那須岳(茶臼山 1915m、三本槍岳 1917m、朝日岳1896m)
筑波山(877m)
7/21~23日に、那須岳と筑波山に行って来ました。
7/21(金)晴れ 一日目 ロープウエイ山頂駅~茶臼岳~峰の茶屋跡避難小屋~三斗小屋温泉(泊)
蒸気の上がる活火山の茶臼岳
am3:20 関IC入、am10:10那須IC出。峠の茶屋Pに駐車してam11:20発のロープウエイで山頂駅着。茶臼岳めざして歩き始める。茶臼岳は今もガスを噴き出している活火山で、あたりから硫黄の臭いが漂ってくる。砂礫の道から火山岩が散乱した道をお釜に沿って一周し、山頂直下の巻道を峰の茶屋跡避難小屋へと下る。小屋の前で、山岳パトロールのおじさんに目の前の花の名まえなどを教えてもらう。休憩した後、西に下り宿泊場所の三斗小屋温泉へと向かう。
どんどんと下って、pm3:05、やっと大黒屋旅館にたどり着く。この山奥の温泉宿への道は、会津と関東を結ぶ道でその昔、馬や牛も通ったと看板にある。温泉は鎌倉時代くらいからあったらしく、昔は何十軒もあったという宿が今は2軒だけ営業している。建物も古いが部屋の造りも時代がかっていて、なかなか風情のある宿でした。宿泊客は他に1組の男女だけで、のんびりと温泉に浸かり早めに就寝する。
7/22(土)晴れ 二日目 三斗小屋温泉~熊見曽根分岐⇔三本槍岳 朝日岳~峰の茶屋跡避難小屋~峠の茶屋P
なだらかな山容の三本槍岳から岩峰の朝日岳へ
Am4:20、旅館出発。まずまずの空模様。熊見曽根まで1時間半程かけて急登を上がる。途中に源泉と硫黄の吹き出る場所を抜ける。尾根に出たところで三本槍岳へと向かう。この山は福島県境にあり、なだらかな山頂からは那須の山々が一望できる。この後、熊見曽根分岐まで引き返し朝日岳へと向かう。「朝日の肩」にリュックをデポし岩のゴロゴロした稜線をたどる。途中には鎖の手摺りがある。岩場を登って山頂に立つ。天気も上々で胸のすくような大展望が広がる。ここに来られて良かった!
下りルートには、今回の登山の一番の難所があり緊張する。鞍部から少し下ると水平な狭い岩場の巻道となり、鎖場が2か所あった。その先からも石で、でこぼこした急な下りになり鎖の手摺りが付けられていた。前後に人がいるので落石しないように気を付ける。峠の茶屋まで下山してくる。ここでしばらく休憩してから、am11:10頃Pに戻る。この後、入浴、夕食をすませ、那須を出て筑波高原キャンプ場に行く。
町営キャンプ場ロッジ 一人1000円 30畳の広間に我々6人のみの宿泊。快適であった。
7/23(日)曇り 三日目 筑波山(877m) 裏登山コースをいく
1000mに満たない百名山
Am4:50 キャンプ場から車で10分程移動して、ユースホステル跡地から登山道に入る。雨が降りそうな天気だった。筑波山は女体山・男体山の双耳峰からなっている山で100名山の中で最も標高が低い。二つの山の間にある鞍部の御幸ヶ原まで、ゆっくり歩いて50分程で到着。ここですでに標高793m。ここから女体山山頂までは階段を登ってあっという間に着く。途中、ガマの油売りで有名な[ガマ石]がある。山頂には立派な社が祀ってあった。付近はガスっていて眺望は無い。鞍部に戻って男体山に行く。こちらも、同じ様な山の雰囲気だった。
筑波山にはケーブルカーやロープウエイもあって鞍部までは観光などで楽にたどり着けるようになっている。御幸ヶ原には土産物店などがあるが、早朝なので店は閉じていて、朝食などして休憩していたのは登山客だけだったようです。広場の中を見物して歩いていると、いよいよ辺りはガスってきてすぐ先を行く人の姿さえも霞んでくる。関東平野も富士山もここからは全てガスの中でした。
この近くに男女川(みなのがわ)の源流があるという立て看板があった。百人一首にある「筑波嶺の 嶺より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりける」の歌に詠まれた川はこのあたりなんだと知る。暗記させられた学生の頃がよみがえる。
関東の人には、筑波山は遠くからでもよく見えて古来から富士山と並ぶ信仰の山でもあり、なじみの深い山のようでした。