ナツトウダイはトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草です。
ナツトウダイは漢字で「夏燈台」とも「夏灯台」とも書きます。燈明(灯明)の台からきていると言われています。
写真はナツトウダイ満開状態。
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直立した茎の茎葉から5つに枝が分かれひし形の葉が5枚輪生して、そこから2つに分かれ花序をつくり、また2つに分かれて花序をつくりを繰り返して成長します。
上から見ると枝分かれした葉がきれいに平面状になっていて、立体建築のようです。
写真はナツトウダイ花盛り状態です。
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さて、問題はその花序です。写真が花序です。見てのとおりガクも花びらもありません。
お椀のような葉が小総包、蜜をだす腺体、雄しべ、雌しべで構成さている花序を杯状花序と呼び、5つに枝分かれした最初の葉がこの杯状花序の総包になってひとつの花になります。
『杯状花序・・・小さなつぼみに包まれた全体を、花ではなく花序と見るわけは次の通りである。もし、これがひとつの花なら、中心に雌しべがあり、雄しべがこれを取りまくはずだが、この場合は雄しべの数も配列もでたらめである。雄しべ、雌しべのそれぞれが、退化した1個の花で、つぼみは枝先の変形したものといわれる。これも偽花の1種である。』(検索入門 野草図鑑 長田武正著 保育社より)
写真はナツトウダイの花を撮影した物です。
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写真のカニのハサミみたいに見えるが腺体で4つあります。
緑色の丸いのが子房です。
つぼみが開いたところも見えます。つぼみを包んでいた葉を総包といい、この場合は大本ではないので小総包です。
しつこいようですが、これがナツトウダイの花です。
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雄しべひとつずつをそれぞれ雄花、雌しべひとつを雌花と呼び、ひとつの花序には雄花が数個、雌花がひとつつきます。杯から子房が出ています。
しかし、熟さないと雌しべが雌花に雄しべが雄花にならないのです。写真ではよくわかりません。
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(Canon IXY DIGITAL 510IS)2018年4月23日泉自然公園
この花を理解するには、1回写真を撮りに行ったのではまったくわかりません。何度も通うか自分で育てるかしないと不明なところが多すぎます。
花びらを持たないで蜜を出し、立体階層建築の家を作り出す。自然の神秘ですね。
蜜を求めて地面から這い上ってきた歩行昆虫には、まるで立体あみだくじをやっているようですね。
はたまた、飛行昆虫には腺体がヘリポートのように映るかもしれませんね。
ナツトウダイは漢字で「夏燈台」とも「夏灯台」とも書きます。燈明(灯明)の台からきていると言われています。
写真はナツトウダイ満開状態。
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直立した茎の茎葉から5つに枝が分かれひし形の葉が5枚輪生して、そこから2つに分かれ花序をつくり、また2つに分かれて花序をつくりを繰り返して成長します。
上から見ると枝分かれした葉がきれいに平面状になっていて、立体建築のようです。
写真はナツトウダイ花盛り状態です。
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さて、問題はその花序です。写真が花序です。見てのとおりガクも花びらもありません。
お椀のような葉が小総包、蜜をだす腺体、雄しべ、雌しべで構成さている花序を杯状花序と呼び、5つに枝分かれした最初の葉がこの杯状花序の総包になってひとつの花になります。
『杯状花序・・・小さなつぼみに包まれた全体を、花ではなく花序と見るわけは次の通りである。もし、これがひとつの花なら、中心に雌しべがあり、雄しべがこれを取りまくはずだが、この場合は雄しべの数も配列もでたらめである。雄しべ、雌しべのそれぞれが、退化した1個の花で、つぼみは枝先の変形したものといわれる。これも偽花の1種である。』(検索入門 野草図鑑 長田武正著 保育社より)
写真はナツトウダイの花を撮影した物です。
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写真のカニのハサミみたいに見えるが腺体で4つあります。
緑色の丸いのが子房です。
つぼみが開いたところも見えます。つぼみを包んでいた葉を総包といい、この場合は大本ではないので小総包です。
しつこいようですが、これがナツトウダイの花です。
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雄しべひとつずつをそれぞれ雄花、雌しべひとつを雌花と呼び、ひとつの花序には雄花が数個、雌花がひとつつきます。杯から子房が出ています。
しかし、熟さないと雌しべが雌花に雄しべが雄花にならないのです。写真ではよくわかりません。
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(Canon IXY DIGITAL 510IS)2018年4月23日泉自然公園
この花を理解するには、1回写真を撮りに行ったのではまったくわかりません。何度も通うか自分で育てるかしないと不明なところが多すぎます。
花びらを持たないで蜜を出し、立体階層建築の家を作り出す。自然の神秘ですね。
蜜を求めて地面から這い上ってきた歩行昆虫には、まるで立体あみだくじをやっているようですね。
はたまた、飛行昆虫には腺体がヘリポートのように映るかもしれませんね。
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