吉展ちゃん誘拐事件

「吉展ちゃん誘拐事件」をご存知でしょうか？
私と同じ世代の方は、知っているがまだ生まれる前・生まれてはいたがまだ小さな子供、そんな感じでしょうか、若い方は何となく聞いたことはあるという程度でしょうか。
この事件は、村越吉展ちゃん当時４歳が身代金目当てで誘拐され、身代金を奪われた上に殺害されたもの。
この事件で、警察はマスコミに対し報道自粛を要請し、「報道協定」なるものが確立したのです。
逆に報道協定が解除されてからは、マスコミは身代金要求時の音声や他の情報を積極的に公開し、視聴者から情報を収集するという現在ではごく普通の手法が初めて行われたのです。
しかし実際には、事件は長引き、解決に至るまで２年以上の歳月を要しました。
この事件が解決に向けて大きく進展したのは、民放ラジオ：文化放送の報道記者が「声のよく似た人を知っている」という情報を元に直接その人物＝小原保を取材してその声を録音し、先の身代金要求時の音声と比較・鑑定して、これが重要な証拠となったのです。
この事件が起きたのは１９６３年３月３１日、翌年：１９６４年には東京オリンピックが開催され、更に翌年ようやくこの事件が解決：小原保が逮捕されたのです、ちょうど前東京オリンピックから数えて５０年という月日が経ったのです。
何故、今この事件について私がブログにコメントをしているのか？
今日１０月１２日(日)夜９時からフジテレビがMr.サンデー：東京オリンピックと世紀の大犯罪という番組を放送するのです。
その大犯罪の１つとして、この吉展ちゃん誘拐事件が取り扱われるのです。
そして、先に記した文化放送の報道記者というのが、私の父親なのです。

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