楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

いい論文を書こう(1)論文はラブレター

2007-11-30 18:57:32 | 科学
さて、年度末が近づいて来て、そろそろ研究の成果をまとめて論文にしなければならない時となってきている人が多いですね。
そこで、このブログで改めて論文について記そうと思います。世の中に「論文の書き方」のようなhow to ものが多いですし、
それらも多いに参考になるはずです。

さてさて、まず最初になすことは皆さんの心の中にある義務感の払拭です。
まず、皆さん。締め切りが近づいて来て、書か「ねばならない」と追いつめられた心になっていませんか。
自分に問うてください。

これがいい論文を書けるかどうかのまず最初の関門です。「ねばならない」は守りの姿勢です。
それを払拭し、「書きたい!」という気持ちに自分を盛り上げることからはじめましょう。
私は良く、論文とはラブレターと同じである、ということにしています。
義務感で書いたラブレターなど相手にこころが伝わるでしょうか?
伝わりませんね。

私は最初のラブレターは高校2年生のとき、精一杯眠る事もできずに書きました。
でも、結果はーー
でもさわやかなものでした。受け入れられなくとも気持ちは通じた。
2年後には向こうから来ましたが、その時の私にはーー。
おっとと。ちっと脇道でした。

論文もそれと同じです。
しかし、自然科学における論文の違う事は「こころ」や「感情」を表す言葉は禁句なのです。
文学ではないのですから。

つづく。
コメント (2)
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