去りがたい気持ちで、ブダペストから飛行機に乗り、
次の会場となるタリン着。
写真を撮ったり、いろいろ手伝ってくれた宮口香保里ちゃん、
引き続き一緒にタリン着。
ありがとう。
ブダペストでの展覧会の反響がさらに広がり、
9月10.11日は、
東洋美術館や、モホイ=ナジ芸術大学を案内していただきました。
統計がようやく出て、結局、オープニングの夜+4日間で約3500人の入場者で、
ギャラリー始まって以来、ダントツの盛況だったとのこと。
私はホッとして、
館長さん、準備のアシスタントの方、大学の学長さんが大喜びしてくださいました。
訪問者や大学関係から、ハンガリーの人たちの織物や染物、図案に対する考え方を聞きました。
ハンガリーにも民族衣装の伝統があり、日本と同様に模様によりさまざまな意味があり、既婚・未婚の衣装の違いもあったそうです。
織りも、時代により、地方により、さまざまな種類があります。
このため、日本の西陣や友禅、絞りなどの技法への関心が一般的に非常に高いのです。
Shibori とか Nishijin Yuzen という言葉を知っている人がたくさんいます。
想像をはるかに超えて収穫が多かったのは、
皆様のおかげです。
シュディ大使夫人の心からの、並々ならぬご尽力(一年以上前からブダペストでのさまざまな手配や準備をしてくださいました)
には、感謝しきれません。
マートンバシャールのベートーヴェン博物館へも連れて行っていただき、
本当に感謝感謝です。
日本では、写真のモデルになってくださった芸妓さん舞妓さん、
都をどりの着物を展示のために化してくださった田畑先生、
舞妓さんの衣装を貸してくださった中里さんのおかあさん、
だらりの帯や裾引きを下さった西陣織会館の方々、
組合の方々、
総絞りの振袖を貸してくださったお友達の尽力もあり、
本当にありがたいことです。
(もちろん私も、皆さんに負けじと、夜を日についでがんばりました。)
ブダペストでの準備の日々も懐かしい!
常に骨身を惜しまず、一年前からブダペストで準備を続けてくださり、
毎日手伝ってくださったエリカ・シュディ元・在日ハンガリー特命全権大使夫人と展示着物を選ぶところ。もちろん着物にも詳しい方です。
オープニング数時間前から来てくださった記者ペーターさん。その他、たくさんの記者の方々がお越しくださいました。
ネット新聞に多数載っています。
早々にお越しくださった 伊藤ハンガリー特命全権大使
ハンガリー語の「Gesak]を持って、ブダペストから80kmも離れた町からお越しくださった読者の方。
。
展示の力仕事を一手に引き受けたシャンドール!
彼は私と同じで、ビールが好き。
たくさんの思い出とともに、
ハンガリーでお会いした数え切れないほどの人々の姿がよみがえります。
最終日の夜、ようやくスタッフ全員で写真を撮る時間ができました。
向かって右から、シュディ・エリカ大使夫人、館長のアシスタント:ワイダさん、館長のリタさん、私、シャンドールさん、香保里ちゃん、通訳でシュディ大使の会社のスタッフでハンガリー日本学生友好協会副会長のアンナさん。
皆さん、心より、ありがとうございました。