも関わらず、右翼思想の自民党はただただ反対するばかり。1つだけ迷惑を掛けてしまう方々がいて、それは郵便配達人と宅配業者(笑)。
夫婦別姓2 = 選択的夫婦別姓は、自民党を除き公明や維新を含めた全野党が賛成している。また自民党の中でも、反対するのは家父長制を主張し旧統一教会や日本会議に支援されている右翼議員だけだ。過日、日本共産党・小池書記局長の国会質問に笑った。「岸田首相!経団連の十倉雅和会長も夫婦別姓に賛成している。共産党と経団連の意見が合うのは滅多にない。皆既日食みたいなものだ」。結局、国会議員の圧倒的多数、国民の多数が選択的夫婦別姓に賛成しているにも関わらず、岸田首相や歴代首相が右翼団体の圧力、自民党支持母体からの選挙協力を心配して、この問題にイエスと言わない。
フェミニスト = feminist ①女性解放論者。女権拡張論者。②女に甘い男。
(ふき) = 「おべんとうばこ」の歌から、”♪すじのとおったふ~き”
ブギウギ = boogie-woogie。ピアノによるブルースの奏法の一つ。1920年代末に広まった。左手で8ビートを刻み、右手でメロディーを弾く。30年代以降、ギターの奏法にも取り入れられた。投/朝ドラの影響で、当分、和製ブギウギ曲が流れるのだろうな。
服飾費と副食費 = 笑い言葉 < 投/同じフクショクヒでも、衣装にお金を掛ければ服飾費、お数だったら副食費。
水盆に返らず(ふくすい・ー) = ①いったん離別した夫婦の仲は、元通りにならないことをいう。②転じて、一度してしまったことは、取り返しがつかないことにいう。周の太公望は、若い頃貧乏なのに働かず読書ばかりしていたので、妻は愛想を尽かし出て行った。後に出世して高位につくと出て行った妻が復縁を求めてきたが、そのとき太公望は盆の水をこぼして、「この水を元に戻せたら復縁に応じよう」と言ったという故事に基づく。「覆水」とは、こぼれた水のこと。中国語の「盆」の意は、日本語の鉢・ボウル状の容器。
不俱(ふぐたいてん) = 命を懸けても報復しなければやまないほど、深く怨むこと。
副反応= 投/昔は、薬などで思いもよらない効果が出た時、良い意味でも悪い意味でも「副作用」と言った。しかし現在は、コロナやアレルギーなど悪い反応を「副反応」という言い方をする。
福禄寿(ふくろくじゅ) = 七福神の一つ。短身、長頭で、ひげが多く、経巻(きょうがん・きょうかん=巻物)を結びつけた杖を携え、多く鶴を従える。投/七福神の絵の見分け方は、長い頭と白い髭が特徴で、杖をついている。長寿の象徴である鶴や亀を従える。
武庫(ぶこ) = 武器をおさめるくら。武器庫。兵庫(へいこ)。投/兵庫県は、天智天皇の治世に兵の武器庫という意味である「つわものぐら(兵庫)」があったことに由来する。
誣告(ぶこく) = わざと事実をいつわって告げること。誣告罪= 他人に刑事・懲戒の処分をうけさせる目的で虚偽の申告をする罪。1995年の刑法改正により、「虚偽告訴の罪」と改称。
布石(ふせき) = ①囲碁で対局の初めの段階に作戦を立てながら、要所に石を配すること。元は囲碁用語。②転じて、将来のための用意をすること。将来に備えて、予め打たれた手配り。「新事業の-を打つ」。
不即不離(ふそく・ふり) = ①即(つ)かず離れず。②2つのものの関係が深過ぎもせず、離れ過ぎもしないこと。「-の関係を保つ」。投/離婚しそうでしない(できない?)腐れ縁の夫婦関係も含むのだろうか?
札付き(ふだつき) = ①札の付いていること。商品に正札が付いていること。②定評のあること。知れわたっていること。悪い意味にいう。「―の悪者」「あいつは―だ」。投/折紙付きと、札付きの使い方を間違えないように(笑)。
豚に真珠 = 新約聖書マタイ伝による、高い価値あるものでもそれの分からない者には無価値に等しいことのたとえ。「猫に小判」「馬の耳に念仏」と同趣意。
豚饅(ぶたまん) = 関西の肉饅(にくまん)。投/関西圏は牛肉の食文化であり、肉饅だけの表示では誤解されるため、敢えて豚肉であることを強調したと言われる。因みに、あんまんも東西の違いが。中村屋・セブンイレブンによると静岡・愛知辺りを境に、東はこしあん・西はつぶあんが主流だそうだ。
打っ切り(ら)棒(ぶっきらぼう) = 言動に愛嬌がないこと。「-・に答える」。素っ気ない。不愛想。由来は、打 (ぶ) っ切った棒の意から。綺麗に鉋(かんな)掛けされた木と違って、乱雑で質素な様子から。
ブッシュドノエル = Bûche de Noël、フランス語。ブッシュ(Bûche)が「薪」「丸太」「切り株」、ノエル(Noël)が「クリスマス」の意味。ロールケーキを切り株に見立てた形のケーキで、クリスマスの時期に食べられることからこのように呼ばれるようになった。投/因みにバウムクーヘンは、ドイツ語で「木のケーキ」の意。 バウム(Baum)は木、クーヘン(Kuchen)はケーキ・焼き菓子に当たる言葉。「バームクーヘン」と表記されることもあるが、「バウム・-」表記のほうがドイツ語の発音に近く辞書は後者を表記。
807buche 一例
フットバス = 足湯、足浴(あしよく・そくよく)。笑い言葉 < 足湯で気分爽快、嫌なことを“吹っ飛ばす”。投/調べたら、高松から関西を結ぶ高速バス「高松エクスプレス」の愛称が「フットバス」。まさか、高速を吹っ飛ばす(ぶっ飛ばす)のでしょうか? 千葉県を走るJR房総特急も、“暴走特急”とからかわれた。
フットライト = footlights。①脚光。②足もとを照らす室内灯。転じて「脚光を浴びる」は、舞台に立つ、脚本が上演される、社会の注目の的となる意。投/もしかして「脚光」は、脚(足)の光~フットライトの直訳のままか?
不屈(ふとう・ふくつ) = 困難にあってもひるまず、くじけないこと。「―の精神」。投/1994年、貴乃花関の横綱昇進伝達式の口上は、「不撓不屈の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く」。不惜身命は、「仏法のためには命を惜しまずにささげること」。この頃から伝達式の口上は四字熟語を使うようになり、最近の力士は普通の言い方に戻ってきた。花田光司氏は、不撓不屈・不惜身命精神で景子氏を守れなかったのが悔やまれる。決まり手:送り出し。
浮薄(ふはく) = 浅はかで軽々しいこと。軽薄。
吹雪 = 投/東京マラソンスタート時には大量の紙吹雪と思いきや、実は環境対策からデンプンでできている。雨が降れば、大地に戻る。
芙蓉峰(ふようほう) = 富士山の雅称。芙蓉は、蓮(はす)の花の別称。美人のたとえ。投/クイズでよく出てくる「富士山頂」は、静岡県か山梨県か?答は、山頂は浅間神社の私有地で県境を設けていない。所属について400年も前から揉めており、歴代首長は“触らぬ神に祟りなし”で先送りの連続だ。
フライパン = fryingpan。「パン」は、フライパンなど「平たい鍋」を指す。パンケーキの名称は食べるパンから来たものではなく、練った小麦粉を「フライパン」で焼いた食べ物を指す。因みに料理家は、パンケーキとホットケーキは同じものとしている。
プラグ = plug。コードの先端に取り付ける、配線に接続するための差し込み器具。「コンセント」(和製語)・concentric+plug。電気の配線器具の一つ。電気器具のコードを配線に接続するため、壁などに設けるプラグの差し込み口。投/コンセントは、海外では通じない。米語・outlet、英語は・socket。
プラ島太郎 = 投/注目される広告キャンペーンは、海洋のプラゴミやSDGsなどの注意喚起するACジャパンの「プラ島太郎編」。浦島太郎をもじったもので竜宮城がプラゴミで大変なことになっている、人魚姫はゴミが邪魔で地上に上がれないというストーリー。曲は、柴咲コウが歌っている。できるだけレジ袋はもらわず、ペットボトルのポイ捨てをしないように。
フリーマーケット = フランスの「蚤の市」(marché aux puces(マルシェ・オ・ピュス)。ガラクタを、蚤に譬えたことによる。仏語の蚤(puces・ピュス)を、英語にしたのがflea(フリー)。投/フリーマーケットは自由に出品・購入できることから、フリー(Free)なマーケットと思っている方が多い。正元々は、英語のFlea Marketからきている。
プリマ・ドンナ = イタリア語・prima=第一の、donna=歌劇などの女性歌手。投/マドンナの言葉があるため、プリ・マドンナと発音する方が多い。正確には、プリマで一旦切る。歌劇界のトップ女性を指すが、現在はドンナ人がいるのだろうか?またオヤジギャグ。
プリンスメロン = 1960年代、真桑瓜(まくわうり)の一種「ニューメロン」と「シャランテ」の交配により開発した品種。名の由来は、横浜の青果商グループ「プリンス会」が試食したことから。皇室には由来していない。林修情報/因みに「アンデスメロン」は、南米・アンデス山脈とは全く関係がない。栽培しやすいことから、「作って安心」「売って安心」「買って安心」~「安心ですメロン」という名で売り出す予定だった。しかしセンスがないとのことから、略されることになった。「マスクメロン」は英語のMASK(面)ではなく、フランス語のMUSK(香:じゃこう)から来ている。麝香は、香水の原料になる高級な香料。高貴な香りが発するメロンということで名付けられた。
フレー = hurray [həˈrä]フレー。①広辞苑「歓喜・賛成の意を表す発声。スポーツの応援に叫ぶ語。②英語「やった、よかったと、ひと言・一瞬の言葉に使う」。投/振れ~、奮(ふる)う[発奮・勇み立つ]などの日本語だと思っている方が多い。英語圏は結果が良かった時にそっと言い、日本の応援のように「フレ~~フレ~~」とは使わず。
ブレーメンの音楽隊 = グリム童話の物語の一編。人間に捨てられ、食料にされようとした動物たちが一致協力して、自分たちの新生活を切り開いていく話。働き者だったロバは年を取り、仕事が出来なくなってしまったので、飼い主から虐待されるようになった。脱走し、ブレーメンに行って音楽隊に入ろうと考える。その旅の途中で同じような境遇のイヌ、ネコ、ニワトリに次々と出会い、彼らはロバの提案に賛成し、ブレーメンへと足を進めることに。投/何だか苦しい境遇と差別が、現在の殺伐とした人間社会を想像する。弱者の苦労・立場を乗り越えて、協力し合うことを教えられる。ところで物語は、途中で泥棒をやっつけて、結局、ブレーメンは行かなかったようだ。おしまい。
75020221113_20230301110401 ドイツ・ブレーメン市庁舎横の音楽隊の像。下からロバ、イヌ、ネコ、ニワトリ
フレミングの左手の法則 = 電流の向き、磁界の向き、力の向きの3つの向きの関係を表すことができる法則。中指は「電流の向き」、人差し指は「磁力の向き」、親指は「力の向き」の方向を示す。投/「鉄矢の人差し指の法則」も知っておこう。武田鉄矢の「母に捧げるバラード」の台詞から(標準語訳)。「人を指差して笑えば、あとの3本は自分を指して笑う」。人から、後ろ指を指されないための教訓話。
785fleming
風呂敷 = ①元々は風呂からあがった時に足を拭うのに用いた布。②脱いだ衣服を包むのに用いる方形の布。投/昭和30年代、男の子の月光仮面ごっこには風呂敷、昭和50年代には女の子のジュディ・オング「魅せられて」の真似。家の中の「♪レースのカーテンひきちぎり 体に巻きつけ踊ってみたくなる」(原曲詩)。「♪南に向いてる三波春夫~」と、山田邦子は歌っていた。
プロテスタント = カトリックは神父、プロテスタントは牧師と呼ぶ。投/笑い言葉 < 結婚式場で多いのはどちらの宗派?一番多いのは、“アルバイト派”というギャグ。アナタハ、コノコトヲ、シンジマスカ?
プロパガンダ = propaganda・宣伝。特に、主義・思想の宣伝。投/要は、「政治的なウソ宣伝」が本質。共産主義・社会主義国だけと思われるが、トランプ大統領在籍時、西洋諸国、日本でも巧妙なプロパガンダが進められている。プロパガンダに気が付くか否か、各国国民のレベルが試される。
付和雷同(ふわらいどう) = 自分に一定の見識がなく、ただ他の説にわけもなく賛成すること。「多数派に―する」。
文責(ぶんせき) = 文章に関する責任。文章上の責任。投/昨今は文責在記者と呼び、主に新聞や雑誌などで、その文章を書いた人を明確にし、それに関係する責任の所在を明らかにするために用いられることが多い。新聞の場合は記事の末端に表記され、長年読んでいると知る名前(顔もプロフィールも分からぬが)が度々出てきて、頑張っているなと思う。
踏んだり蹴ったり = 不運や災難などが続き、さんざんな目にあうことにいう語。「-の目にあう」。
噴飯物(ふんぱんもの) = ①おかしくてたまらず、口の中の飯をふき出すこと。ふきだして笑うこと。②ばかばかしくて,思わずふき出して笑うこと。投/文化庁の調査では、誤用とされる「腹立たしさや怒りの感情」が5割を占め、本来の使い方の①②が2割。この言葉も将来、使い方が変わっていくであろう。
文房四宝(ぶんぼうしほう) = 中国文人が書斎で用いる道具のうち、筆、墨(すみ)、硯(すずり)、紙の4種をいう。
文明の利器(-・りき) = 物質的文明の発達によってもたらされる便利な器具、機械。「利器」とは、①よく切れる刃物、鋭い兵器・武器。②便利な器具、優れた性能の機械。③役に立つ才能。投/「文明の力(りき)」の、書き間違いが多い。但し「文明のチカラ」や「文明による力」なら、別の意味での使用は可能としている。でも投稿者は、優れた機械を使った喩えでも「文明の力」のほうが情緒的で使いたいな・・・。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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索引【へ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.44

2023年05月14日 | 気になる言葉|一括
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.44/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
画像アイコンをクリックすると拡大します。
文字が見にくい場合は、右サイドバーの「文字サイズ変更」の『大』をクリック。

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ベア = ベースアップ・base up、和製語の略語。個別企業の賃金支払総額を従業員総数で除した平均賃金(ベース賃金)を引き上げること。投/泥沼化の状態に至った日本経済を立て直すには、何と言ってもベースアップと正規社員化でしょ!まず大企業に貯まりに貯まった「内部留保金」、国家予算の4~5倍・500兆円以上の取り崩しを。思えば「少子高齢化」は40年以上前から分かっていたのに手を付けず、小泉・竹中路線の「非正規雇用」の拡大、経済没落の決め手になった「アベノミクス」(大失敗)と日銀の役割・立場を忘れた黒田総裁の安倍追従。歴代政府・自民党の愚策・無責任が、日本を三流国 “後進途上国”(さらに墜ちる途中)にさせた。壊れた潜水艦のように、再浮上不能。
ペシミスト = pessimist・厭世家(えんせいか)。厭世主義者。悲観論者。悲観的で、世を厭(いと)う傾向の強い人。
べそ = 子供などが今にも泣きだしそうな歪んだ表情になること。また、その顔。「泣き-」。投/語源は、「圧口(へしぐち)(唇に力を入れて「へ」の字のように口をつぐんでいる形)」の「へし」の転化と言う。
繰り(へそくり) = 主に主婦が、内職や倹約・内緒で貯めた金。チコ情報/元々は、紡いだ麻糸を環状に巻きつけたものを「綜麻」(へそ)と言った。江戸時代の文献にも残っている。※現代の毛糸玉の形状。当時の妻は内職として、綜麻を売って家計の手助けにした。得たお金を、「綜麻繰り金(がね)」と言った。妻は遠い里に1人でいる母親を愛おしく思い、亡くなった時に着る経帷子(きょうかたびら/死装束)を用意しておくため、一部を家計に入れずにわずかずつ貯めていた。そのお金を「綜麻繰り」と言う。後世、「臍(へそ)」の字に置き換わった。他説あり。投/旦那に内緒で、己の享楽のために臍繰りする女房とは次元が違う。
べた = ①一面に隙間のない様。べったり密着するさま。「-負け」「-ぼれ」。②俗に、工夫がなくありきたりである様。平凡。③「べた組み」の略、組版で活字を組む時、文字と文字との間、または行間をあけずに組むこと。④「べた焼き」の略、多数のネガを並べて1枚の印画紙に密着させて焼き付けること。また、その印画。投/最近は、TV番組や芸能関係で作品や内容に面白みがない・ひねりがないなど②の意味で使うことが多くなった。
下手の横好き = 下手なくせにその事に熱心なこと。下手横好きは誤り。
ペタンク = pétanque、フランス発祥の球技。テラン(コート)上に描いたサークルを基点としてビュット(目標)に金属製のブール(ボール)を投げ合って、相手より近づけることで得点を競うスポーツ。ボールの直径7~8cm、重さ650~800g。材質はステンレス鋼や鋼鉄などの金属製。投/パラリンピックの「ボッチャ」に似ていて、そんなに広くない場所でもできる。
820petanque
別状と別条 = 投/別状は普通と違った様子。かわったありさま。「命に―はない」。別条は、ほかとかわった事柄。普通と違った事柄。「-なく毎日を過ごす」。事件や事故が起こると、ニュースで「命に・べつじょう・はありませんでした」と読み上げられる。広辞苑第七版や複数の辞書を鑑み、「別状」だ。ところが新聞業界の表記としては、前者の状況でも「別条」を使用している。他の文字でも新聞業界・新聞社ごと・TV局でも、独自の文字を使用していることをご認識を。
P.E.Tボトル(ペットボトル) = PET bottle・polyethylene terephthalate → ポリエチレン・テレフタラートの略称。投/ペットボトルのポイ捨て防止に、ペット(愛玩動物)のように大事に扱おうとする精神の投げ掛けが盛んになってきた。
ベツレヘム = ①Bethlehem・ヨルダン西部、イエスの誕生地とされるパレスチナの町。②イエス誕生の時に現れたとされるベツレヘムの星。③クリスマスツリー先端の星は、ベツレヘムの星を模したもの。現代において天文学者らは、この星について様々な見解を持っている。超新星、惑星、彗星、惑星どうしの接近など事例が提唱されているが歴史的な正確さに疑問を持ち、フィクションと考える学者も少なくない。投/遙か昔のことさえ、専門家が真面目に検証することに驚く。ちっぽけなこの星(地球)で戦争を仕掛ける大馬鹿者を、星屑の彼方へ放っぽり出したい!
ペテン師 = 詐欺師。中国語(bengzi)の訛からくる。
ベトナムの十二支 = 子(ねずみ)・水牛(すいぎゅう)・寅(とら)・猫(ねこ)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・山羊(やぎ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・豚(ぶた)。投/動物が異なるのは4つ、丑:水牛、卯:猫、未:山羊、亥:豚。極端に違うのが、卯(うさぎ)と猫。
屁の河童(へのかっぱ) = 何とも思わないこと。へっちゃら。投/北京五輪・柔道金メダリストの石井慧選手は、インタビューで「オリンピックのプレッシャーなんて、斉藤先生のプレッシャーに比べたら、屁の突っ張りにもなりません」と答え話題を呼んだ。屁の突っ張り~何の役にも立たない、比較できないの意。なお恩師・斉藤仁(ひとし)氏は、2015年没。
ヘブン(イマジン) = heaven・天、天国。投/ジョン・レノン「イマジン」の曲の歌い出しが、「想像してご覧、天国なんてないんだ~ Imagine there’s no Heaven」。
ヘボン式 = 日本語を書き表すためのローマ字の綴り方。1885(M18)年、羅馬(ローマ)字会が定め、その後、アメリ人宣教師ヘボンが「和英語林集成(第三版)」に用いた。ヘボン式は英語表記に近く、シ・チ・ツ・フをshi、chi、tsu、fuと表記する。反対語:訓令式ローマ字では、si、 ti、 tu、hu。投/雑談で、ヘボンさんのスペルはhepburn。映画女優だった、オードリー・ヘップバーンさんのスペルもhepburn。日本訳の相違で、実際の発音を聞くと両者の中間的な感じ。しかし日本人が日本語表記の“ヘップバーン”と発音しても、海外では通じないようだ。
便乱坊(べらぼう) = ①寛文(1661~1673)年間に見世物に出た、全身真っ黒で、頭が尖り目は赤く丸く、あごは猿のような姿の人間。この見世物から「ばか」「たわけ」「あほう」の意になったという。②人をののしりあざける時に言う語。③「棒」の字を当てる~異常なさま。はなはだしくて、信じがたいさま。投/もう1つ、江戸っ子の「すっとこ・どっこい」も、罵っていう言葉。馬鹿野郎の類、まぬけ。
ベラルーシ = スラブ語で「ベラ」(白い)と「ルーシ」(ロシア)で白いロシアの意。投/年配者には、旧名・白(はく)ロシアの記憶があると思う。
べらんめえ = ①早口で威勢がよく、巻き舌で荒っぽい言葉つき。江戸の下町で、主に職人などの間で発達したもの、ベラボウメの訛か。べらんめえ言葉。②人を罵っていう語。ばか。ばかめ。「-何言ってやがるんだ」。投/現在の江戸っ子にも、早口の“べらんめえ調”はいる。しかし、さすがに「べらぼうめ」「てやんでぇ~」は使わない。
ベルマーク = 和製英語。教育設備助成票の通称。協賛企業の商品についた鐘の絵のマークを、集めた点数に応じて学校に教育用設備が贈られる。1960(S35)年創設。同年に2263校でスタート、70年代には2万校を超えた。現在は幼稚園・保育園、小・中・高校に加えて大学や公民館などの生涯学習施設も参加登録ができ25000施設を越えた。ただ、ここ10数年は減少傾向。投/小学校時は、随分、集めた記憶がある。
ペレストロイカ = 「建て直し」の意。旧ソ連の改革。停滞腐敗の様相を呈したソ連社会主義を改革しようと、1980年代半ば以降ゴルバチョフが展開。91年のソ連崩壊で終わった。投/この事態が回り回って、ロシアによるその後のクリミア半島強奪、今日のウクライナ侵攻の原因でもある。
ペンクラブ = 世界各国の詩人・劇作家・編集者・評論家・小説家などの文筆従事者の友好と親睦を通じて、国際間の理解を深めようとする団体。第一次大戦後の1921年に設立。本部はロンドン、国際ペン会館をパリに置く。日本ペンクラブはその支部。International Association of Poets, Playwrights, Editros, Essayists and Novelists; PEN。投/21年5月から、日本ペンクラブ新会長に女性初の桐野夏生(きりの・なつお)氏が就任した。
変化(へんげ) = ①形が変わって違ったものが現れること。②神や仏が仮に人の姿となって現れること。「七変化」(しち・-)は、同じ俳優が次々と七役を早変わりして踊るもの。投/笑い言葉 < 出題者例は「七色仮面」「琴姫七変化」と、変化する昭和30年代の人気TV番組を指す。後者の主演・琴姫は、ボンカレーCMで有名な松山容子。若武者姿が凛々しい姫君。旅先の諸悪を倒す、「許しませぬぞ!」の決め台詞。
変奏曲(へんそうきょく) = 主題に続いてその旋律・和声・リズム・性格などをさまざまに変化させたいくつかの曲を接続した楽曲。独立した楽曲の場合と、ソナタや交響曲などの一つの楽章をなす場合とがある。投/投稿者はクラシックが好きなので変奏曲の例をあげようとしたがあまりにも多いので、ギャグ的にモーツァルトの「きらきら星変奏曲」はいかが?
扁桃腺(へんとうせん) = 出題者・西尾徹也氏のシャレが利いている。笑い言葉< 菅首相(当時)の「答弁は差し控える」と「喉にあるもの」を掛けて、『返答せん』。
ペンパル = pen pal・手紙によって交際する友人。文通仲間、ペンフレンド。palは、仲間・友達。投/昔は、必ず少年・少女雑誌に文通コーナーがあった。でも投稿者は、一度もやったことがない。

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