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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 615 プラスとマイナスの同居的思考

2007-06-19 | PCRT(心身条件反射治療)
週初めは「PCRT(心身条件反射療法)」のセミナーに参加した。8回出ているが毎回進化しているようだ。もっとも「こころ」などは脳の一部を垣間見るようなものなのだろうからわからないことだらけだろう。

まして、感情は一分一秒とて同じではない。常に変化し揺れ動いている。この揺らぎもある意味では必要な揺らぎである。誰しも心の中では社会的な環境、経済、家庭、人間関係では安定した環境や穏やかな感情を望むものであり、理想として追い求めているはずである。

平穏無事、普通、楽しい家庭、家族の健康などなど。この望むものが崩れることがある。崩れると「こころ」に大きな変化が生じる。一般的にはこの変化はマイナス思考の変化である。どうしてマイナス思考になってしまうのか? 不思議である。

ストレスとして認識できるのはマイナスの感情である。しかし、プラスの感情もストレスになっている。ほとんどの人はプラスの感情がストレスとして感じることができない。

例えば、宝くじで1億当たった。どうします。嬉しいはずです。興奮する。ここまではプラスの感情である。さて、この喜びの背景にはどんな感情があるか。1億当ったことが人に知られたくない。どうやって使うか。どこに預けようか。誰かに採られたくない。必ずマイナスの感情がある。

感情の生き物はプラスとマイナスの感情の揺らぎの中で激しく動揺し、時には心地良く揺らぎに身を任せている。プラスにしてもマイナスにしてもその感情に反発すると大きな「こころ」の地震が起きる。ゆりかごのように揺らぎに自然体で身を任せるのも一つの方法かもしれない。

拳骨