Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年9月14日(水) 着物ドレスとファッションショー

2011-09-15 | 講演/写真展 海外にて

「タリン・ファッション・ウイーク」の
オープニングがありました。

最も印象に残ったのは、
ギリシャ彫刻を思わせる美しいドレス、
神秘的な雰囲気のモデルでした。


下の写真は ブダペストの 「ポントン・ギャラリー」で展示した
私の<デザイン+制作>の着物ドレスです。
美しいモデルに着て欲しいなと・・・。

特に、写真一番左の「お月見の夜会」ドレスは
若い女の人に一番人気のドレスでした。
背が高い金髪美人がよいかしら。





今,ブダペストの写真の整理中。
お客さんとのお話に忙しく、なかなか自分で撮影できないので
宮口香保里ちゃんと、ポントンギャラリーのシャンドールさんの撮影が主です。
二人とも、がんばってたくさん撮ってくれました。
ありがとうございます!

写真整理で飛び出したのは、祖母の簪や櫛。
螺鈿、象牙、蒔絵・・・昔は、こういうのを芸妓さんみたいにつけていたのですねぇ。



2011年9月12日(月) ブダペスを後にして・・・ タリン着

2011-09-13 | 講演/写真展 海外にて
去りがたい気持ちで、ブダペストから飛行機に乗り、
次の会場となるタリン着。

写真を撮ったり、いろいろ手伝ってくれた宮口香保里ちゃん、
引き続き一緒にタリン着。
ありがとう。

ブダペストでの展覧会の反響がさらに広がり、
9月10.11日は、
東洋美術館や、モホイ=ナジ芸術大学を案内していただきました。

統計がようやく出て、結局、オープニングの夜+4日間で約3500人の入場者で、
ギャラリー始まって以来、ダントツの盛況だったとのこと。
私はホッとして、
館長さん、準備のアシスタントの方、大学の学長さんが大喜びしてくださいました。

訪問者や大学関係から、ハンガリーの人たちの織物や染物、図案に対する考え方を聞きました。
ハンガリーにも民族衣装の伝統があり、日本と同様に模様によりさまざまな意味があり、既婚・未婚の衣装の違いもあったそうです。
織りも、時代により、地方により、さまざまな種類があります。


このため、日本の西陣や友禅、絞りなどの技法への関心が一般的に非常に高いのです。
Shibori とか Nishijin Yuzen という言葉を知っている人がたくさんいます。



想像をはるかに超えて収穫が多かったのは、
皆様のおかげです。


シュディ大使夫人の心からの、並々ならぬご尽力(一年以上前からブダペストでのさまざまな手配や準備をしてくださいました)
には、感謝しきれません。
マートンバシャールのベートーヴェン博物館へも連れて行っていただき、
本当に感謝感謝です。

日本では、写真のモデルになってくださった芸妓さん舞妓さん、
都をどりの着物を展示のために化してくださった田畑先生、
舞妓さんの衣装を貸してくださった中里さんのおかあさん、
だらりの帯や裾引きを下さった西陣織会館の方々、
組合の方々、
総絞りの振袖を貸してくださったお友達の尽力もあり、
本当にありがたいことです。
(もちろん私も、皆さんに負けじと、夜を日についでがんばりました。)

ブダペストでの準備の日々も懐かしい!


常に骨身を惜しまず、一年前からブダペストで準備を続けてくださり、
毎日手伝ってくださったエリカ・シュディ元・在日ハンガリー特命全権大使夫人と展示着物を選ぶところ。もちろん着物にも詳しい方です。


オープニング数時間前から来てくださった記者ペーターさん。その他、たくさんの記者の方々がお越しくださいました。
ネット新聞に多数載っています。


早々にお越しくださった 伊藤ハンガリー特命全権大使


ハンガリー語の「Gesak]を持って、ブダペストから80kmも離れた町からお越しくださった読者の方。




展示の力仕事を一手に引き受けたシャンドール!
彼は私と同じで、ビールが好き。

たくさんの思い出とともに、
ハンガリーでお会いした数え切れないほどの人々の姿がよみがえります。


最終日の夜、ようやくスタッフ全員で写真を撮る時間ができました。
向かって右から、シュディ・エリカ大使夫人、館長のアシスタント:ワイダさん、館長のリタさん、私、シャンドールさん、香保里ちゃん、通訳でシュディ大使の会社のスタッフでハンガリー日本学生友好協会副会長のアンナさん。

皆さん、心より、ありがとうございました。

2011年9月10日(土) オープン以来、訪問客最多、満員御礼! ポントン・ギャラリーより

2011-09-10 | 講演/写真展 海外にて
熱心に見学する人の多さにも驚きます。

常に30~50人くらいの人がギャラリーにいらっしゃいます。
今日が最終日。
7年前にポントン・ギャラリーがオープンして以来、
すでに入場者最多記録だそうです。


数え切れない人たちと一緒に写真を撮り、本やノートにサインすることになりました。
この華やかな振袖は、私が17歳のときに作ってもらい、成人式や初釜に着ました。
たんすの奥で眠っていましたが、入口正面に展示されてスポットライトを浴びています。幸せな振袖!

適当に見て帰ってしまう人は一人も居なくて、質問する人が多数です。


ゲストブックから・・・





日本語ができる人の多さに驚きます。





2011年9月6日(火) オープニング「着物との対話」 ブダペスト

2011-09-09 | 講演/写真展 海外にて
9月6日17:00から
ブダペストの「ポントン・ギャラリー」
オープニングと講演会には、
在ハンガリー日本国大使館特命全権大使伊藤哲雄氏、
元・在日ハンガリー大使館特命全権大使夫人シュディ・エリカ氏、
モホイ・ナジ芸術大学副学長、
東洋美術館館長ファイチャック氏、
ポントンギャラリー館長リタ・マリア・ハラーシー氏など、
日本関係。ハンガリー関係、芸術関係のさまざまな方々がご列席くださいました。





私の本の読者など、500人くらいお越しくださり、講演会の部屋は席がまったく足らず、床に座る人、立ち見の人たちが、長い列をつくり、壁の間の通路からも覗き見る人がいらして、本当にびっくりしました。ありがたいことです。
展示着物は、都をどりの着物、舞妓の裾引き2枚、芸妓の裾引き1枚、舞妓のだらりの帯1本、芸妓の帯2本、そう絞りの振袖一枚、花嫁の打掛1枚、私の振袖1枚、舞妓と芸妓の写真:50枚、簪10点、花名刺、口紅などの小物の展示もしました。










この続きの画像は、また明日。
なかなかブログの時間が取れません。
大入りどす!

引き続き、
ハンガリーの方々の日本への関心の高さについて、続きを書きます。l

2011年8月28日(日) 「相原恭子 展覧会」 おいでやす!

2011-08-28 | 講演/写真展 海外にて

ヨーロッパにおいやしたら、
観にきとくれやす!


ハンガリー/ブダペストにて

「着物との対話」
相原恭子展覧会 ~写真展・着物ドレス展・着物展~

場所: 「モホイ=ナジ芸術大学」付属「ポントンギャラリー」
期間: 2011年9月6日(火)~11日(日)
オープニング・セレモニー: 9月6日(火)17:00~18:00
  引き続き、18:00~19:30 講演「着物との対話」



写真展:
舞妓、芸妓、職方の写真(パネル)

着物ドレス展:着物の反物で作ったドレス
1、クレオパトラの裾引きドレス
2、お月見イブニングドレス
3、バラトン湖の夏
4、五ツ紋の聖夜
5、アールデコのアミューズ
 →これら、私のデザイン制作+ネーミングです。

着物展:
1、「都をどり」の着物(絵羽)
2、舞妓のだらりの帯 ①
3、舞妓のだらりの帯 ②
4、舞妓の裾引きの着物
5、総絞りの振袖
6、西陣で織られた振袖
7、花嫁の打ち掛け
8、京友禅の振袖
9、私の振袖

さらに、簪、花名刺など、小物の展示もあります。


2011年8月2日(火) さらに広く深く 「個展」

2011-08-02 | 講演/写真展 海外にて
昨日も一昨日も、写真やら、最終的な講演原稿の準備やら、展示方法について、
こちらでの準備や、現地(タリン+ブダペスト)とのやりとりが続き、
息つく間もなく過ぎ、このまま9月に突入しそうな状況。

東京の皮肉な友人が常々言う、
「自分で書いてたら、あなた、もはや作家じゃないのよ!」
「自分で撮って、自分で整理してたら、もはや、カメラマンじゃないのよ!」
という声が、遠くから聞こえてくるような気分であった。

人にやらせて、大量生産して、売れ~・・・
今や外見が9割なのだから、調べたり書いてる閑があるのなら、
エステに通うなり、そっちへ時間を割くべきだ! という、
彼女の言うところの「世の常識」を、早く理解しろというわけである。
(もう一人の私である「伊達屋酔 狂子」によれば、「常識」といのは、いつの時代も、良識や論理性を求めるには非常に難しい意味合いを内包しているものである。)

さて、元の話に戻ると、
写真と一口に言っても、
1、美術館のスクリーンで流しておく写真、
2、講演の時に見せる写真、
3、カタログに使う写真、
4、A1以上おのパネルにして写真展に使う写真をそれなりに選び、
整理し、キャプションや原稿をつける。

ブダペストやタリンでは、
私の展覧会と講演会のために、
ボランティアで、
大使夫妻、大学の先生方、
キュレータやデザイナーの方々など、
地位のある方々がスタッフに頼まずに、
自らスポンサーを探したり、
オープニングセレモニーの準備をしたり、
招待状やポスターのデザインをしてくださっている


私以外は皆、地元の外国の方々である。
「いっしょにやりましょう!」
そういう一体感は、むしろ外国で感じる事が多い。
とても幸せな気持ちになる。


そして、二十代の大学生の頃からそういう外国の方々と出会い、
お付き合いさせていただき、
海外との交流がずっと続いているのだと改めて思う。

2011年7月22日(金) 写真展と着物ドレス展覧会(ドレス制作の方々)

2011-07-22 | 講演/写真展 海外にて
横須賀のお友達の尽力で、
着物ドレス(仮称)の制作 を手伝ってくださる方たちとお会いしました。

私は幼稚園から小学校低学年の頃、つまり、
物心ついて最初になりたいと思った職業は、
デザイナー(服飾)か、大学の先生でした。

だから、デザインするのはとても好きというか、いつも何か考えているのです。

そのデザインはトップシークレット(?)ですが、
来月、物凄いスピードで仕上がりそうです!!!

さらに、総絞りのお振袖や、漆箔のお振袖など、
素晴らしいお着物を貸してくださった方もありました。

ハンガリーやエストニアの会場で、
展示させていただくことにしました。


ホンマに「光栄どす!」

今日は、その後、さらに
「湘南ツーリズムを語る会」があり、皆さんとたくさん語り、
たくさん飲んだ(?)夜でした。



2011年7月21日(木) 個展会場 「ギャラリー・ポントン」(「モホイ=ナジ芸術大学」)

2011-07-21 | 講演/写真展 海外にて
シュディ大使夫人が送って下った「ギャラリー・ポントン」の写真です。
ここで、個展をします


2011年9月6日(火)18:00~ オープニングセレモニー。
会期は9月11日午前中までです。


「ブダペストまで、観に来とくれやす!
日本からお越しくださるお方は、
オープニングへご招待どす。」

英国Calrton Books から刊行された
私の英語の本「Geisha」が、既に2001年にハンガリー語に訳されており、
著者インタビューなどがあり、何度かブダペストのTVやラジオに出演しています。
今回は、マスコミ関係、大学関係、美術・写真関係、シュディ大使夫妻のお友達、お仕事関係の方々、旅行関係の方々も、多数おみえになります。

王宮近くにあり、歴史的で重厚な構えのエントランス。
ロマンチックな雰囲気で、素敵なところです




160㎡を越える展示スペース。いくつもの部屋に分かれております。
何だか楽しみ・・・。


今から、出かけなければならず、続きは明日に・・・。