グローバルライフ株式会社 | Global Life スタッフです。
今週末辺りには関東も梅雨明けが見込めるとのことですが、
梅雨が明けるとやってくるのが本格的な夏。
夏は海や花火などイベントも目白押しで楽しいことがたくさんですが、
その反面いろいろと厄介な問題も…。
その中でも本日注目するのは「熱中症・脱水症・熱射病」について。
【熱中症・脱水症・熱射病の豆知識】
◆原因と症状
～ 原因は水分＆塩分不足 ～
夏は気温が高い季節。
そうすると自然と体温も上昇します。
その熱を下げるために、人間の体は発汗します。
この汗に含まれるものは水分だけではありません。
水分と共に塩分も含まれており、
汗が出る状態を長時間放置しておくと脱水症状になります。
この脱水症状がきっかけで、熱中症や熱射病へと症状が移行していくのです。①脱水症状
脱水症状になると血液の量が減り、血圧が低下します。
必要な栄養素が体に行き渡らなくなり、老廃物を排泄する機能も低下します。
その結果、食欲不振となったり、脚がつったり痺れたりします。
この脱水症状が、熱中症などを誘発する元になります。②熱中症
熱中症とは、気温が高い環境で起こる健康障害の総称です。
体内の水分や塩分バランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、
体温上昇、めまい、倦怠感、痙攣、意識障害などの深刻な症状へと繋がっていきます。③熱射病
熱中症のひとつの症状です。
脱水症が進むことで体温の調節機能が働かなくなり、体温が40℃を超える高温となった時、脳の体温調節中枢機能が麻痺した結果起こります。
意識障害やショック状態になる危険性の高い症状です。
熱射病が原因で死亡することも稀ではありません。◆治療法とセルフケア
～ 涼しい環境と冷却 ～
室内では空調機を活用し、適度な気温と湿度を保つよう心がけましょう。
外出先などで体調に異常を感じたら、すぐに風通しの良い日陰やクーラーが効いている室内へ入りましょう。
服装もボタンをいくつか外す等して風通しを良くし、体内に籠った熱を逃がすことが重要です。皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで仰ぐことにより体を冷やすのも良いでしょう。～ 水だけでなく塩分補給も ～
人間の体内から汗として流れ出るものは水分だけではなく塩分も含まれています。
その為、水分を補給する際には、同時に塩分補給も行いましょう。
スポーツドリンクや経口補水液、もしくは水や麦茶に対して塩や梅干を足して補給するのも良いでしょう。
ただ、緑茶やウーロン茶に含まれるカフェインは利尿作用があるため、水分補給の意味では避けた方が良いでしょう。
この他にも日ごろからできることとして、
「こまめな水分補給」が大事です。
また健康状況は毎日チェックし、少しでもおかしいと感じることがあったら、無理をせずに様子を見るなどして適切な処置を行いましょう。
熱中症などは暑さだけが原因ではなく、湿度の影響も大きいです。
その為、夏になるから備えるのではなく、
梅雨のこの時期にも注意をしておきたいところ。
原因や対処法をしっかり把握して、
これらの症状に悩まされることなく
この夏を楽しく過ごせるように心がけましょう。
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