リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

クリスマス、セピア色の想い出

2019-12-26 12:02:50 | 日記
クリスチャンでもないのに、やれイブだ、クリスマスケーキだ、七面鳥だ
と大変賑やかな日本列島でしたなあ。
「会ったこともない他人の誕生日を世界中で祝うなんてのは、まさに大
変なことだ」と、映画監督でCMディレクターのグ スーヨンさんが新聞の
コラムで書いておられる。
会ったこともない他人の誕生日・・・勿論、かのイエス・キリストさんのことで
すが、考えてみれば全く関係のない赤の他人からも誕生日を祝ってもらう
なんて、キリストさんも驚いているでしょうな。
クリスマスに大騒ぎする日本人、考えてみれば何と不思議な民族でしょう。
という私も、イブには七面鳥の太い脚をかぶりつきましたけど・・・
 
まあ、マクラはそのへんにして、これから本題。
実は私には、クリスマスの懐かしくほの温かい思い出があるのです。
 
もう50年ほど昔のことでしょうか、上の娘が小学校6年生のころの話です。
学校で「サンタさんから贈りものが来た」と友達に嬉しそうに見せびらかして
いたら、生意気なガキから「サンタなんかおらへんのやで。プレゼントはお前
が寝た後、親が枕元にそっと置いていくんや」と、ばらしたそうな。
学校から帰った娘は母親に、
「サンタはおらへんの?プレゼントはお母さんとお父さんがくれたん?」
半べそでマジに問いただしたそうな。
ママは「子供の夢を壊したのはだれや」とプンプンだったが、いつかはばれ
ることを覚悟していたようで、娘にほんとのことを話して聞かせたようだす。
 
娘はなぜ小6になるまでサンタさんを信じていたのか、それにはわけがあります。
当時、サンタの国フィンランド・サンタクロース村に手紙を出すと、サンタさんから
国際郵便で返事が来るようになっていました。
(現在でもあるのかなあ)
娘は小さいころからせっせと手紙を書き、そのたびに返事をもらっていました。
娘の手紙を投函する前に、ママが「盗み読み」して希望の品を取り揃え、娘の枕
元に置いていました。
眠っている娘の枕元にプレゼントを置くときは、目を覚まして気づかれないか、
二人でドキドキしたのを今も鮮明に覚えています。
 
そんなわけで、娘は小6になるまでサンタさんを信じ切っていたのです。
いつかはばれることは分かっていたけど、もう少し可愛い夢のままでいさせたかったなあ、と思わないでもありませんでした。
若かった楽しい子育て時代のクリスマス・・・セピア色の、懐かしい思い出です。
 
その娘も今は50代、子供たちも社会人になって親元から離れて暮らしていますが。
 
   小学校卒業の時、担任と(中央が娘)