植物って、たくましいなあ、とつくずく思う。
「ド根性大根」が話題となったのは、いつのことだったか。
調べたら15年前の2005年、兵庫県相生市で道路端のアスファルトを
突き破って立派な大根がにょっきり出たという。
たくましい生命力が話題となり新聞にも載って、相生市では記念にイベン
トが毎年開かれたとか。
それ以来各地でニンジン、サツマイモ、キャベツなど「ド根性野菜」が相次
いで話題となったという。
ド根性・・・は、野菜ばかりじゃない。
私が見つけただけでも、ロベリア、ユリ、ビオラ・・・こんな可憐な花でも、
道路端のアスファルトを破って芽吹き花をつけ、ド根性ぶりを発揮している。
アスファルトの隙間に零れ落ちた種子が、わずかな土の中で真夏の炎暑、真冬
の寒い日々をじっと耐えて春には芽を出し、やがて花を咲かせてきた。
文字通り吹けば飛ぶ極小の種の中に蓄えた生命力、そのたくましさに驚嘆する。
そして健気に生きる小さな命が、こよなく愛おしい。
最近3年間、身近で拾ったド根性花3題。
<今年・・・ロベリア>
<昨年(2019年8月)・・・タカサゴユリ?>
<一昨年(2018年5月)・・・ビオラ>