楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

地質学vs地球物理学

2021-01-24 08:04:10 | 科学

地質学vs地球物理学:表現は慎重に

 

科学とは、自然を人為的に分けて分野を作る。知るためには「境界を超えろ」という。

が、今いる自分の狭い分野が優位で、相手を上から目線で見下しても決して分野融合には繋がらない。

 

この風刺画像の質問に対する答えは何と問うている。

象(地質学)

ペンギン(物理学)

像が頭で胴以下がペンギン(地球物理学)

 

白髪髭老人が地球物理学を差し尋ねる

What the hell is this?(この何が奇妙?)

sns サイト上での投稿者の答え:

Geology is the way post. 

(地質学がその道を示す)

元をたどろうとしましたが、炎上したのか既に削除されていました。GAFA系SNSでは、

今後、発信と応答も気をつけろ、ということなのでしょうか?

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終活(4)研究整理

2021-01-24 02:25:14 | 科学

研究

研究の終わりは、国際誌への公開で終わるものと信じて人生を過ごしてきた。

終活の研究活動をどうするか、どのくらいの時間をかけて、するか。

締めくくりとするものは書かねばならない。執筆中のものが3本。それを年度内に・終えなければならない。

1本は  査読後の修正をほぼ終えた。明日投稿サイトへ。地惑星連合大会発表を申し込む。

1本は 3回rejectされているが、それも終えておくのが勤め。元の弟子などになっていただいている方々にも、プロジェクトにも迷惑がかかる。今月末までに投稿する。原稿はできているので、投稿モードへ調整。幸い、さる国際雑誌で関連するテーマ特集号募集が始まったので、そこへ。最近のreviewのいい加減さに少々、腹もたったが我慢の押し切りで。良い指摘もあるので。

1本は 新しいデータのお裾分けで、膨らんでしまった夢をつむいでいる、が、年度末までに最初のドラフトへ。

そして、この執筆過程で使用したデータやサンプルを後世の研究者が、再度研究できるように整理し、永久保存できるようにしてやらねばならない。ここが日本は体制が極めて脆弱。そこは、学界活動としても未来へと繋がねばならない。

今の政権に睨まれているが、日本学術会議の中の地球惑星科学委員会の中にデータ永久保存やサンプル永久保存に関して、集中的に検討して提言を出す小委員会を発足させるという。そちらへのお手伝いも終活として取り組みたいと思っている。これは単に研究者だけの問題ではなく、国の知的財産の根幹に関わる問題だからね。データやサンプルのポイ捨てはいかんからね。

国際誌と記したが、日本の科学にとって避けて通れないのが 言葉の問題。それもどうするのか、終活としてどのような実行とメッセージを残すのか、記しておこうと思う。 (続く)

 

 

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