ショウガ科ウコン属。 多年草。 インド原産で紀元前からインドで栽培されている。 ウコン(鬱金)の原義は「鮮やかな黄色」。呉音(ウッコン)が転訛してウコンとなった。ウコンには約5%前後の精油成分(エッセンシャルオイル)と、約5%前後のポリフェノール(クルクミン)が含まれている。 そのために薬用として、またカレーの香辛料などにも利用される。二日酔い、生活習慣病の肝疾患、心筋梗塞、心不全、心肥大、腎疾患、糖尿病、動脈硬化、メタボリックシンドローム、がん(口腔)、腎臓がん、大腸がん、乳がん、皮膚がん、などにも効果があるとされる。 原産地:インド原産。日本へは平安時代には琉球へと伝わり、江戸時代には庶民の生活にまで広く普及している。 インドはウコンの生産量、輸出量共に世界一である。種類は現在50種ほどあり、インドだけで30種を超える新しい品種が育てられている。 地下に肥大した濃い黄色の根茎を持つ。 水洗いした根茎は皮を剥ぎ、5~6時間煮た後、2週間ほど天日で乾燥させ細かく砕き使用する。沖縄では煎じたものを飲料として用いる。県内では缶入りの「うっちん茶」も多くのメーカーから発売されている。 開花期:晩夏から秋。 束状の大きな楕円形の葉の間から先が淡いピンク色をした白い花穂が伸びて、鱗の様に重なった淡い緑色の苞の中に黄色の花が咲きます。 8月22日の誕生花。 花言葉:「乙女の香り」、「あなたの姿に酔いしれる」。
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ウコンの花(10月21日楢原町)
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