トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

真剣かつ深刻

2007-09-16 | Weblog
今朝のこと。
「ゆうべジョナサン(トニーの友達)の夢見たよ」と言ったら、「どこで?」とトニーに返された。

「夢だよ。夢。」と言ってもわかってくれません。

ケニーが「ドリームストリートで!?」と笑いながら言ってもトニーの反応なし。

「ジョナサン何してた?」と言ったので、
「私の夢の中で宿題してた」というと、ふぅーんという答え。

「もしかして、って知らないの?寝てるときに見るんだよ」と言うと、「寝てるときは何も見ない」ときっぱり言った。

夕方のこと。
売り家の広告を見て、「いいなあ。私の夢はこんな家に住むこと」と言ったら、
「あなたの夢はジョナサンが宿題してたこと」と私を正すように言った

どうやら今朝のことと混同しているようだ。
今朝、私は”夢を見た”と日本語で言った。
英語だと”夢を見た”とは言わない。
”夢を持った”という。
だから、"夢を見た”と聞いて”どこで?”と言ったのだと思う。

夕方のやりとりは、コンセプトの問題。
”夜見た夢”と”将来の夢””抱いている夢”を混同している。

今日のことに限らず、こうやって絶えず映像化できない言葉のチューニングを強いられているトニーの日常は、滑稽に聞こえますがとても真剣かつ深刻なのです。