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事実上「茂原市」「長生市」の選択か?新市名称の公募

長生郡の6町村と茂原市の合併協議(法定協議会)がはじまった。

準備会(任意協議会)での協議の流れから、
公募する事となり、最も多い名称を採用し、、
次回、その方法を協議するそうだ。

今回は当時の小委員会で候補に挙がった
「長生市」「茂原市」「南九十九里市」「東上総市」が
候補となるようだ。

しかし、
前回(第1ステージ)の法定協議会では「長生市」と決まっていたこと
茂原市議会の満場一致によって、法定協議会から離脱したこと
今回の法定協議会の学識経験者の数(2人×6町村 + 10人×1市)
なども含めて、公募・多数決は、どうもしっくりしない。

やっぱり、皆が知恵を出し合い、由緒等についても含めて
納得しあって決めたいものだと考えます。

関係の書籍をあたってみました。

・「市町村合併で地名を殺すな」 片岡正人著 詳泉社
市町村合併の結果、不可解な市名が誕生している例を紹介してる。
「多数決」「公募」で地名をことを、日本人の愚行とまで言っている。

・「こんな市名はもういらない-歴史的・伝統的地名保存マニュアル-」
柏原祐介著 東京堂出版
やはり、不可解な市名の例を理由と共に紹介する。
「地名」は文化であり、歴史的伝統的地名を継承していくことが大切であり
「地名文化の保全・復興」 を訴えている。

両著共に、「長生」のいわれが紹介されている。
日本書紀に紹介されている「長柄(ながえ)」
明治の大合併で誕生した「長生」=「長柄」+「上埴生(はぶ)」

私は、新市の名称は「合併特例区」の採用と合わせて協議して欲しいと考えています。合併新法によって、
「○○市 茂原区 △△」「○○市 一宮町 △△」
と表記できるのですから。

--
市の名称は「心(アイデンティティ)」の課題だと思います。
ですから、市町村合併が成就できるか、破綻するかの
大切な要素となるデリケートな問題となるのは当然だと考えます。

「心(アイデンティティ)」の自由に関わること
「システム(制度)」の公平に関わること
「財政」の互助(パイの取り合いではない)に関わること

市町村合併の検討にあたっても、その後の検討に当たっても
どの課題についても、はずしてはいけない視点だと思っています。

「ほんとん、ああじすっかえ」 
(本当に、どうしたら いいだろうか)である。
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