先日図書館で藤沢周平の本を借りてきました。
歴史小説「漆の実のみのる国」上下巻 米沢藩の物語です。
政治に無関心で金の掛かる遊興にばかりに熱心な藩主。
藩の財政を憂えた重役が前藩主を隠居させ、18歳の世継(後の上杉鷹山)を
藩主に据えて藩政改革を始めます。
本の裏書によると
『貧窮のどん底にあえぐ米沢藩。一汁一菜をもちい、木綿を着て、
藩政たてなおしに心血をそそいだ上杉鷹山と執政たち。
政治 . . . 本文を読む
図書館で吉村昭の「東京の戦争」を手に取った。
パラパラめくってみると、大東亜戦争、第2次世界大戦等と
呼ばれる戦争の、戦時下の東京の庶民の生活が描かれていた。
この本は平成13年初夏(2001年7月)に出版されている。
戦後55年が経ち「18歳の夏までに眼に映じた東京での生活を
この機会に書いてみようと思い立った。」と書いてある。
私にとって戦時下の記憶は少なくて断片的だが、
父や母と過ごした幼 . . . 本文を読む
先日、BShを観ていたら藤沢周平の「山桜」について
小室等が話していました。
50歳では、死はリアルでなかったけれど、60歳を過ぎた今は
死は自分の直ぐ隣にある、それは明日かもしれないと。
その中で読む「藤沢周平」は・・・
そう、私も60歳を過ぎ70歳に近い今はいつも死は隣にいる。
常に死を意識している。
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何かと気忙しかったこの頃だったけれど、
やっと引越しの手伝いも済んで、気分はのんびり。
今日は曇り、いつ氷雨が降って来るかという空模様。
本でも読もうか。
林望さんの「イギリスは愉快だ」
前にもこのシリーズは読んだけれど、これは2回目。
優しくて豊穣な文章というのでしょうか。
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もう2週間ほど前に、娘の部屋をTちゃんと
整理していたら、文庫本が出て来ました。
「冷静と情熱のあいだ」江國香織
そういえば娘が来た時、
「冷静と情熱のあいだ、とても良いよ。是非読んでみて。
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先日、図書館で本を借りてきました。
曾野綾子の本が多く
「沈船検死」「人生は星、人生は夜空」「生活のただ中の神」
僧多聞の「小僧の花かんざし」。
曽野綾子の随筆が好きです。
特に日本の常識と世界の常識の差を埋めたい時には最適な本だと思います。
時々、平和な日本的常識をリセットして「世界情勢」の中の日本を知りたい時には、彼女の歯に衣着せぬ正直な言葉が迷いを解いてくれるのです。
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絵本『地下鉄』のこの絵を見たときから、手放せなくなりました。もっと絵本の中身を紹介したいのですが、写真がフラッシュで光ってイマイチ、イマニくらいなのと、写真に日付が入っているので雰囲気ぶち壊しのところがありますので、絵本の内容が伝わりにくいですが今はお許しください。徐々に拙いところは直して行きたいと思っております。
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絵本の売り場でつい手に取ったのが、表紙の帯に
”忘れたくない大切な言葉「だいじょうぶ だいじょうぶ」”
と書いてあるこの本です。
パラパラめくって立ち読みしているうちに涙がいっぱいになりました。
おじいちゃんと孫のものがたり。
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春の兆しの写真を撮ろうと、バッグの中にカメラを入れて勇んで家を出ました。
その前に、(えーと、銀行に行って手続きをして、いつもの八百屋さんで白菜漬を買って、
紀伊国屋(本屋さん)で孫に「読み聞かせお話し集7巻」を買い足して、と!)と別な用事を
している内にすっかり、写真を撮ることなど忘れてしまいました。
絵本には全てを忘れる魔法がかかっているのです。
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