キキョウ科ツリガネニンジン(アデノフォーラ)属。 山野草、落葉性多年草。イワシャジンは大型の多年草. 日本原産で、関東地方南西部、中部地方の南東部の山地の岩場に見られます。地下にゴボウ根を束ねたような根茎を持ち、春の芽出し後に栄養葉と呼ばれるスペード型の葉を広げます。その中心から細い茎と糸状の葉を立ち上げて茎の先端から花芽を伸ばします。夏の間に花芽が成長し、秋には次々と花を咲かせます。花が終わると茎は枯れて再び栄養葉を広げます。この時に早いものでは結実いています。冬前に栄養葉も枯れて休眠します。草丈30~70㎝。 地域変異が多くそれだけ集めても楽しいものです。 ヤシヤジンシャジン、ウメガシマシャジン、アマハタシャジン、オオヤシャジンなど、産地名で呼ばれ区別されていますが基本的にはイワシャジンの地域変異の域を超えていません。また、最近では白色やダブル咲きの花も選別されて流通し、マニアの収集欲を高めています。 花の名は、根の形が朝鮮人参に似ているのでツリガネニンジンの漢名である(沙參)と、岩場に生える花であることからイワシャジン(岩沙参)と名付けられた。 開花期:9月中旬~10月上旬。 釣鐘型の花が岩場から垂れ下がるように開く様はとても風情があり、人気の高い山野草のひとつです。 花色は白、薄紫、濃い紫。 9月11日の誕生花。 花言葉:「感謝」、「誠実」。
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イワシャジン (10月7日花屋)
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