住宅の現場が進んできた。最初は建物の位置の再確認、及び地盤面の設定から始まり、今日の午前中に基礎の配筋検査を行った。施工図があがり、チェックはしているものの、図面通には いかないのが現場である。今回の配筋検査はあまり指摘事項がなかったが、何点か是正してもらう点があり、やり直してもらう。初めてタッグを組む工務店であるので意思の疎通が難しいところでもある。しかし、なかなかきっちりした工務店なので安心している。
チェックするポイントは多くあるのですが、一番間違いやすいのが、定着長さという鉄筋の端部の位置と長さ。他にはかぶり厚さというコンクリート外面から鉄筋までの距離。これが少ないといくら強固なコンクリートを打設しても長持ちしない。他には端部に力がかかるので補強されているかです。
具体的にはコーナー及び端部の補強筋の定着不足があり、これは添え筋にて対応。もう一つ、立上がりの鉄筋の高さが高かったので上部のかぶり厚が不足するのでこれはコンクリートのレベルで調整することにした。こんなところで専門的なことを書いても仕方ないのですが、他は問題なく、綺麗に配筋されていた。なかなか優秀である。木造住宅の基礎などは結構いい加減な配筋をするところも多く、是正事項がたくさんあるところも見てきたので~。
やはり、設計事務所の仕事を多く手がけている工務店は仕事が丁寧です。そうだ、鉄筋のサビは落としてもらうように言っておかなくては。明日、昼からコンクリート打設の予定だが、天気が心配。雨が降ると中止です。