リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

冬至で若返る?

2019-12-22 13:51:26 | 日記
今日(22日)は冬至、待ちに待ったうれしい日です。
 
言うまでもなく、北半球ではこの日、太陽は一年で一番低い位置に来て、
昼は一番短く夜が長い日です。
春分、立夏、夏至など二十四節気のひとつで、今年は22日ですが年に
よっては21日の時もあります。
 
冬至の翌日から徐々に日脚が延びることから、中国や日本ではこの日は
「陰」の極みで、翌日から再び「陽」にかえり、幸運に向かっていくると考え
られてきました。
「一陽来復」、この日を境に運が向くとされています。
 
冬至を契機に太陽が戻ってくるのを、上昇運ととらえるわけですね。
そんな暦の上のいわれを感じてか、以前から冬至は待ちわびた「嬉しい日」
と思って来ました。
晩年の人生に入って、日がだんだん短くなることは、命の炎も先細りにな
っていく寂しさに重ねて、何となく心が沈んできたものです。
日が早く暮れる夕方、薄い墨を流すように暗くなる時刻が、特に寒々して気
が重い。
早く日脚が伸びて明るい陽射しが戻って来ないかなあ、と思い続ける秋から
初冬の頃・・・一年で一番嫌いな、陰鬱な季節です。
 
 
「冬至冬中冬初め」・・・本当の寒さはこれからですが、明日から幸運に登って
いく日々です。
その先には「山笑う」花咲く春があり、心躍るうれしい限りじゃないですか。
 
その幸運をもたらしてくれる冬至の縁起の良い食べ物ものに、「ん」が二つ付く
「冬至の七種(ななくさ)」があるそうな。
  なんきん
  きんかん、
  にんじん、
  かんてん、
  れんこん、
  ぎんなん、
  うんどん(うどん)、
・・・とか。
どれか一つずつでも今夜の食卓に載せて美味しくいただいて、もう少し長生き・・・
いえ、若返りしましょうか。
勿論お風呂には、ぷかぷか柚子を浮かべて…
 
   物干の影に測りし冬至かな   子規
 
     <冬至の長い影・・・2日前の写真で>