Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年11月2日(水) 「祇園をどり」 京都花街・祇園東

2011-11-02 | 京都花街

昨日、祇園東の組合長さんにお会いして、
「祇園をどり」を観ました。

11月1日(火)から10日(木)まで、
毎日 (第一回/13:30~、第二回/16:00~)公演。


場所は「祇園会館」(祇園石段下)どす。

番組 「玩草品様々(もてあそびぐさしなのさまざま)」全七景

愛らしいお人形がテーマ。
あっという間にフィナーレ「祇園東小唄」。
楽しめる舞台どっせ。

ちなみに、
茶券付観覧料 4000円
観覧料    3500円
茶券      500円
プログラム   500円
どす。


2011年11月1日(火) お茶屋さん

2011-11-01 | 京都花街

昨日は久々に某お茶屋さんを訪ね、
おかあさん、おねえさんとお話して、
何だか楽しく、良い気分。

おねえさんにお着物について色々教えてもらい、
さらに色々教えてもらい・・・
おかあさんにヨーロッパの展覧会と講演会の写真を見てもらって、
知らぬうちに数時間が過ぎて・・・。

午前中は白いハンカチに
色をさし(友禅染め)、
こんな蝶が飛んできて欲しい!
という
私の 「理想の(?)蝶」を描いて
自己(?)満足。



2011年8月13日(土) 「京都花街ファッションの美と心」

2011-08-13 | 京都花街
時々、PCに向っていて辛気臭く(?)なると、
気分転換に 自分の名前を Google に入れて検索してみます。

今日はたまたま、
どなたかわかりませんが、あるブログに、
私の新刊 『京都花街 ファッションの美と心』(淡交社)
について書かれているのが目に入りました。

・・・写真集にちょこっと解説がついているお手軽な本かな?と思ったら、意外に踏み込んだ奥深い内容で考えさせられた一冊。著者は、英国の出版社から「ヨーロッパに造詣が深く外国人に日本を語れる日本人」に選ばれたそう。稀有な才能ですね。
今や、日本の伝統文化は日本人より欧米の趣味人の方が詳しいんですねえ。自国の文化を語れないのは、ちょっと、恥ずかしいかも……勉強だ!・・・


とあり、
熱心に読んでくださる方がいるというのは
著者としては嬉しいものです。

日本人の美意識の原点が、
今も、舞妓や芸妓のファッションに生きている。
源氏物語や、樋口一葉、泉鏡花、吉井勇や菊池寛などの作品には、
登場人物の人となり、立場や個性を描く際に、
盛んに着物や髪形について描写されている。
そんな時代の日本人の「姿」を支える職方の数は、減ったとはいえ、
今も続いている。

私はそれを紐解くことが、
日頃私たちが忘れていて気づかない日本人の心や、
アイデンティティーを探る
一つの試みとなるだろうと考えたのだ。

2011年6月23日(火) まだ書くことあったの?

2011-06-23 | 京都花街
新刊書を早くも見てくれた知人が、
「まだ(京都花街について)、書くことあったとは!?」
と、連絡をくれた。

彼は前から、今までの本、
特に「京都 舞妓と芸妓の奥座敷」「未知の京都」
京都花街もてなしの技術」で、私が
すべて書きつくし、これ以上書く事柄など
『ないに決まってる!』から、
『困るだろう?』と、皮肉に言っていたものだ。


書く事がなくなれば、それはそれで、仕方がないけれど、書く事は無尽蔵だ。

彼は、今までにも、
「舞妓さんのお道具帖」
「舞妓さん マナー集」
が出たら、
『何だ、まだ書くことあったのか???』と連絡をくれた。

そして今、また、
『何だ、まだ書くことあったのか???』と、同じ連絡をくれた。

たとえば、一人の人を撮影するにも、
アングルは無数にあるし、
その人の心のあり方も常に同じではないから
表情も常に異なる。
如何様にも、撮影できる。

ゆえに、
一つのことに対しても、様々な角度から、
書くことができると思う。

一つのことから人は(私は)様々なことを思いめぐらせ、考えあぐねるのだ。

色々な事が興味深い。
だから、こうして生きている事も、無尽蔵に興味深く、やっぱり、
そうしていられること自体、幸せなのではないだろうか。



2011年5月20日(金) 会食愉し さらに 「芸妓さん・舞妓さんの団扇」に遭遇

2011-05-21 | 京都花街
今日は、東京の某所で、出版社の方々と会食。
お誘いくださって、ありがとうございました!

皆さん博学。
お話は、各地の旅、ダイビング、山登り、音楽、オペラ、ドイツ、聖歌隊、三味線、能、映画、時事問題(?)、小説、ビール、人との縁・・・お話に花が咲き、4時間以上もおしゃべり続き。本当に良い時でした。


その店に、良く知っている京都の芸妓さんや、親しくしている芸妓さん・舞妓さんの団扇が飾ってあって、びっくり。

「まあ、懐かしい!」
東京で遭遇すると、そんな気になる。

下の写真は、京都で撮影
したものです。実際は、さらにたくさんならんでいて、「壮観」でした。




2011年5月7日(土) 色香も妙なり乙女の裳裾

2011-05-07 | 京都花街

次の間に 君の脱ぎたる舞ごろも ありてなまめく夜半なりしかな」 吉井勇

色香も妙なり乙女の裳裾・・・」 謡曲:「羽衣」より

「白い衿あし ぼんぼりに・・・」(祇園小唄 長田幹彦)

こういう情緒、現代においては、
「説明しないと、わかりません」と言われてしまうのかしらん。

「衿足」と言っても、
「ああ、『首もと』 のことですね」なんて思われそうです。

首もと、手羽もと・・・、焼き鳥屋さんにもあるかいな。

2011年4月27日(水) 明日から 「京都花街ふぁっしょん展」

2011-04-27 | 京都花街
京都の新聞社、ラジオなどの方々が、
明日からの「京都花街 ふぁっしょん展」
(京都駅前地下街ポルタにて。5月8日まで、11日間 開催)
のインタビューをしてくださった。


私の著書や仕事をずっと見ていてくださる長年のお付き合いのマスコミ関係の方や、
会期中に取材に来てくださる新聞社の方もあり、
「嬉しおす。ありがたいことどす!」

関西、東京方面の友人知人も来てくださるので、
久々に会うのを楽しみにして居るところです。

気が向いたら、一見さんも、ぜひ立ち寄ってくださいね!



仕事を機に、改めて、人とのつながりを実感できるのは幸せです。
皆さん、ありがとうございます。

2011年4月4日(日) 「京おどり」と「都をどり」

2011-04-04 | 京都花街
昨日は上七軒の「中里」さんで、

私の三味線、さと幸さんの唄で「祇園小唄」
  舞は、初々しい舞妓ちゃん二人。


さと幸さんの三味線、秋谷さんの唄で「花見踊」。
  舞は、島田も美しい尚そめさん。


私も若ければ(?)地方にさせて、もらえへんどすやろか。

北野をどりの会場では、被災地への募金を舞妓ちゃんが募り、
チャリティーになさるとか。

近畿でも経済への影響が出ている中、
経済が日本各地で急速に縮小してしまうのも、
心配。

少しでも、出来る範囲で、
今まで続けていた事を続けてゆくことが、
大切かもしれない・・・と友人と話していた。

今日は、宮川町の「京おどり」の後、祇園甲部の「都をどり」へ行ってきます。

2011年4月3日(日) 恒例 北野をどり

2011-04-03 | 京都花街

もう10年くらいになるだろうか。
毎年、4月にお友達と「北野をどり」とお座敷へ行くようになった。


東京、横浜、北海道、静岡など、各地のお友達が、
春の花街の「をどり」を機会に、年に一回集まるのは嬉しいことだ。

毎回、常連の友人達に加え、新しい人が何人か加わる。
新しい出会いも、皆が楽しみにしている。


細く長く続けて行けたら、いいなと思う・・・。


2011年4月1日(金) 舞妓ちゃんの簪

2011-04-01 | 京都花街

4月の舞妓ちゃんの花簪



桜に銀の蝶が飛ぶ。
春の喜び。


花街に限らず、昔の日本人は着物ファッションに季節を取り入れ、
その季節感に小さな生命の息吹を感じ、それを愛でてきた。

改めて、自然の動き、生命の小さな躍動に目を向けてみたい。
そんな気持ちになった4月1日だった。

2011年3月31日(木) 春の舞台

2011-03-31 | 京都花街

被災地や原子炉のニュースに、心を痛める日々。
何とか、様々なことが良い方向に向って欲しいと、毎日、祈り続ける。

そんな中、京都花街では、春の舞台が始まっている。

北野をどりは、3月25日~4月7日
都をどりは、4月1日~30日
京おどりは、4月2日~17日
の日程だ。

花街の舞台が始まると、京都では春を感じる。
大震災の後、寒い3月が続き、桜の開花も遅れているが、
暖かい春が、早く着て欲しい。


「都をどり」

2011年2月28日(月) 襟替えとお店出し

2011-02-28 | 京都花街
XX町の細い路地を歩いて、
午前中からXXXさんの「襟替え」。

本日、「襟替え」と同時にooちゃんの「お店出し」。
妹を引いて出るXXXさん。

「おめでとうさんどす」

華やかな日。
お目出度い日。
晴れやかな気持ち、伝わってきます。


今日は友引どす。


2011年2月25日(金) 梅花祭 北野天満宮

2011-02-25 | 京都花街
午前中より、梅花祭へ。
天神様の出店がたくさん、たくさん・・・。

お茶屋さんに寄って、梅花祭お茶席の切符を手に会場へ。
芸舞妓さんの野点には人垣ができて、大人気。

知り合いの舞妓ちゃん、芸妓さん、朝から忙しく。
舞台裏でお茶をたてるお友達の芸妓さん、手が腱鞘炎になりそうとか。

華やかな梅花祭。
「梅にも春」
春どすねぇ

粟餅食べて、行こかな

2011年2月11日(祝日・金) 昨夜の「目黒雅叙園~京の雅」 祇園甲部

2011-02-11 | 京都花街
昨日、~目黒雅叙園~「京の雅 祇園甲部 芸の世界」へ行ってきました。



目黒雅叙園・梶社長のお招きで、
関西国際空港(株)・岩村会長、佐渡観光協会・近藤理事、慶應大学法学部・田中俊郎教授、トップツアー・石川社長、阪急交通社・難波江代表取締役、エヌオーイー・林社長の皆様とご一緒に、テーブルを囲ませていただき、(昨日、カメラ無しにて、写真もあいにく無し)
芸舞妓さんの芸を楽しみ、お料理も楽しみ、文字通り「雅な時」でした。

一力さん、西村さん、多麻さんの女将さんたちもいらして、東京で芸舞妓さんに会うのは、何となく不思議な気分。

舞台の後、有佳子さんが私たちのテーブルへ。
この写真は2007年7月に、銀座の交詢社で「NHK教育TV“知るを楽しむ” 京都花街歴史をつくった奥座敷”の出演記念」を友人達がしてくれた時に、
「祇園小唄」を舞ってくれた、舞妓時代の有佳子さん(今は、自前の芸妓さん)です。
三味線弾いてるのは私です。 



さて、目黒雅叙園で開催中の「百段雛まつり」(3月3日まで)の展示はしっとりと日本の美。そして華やかで、興味深く・・・。



お雛様とともに、「高砂」が飾ってありました。
私も今年、2月6日のブログに写真と共に書いたように
「高砂」をお雛様と共に飾ったのです。
そういう飾り方が本当にあったとは、我が意を得たり。

長唄「ことぶき」では、~とも白髪~ って唄いますものね。まさに「高砂」のおじいさんとおばあさん。
上七軒の梅はるさんたち(お花で来ていた)と観て周りました。
去年よりも吊るし雛がたくさんあって、
一つ一つ観ると愛らしくて、女の子のお祭り、女の子の成長を願う喜びと希望を感じました。

2011年1月19日(水) 春爛漫のお座敷

2011-01-19 | 京都花街
もう10年くらいになるかしら、
毎年4月に大学のお友達、その人たちのお友達を中心に、
知人、友人、講演会の聴講に来てくださった方などに声を掛け、
皆で京都最古の花街「上七軒の北野をどり」を観て、お茶屋さんへ遊びに(=見聞を広めに)行くのが行事化した。

年末になると、
「来年はいつ?」
という常連さんの連絡で、早急に日程を決めて、お茶屋のおかあさんに連絡。

今年は次のようなタイトルを、私の独断と偏見で付けました。

毎年の嘉例の如く「春爛漫 上七軒 お座敷の愉しみ」
~ 美しいもの 美味しいものを求めて “美しき人生” 続行中の方々へ ~


毎年の嘉例の如く 鶴亀に舞わせられ 
その後 月宮殿にて 舞楽を 
奏せらりょうずるにて候 <鶴亀より>

気分はこれですね!

去年ははどうなるかと、日程についてかなり迷った末、
4月X日にしたところ、ドンピシャリ。

龍宮城みたいなお座敷の後、春の夜桜、爛漫に、妖しげに、夢のような雅な世界でした!


写真は、「おまわりヨイヤサ」で勝ち抜く、MR.Takada。