満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『県庁の星』

2006-02-21 00:46:59 | 映画

皆様ごきげんよう。月曜から雨だとなんとなくテンションも下がりますね、黒猫でございますよ。

このgooのブログは、編集時に前日のアクセス状況が見られるんですが、なんか昨日いつもの3倍くらいのアクセスがあったようなのですが何事なんでしょうか。皆様そんなにアン・ソンギが好きですか。それならそうと早く言ってよ、もう(笑)。

さて、今日は『県庁の星』の試写会に行って参りました。

映画の云々を語る前にちょっといいですか。

織田裕二トニー・ジャーって似てね?


イヤ、途中からそのことばっかり気になって「あっ、この角度トニーに似てる」とか思ってばっかりいました(笑)。右向きの横顔なんか結構似てる気がします。気のせいでしょうか。ねえ気のせい?ねえ(しつこいよ)。異論同意などお待ちしております(笑)。

ええと、内容ですが。

K県庁で将来を嘱望されているエリート職員野村(織田裕二)は、総予算200億円を費やす県庁による一大プロジェクト、特別養護老人ホームの建築を企画し、プレゼンを行う。上層部の反応は悪くなかったが、扱う金額の大きさから県民から不満の声が出ないか懸念する意見が出る。「民間にも勉強させてもらい、民間のノウハウも広く組み込んだプロジェクトにしたい」と軽い気持ちで答えたところ、それを聞いた議長(石坂浩二)が「県庁職員と民間企業との人事交流研修」を企画する。それに抜擢された野村は、何故か寂れかけた三流スーパーに半年間出向し、そこで民間のノウハウを学ぶことになる。
そんな野村の教育係になったのはパート従業員の二宮(柴崎コウ)だった。全体的にややたるんでいる職場で、利己的で己の出世にしか関心のない野村はスーパー社員から煙たがられ、ひたすら浮くが・・・?

というようなお話。

・・・なんというか、良くも悪くも織田裕二の映画、という感じでした。偉そうなことを言ってしまう割にわたし『踊る大走査線』シリーズは未見なのですが・・・。
脚本のせいか織田裕二のせいかはたまたその両方かわかりませんが、どうにも登場人物がステロタイプすぎて誰も彼も逆にこんな奴いないよという感じなのです。まあそれはそれでわかりやすいとも言えますし、意外性はありませんがある意味安心して観られます。話的にもお堅い人間が周囲との触れ合いを通して成長していくという非常にスタンダードな成長物語なので、まあ誰が観てもわかりやすいかと思います。

でも織田裕二が演じるとエリート公務員も熱くなっちゃうね(笑)。最初のほうこそデキるメガネ男子ですが、やっぱり途中で風雨にさらされ変わっていきます。今どき雨の中泣き濡れる男は日本ではちょっといないんじゃないのと思うのですが、まあ織田裕二だから・・・と思うとなんとなく許せる(笑)。
この人の出る話って、途中で結構大勢を前に長々と喋る独壇場があるような気がするんですが、今回もありました。そして悪役石坂浩二。途中から悪代官にしか見えなかったのはわたしだけではないと思います(笑)。なんかひとりだけスーツの素材が明らかに違うのが気になりました。あのテカり具合何?自前?(笑)
コメント
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