GOODLUCK'S WORLD

<共感>を大切に、一人の男のスタンスをニュース・映画・本・音楽を通して綴っていきたい

「びわ湖周辺、桜の名所七カ所巡り紀行」(1)

2012年04月15日 | Weblog
 退職後の初旅行は滋賀県<びわ湖周辺の桜名所巡り>に決めました。近年は毎年のように桜見物に出かけています。今回はじっくり2日間かけて、桜100選にも選ばれている海図津大崎、長等公園も含めて7ヶ所を巡ります。びわ湖を上部の北方面から右回りして最後は大津で三ヶ所を訪ねる予定です。

●この順序で巡ります。
1)海津大崎(桜100選)
  ・ソメイヨシノ 約800本 
   滋賀県高島市マキノ町海津 (社)びわ湖観光協会 0740-28-1188

2)豊公園(長浜城)
  ・ソメヨシノ 長浜城一帯に700本
   滋賀県長浜市公園町 長浜市都市計画課 0749-62-4111(代)

3)国宝・彦根城
 ・ソメイヨシノ 約1,200本
   滋賀県彦根市金亀町 彦根市観光振興課 0749-22-1411(代)
   旧彦根藩主・井伊家35万石の城一帯は国の特別史跡とされており、
   1,200本もの桜が彦根城を国宝にしています。(これは私見です)

4)延命公園 (安土城近くなので行ってみるかな)
  ・ソメイヨシノ 1,000本
   滋賀県東近江市八日市松尾町 東近江市観光協会 0748-48-2100 

●宿泊

5)長等公園(桜100選)
   ・ソメイヨシノ ヤマザクラ 900本
    滋賀県大津市小関町 大津駅観光案内所 077-522-3830

6)園城寺(三井寺)
  ・ソメイヨシノ ヤマザクラ シダレザクラ 1,500本
  滋賀県大津市園城寺246 077-522-2238(三井寺) 駐車場500円

7)琵琶湖疎水
  ・ソメイヨシノ ヤマザクラ 約200本
    滋賀県大津市三井寺町  大津駅観光案内所 077-522-3830
  びわ湖から京都へ続く人口水路。5年の歳月をかけて
1890年(明治23年)に完成。

★桜フォトコンテスト2012にお花見写真に投稿予定。
  http://www.rurubu.com/season/spring/sakura/contest.aspx


2012 4.13(金) 8:00自宅を出発

 最初に行ったのはびわ湖北部の海津大崎(桜100選)。大阪の自宅から162km。例年に比べて1週間から10日ほど、開花が遅れているという話でしたが、実際にまだ2,3分咲きでした。しかし、沢山の観光バスや自家用車をびわ湖湾岸の比較的細い道路に一杯ですれ違いや歩行者道もないので、非常に危険を感じました。しかし、この桜が満開なら本当に壮観な桜道となったであろうと容易に想像できました。びわ湖湾岸に沿って数キロの桜道、そして海津大崎観音という少し高台からの眺めも今回は残念な結果でしたが、いつかもう一度来てみたい気持ちにさせられました。
 
    
    


 次に向かったのは太閤さんでもゆかりの深い豊公園の中に位置するびわ湖に面した美しい長浜城。自宅から217km。ここまでの道のりにも素晴らしい桜並木が続き、いったい何本の桜が植えられているのだろうか、と驚かされました。もしかしたら、滋賀県の面積比率で、桜の木の多さは日本一ではないだろうかとさえ思えたほどでした。豊公園の桜は、ほとんど満開で大いに感激しました。そして、びわ湖と城と桜の見事なマッチに言葉を失いました。太閤さんの像を見つけ、一人の男の一生としての改めて想いを深めました。浅井家代々が祭られているびわ湖に浮かぶ小島()を眺め、お市方の一生やその後の数奇な三姉妹の一生にも想いをはせました。歴史を知っての名所巡りは格別な趣があります。外国に行くより日本の歴史を辿る旅行の方が私たち夫婦には向いているようです。

     
     


 さて、次は今回の桜巡りにメインイベント、国宝・彦根城の桜見物です。長浜インターから高速道路で約30分。自宅から230km。彦根城、直前の道路は金曜日にも関わらず、大渋滞。駐車場まで行き着けず、市民センター横のセブンイレブンで弁当を買い車中で昼食を取り、車はそこに置いたまま、わずかな距離だったので彦根城に歩いて向かった。さすが35万石の城だけあって、大阪城を思わせる美しい堀や城壁に井伊家の威勢が忍ばれた。天守閣への急な階段には驚いた。姫路城をはるかに超える急角度に年配者達にはかなりの危険度を感じた。上がるときも降りるときも誰もが驚かれるに違いない。

      
    
      


 ますます雨を感じさせる天候に不安を感じたので、次の延命公園へと急いだ。自宅から260km。しかし、この延命公園だけは誤算だった。踏切の手前に見事な色に染まったしだれ桜を発見。狭い道だったが何とか車を脇に止めて一枚だけ撮った。延命公園にはわずかな桜しかなく、帰ろうとしたら、老夫婦が車で同じ所に止めたので、「ここの桜は大したことないですよ」と云うと、「踏む切りの手前にあるしだれ桜を見られましたか?」と反対に尋ねられました。誰とでもすぐに話しかけられる私は地元の方だと判断し、「大阪から来たのですが、この辺りで美しい桜はありますか?」と尋ね返しました。「大阪からですか、どうもありがとうございます」とお礼を云われました。そして「隣にある天台宗の成願寺の桜は美しいですよ」と付け加えてくれました。小雨がパラつき出してきたので、急いで車に乗ってその成願寺に向かった。云われたように車でぐるりと山を登って降り際に成願時を発見。参道にも桜並木が続き思いもしない桜のプレゼントを戴いた。車に乗り出すと急に雨が強く降り出した。本日の予定をすべて消化した時点の雨に、思わず感謝してしまいました。

  
                                    (つづく)