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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 622  治療家冥利

2007-06-27 | PCRT(心身条件反射治療)
以前に紹介した野球肩の選手とテニス肩?の選手のその後。野球肩の選手が合計3回の治療でリリースした。2回目の来院時には顔つきが変わっていた。

初検時は検査も非協力的で治療も仕方なしに受けていたようだ。どこに行っても治らないと思っていた。治りたいというより治りたくないといった感じである。野球自体が面白くなかったようだ。

練習の目的が定まらず、毎日惰性で練習をしているだけであった。治療後の経過が良くキャッチボールはもちろん守備から送球と全く痛みがなくなり、練習意欲が出てきた。

痛みが無くなると思うように練習ができ頑張れるようだ。もう一つ重要な課題が克服できた。それは、練習課題がみつかったことだ。その日その日の練習課題を設定しその目標に向かってひたすら練習をする。

人の目が気にならない。練習に没頭できる。ライバルに対する感情も逆にプラス思考に変換でき感謝できるようになった。練習が楽しいようだ。練習課題も見つけてアドバイスすることも大切な治療である。なんといっても顔つきがいい。野球小僧の顔になった。

テニス肩の選手。試合の結果が良かった。見事優勝しインターハイの切符を手にした。個人戦でも3位に入賞しインハイの切符を手にした。団体戦の決勝戦では一勝一敗で対で向えた3番手に出場した。

やはり周りの目を期にせず、自分のため戦うことができ接戦の末に、二勝一敗で団体戦も活躍し見事インハイの出場を手にした。

スポーツ選手を治療しても表に出ないが、選手の活躍が何よりの報酬である。治療の効果があるかないかなどどうでも良い。誰にもわからなくても良い。もちろん選手の活躍は選手の能力である。しかし、治療家は選手を治療する段階ですでに活躍する選手を描いている。描いたとおりになるとガッツポーズをしたくなる。