かねてから行きたかった猿山の雪割草祭りが、3月24日(土)・25日(日)に催されるとのことで行ってきました。25日は猿山岬灯台の内部が一般開放されるので25日に猿山に行く事にしました。
24日はまず「氷見道の駅 氷見番屋街」に寄り、海岸にある展望台から富山湾越しに見た立山連峰はまるで海面に浮かんでいるようで初めて見る景色に感動しました。黄砂の精か稜線がはっきりしないものの海岸線をドライブしたのでずーと見る事ができました。
時間潰しにマリンタウンにある「輪島キリコ会館」に寄りましたがここが中々見応えがありました。知らなかったのですが切籠(キリコ)とは切籠灯籠を縮めた略称だそうです。神輿のお供だそうですが神輿よりはるかに目立っています。大きい物では高さ15メートル超、重さ2トン畳6畳ほどあり100人以上の担ぎ手を要し、担ぎ棒には漆が塗られ豪華絢爛です。1階から3階まで吹抜けに大松明も展示して有りました。
25日 輪島朝市に寄って買い物をしてから、お目当ての猿山に向かう。北にある娑婆捨登山口で協力金300円を支払う。登山口からキクザキイチゲや雪割草が姿を現しますが、曇りの精か花は少しうつむき加減です。猿山山頂(332.5m)はひっそりとして3角点はあるものの山名表示は無く、立寄る人の姿もありません。反対側の登山口近くにある2つ目の深瀬群生地までは距離があるので迷いましたが、こちらは赤い雪割草が多く、陽が射してきたこともあり花が顔を上げてくれて行ってよかったです。分岐から周回コースで3つ目の群生地に向かう途中キクザキイチゲの花があまりに沢山咲いているのに驚きました。この頃になると人も増えすれ違うのに大変です。
大正9年に初点灯された猿山岬灯台は海抜230mの断崖の一角にあります。灯台の中に入るのは初めての体験。狭い階段を上がり少し怖いような梯子を登るとライトがある場所に着き、能登の海が見渡せます。梯子を下りた所がバルコニーのようになっているので外に出ましたが、台風並みの強風で立っていられませんでした。海風の強いこの環境で雪割草が群生するのか自然とは不思議ですね。
曹洞宗の大本山総持寺祖院がある門前町で「能登雪割草まつり・門前そばの市」をやっているので、そばを食べに行く。着くとエレキの生バンドがJanの好きなベンチャーズの曲を演奏していました。しばし聴いた後、私は露天で雪割草の品定め、Janは御朱印をもらいに行き、歴史ある建物に満足して帰ってきました。
初めての能登の旅は遠かったですが、景色もよく何より海の幸がお値打ちで美味しかったです。