12月はソウルに滞在しました。12月のはじめはそれほどでもなかったのですが、半ばになってさすがに寒くなってきました(最低気温-10度、最高気温-5度)。外を歩くと顔が痛くて覆面したいほどで、毛布みたいなマフラーをしました。でも部屋の中はオンドルがあるのでポカポカ温かいです。
こんな恰好で耳をカバーしないと寒いです。

下宿のおばさんが、ある朝「きょうは夕食に参鶏湯を作るよ」と教えてくれたので、作り方を見せてもらいました。
朝9時:水の中に高麗人参とニンニクとナツメを入れて火にかけ、昼過ぎまでトロトロ煮る。左は下宿のおばさんです。

昼になってから別の鍋で鶏3羽(丸ごと)に塩と生姜を入れて茹でる。1時間くらいコトコト茹でた後、鶏を取り出して、食べやすいように骨をはずす。

夕方になって、朝から作った高麗人参のスープと鶏を茹でたスープ、それに骨をはずした鶏肉を合体させて出来上がり。食べる際に別に炊いておいたもち米をお椀によそい、その上にスープをかける。参鶏湯はほとんど塩味が付いていないので、卓上の塩を各自入れて食べる。

食堂で参鶏湯を注文すると、内臓を取った小さめの若鶏が丸ごと1羽出てきます(左の写真)。鶏のお腹の中にニンニク・栗・高麗人参・ナツメ・もち米などが入っていますが、家庭ではそれはできないので、下宿のおばさんのやり方になると思います。体が温まる健康食品です。
右の写真はチョンガーキムチ(小ぶりの大根)です。

もやしと青菜のナムル:おかずの定番です
右はムク:ドングリや蕎麦のデンプンをゼリー状にしたもの
すっかり投稿が遅くなってすみません。 tonbo