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「雑誌 美楽 2021年4月号」に「医療法人社団 鎌谷病院 柳一夫医師」の話が掲載されています。
感動しこのコロナ禍広く知ってもらいたく、うまく要約できませんでしたが先生のお役に立てばと掲載しました。
コロナと漢方
漢方薬服用により、院内の感染者ゼロに!!
コロナ対策として漢方処方も導入すべき
上記の題名で医療講座として柳一夫医師の体験レポートが掲載されていました。
去年の3月に早期胃がん患者に内視鏡検査をした男性が実はコロナウイルスに感染していたことが判明しました。
内視鏡検査は患者の咳を誘発するため、飛沫感染や空気感染のリスクが高いことが指摘されています。
その患者がコロナに感染していることが判明したのは内視鏡検査の後で去年の3月頃はコロナ感染拡大が国内で始まったばかりで濃厚接触したスタッフの中にはマスクをしていない医療スタッフもいました。
コロナに感染してもおかしくない状況の中PCR検査の結果は一人も感染者なしでした。
実は濃厚接触者を含める医療スタッフ全員、コロナ対策として「荊芥連翹湯」を服用していて、それが功を奏したのではないかとみられています。
「荊芥連翹湯」に着目しいち早く医療スタッフに服用を勧めた柳一夫医師の話
Q1,抗ウイルス効果のある漢方薬のなかで「荊芥連翹湯」選ばれた理由はなんでしょうか?
東洋医学は知識・経験・感性です。 現代科学は知識・経験が主体であり感性を磨きあげて治療に生かすトレーニングが忘れ去られています。
先生は西洋医学的な考えを基本に、科学が立ち入ることのできない領域にはインスピレーションを利用します。
手軽に入手できる保険収載されている漢方薬の中でどの漢方薬が合うかイメージしたのが「荊芥連翹湯」でした。
漢方薬の新型コロナウイルスにたいする効果を予測すると荊芥連翹湯:板藍根:葛根湯:麻黄湯=1000:10:5:1というイメージでした。
「荊芥連翹湯」を選択しました。
眼球結膜・鼻粘膜に感染し臭覚・味覚異常をきたし、唾液腺で増殖するウイルスであることが去年の5月に明らかになりやはり「荊芥連翹湯」で間違いないと確信しました。
Q2「荊芥連翹湯」は普段どういったときに使う漢方薬か?
保険や国収載されている効能は蓄膿症・慢性鼻炎・慢性扁桃腺・にきびです。
新型コロナウイルス予防として「荊芥連翹湯」を服用したところ「喘息が治り呼吸が楽になった」「鼻炎がおさまり鼻が通るようになった」「皮膚がすべすべした」などの声がきかれた。
Q3医療スタッフや患者さんにどういった使い方を指導していますか?
医療スタッフにはマスク、手指の消毒、3密をさけて「99%大丈夫だけれど100%防御したいなら「荊芥連翹湯」の服用をすすめています。 先生も毎日ではなく発熱外来を担当した後、一般外来にまぎれてきた患者さんが新型コロナウイルスに感染していると判断した場合のみ1回1袋のみます。
もし読者の方で「荊芥連翹湯」を使用するなら、予防には1日1パック、陽性で軽症なら1日3パックを1週間・中等症なら2週間お勧めですがいままで「荊芥連翹湯」を予防薬として使用して感染した人が一人もいないので、臨床効果のデータがありません。
Q4漢方薬はその人の体質に応じた処方が重要とききますが?
抗ウイルス効果を期待して短期間服用する場合には、体質よりもウイルスの種類を重視すべきと考えます。
体を元気におする補剤を長期使用する場合には、体質を診ながら処方を組み立てなければなりません。
Q5風邪かコロナか心配だからの見たい、という人もいるかもと思います。 そういう場合も有効でしょか?
症状だけで新型コロナウイルス感染症なのか?風邪なのか?インフルエンザなのか?臭覚障害、味覚障害なのか、基本的には症状だけで鑑別するのは困難です。 ですから新型コロナウイルス感染症が疑われる時には「荊芥連翹湯」を予防的に服用する事をお勧めします。
そして翌日病院を受診しPCR検査を受けて確定診断をつけて下さい。
PCR検査で陽性の場合 前に述べた通り「荊芥連翹湯」を1回1パック1日3パック することで重症化は予防可能と思います。
偽陰性も10%存在するので疑わしければ継続し再検査も必要かもわかりません。
Q6「荊芥連翹湯」の効果を十分発揮するための飲み方はあるか?
新型コロナウイルス感染症は無症状の患者が多く、最近体がだるいという全身倦怠感で病院を受診して診断がつくケースもあります。
「今日は3密回避・ソーシャルデスタンスが確実に守れず、感染リスクが多少ある」と考え日の晩に、予防的に服用することが感染予防にとって大切です。
新型コロナウイルス感染症は心配と思った時に予防的に「荊芥連翹湯」服用。 これが基本です。
Q7禁忌の飲み合わせはありますか? また他の漢方薬を服用している場合どのようにすればいいのでしょう?
「荊芥連翹湯」と西洋薬の飲み合わせは問題ありません。 漢方薬同士の組合わせする場合には、処方の方向性が多少ずれる可能性があるので数時間ずらしたら良いと思います。
漢方薬は食事の野菜の成分と混ざると処方の音色が変化する可能性があるので空腹時服用が原則といわれていますが、「荊芥連翹湯」に関しては食後に服用してもかまいません。
Q8漢方薬におけるエビデンス(証拠)の是非について伺わせてください。
新型コロナウイルス感染症の予防薬・早期治療薬として抗ウイルス作用を期待してしようするので、「荊芥連翹湯」を使用する場合、「証・(体質)」に無関係に西洋薬と同じ抗ウイルス効果を期待して使用するので「荊芥連翹湯」の予防効果・早期治療効果を臨床試験による科学的なエビデンスの照明は必要不可欠だと考えます。
ただし未知のことは、全てエビデンスがありません。 エビデンスが証明されるまで何もしなければ被害は広がるばかりです。 昨年4月の時点ででは、政府が治験を支持した全ての薬剤にエビデンスがありませんでした。 論文を書き、漢方薬の大手製薬会社に公開質問状提出し、厚生労働省に治験のようぼうをメールで嘆願しました。
一人の臨床医にできることは、自ら使用しその有効性を確かめ、賛同くださる方々に使用していただき、その有効性を動画でアピールする・・・・これしかできません。
「荊芥連翹湯」を予防薬として使用している人は数万人いらっしゃるとおもいますが、連絡の取れる数千人の人に感染した人は一人も出ていないというのが、予防薬としてのエビデンスだとおもいます。
感染の拡大と縮小を繰り返して、多くの犠牲者が出て、経済的にも」追い詰められている今、「可能性のあることであれば何でもやってもる!」。 多くの人がそう思っているその選択肢の中に、「荊芥連翹湯」を入れて下されば、とてもうれしく思います。
***「美楽4月号」の柳一夫先生の「コロナと漢方」を読んで感動しました。
コロナ禍のこの時を要約したものを掲載し「荊芥連翹湯」が新型コロナウイルス感染症に有効を実証できればと思いブログに掲載しました。***
http://bigaku.asia/image/2104/feature.pdf 「美楽4月号」から要約しました。