先日、紗袷の着物を着て出かけましたら、
「あら、下の柄が透けちゃってるの?」とか
「暑いのに、二枚着てるんですか?」
などと言われ、
「紗袷ね!」と、
“おかしな着物だ”と思わなかったのは、
お茶屋さんの若い仲居さんだけだったかもしれない。
絽に紗を重ねて、薄物を袷に仕立てた着物・紗袷(=しゃあわせ)。いつも着物を着ている女優さんが、TVのインタビューで、やはり紗袷を着ていた。
季節を大切にする中で、この時期の着物であり、お洒落(?)というわけだけれど、
知らない人が増えれば、着る人も減るどっしゃろねぇ。
だいたい、上に重ねる紗は、紺色とか、くすんだ紫とか、チャコールグレーとか、落ち着いた地味な色だ。私が着ていたのは、紺色にちかい縹色(花田色)だったから、洋服の華やか色彩に慣れている人は、「あ~ら、何でそんな地味な色、着るの?」
舞妓さんは、新橋色(多少緑がかったトルコブルーのような色、と表現できるか?)や、白の紗を重ねることもあるけれど。
日本の色は、和室に座ると冴えて、しっくり来るけれど、
確かに、ビルの谷間では、ねぇ・・・。
「あら、下の柄が透けちゃってるの?」とか
「暑いのに、二枚着てるんですか?」
などと言われ、
「紗袷ね!」と、
“おかしな着物だ”と思わなかったのは、
お茶屋さんの若い仲居さんだけだったかもしれない。
絽に紗を重ねて、薄物を袷に仕立てた着物・紗袷(=しゃあわせ)。いつも着物を着ている女優さんが、TVのインタビューで、やはり紗袷を着ていた。
季節を大切にする中で、この時期の着物であり、お洒落(?)というわけだけれど、
知らない人が増えれば、着る人も減るどっしゃろねぇ。
だいたい、上に重ねる紗は、紺色とか、くすんだ紫とか、チャコールグレーとか、落ち着いた地味な色だ。私が着ていたのは、紺色にちかい縹色(花田色)だったから、洋服の華やか色彩に慣れている人は、「あ~ら、何でそんな地味な色、着るの?」
舞妓さんは、新橋色(多少緑がかったトルコブルーのような色、と表現できるか?)や、白の紗を重ねることもあるけれど。
日本の色は、和室に座ると冴えて、しっくり来るけれど、
確かに、ビルの谷間では、ねぇ・・・。