手術の決断
約10年前に六甲山全山縦走で,毎年記録が上がり明るいうちに宝塚に到着しようと六甲山最高峰一軒茶屋を過ぎてから張り切って下り坂を走りました。 六甲山全山縦走のパンフレットに「下り坂を走ると足を痛め一生走れなくなりますので注意して下さい。」と注意書きがあったにも関わらずタイムが縮まるのが嬉しくて走りました。 その三か月後朝起きると立てません。
40歳頃からトライアスロンなど過酷なスポーツをしていたのが原因と思いますがおそらく体重オーバーと間違ったトレーニングに老化も影響していると思います。
医院に行くと膝の軟骨がすり減っているので「膝の状態」では半年間に月2回ヒアルロン酸の注射をすると治る時もあるとの事で実施しました。
先生が「半年実施しても状態が同じなら治らない。」と判断し注射を中止しました。
足もO脚になっておりサポーターをしたり靴底調節やテーピングなどいろいろ胡麻化しながら今日に至りましたが去年旅行中(2023年6月)に痛くて車いすを使わなければならなくなりました。 誤魔化しも限界です。

手術の為入院
2024年8月27日から約3週間藤原台の済生会病院に入院しました。
病名は変形性膝関節症で今回は右なので「右変形性膝関節症」です。
*両足が変形性膝関節症・・・関節軟骨が擦り減って骨が変形し膝関節痛、歩行障害を伴う疾患です。 原因は、老化ですが肥満、生活環境、過去の外傷などが原因の場合がある。
両足を手術しなければならないのですが、一緒に両足の手術をするとリハビリが出来ないの一緒は無理と先生に言われました。 。
入院期間は4週間ですがリハビリ状態により47%の方は3週間で退院し自宅と通院でリハビリをします。 私の場合は3週間の入院でした。
手術する前に心臓に不整脈が有りペースメーカーを付けるか神戸大学病院で精密検査をし経過観察でペースメーカーを付けずに手術をする事になりました。
但し全身麻酔をすると体に負担がかかるのと回復が遅れるので腰から下に麻酔をすることになりました。
下半身の麻酔の為、手術中は意識があり看護師さんと話は出来ます。 経過を報告してくれたり先生の会話も聞けるのですが約4時間の手術なのでスマホで音楽を聴き気を紛らわせていました。 又ウトウトしていたら看護師さんが僕の脈拍が33まで落ちたので焦ったそうです。
看護師さんが「チョット臭いですよ。」と「セメダインの匂いやな。」「セメダインて何に?」などそんな会話をしていました。
手術直後の2日間は体にいろんな器具が取り付けられ上を向いたまま動けません。
*心電図機器、化膿止めの点滴、尿の管、腰から下の麻酔のボトル(一週間)両足の血栓止めの機器(2日間足の左右を30秒毎に締め付ける)酸素濃度計(2日間) 2日間は身動きが取れずあまり寝れません。
手術後2週間は体が動けず総ては看護婦さんや職員さん任せで「痛み」を除けば天国のような扱いで大変感謝しました。 ところが14日目に入り痛み止めの点滴を外ずされいよいよ本格的なリハビリです。 トイレに行くのもコップを洗うのもリハビリの一環と言われ「すべて自分でしなさい。」との事。 あれほど優しかった看護婦さんは「リハビリ」とゆうことで一切何も手伝ってくれません。・・・忙しいのでそれは仕方ない事と解っていますが生活そのものが「リハビリ」ですので辛抱です。 退院後も一か月はリハビリ以外は外に出れません。 転倒して腰を骨折したら元も子も無くなります。 特に階段を下りる恐怖心がありました。 三か月目に入り市役所での駐車場の身体障害者許可書を貰いました。 身体障害者の駐車場を空けてくれているのが有難かったです。 ハイキング用のスッテキで歩いていると見ず知らずの方が親切にしてくれます。 妻や子供たちも気を使ってくれます。 このままで幸せ・・・? そして自動車税も免除、ETCも半額。
でもこの手術はだんだん良くなっていきます。 最後には身体障害者ではなくなります。 それはいいことなんですが! 2025年2月に今度は左足の手術です。 そこから約1年、足が良くなったらゴルフもうまくなるかな? ハイキングや旅行も楽しいだろうな? 辛い期間の後に良い事が有りますように!