ステップ21では、砲架を組み立てます。砲架のQ16およびQ17は3Dプリントパーツに置き換えます。コマンダーズハッチは閉めますのでE13は不要です。
ステップ22では砲塔部品を組み付けます。Q10およびQ19は3Dプリントパーツに置き換えます。砲塔左右のハンドルP1は短いうえに2個しか無いので真鍮線に置き換えて、劇中車の4個を作ります。砲身のQ15も劇中車に合わせて改造しますが、その詳細は後で述べます。
ステップ21と22の工程はまとめて行ないます。パーツも合わせて準備しました。上図にはハンドルのP1も2個見えますが、これは劇中車のよりも短くて、2個不足しますので、後で真鍮線に置き換えました。
組み上がりました。砲身のQ15もいったんガイド指示通りに据えました。
天面の左右に2個ずつ付くハンドルを真鍮線で再現します。上図は工作前の状態です。
劇中車には、御覧のように砲塔側面片側に2個のハンドルが付きます。増加装甲の外に長く伸びているのが分かります。キットのパーツP1は短いのでこのように仕上がりません。
それで、真鍮線に置き換えて、劇中車にあわせて上図のように4ヶ所に取り付けました。
続いて、砲身のQ15も劇中車に合わせて改造します。御覧のようにキットの車輌は1941年型なので、その76.2ミリ主砲は41.5口径のZIS-5となります。劇中車は1940年型で、その76.2ミリ主砲は31.5口径のF32です。それぞれの砲身の長さを算出すると、1941年型ZIS-5は3154ミリ、1940年型F32は2394ミリとなり、760ミリの差があることが分かります。
この760ミリの1/35スケールのサイズが21.7ミリなので、キットの砲身を21ミリほどカットして縮めることで、劇中車の1940年型F32に近づけることが出来ることになります。
それで、砲身のQ15を21ミリカットして縮めて、砲架に据え付けました。
以上で、ステップ22の工程が完了しました。 (続く)