房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

ミヤマシキミ(深山樒、橘木斛、たちばなもっこく)

2019-04-15 10:51:56 | 写真
『やっと気付いてくれたね。きみはいつも草ばかり見ていて木には目もくれなかった。
気付いてくれてうれしいよ』

きみの声が聞こえててくる。「こちらこそ、見ることが出来てうれしいよ」

きみの名前は、
ミヤマシキミ。漢字で、深山樒。別名、橘木斛(たちばなもっこく)。
ミカン科の日本のミヤマシキミ属(学名に日本が入っています)。樹高1m前後の常緑低木です。

山にあってシキミの葉に似ていることからミヤマシキミと名前がついたようですが、樹高が低いことと、果実がマンリョウに似ていてマンリョウより大きいのでオクリョウと呼んでいた時期もあったようで、庭木にされています。

「こんにちは」


葉の上の茎に半球上の円錐花序をつけます。

よく見るとあっちこっちにたくさんの花をつけた円錐花序があります。


雌雄異株です。単純に、雄株の雄花には黄色い葯のついた4本の雄しべが、雌株の雌花には葯がない細く退化した4本の雄しべと子房と先が扁平4裂した柱頭が1本あります。

雄株の雄花です。ここに見えるのは雄株なので果実はつきません。


三大毒木と呼ばれているようで、葉と果実に毒があります。特に葉に多いそうです。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)

三大毒木とネットに書かれていましたが、ひとつは日本三大有毒植物のひとつの「ドクウツギ」でしょうが、もうひとつはなんなんでしょうね。


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