紫色の小さな花が咲いていました。
草なのか、木なのか。見た目がうっそうとしていてよくわからないです。葉の奥のほうを分けて見ると茎は木肌に見えました。
いつも最初に植物名を調べる植物図鑑サイトは
「野山の草花・木々の花」植物検索図鑑
です。
[ 図鑑検索 ]から、[ 木本 ][ 紫色系 ][ 10月 ]をチェックして検索した結果、クコでした。
クコ。漢字で、枸杞(くこ)。学名は、『ナス科クコ属の支那産の種』で、落葉低木です。原産地は中国から日本にかけた東アジアですが、日本には平安時代に中国から渡来したようです。外来種だろうけど、もはや在来種かな。
樹高1~2mの落葉低木です。背は高いです。
枝はあっちこっちに伸びているので、花はひざの高さから手を伸ばしても届かないところまで植物全体に咲いています。
ナス科なのに木です。
クコは植物全体の実、花、根、葉すべてが薬用、食用です。ナス科にしては珍しいです。ナス科は毒を持っているという印象が強いのですが、薬用です。
実は、疲労回復、強壮
根は、血糖低下、解熱、強壮
葉は、高血圧症、動脈硬化予防
という具合にそれぞれで効能が違います。
薬草の図鑑によると効能はまとめて、『滋養強壮、せき、たん、糖尿病、糖尿病合併症、高血圧症、疲労回復』となっています。
花びらが5枚の花に見えますが、クコはナス科なので漏斗状の花びらで、深く5裂して5枚の花びらに見えます。
(Canon IXY DIGITAL 510IS)
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