ハリソンさん、アラベラさんにハート・ブレイクしちゃた後でもあって、
第14話のお終いの方で本屋さんにも言ってあったように、
フランスで ♪ センチメンタル・ジャーニー ♪
しちまいましたとさ ―― 。
それで、
1763年4月から7月の間各地を放浪。
プロヴァンス地方の、ある村に11月初旬まで滞在。
11月末にパリに戻る。
12月から64年の5月まで、
カフェ・ブルトンに下宿しながら、
家賃代わりに店の跡取り娘マリアンヌさん&
店の客相手に英語を教える。
その後、ロンドンへと戻って来て、
一旦ヨーク州にある、クラングベルフィールド村の自宅にも帰る。
12月にまいけるっち一家と一緒にまたロンドンへと来て、
トリストラム・シャンディ氏がらみの用事を済ませた後も、
7月末まで滞在していた。
―― という所から、
第16話が始まります。
ハリソンさん、 「 いっそ死んでしまいたい。 」
― とまで思い詰めながら、
〈 ふらんすひとり旅 〉 していたのに、
ジェヴォーダンの獣さん出没とは、ちょっと時期がずれて、
遭って食われずに済んでしまいましたね!
一方、ヨアネス・クリュソストムス・ウォルフガング・テオフィール・モーツァルト ( 長っ! ) さんは、
1763年1月18日にパリ着。
64年4月23日にロンドン着。
65年7月24日、
フランスのカレーへと向かうためにロンドンを立つ。
8月1日、カレーで英国館泊。
―― らしいですな。
…ちなみに、英国館というのは、当時のカレー市にあった、
有名ホテルで、本物語の第1~3話でハリソンさんが泊っていた、
英国ホテルのモデルになった場所です。
その時にも書きましたが、ここの主人のデサン氏は、
ヨアネス・クリュソストムス・ウォルフガング・テオフィール・モーツァルトさんが、
未来には、ローレンス・スターン聖下をはるかに凌ぐつーか、
比べようもないくらいの18世紀の超有名人、
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトさんになるというのには、
気付けなかったようです…。
* * * ついでに本ページのネーム * * *
ハリソンさん、自分で 「 天才少年だった。 」 ― なんて言ってますが…。
今日の続きは明日。