晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

コンサドーレ札幌 曽田雄志選手 引退

2009-12-02 20:10:35 | Weblog
 11月29日、札幌ドーム、9年間コンサドーレ札幌一筋で活躍した曽田雄志選手の引退試合。最後の5分に出場し、PKを獲得、サポーターの記憶に残る最後の1点を獲得した。何か持っている選手だったと思う。

 試合終了後の引退セレモニーでの挨拶を再現して残しておきたいと思う。彼は、スポーツ選手であると同時に詩人だったことがわかる。

 こんな主旨だったと思う。

 (前略)変わる素晴らしさ、変わらない美しさ、このスタジアムにはこの二つがあると思います。(曽田選手の好きな言葉は、「不易流行」)

 必死で生き残るための戦いがあって、それを見守ってくれる優しさがあるから、僕にとっての9年間はこれに気付かされる時間でした。

♪何も恐れず胸を張り戦え おー札幌 おー札幌

 このサポーターの声この歌がとても弱くてとても下手だった僕にどれほど勇気を与えてくれたかわかりません。そのお陰で強がってでも前を向きながらサッカーをすることができました。

 手術後暫くして子供とかけっこをすることもできなくなって、夢を見てても夢の中ででもうまく走れなくなる自分を見て今日の日の事を考えるようになりました。

 心と体が本当に一つなんだなと思いました。体はいつでも使える道具だと思っていた自分が恥ずかしくもなりました。だから何度も何度も謝って今日のこの引退の決断を僕自身の全部でしました。

 そうして今ここにいますが自分が思っていた以上に寂しくて思っていた以上に悲しいです。

 でもこうやって僕の終わり際をこんなにたくさんのみなさんの見届けてもらうというのは幸せなのかもしれません。

 これからの僕の人生に良い色を付けてくれるんだと信じています。

 サッカー選手が僕にとってこんなに素晴らしかったから、僕らのチーム僕らのサポーターありがとうございました。活躍しきれなくてすみません。

 僕の家族僕の友達そして僕のサポーター本当にありがとうございました。お陰で素敵な想い出が沢山できました。僕は絶対忘れません。

 最後に今日は僕の大事な大事な息子の誕生日なんです。だから今日を去年までを同じように楽しくて幸せな日として記憶したいと思います。(後略)

 
 サンフレッチェ広島戦のハットトリック、キーパーの退場で急遽キーパーの代役をやったこと、ヘディングは圧倒的に強かったが、サッカー選手なのに足元の動きがおぼつかなかったこと、サポーターをとても大事にしていたこと。印象深い選手だった。




コメント
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