ステップ15では車体の背面部と履帯を組み立てます。背面部ではガルパン仕様への工作を二つ行います。履帯は、今回のキットにはベルト式と連結式の両方が入っており、連結式のパーツはキットにもともと含まれているものでした。ベルト式パーツの方は今回のキットが限定販売品であった時の特典として入っていたものでした。私自身はいまだに連結式パーツが苦手ですから、ベルト式パーツ一択になるのは自然の成り行きでした。
ステップ16では武装やシュルツェン架などを組みつけます。主砲はマズルブレーキが後期型の円形タイプで、劇中車の前期型楕円形タイプと形状が違いますので、パーツA28、A29はタミヤの有名なキットの前期型楕円形タイプのパーツE6、E7に置き換えます。あとのパーツは、機銃関係もシュルツェン架も全て不要です。さらにガルパン仕様への工作を一つ行います。
ステップ15で組み付ける背面部のパーツ類です。ガルパン仕様への工作を二つ行います。
ガルパン仕様への工作の一つは、上図の車外装備品のクランクロッドの改造です。キットのパーツは御覧の形状です。
劇中車の装備するクランクロッドは、御覧のようにグリップが長く、さらに先端を差し込む筒状の留め具が車体に備え付けてあります。
劇中車の仕様にあわせて、上図のようにプラ材で改造しました。
ガルパン仕様への工作のもう一つは、背面装甲板のリベットを上図赤枠内の5個だけにすることでした。それ以外のリベットは劇中車にありませんので削り取ります。
劇中車の背面装甲板のリベットが5個しかありません。これに合わせます。
不要なリベットを削り取りました。
組み上がりました。
工作中の側面観です。各所にタミヤの有名なキットのパーツが転用されているのが分かります。
ステップ16にて、主砲もタミヤの有名なキットのパーツに置き換えました。劇中車には前期型の要素もあちこちに見られるので、合わせるのがなかなか大変です。
ガルパン仕様への工作は、上図に示すようにフェンダー後端のリベット打ちの縁の追加です。リベットは5個ずつ並びます。
ジャンクにちょうどいいパーツの切れ端がありましたので、カットし整形して上図のようにフェンダー後端に取り付けました。この追加工作は、タミヤの有名なキットで再現製作する場合でも同じように必要となります。 (続く)