急展開

新型コロナ陽性反応が出て10日間の自宅療養を終えたTさんが、
今日からデイサービスの利用を再開されました。

実は昨日まで、Tさんを巡りケアマネージャーとの
さまざまなやり取りがあり…
１日置きくらいにTさんの情報を入れてくださるのだが、
家の中を這いずっている、
話が伝わりにくくなっている…等々、
うちとしては、自力歩行ができるのか？または支えがあれば歩けるのか？
という点が知りたいところで、少し体力が回復する一昨日、昨日辺りまで
様子を見るつもりでいました。
で、昨日の電話…床に座ることはできる、でも手を貸しても立てない、トイレにも行けない…
との情報で…
とりあえず、状態を見たいので、今日の受け入れを決めましたが…

今朝、別便にてスタッフ二名でお迎えに…
「こんにちは」と中に入ると…
顔色の良いTさんが笑顔で迎えてくれる。
今日は送り出しに息子さんが来てくださり、
着替えも済ませてみえたので、「立ち上がれますか？」と介助すると
少しのふらつきはあるものの、立ち上がり、立位が保てるではないか…
「ゆっくり車まで向かいますよ」と手引き歩行をしながら車へと向かう。
久しぶりに長く歩くので、途中膝折れしそうになるが
後ろからサポートしてたスタッフが支える…で、車に乗車…
デイに無事にたどり着き、シャワー浴、食事も問題なく行え帰宅された…

えっ？聞いていた話と全く違うんですが…
昨日の夕方、ケアマネージャーが立ち上がらせようとした時は
全くできなかったとのこと…
このケアマネージャー、元介護士なんだけど…
一晩でそんな驚異的な回復をするはずはない…
褥瘡ができていたので、最初の数日はたぶん伏せっていたのでしょう…
でも、這いずり、時には壁につかまりながら立とうとされていたと思います。
あちこちにぶつけた跡があり、ご本人もうまくいかずぶつけた…と言われました。

ケアマネージャーに一部始終を報告すると、驚いてみえましたが…
数日伏せると確かに足の筋力は衰えますが…
この方はもともと体力のある方で、回復する力はあった方…
途中から訪問看護師が入りましたが、
一人の時間が長く、せん妄が起きていて、
少し話が伝わりにくくなっていたんだと思われます…
ケアマネージャーは、認知症が進んでしまった…と言われましたが、
一週間くらいで急激に変化することは、経験上あまりないのを知っていたので、
話し半分に聞いていましたが…

認知症が進んだ、歩けない…その認識で入所の話を
ケアマネージャーが進めていました。
でも、入所まで何日かかるか…と言われていたのですが、
今日の状態を見て、ケアマネージャーが進める場所はふさわしくないと感じ、
知り合いのかたに相談したところ、グループホームの空きがたまたま昨日出たとのお話…
息子さんに連絡して、急展開して、そのグループホームに
来週入所されることになりました…


（以下、独り言―）
もし、間違った認識のまま話が進み、入所したら、
本当に認知症が進んでしまったかもしれません…
あまり悪口になるようなことは言いたくないのですが…
このケアマネージャーさんは、何を考えてみえるのかよくわからない所があり…
息子さんからも、ケアマネージャーの話が要領を得ない…と、言われたことも…
そうなんです、ケアマネージャーにも色々あって…
相性の良い方に巡り合えば良いのですが…
あっ。でもケアマネージャー変えることもできます。
皆さんご存知かもしれないですが…
まあ、お話しても、今までお世話になったから…とそのままにされる方が多いですね…
でも、変えて良かった！と言う方もいます…
ケアマネージャーの中には本当によくやってみえる方もいますので、
誤解のないように…

今回のコロナ騒動は、Tさんお一人が大変な思いをされて…
私たちデイサービスではできることに限界があり、
歯がゆい思いでした。
お迎えにいき、「ガチャピンさん、来てくれてありがとう！」
そしてデイの入り口で「ただいま、戻って来ましたよ」と言われたとき、
涙が出そうでした…

Tさんのご利用はあと2日となります…
残りの2日間、しっかりサポートしていきたいと思っています。