昨日は、「ペコロスの母に会いに行く」の著者の、岡野雄一さんの講演を聴きに行ってきた。
以前に二度ほどブログで紹介したことがあるが、本物に出逢えるとは思っていなかったのでワクワク。
まさに漫画本で読む岡野さんの姿と、同じ雰囲気な姿でした。
認知症の母みつえさんの介護を、長崎弁を交えてユーモラスに。
そして、話の中での「しっかり者の母がほどけていく」という表現が、印象に残った。
「老い」とはそうなんよね~、しっかり、シャキシャキしていた親がだんだんと変わっていく寂しさ切なさ。
「施設に入れたことで罪悪感があったけど、自分の好きなことをしながら仕事もしながら、プチ親不孝の介護でやってきたのが良かった」とも、おっしゃられていた。
施設が近くだったことも幸いだったようです。
介護に振り回されていては疲れるし、辛いですもんね。
講演案内チラシに載っていたカット。
岡野さんはシンガーソングライターの顔も持っていて、最後は演奏しながら長崎弁で歌ってくれました。
ぎこまめの母は認知症にはならんやったが老衰で、父は今思えば認知症になって早くに亡くなっている。
やはり、父親から顔も名前も忘れられるのは、辛かったな。寂しくて切なくて・・・。
認知症だった知人がたまに正気に戻った時に、「意識が途切れるんよ、なしてやろか?ボケてまわりに迷惑かけるのがこわい」て言ってたのを思い出す。
つまり、意に反する行動を恐れてた。・・考えさせられる。