わたしたちが長生郡市の合併協議を通して学んだものは?
あじすっか=どうしたらよいだろうか(地域の言葉も大切にしたい)
あじすっか(一宮町発) 地域・生活者を起点に地方分権型社会へ
町長への手紙(0)
町長への手紙
一宮町町長 近藤直様
前略
以前より市町村合併に関心を持っており、今後の合併協議の行方にも注目しています。
私は、生まれ育った一宮町を大切に思っています。伝統と先進性という良いところを今後も活かしていけば、よりよい町なれると感じています。
また、長生茂原の7市町村は、広域市町村圏組合(一部事務組合)をはじめ、様々な場面で協力しあってきた間柄で、幸いなことに一体感の強い地域となっています。信頼しあいこの関係を築き上げてきた先人の皆様方のお知恵と、協力しあい日々営んできた関係の皆様方のご努力のお陰と感謝します。
このようにうまく機能している面を考えれば、一宮町では町民の心の中に、「現状通り」でよい「自立」していけるという気持ちと、最後は7市町村により合併していくという気持ちと、両方が生まれるのは必然です。これは、今までの成果だと評価しあって良いことだと思います。だからこそ、苦しい選択であると思います。
さて、合併第2ステージについて、合併協議会で基本計画策定するのに当たり、次の点を提案いたします。ご検討いただくように、よろしくお願い申し上げます。
1.7市町村と一部事務組合の一体感と成果を引継ぎ活かすことを合併の基本方針に
2.合併特例区の設置を(「均衡ある発展」を図るを基本計画の策定を)
3.財政計画策定小委員会の設置を(財務4表の作成と活用)
4.自立した協議を通して自立した地方自治体に(参画と協働)
現在市町村には、合併特定法、地方自治法などの改正に象徴されるように、「分権型社会に対応した」「自立した総合自治体」への進化が求められています。
その趣旨に基づいて合併するのであれば、実績や一体感を活かした7市町村による合併がふさわしいと考えます。県が示した構想を見るまでもなく、多くの町民も、合併するなら本来は7市町村による合併が自然だと考えていることと思います。
しかし、一昨年一宮町が実施した「市町村合併に関するアンケート」では、意見が三分されました。そこからは、合併後への町民の不安が読みとれます。
県の構想のように、7市町村による合併をすすめるためには、その問題が解消できるように真剣に合併の協議をすすめ、最上位の計画である基本計画に、具体的な解決策を自立的に盛り込むことが必要だと思います。そういう努力を積み上げていけば、町民の不安も払拭され、たとえば住民投票を実施しても、安心して圧倒的な多数で7市町村による合併に賛同が得られるようになることでしょう。
そのためには、合併後の全体像将来像を表す基本方針を、「システム(体制、制度等)」の視点と、「経済(財政、コスト等)」の視点と「精神(合併の理念、市の名称等)」の視点で整理しなおす必要があると思います。それぞれの課題を解決し、激変による混乱をさけて軟着陸させる方策を、見いださなくてはいけないと思います。
合併の効果が上がるように進めるためには、計画的効率的に財政コストをかける必要もあります。「円滑な運営の確保」のために必要なことのためなら、誰しも納得できることと思います。
ところで、事業に関する事柄は、基本方針をもとに考えていく姿勢が大切だと思います。その事業の中から、必要なものを順に選んで進めていく手順が自然だと思います。実施する事業を先に決め、それに合わせて基本方針を策定するような手順では逆であり、そのような思惑が見え隠れすると、まとまる話もまとまらないと思います。
この合併の目的が、名実ともに「自立した総合自治体」への進化、「均衡ある発展」を図るという点で一致すること願っています。目的が同じならば、住民も職員も知恵と力を出し合って、様々な課題を乗り越えていけると思います。そして、皆で新しいまち作りをしていこうという気概も生まれてくることと思います。
自分自身は、職場と家庭とを往復するだけの毎日で、今のところ、地域のことをほとんどできずにいる身ですが、よろしくお願いします。
草々
平成19年3月22日
林 一雄(一宮町一宮*******)
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実際に役場の総務課に届けることができたのは
23日の夕方です
一宮町町長 近藤直様
前略
以前より市町村合併に関心を持っており、今後の合併協議の行方にも注目しています。
私は、生まれ育った一宮町を大切に思っています。伝統と先進性という良いところを今後も活かしていけば、よりよい町なれると感じています。
また、長生茂原の7市町村は、広域市町村圏組合(一部事務組合)をはじめ、様々な場面で協力しあってきた間柄で、幸いなことに一体感の強い地域となっています。信頼しあいこの関係を築き上げてきた先人の皆様方のお知恵と、協力しあい日々営んできた関係の皆様方のご努力のお陰と感謝します。
このようにうまく機能している面を考えれば、一宮町では町民の心の中に、「現状通り」でよい「自立」していけるという気持ちと、最後は7市町村により合併していくという気持ちと、両方が生まれるのは必然です。これは、今までの成果だと評価しあって良いことだと思います。だからこそ、苦しい選択であると思います。
さて、合併第2ステージについて、合併協議会で基本計画策定するのに当たり、次の点を提案いたします。ご検討いただくように、よろしくお願い申し上げます。
1.7市町村と一部事務組合の一体感と成果を引継ぎ活かすことを合併の基本方針に
2.合併特例区の設置を(「均衡ある発展」を図るを基本計画の策定を)
3.財政計画策定小委員会の設置を(財務4表の作成と活用)
4.自立した協議を通して自立した地方自治体に(参画と協働)
現在市町村には、合併特定法、地方自治法などの改正に象徴されるように、「分権型社会に対応した」「自立した総合自治体」への進化が求められています。
その趣旨に基づいて合併するのであれば、実績や一体感を活かした7市町村による合併がふさわしいと考えます。県が示した構想を見るまでもなく、多くの町民も、合併するなら本来は7市町村による合併が自然だと考えていることと思います。
しかし、一昨年一宮町が実施した「市町村合併に関するアンケート」では、意見が三分されました。そこからは、合併後への町民の不安が読みとれます。
県の構想のように、7市町村による合併をすすめるためには、その問題が解消できるように真剣に合併の協議をすすめ、最上位の計画である基本計画に、具体的な解決策を自立的に盛り込むことが必要だと思います。そういう努力を積み上げていけば、町民の不安も払拭され、たとえば住民投票を実施しても、安心して圧倒的な多数で7市町村による合併に賛同が得られるようになることでしょう。
そのためには、合併後の全体像将来像を表す基本方針を、「システム(体制、制度等)」の視点と、「経済(財政、コスト等)」の視点と「精神(合併の理念、市の名称等)」の視点で整理しなおす必要があると思います。それぞれの課題を解決し、激変による混乱をさけて軟着陸させる方策を、見いださなくてはいけないと思います。
合併の効果が上がるように進めるためには、計画的効率的に財政コストをかける必要もあります。「円滑な運営の確保」のために必要なことのためなら、誰しも納得できることと思います。
ところで、事業に関する事柄は、基本方針をもとに考えていく姿勢が大切だと思います。その事業の中から、必要なものを順に選んで進めていく手順が自然だと思います。実施する事業を先に決め、それに合わせて基本方針を策定するような手順では逆であり、そのような思惑が見え隠れすると、まとまる話もまとまらないと思います。
この合併の目的が、名実ともに「自立した総合自治体」への進化、「均衡ある発展」を図るという点で一致すること願っています。目的が同じならば、住民も職員も知恵と力を出し合って、様々な課題を乗り越えていけると思います。そして、皆で新しいまち作りをしていこうという気概も生まれてくることと思います。
自分自身は、職場と家庭とを往復するだけの毎日で、今のところ、地域のことをほとんどできずにいる身ですが、よろしくお願いします。
草々
平成19年3月22日
林 一雄(一宮町一宮*******)
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実際に役場の総務課に届けることができたのは
23日の夕方です
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