6月13日(木)に乗鞍に行って来ました。雪がかなりあるだろうし花を見るにはまだ早いと思いましたが、雪の乗鞍もまた良いのではとアイゼンを準備して出かけました。
ほおのき平バスターミナルをam6:55分の始発に乗る。天気は上々、青空が見える。この時点での頂上の気象情報は「気温7℃,視界不良、濃霧」。他に乗客なし(時期を誤ったかな)。でも、「今は、(すいていて)いい時期ですよ」とバスの運転手さん。乗鞍スカイラインをいく車窓からの眺望はすばらしく、焼岳、穂高連峰が目前だ。白山も少し遠くに見える。畳平に近づくにつれガスが出てきて景色も霞む。畳平で、少し寒いのでフリースと手袋をつける。
肩の小屋までの間に「コロナ観測所」と摩利支天が霧の中から見え隠れする。眼下にはエコーライン、緑と白の線が美しい。山スキーに来た数人が歩いてる。茶褐色のイワヒバリも足元に来ている。
肩の小屋から剣が峰に向かう。やはり頂上付近はガスで見えない。「グエー」と言う声。雷鳥だ!意外に低い声。岩と岩の間を飛んでいる。2羽いる。
頂上への尾根に出るには大雪渓を横切らねばならない。見下ろすと急な大斜面がもやの中からぼんやりと見える。ここでバランスを崩すと下まで一気に滑り落ちる。緊張する。ここでアイゼンを着ける。
am9:50分 頂上 着。寒さは感じず、吹く風が心地よい。ガスがかかり頂上からの眺望はなし。2人だけで早い昼食とする。他に誰もいない。しばらくして長野県側から単独で来たと若い女性が現れる。ガスが切れるのを待ったがダメそうなので女性と別れて下山開始。彼女はここで昼までガスが切れるのを待つと言う。長野県側からのバスの便は1日に3~4便と悪く、時間調整するのだそう。山スキーの男性たちも板をおいて数人登ってきた。
肩の小屋まで下って来た所で、ガスで もやった雪渓の下から「人がいる~」の声。こちらに向かって若い女の子達が手を振っている。「頂上まで行って来たの、すご~い」「気を付けてね~」と言って雪の上をスキーで滑って行く。ここは急斜面でないので初心者用の練習向けかな。もやも薄れ 緑と白の景色を見ながらどんどん下る。山スキーの人達も多くはないがいる。
畳平のバスターミナルの後ろは一面雪できれいな お花畑が見られるのはまだまだ先でしょう。
帰宅したら岐阜市の気温35,6℃、山県市34℃。猛暑とのことでした。
[おまけ]
帰りの畳平からほおのき平までのバスの中で「穂高よ さらば」の歌が流れました。いい歌です。芹洋子さんが歌っています。ご存じない方はユーチューブでどうぞ