満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

アイラブ・マンゴー

2006-02-05 11:33:20 | 雑記

皆様ごきげんよう。
マンゴーのためなら犠牲は厭わない、マンゴーに魅せられた哀れな虜囚こと黒猫でございますよ。

そんなわたしですが、先日LUSHにて「アイラブ・ジューシー」というモノを見つけました。「マンゴー、パパイヤ、パイナップル、キウイの果汁が、ベタつく頭皮やヘアをピカピカに」ですって!!!思わず買ってみました。が、パっと見で勝手にコンディショナーだと思って、一緒に使ってみようと「トライコマニア」というシャンプーバーも買ったのですが、アイラブ・ジューシー、実はシャンプーでした。・・・そ、そうだったの。シャンプーばっかり買っちゃったよ・・・ま、いいか。今使っているシャンプーが切れたら使ってみます♪
しかしLUSHの商品のネーミングって、結構な割合でどうかと思うものが多いですね。この「アイラブ・ジューシー」も「アイラブ・ルーシー」のもじり・・・だよね?誰が考えてるんだろう。

冬場はどうしてもマンゴーモノがなりを潜めがちなので淋しい限りです・・・。どうしても夏のイメージなのかしら。まあ、食べ物に関しては生でない限り冬場もプリンなどは出ているようになりましたので、だいぶ地位が向上したかな、と。
しかしマンゴーは偉いですね。食べてよし、見てよし、美容によしと来た。マンゴー最高。マンゴー万歳。ジーク・マンゴー(もう意味わからん)。

『ルーンロード1』

2006-02-05 10:47:07 | 

小説の感想です。

『ルーンロード1 <大地の王の再来>』(上下巻)デイヴィッド・ファーランド著、笠井道子訳、安田均監修、富士見書房 ジャンル:ファンタジー

『変成棒』という特殊な金属で作られた道具を使って、人間の持つ能力を別の人間に転移させることができる世界。王や貴族たちは<ルーン卿>と呼ばれ、変成棒により人々から能力を賦与される代わりに国を護るという誓約を立てていた。
ミスタリアの王子グボーンは、ヘレドンの王女イオーメに求婚するため、お忍びでヘレドンを訪れていた。しかしその頃、南方で多くの国々を次々と征服したとして恐れられいる大王アーテンが、ついに北方へも手を伸ばそうとしていた。アーテンに征服された国に嫁した国王の縁者より放たれた使いは危機を知らせて斃れ、グボーンとイオーメは否応なくアーテン大王との国をめぐる攻防に巻き込まれてゆく!

というようなお話です。

<変成棒>という特殊な道具を使い、能力を人に賦与できる、というアイディアが光る作品ですね。王族は<魅力>や<賢知>などの賦与を受け、その強化された能力で国を治めます。が、賦与を与えた側の人間は、<魅力>なら皺だらけの醜い姿になってしまい、<賢知>なら知能が下がり誰かの世話を受けなければ生活できないようになってしまう、というシビアなものです。それゆえ軽々しく賦与を受けることも与えることもないのですが、大王アーテンはその身に何千もの賦与を受けた想像を超える人物なのです。だから何千人分もの<魅力>を宿したこの人が「余に仕えよ」とか言って微笑みのひとつも浮かべればみんなふらふらっと従ってしまうわけです。反則だよねえ(笑)。しかしこの人、実は単なる征服欲のかたまりの悪人ではなく、人類共通の敵<地底の怪物>の復活を感じ取り、群雄割拠状態の諸国を手っ取り早くまとめるためにこんなことをした、という裏もあり、複雑です。

まだまだ序章という感じですが、主人公グボーンは<大地の王>になる定めとのこと、大地の魔術師ビネスマンの助けを受けて、今後どうなるのか楽しみです。

しかしおじさま好きなわたしは主人公たちよりもその父オーデン王とシルヴァレスタ王に夢中(笑)。このふたりの友情がまたたまりませんよ!かっこいいんだこれが。

2006年に映画化と書かれていましたが、これはCGたくさん使って撮ったら結構見ごたえがあるんじゃないでしょうか。オーデンとシルヴァレスタは誰がやるの?そこが知りたい(笑)。