トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

グループホーム

2008-10-01 | Weblog
スペシャルニーズバンドにM君が参加してくれた。

彼はまだ14歳。
問題行動が理由でグループホームに一時的に入所しています。
バンドへの参加もずーっと前から希望していたのに、調子が悪くてなかなか来られませんでした。
その間、バンドの役員さんがM君のお母さんとメールのやりとりをしながらずっとサポートしていました。
そしてついに参加可能になり、離れ離れのお母さんともここで会えるようになったのです。

着くなり“お母さんが来るまで練習しない“と言い出し、待つこと20分。
お母さんの姿を見ると、サッサと自分の位置、彼はパーカッションなのでその位置に着きました。

そして、M君が位置に着いた瞬間、拍手が
音楽ディレクターも“イエーイ!!”と声援を送っていました

まだ14歳の彼をグループホームへ送ったご両親は、元気に練習に励む息子の姿に感動していました。

親はどうしてもわが子の問題行動を"障害児だから“と抱え込んでしまいます。
グループホームに入れるなんて、、、と、ネガティブにも考えてしまいます。

でも、親子共倒れになる前に、親が冷静に子供の状態を観察し、他人や専門家のサポートの下で療法を受けることはとても重要だということを感じました。

ノリノリのM君と幸せそうなご両親を見て、私も彼らのような勇気を持ちたいと思いました。