認知機能が低下した場合に行われやすい一定の違反行為
信号無視、通行禁止違反、通行区分違反、横断等禁止違反、進路変更禁止違反、しゃ断踏切立入り等、交差点右左折方法違反、指定通行区分違反、環状交差点左折等方法違反、優先道路通行車妨害等、交差点優先車妨害、環状交差点通行車妨害等、横断歩道等における横断歩行者等妨害等、横断歩道のない交差点における横断歩行者等妨害等、徐行場所違反、指定場所一時不停止等、合図不履行、安全運転義務違反
75歳以上に運転技能検査を義務づけ (2022年施行予定)
2020年3月に、道路交通法改正案が閣議決定され、法律が通れば2022年に新しい制度が始まる予定です。改正案では、スピード違反や信号無視など一定の違反歴がある75歳以上のドライバーに「運転技能検査(実車試験)」が義務づけられます。この試験で一定の基準に達していないと免許が更新できません(但し、免許更新期間満了日前6ヶ月以内なら、繰り返し検査を受けられます)。
自動ブレーキつき安全運転サポカー限定免許を新設
(2022年施行予定)
「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」や「自動ブレーキ」を搭載した安全運転サポート車(サポカー)が発売されています。このようなサポカーのみを運転できる「サポカー限定免許」が新たに創設される予定です(サポカーの定義は未定)。サポカー限定免許は、年齢に関係なく希望すれば普通免許から切り替えられるので、運転に不安がある人の免許返納以外の選択肢になるはずです。
但し、サポカーは道路状況や天候によってシステムが作動しにくい場合があるので、車の機能に頼りきらず、つねに安全運転を心がけましょう。
またサポカーではなくても、新車を購入するときには身体機能の衰えをカバーする車を選ぶ方法もあります。たとえば、「乗り降りしやすい」「座りやすい」「前後左右の視界がよい」「狭い場所でも小回りが利く」「スムーズにハンドルが回せる」「メーター類が見やすい」などの特徴を持った車を選ぶとよいでしょう。
高齢化社会になり高齢者が増加しています。 当然事故や違反も増えます。
違反したら75才以上の高齢者に限らず若者も「運転技能検査」を受けるべきです。 法律は公正にあるべきです。
ハイキングおじさんの元同僚の篠塚健次郎君(サファリラリー優勝・当時三菱自動車在籍)が高齢者運転について以下のように語っています。
「自分自身は感覚の変化はそれほど感じないが、若いころに比べれば少し疲れやすくなったと思う。
しかし、最近の風潮である高齢者だから事故を起こすという考え方は違うのではないか。
かつて住んでいたフランスでは運転免許の更新はなく、いつまでも運転できた。
運転を続けるのも、自信がなくなってやめるのも自由であるべき。
ドライバーの自主性を重んじてほしい。 がんじがらめの規制は賛成できない。」
篠塚健二郎君の話(日刊自動車新聞より)
皆様はどのように思いますか?