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プーチン柔道8段に国際柔道連盟は侵攻批判に及び腰、全柔連・山下泰裕会長も腰が引け/少数派

2022年03月12日 | 東アジア・海外の知識
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/東アジア・海外の知識
Part5 ヨーロッパ・中東・その他海外(ウクライナ侵攻3)
プーチン柔道8段に国際柔道連盟は侵攻批判に及び腰、全柔連・山下泰裕会長も腰が引け

M20220311

■国際柔道連盟はやっと解任もロシア侵攻やプーチンへの言及はなく批判もない
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/国際柔道連盟(IJF)は、3月6日、ロシアによるウクライナへの侵略を受け、プーチン大統領を同連盟の全ての役職から解任したと発表しました。国際的なスポーツ団体として当然の判断だと感じる一方、決定への過程に疑問が残ります。IJFは2月27日にプーチン氏の名誉会長などの職を停止しましたが、世論の批判を浴び1週間後の6日になって、解任へと処分を変更しています。なぜ最初に、解任や資格はく奪などの処分ができなかったのか。柔道経験のあるプーチン氏は、2008年にIJFの名誉会長に就任し、12年には8段を授与されています。

しかし、同じくプーチン氏とかかわりの深いテコンドーの国際団体ワールドテコンドーの対応は異なるものでした。2月28日、即座に同氏の名誉黒帯をはく奪しました。さらに、テコンドーの声明では「尊敬と寛容の世界テコンドーの価値観に反する、今回のロシアによるウクライナの残忍な攻撃を強く非難します」とロシアの侵略を厳しく非難しています。これにたいし、IJFは「不安が解消され、東欧と世界が正常と安定を取り戻すことを願う」とするだけで、そこにロシアの侵攻やプーチン氏への言及はなく批判もない。腰の引けた声明でした。

■全日本柔道連盟も見解出さず、山下会長はプーチンと深いつながりがあり態度曖昧
全日本柔道連盟(全柔連)=山下泰裕会長=と講道館(上村春樹館長)も今回の件で見解を出していません。柔道のバルセロナ五輪銀メダリストで社会学者の溝口紀子さんは、SNSを通じ、こう求めています。「全柔連や講道館もプーチン大統領と親交があるだけに、ウクライナ情勢についての声明を出していただきたい」これは当然のことです。プーチン氏と全柔連、なかでも山下会長とは深いつながりがあったからです。そのあたりは、山下会長も編集した『プーチンと柔道の心』(朝日新聞出版)の著書だけでなく、首相官邸のホームページでも見ることができます。

2000年に始まった2人の交流は、一度や二度ではありません。それらによると、講道館からは名誉6段の紅白帯を贈っただけでなく、山下会長も自身の「宝物」をプーチン氏に贈っています。それは、講道館の創立者・嘉納治五郎師範直筆の「自他共栄」の書という貴重なものです。先の著書で山下会長はこう書いています。「(プーチン氏の)根底には…『自他共栄』、つまりは〈平和〉を目指し、話し合いを続けていくという考え方があるはずです。実際にプーチン氏は『柔道で人生が変わった』といっているので、そうした姿勢は変わることがないと信じています」

にもかかわらず、山下会長は今回の事態を受け、「(プーチン氏とは)皆さんが思っておられるほど親しいわけではない」と話すにとどまり、説明を回避しています。今回のウクライナにたいする侵略行為は、「精力善用」「自他共栄」という柔道の根本精神を踏みにじり、泥をぬるものにほかなりません。全柔連は、プーチン氏と深いつながりがあったからこそ、説明責任があると考えます。それは平和を求め、社会にたいし誠実で真摯(しんし)であるべき、スポーツ団体の当然の責任でもあります。

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


投稿者からのひと言/プーチンはかつて柔道家を公言し、来日の際は稽古をメディアに見せていた。そんなことから国際柔道連盟も国内の全日本柔道連盟も、ウクライナ侵攻やプーチンへの批判をしようとはしない。弱腰・及び腰、腰が引けた状態だ。柔道界においても、戦争に対する厳しい見解を出すべきだ。山下氏は選手としては立派だったが、JOC会長としての東京五輪ジェンダートラブルへの対処、そして今回の問題はお粗末だ。そもそも役職を受けるべきではなかったと、当初から感じる。話を戻しプーチンは、柔道の本山・講道館にも行ったのだが、結局、「柔道の精神」や嘉納治五郎の志なるものは全く理解していなかったことだ。

Sankoub
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Akahatatop

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